自由報道の為に戦った世界のヒーロー・寺澤有氏「記者クラブは堂々と大本営発表を垂れ流し続けろ」 2014.5.20

記事公開日:2014.5.21取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

(IWJ・原佑介)

 「あまりにも大層な賞をもらって、身近な人間にも言えなかった。スーパーマンやスパイダーマンの気持ちがちょっとわかったと思います(笑)」

 国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」が発表した「自由報道の為に戦った世界のヒーロー100人」に、フリーランス・ジャーナリストの寺澤有氏が日本人でただ一人選ばれた。これを受けて5月20日、寺澤氏は日本外国特派員協会に招かれて記者会見し、選出された「3つの理由」を説明した。

記事目次

■ハイライト

25年間で100人以上の警察官を失脚させたジャーナリスト

 1つは警察、検察、裁判所などの司法機関の腐敗を、25年間のジャーナリスト生活の中で継続的に追い続けてきたという功績である。寺澤氏は1989年の中央大学法学部在学中からジャーナリストとしての活動を開始。当時から、フリーランスの立場で警察などを相手に取材し続けてきた。

 大手メディアの報道は警察や検察のリーク情報に頼りきりで、もし正面から大々的に警察・検察を批判するようなことがあれば、次からはリークしてもらえないかもしれない、だから批判できない――。

 「日本で警察の腐敗に関する報道は、私がほぼ独占的にやっているといっても過言ではない。これまで、25年間ジャーナリストとして活動してきたが、その間、100人以上の警察官をクビにしたり、刑事訴追させたり、懲戒処分に附したりといった実績がある」。

 寺澤氏は昨年2013年にも、兵庫県警の警察官らが性風俗店で営業者から接待を受けていたということを週刊誌で記事にした。そのことで、現職警察官2名が逮捕、懲戒免職となり、他にも何人もの警察官が懲戒処分を受けたという。大手メディアとは一線を画した、徹底的に汚職を追及する姿勢と手腕が、国際的に評価されたのだろう。

「日本では首相会見が『会員制バー』のようになっている」

(…会員ページにつづく)

アーカイブの全編は、下記会員ページまたは単品購入より御覧になれます。

一般・サポート 新規会員登録単品購入 330円 (会員以外)

関連記事

「自由報道の為に戦った世界のヒーロー・寺澤有氏「記者クラブは堂々と大本営発表を垂れ流し続けろ」」への3件のフィードバック

  1. @rikko77さん(ツイッターのご意見より) より:

    「日本では首相会見が『会員制バー』のようになっている」

  2. @akarenga_odekoさん(ツイッターのご意見より) より:

    日本国民は好きだけど日本国は嫌い

  3. @manbo_ponさん(ツイッターのご意見より) より:

    記者クラブは金魚のフンだからからね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です