東京都の猪瀬直樹知事は、12月19日午前10時半から都庁第一本庁舎7Fの大会議室で緊急会見に臨み、辞職を表明した。「都政を停滞させるわけにはいきません。国の名誉がかかったオリンピック・パラリンピックの開催準備を滞らせるわけにもまいりません」と辞職の理由を説明した。
(取材:IWJ 石川優 記事構成:IWJ 平山茂樹)
東京都の猪瀬直樹知事は、12月19日午前10時半から都庁第一本庁舎7Fの大会議室で緊急会見に臨み、辞職を表明した。「都政を停滞させるわけにはいきません。国の名誉がかかったオリンピック・パラリンピックの開催準備を滞らせるわけにもまいりません」と辞職の理由を説明した。
■全編動画
医療法人「徳洲会」グループからの5000万円の受領について猪瀬知事は、「個人的にお借りしたものです。そのお借りしたものをお返ししましたし、借用書もお見せしました」とこれまでの説明を繰り返した。また、17日に石原慎太郎前都知事と面会した際、「都政をこれ以上停滞させるわけにはいかない」と辞任を促されたことを明かした。
猪瀬知事は記者会見前に、吉野都議会議長に都知事を辞職する考えを伝え、都議会で承認するよう申し出た。近く議会にはかられ、承認後50日以内に都知事選挙が実施される。
★以下、猪瀬知事と記者団との主なやりとり★
――なぜここへ来て、突然辞職に至ったのか
「一昨日、石原前知事と会い、『やはり都政をこれ以上停滞させるわけにはいかないね』ということで決断をした。昨日、選対責任者だった川淵三郎キャプテンと会い、『これ以上都政を停滞するわけにいきませんね』ということで、決断した」
――百条委員会の設置が决まったことは辞任判断に影響を及ぼしたか
「正確にはそうではない。総務委員会で説明をしつくしたつもりでいる。ただ、夏から組んできた予算の問題などもあり、オリンピックの組織委員会もつくらなければいけない。そういうときに、この問題で時間を費やすことは許されないと考え、辞職を決断した」
――1年間の給与返上を表明したということは、少なくとも1年は職務を続けるつもりだったのでは
「まずは給与の返納を、ということを考えたが、やはりこれ以上都政を停滞させてはいけないという気持ちが一番強くなった。今、ぎりぎりここで辞めるのが、一番都政を停滞させないポイントだなと思っている」
――「説明責任を果たしていない」という声もあるが
「かなり詳しく説明したつもりだが、説明がもし足りないのであれば、さらに説明を加えていきたいと思う。まずは都知事をやめることになったので、自分なりの説明の仕方をこれから考えていかなければいけないと思っている」
――Twitterなど、インターネットを使って都民に直接説明する考えはないか
「できるだけ説明をしていきたいと思っている。都知事就任後、特に防災関係について、すぐに各部局にTwitterで毎日情報を発信するよう指示した。これから作家に戻り、いろいろ自分自身の情報を発信していきたいと思っている」
――新しい都知事にどんなことをしてほしいか
「2020年東京オリンピック・パラリンピックをどうしても成功させていってもらいたいなと思う。次に都知事になる方は、本当にスポーツに明るく、東京をスポーツにあふれた都市にし、オリンピック・パラリンピックを迎えるのにふさわしい、そういう方に次の都知事になってほしい」
■報告ツイート
■視聴者ツイート
猪瀬氏の《政治家ということについてよく知らないアマチュアだった》という発言は、事情をよく知る人にとってはかなり重たい突っ込んだ発言だと思う。ミスコミ報道や政界と縁が無い普通の人のレベルでは、額面どおり軽く考えられ事実が伝わらないが、事情をよく知る人にとっては“口撃は最大の防御なり”を地で行く発言だったと解釈しました。
動画を全編二回見ましたが、オリンピック云々という説明に終始する不自然さは逆に事件の真相を闇に葬る意図を感じざるを得ず、問題の深さを浮き彫りにする結果と成った。氏の著作である『死者たちのロッキード事件』と並ぶ衝撃の事実を暴露した氏の著作の出版を期待したい。紙で出版できなかったら電子出版があるぢあないか。晩節を汚されたままにせず一矢をむくい、ノンフィクション作家としての矜持を示して有終の美を飾っていただきたい。もちろんイ・ノ・チ・ガ・ケでだ。
政治家のアマ、プロとは、どういう事でしょうか!?
政治家にはプロもアマの差別はないのでは!?
私は、、誠心誠意、世のため人の為に尽力される方を支持します。
(むしろ、いわゆるプロの政治家を嫌悪します。)
「都政をこれ以上停滞させるわけにはいかない」と言われるのなら、先の「2013/12/13 【東京】猪瀬知事、会見をわずか3分で打ち切り・・・」でもコメントしましたが、ただ単に、借りた5000万円を銀行に預金せず、貸金庫に入れて理由を明確に説明して下されば済む話です。
自分が正しいのなら、石原前知事が又、選対責任者だった川淵三郎キャプテンが何と言おうと、初心を貫けばよいのです。
言い訳ばかりが、『プロの作家?』、否!『アマの作家』