「戦争や環境破壊で回り続けていく不毛な経済構造を、変えていきたい」──。
10月27日(日)、東京都千代田区の日本教育会館で、経産省前テントひろば応援団主催による三宅洋平トークイベントが行われた。三宅氏は、参議員選挙を終えて4ヶ月経過した現時点での想いを語り、次の選挙出馬へ向けての計画も話した。
(IWJテキストスタッフ・富山/奥松)
「戦争や環境破壊で回り続けていく不毛な経済構造を、変えていきたい」──。
10月27日(日)、東京都千代田区の日本教育会館で、経産省前テントひろば応援団主催による三宅洋平トークイベントが行われた。三宅氏は、参議員選挙を終えて4ヶ月経過した現時点での想いを語り、次の選挙出馬へ向けての計画も話した。
記事目次
■ハイライト
はじめに、鎌田慧氏が「今回の集会は、国が経産省前テントひろばの立ち退きと敷地使用料を請求していることに対する抗議集会である」と説明した。鎌田氏は、福島第一原発事故が、経済産業省と東京電力が起こした事故である点を指摘し、「反原発運動を結集し、継続して活動していくひとつの象徴として、経産省前テントひろばでの活動がある」とした。
続いて、ミサオ・レッドウルフ氏が「経産省前テントの存在は、脱原発の活動をしていく上で心強いものである。テントは国によって撤去されるべきではない。現在、理不尽な訴訟を起こされ、膨大な金額を請求されているが、この理不尽な問題を拡散できる手段はたくさんある。本来は、原発推進の政策が転換した時に、テントに関わる人々が自主的に撤去することが理想的である。この問題を拡散し、大きなうねりを作っていきたい」と述べた。
三宅洋平氏は「TPPや国防軍などの問題の根っこに共通するのが、現在の政治や経済が、人々の幸福を願っていないことだ」と指摘した。また、政治的に良い発言をする人々が、政治の世界そのものには関わることを避けている状況に触れ、「僕自身、政治の世界には自分が呼吸できる空気がないと感じていた。しかし、政治の世界を避けていては、社会は変えられないと思った。また、政治そのものを変えたいと思った」と、参議院選挙に出馬するまでの想いを語った。
続いて三宅氏は「個人でお酒を作ってはいけないという法律は、100年前に日露戦争の戦費調達のためにできたもの。僕らは、それに今でも縛られている」と例を挙げ、誰が、何のために、その法律を作ったのか、その経緯を意識することの重要性を語った。「僕たちは忠実に法律に従おうとするが、時には僕ら側が、法律を従わせないといけない場面があると思う。もっと、僕たちは、法律や政治を上から目線で見てもよいのではないか。ここはひとつ、皆、強気にならないといけないんじゃないか」。
また、「デモの本質は、異議申し立てであると同時に、楽しいものであった方が良い。政治を面白いトピックにし、デモに参加する市民が、どう楽しむかを話し合っていきたい」とした。
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