田中俊一原子力規制委員長、IAEA天野之弥事務局長と会談「11月下旬に海洋モニタリング専門家集団を派遣、共同で調査する方針」 2013.10.10

記事公開日:2013.10.10取材地: テキスト動画
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 2013年10月10日 国際原子力機関(IAEA)天野之弥事務局長か原子力規制委員会を訪れ、田中俊一規制委員長と会談「11月下旬に海洋モニタリング専門家集団を派遣、共同で海洋モニタリング調査およびそのデータ公表を行う方針を確認した」

■全編動画

  • 日時 2013年10月10日(木)
  • 場所 原子力規制庁(東京都港区)

■■冒頭挨拶(映像箇所)

 報道向けに冒頭の挨拶のみ撮影が許可された。以下文字起こしを記する。

事務局長到着、会議室に入室

 (発言者は以下の通りです)
  天:IAEA:天野事務局長
  田:NRA田中委員長
  中:NRA中村委員

  ???は不明部分

田:どうも
天:あ、どうも
田:お久しぶりでございます。
天:ごぶさたしております
田:先日はありがとうございました。
天:こちらこそどうも、???をありがとうございました。

田:ちょっと、あの、にぎやかですけど
天:はい
田:(笑)

田:ちょっとだけごあいさつ
天:はい:

天:この間、ウィーンではいろいろ貴重な話を伺わせていただいたことに、ありがとうございました。今回、東京にまいりましたので、是非、委員長にお目にかかって、お話を伺おうを思いまして、まいりました。

田:大変光栄でございます、貴重なご意見いただきまして
あの、まあ、????ともだいぶお話いただいたようですけども、私どもも、先日、お約束したモニタリングの方は、あのー、IAEAもご協力をいただいて、日々、準備を進めているところで、是非お願いしたいと思っています

天:あのー、海洋モニタリグ、非常に、あのー、大事な事だと思いますので、是非、IAEAもご協力さしていただきたいと思います。具体的にどうするかにつきましては、専門家のミッションも、また、思い出しますので???、具体的な形でうちあわせいただきたいと思います。

田:そうですね。あのー、時に、近隣諸国がいろいろご心配ですので、そういった方達にも、参加していただけるような、枠組みを是非作っていただくようお願いできればと思ってますし、まあその為のこちらも準備はできるだけやりたいと思ってますので。

天:あのー、これは、まぁ基本的には日本のミッションで、それにIAEAが協力するという形になりますが、近隣諸国との関係についてどうするかについては、また、総理大臣に???ご相談さしていただきたいと思います。

田:はい。よろしくお願いします。
で、あのー、中村委員が、あのー、基本的にはそちらの、その、担当していただくということで、今も、だいたい、いろんな所で測定しているデータは、随時、IAEAの方に送らしていただいていて、引き続きずっとこれは続けてやっていただくようお願いしてます。 

中:よろしくお願いします
田:よろしくお願いします
天:データについても、今後とも、ご相談したいと思います。
中:はい。おろしくお願いします
田:じゃぁ・・・

 規制委員、天野事務局長 退室。別室で他の事務方も含めて会談とのこと

■■会談終了後の事務局ブリーフィング

 会談終了後17:01ごろから、会談内容について、室石規制庁監視情報課長から説明ブリーフィングがあった。

 今日の会談では、11月下旬にIAEAが専門家集団を日本に派遣し、日本のモニタリング方式を把握、吟味した後に共同で海洋モニタリング、調査データの発表を行う方針が確認された。

 会談では、海洋モニタリングに関してそれぞれの担当者を指名、11月下旬の専門家集団派遣時に、日本の海洋モニタリングの方法、即ち規制庁、環境省、東電が分担して行っている海洋モニタリングの方法について把握してもらう。その後IAEAがどこをするかは向こう次第だが、できるだけ柔軟にしたいと希望している。

 冒頭のあいさつの時に、田中委員長は周辺諸国の心配について述べたが、会談中では特に言及はなかったそうだ。しかし、IAEAの職員にいろいろな国の人がいることから、周辺国を交えてのモニタリングはそこを取りかかりとしてこれからつめるだろうということだ。
 規制庁によると、海洋モニタリングについて、国際的に共通のもの、マニュアルはなく、各国はそれぞれが行っているという。天野事務局長は国際基準に沿ってと発言しているが、具体的な測定手順を記載したマニュアルはないらしい。IAEAと共同で行い、共同で情報発信することで、信頼性を向上しようというのが狙いではないか、説明した。

※海洋モニタリングの分担について、
福島第一原発の洋上について、現在以下のように分担して行っている。
20kmより遠いところは規制庁
20km以内河口付近環境省、
20kmの他はだいたい東電

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