秘密保護法はあらかじめ「作る」と宣言されていた! 戦争のできる国へ「国家安全保障基本法」 2013.12.14

記事公開日:2013.12.20取材地: テキスト動画
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(取材:IWJ 天木健、記事:IWJ 原佑介)

特集憲法改正|特集 秘密保護法

※12月20日、テキストを追加しました。

 特定秘密保護法が成立した今、来年は、いよいよ「国家安全保障基本法案」が提出される可能性が高まった。この法案が成立すれば憲法9条は事実上、死文化する。安倍政権が参院選の公約にも掲げた「真打ち」ともいうべき法案だ。

 この法案に早くから警鐘を鳴らしていた川口創弁護士は12月14日、名古屋で講演し、「国家安全保障基本法案」の危険性を語った。

記事目次

■全編動画 1/2(13:28~ 1時間38分)

  • 講演 川口創氏(弁護士)「『立憲主義の破壊』に抗う」

「改憲手続きを経ずして戦争のできる日本」は自民のシナリオ通りに

 国家安全保障基本法案とは、「我が国、あるいは我が国と密接な関係にある他国に対する、外部からの武力攻撃が発生した事態」に「自衛権を行使する」などと、日本の戦争参加を認める法案である。川口弁護士は、「秘密保護法もNSCも、すべてワンセットのパッケージで進められている」と指摘し、「去年からはっきりしていた。これは予言ではなく、自民党が言っていること。その通りになっている」と語る。

 自民党は、野党時代の2012年7月にこの法案を党議決定した。その中には、「秘密が適切に保護されるよう、 法律上・制度上必要な措置を講ずる」と、秘密保護法を制定する旨も記載されていた。法案は日本版NSCの設置も前提となっており、さらには自衛隊の権限拡張なども予定されている。

「(3年後の)選挙からの逆算でいうと、来年、ほとぼりが覚めたところで出すだろう。年が明ければ日本人は忘れると考えているのではないか」。

憲法9条を守る意味もなくなる日

(…会員ページにつづく)

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「秘密保護法はあらかじめ「作る」と宣言されていた! 戦争のできる国へ「国家安全保障基本法」」への1件のフィードバック

  1. おしゃまん より:

    自分は戦場に行くことのない人間が、こぞって戦争できる国づくりを急いている。そして
    己のオワコンな人生に絶望し、国家全体を巻き込んで自爆しようと目論むネット右翼たち。

    戦争が好きな40歳以下で健康な人達は、ぜひともフランスをはじめ
    諸外国の傭兵部隊に入って戦争してきてください。戦場は世界中あちこちにありますよ。

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