東京電力柏崎刈羽原発を抱える新潟県柏崎市の柏崎市文化会館アルフォーレで、8月24日(日)13時より「なくそテ原発 柏崎大集会」が開かれた。元国会事故調査委員会委員を務めた崎山比早子氏が「終わらない、福島原発事故と放射能―国会事故調査で分かったこと」と題して講演を行い、福島第一原発事故と放射能汚染の状況を振り返った。集会後、参加者は柏崎市内をデモ行進し、柏崎刈羽原発の廃炉、原発からの脱却を訴えた。
九州電力川内原発の審査書案がとりまとめられ、政府は再稼働に向けて推進する構えをみせている。首都圏反原発連合の主催で行なわれた8月22日の首相官邸前抗議では、川内原発再稼働を阻止しようと、多くの参加者が声を上げた。
8月24日(日)、福島市のコラッセふくしまで、「第16回 福島県『県民健康調査』検討委員会」が開催された。
8月24日(日)13時より、栃木県大田原市の国際医療福祉大学において、県主催の「放射線による健康影響に関する意見交換会」が行われた。栃木県が設置した「放射線による健康影響に関する有識者会議」座長の鈴木元氏(国際医療福祉大学クリニック院長)、委員の菊地透氏(自治医科大学RIセンター管理主任者)の他に、専門家や放射線測定を行ってきた地元NPO代表などが出席し、福島第一原発事故による栃木県での健康影響について議論を交わした。有識者会議は6月に「栃木県内は将来にわたって健康影響が懸念されるような被ばく状況にない」とした報告を提出している。
仙台市で毎週金曜、脱原発を訴えてきた「脱原発みやぎ金曜デモ」が100回となるのにあたり、8月24日(日)13時半より、仙台市青葉区・勾当台公園野外音楽堂で「もうやめっぺし原発! 8.24アクション」が行われた。およそ250人(主催者発表)が参加した集会では「福島希望の牧場」の吉沢正巳氏をはじめ、女川原発や宮城県の指定廃棄物最終処分場問題を訴えるスピーチが続いた。集会後、参加者は仙台市内をデモ行進した。
2014年8月24日(日)、岡山県赤磐市の中央図書館で行われている「第16回あかいわエコメッセ ~原発のない明日に向けて~」の2日目、「自エネ組」の大塚尚幹(おおつか・しょうかん)氏の講演が行われた。福島県川内村で自給自足生活を続けていた大塚氏は、岡山への避難後、様々な省エネの工夫やオフグリッド発電で自給エネルギー生活を目指し、その普及に努めている。
8月24日(日)、新潟県長岡市のアトリウム長岡で、社民党新潟県連の「新しい社会・プロジェクト」による「福島みずほさんと一緒に『新しい社会』を語ろう」が行われた。新潟でさまざまな活動に取り組む人々と福島瑞穂・社民党副党首とが新しい社会づくりについて語り合った。
特集 集団的自衛権
※サマリー記事を追加しました(9月1日)。
安倍内閣による集団的自衛権行使の閣議決定に対し、7月17日、違憲訴訟と国家賠償請求を行うことを表明した、市民団体「ピースウイング」が発足の記者会見を行った。会見において、代表である三重県松阪市の山中光茂市長は「集団的自衛権の閣議決定は暴挙であり、憲法違反」と安倍政権を厳しく批判した。
沖縄県名護市辺野古での基地建設に抗議する大規模な集会「止めよう新基地建設!8.23県民大行動」が、8月23日(土)14時より、名護市米軍キャンプ・シュワブのゲート前で行われた。バスなどで沖縄各地から抗議者がつめかけ、道の両側を埋める参加者3600人(主催者発表)が、基地建設工事中止を訴え、抗議の声をあげた。
8月23日(土)15時より、社民党副党首・福島瑞穂議員らを招いて、社民党新潟県連の「新しい社会・プロジェクト」によるシンポジウムが新潟県新発田(しばた)市の新発田市カルチャーセンターで開催された。新潟県内各地で農業などで活躍する人々が報告を行い、共生する社会づくりについて意見を交換した。福島氏を招いての「新しい社会・プロジェクト」のイベントは24日、長岡市でも行われる。
兵庫県姫路市の姫路市民会館で、フォトジャーナリスト山本宗補(やまもと・むねすけ)氏が70人の戦争体験者を撮影した写真展「戦後はまだ…~刻まれた加害と被害の記憶」が開催され、最終日の8月23日(土)、日本答責会議の山田悦子氏のトーク・イベントと山本宗補氏本人のトーク・イベントが行われた。山本氏の写真集『戦後はまだ…』の写真展は現在、日本各地を巡回しながら開催されている。
8月23日(土)、岡山市中区の三木記念ホールにて「特定秘密保護法の施行に反対する ~日本の安全保障政策の根幹が変容する中で~」と題された講演会が開催された。
講師として、元毎日新聞記者の西山太吉氏が招かれたこのイベントは、岡山弁護士会が企画する「シリーズ憲法講演会」の第一弾となる。講演会後の16時30分過ぎからは、岡山駅前の街頭で広報活動も行われた。
岡山市に隣接する岡山県赤磐市の中央図書館で、8月22日(土)13時半よりイベント「第16回あかいわエコメッセ ~原発のない明日に向けて~」が行われ、フリーライターの守田敏也氏が「フクシマの真実と未来への希望」と題し講演を行った。チェルノブイリ事故後エコロジーを考えようと赤磐市で結成された「あかいわエコメッセ」は、毎年夏に同名の講演会や写真展を企画しており、今回は16回目となる。守田氏の講演後には津軽三味線奏者で原発事故後、岡山へ避難した蝦名宇摩(えびな・うま)さんの演奏会も行われた。イベントは8月24日も行われ、エネルギー自給を目指し「自エネ組」を立ち上げ活動する大塚尚幹(おおつか・しょうかん)氏の講演が行われる。
2014年8月23日(土)、沖縄県名護市辺野古で基地建設着工に抗議して行われた大規模抗議集会に連帯して、14時より京都市で「8.23辺野古現地2000人抗議集会連帯アクション@京都 名護市民・沖縄県民の反基地の闘いに連帯する京都市民デモ」が行われた。
沖縄県名護市辺野古沖で進む基地建設のための海底ボーリング調査着工に反対する海上でのカヌー隊などによる抗議は、8月23日(土)も続けられた。
安倍総理がゴルフをしながら2週間もの長期の夏休みを満喫している間、広島や京都などの地域では多数の死傷者を出す大災害に見舞われていた。
近畿北部を中心に16日以降、局地的に豪雨となり、京都府福知山市で24時間の雨量が303.5ミリの観測史上最多を記録した。
特集 3.11
サウス・カロライナ大学のティモシー・ムソー教授は、「チェルノブイリ+福島研究イニシアティブ」の中心人物として活動し、2000年からウクライナで動植物に対する放射線の影響についての研究を開始した。2011年7月からは福島でも継続的に調査を行っている。
8月21日、ムソー教授は岩上安身のインタビューに応じ、今年に入ってからの成果を中心に、動植物への放射線被曝の実態と、そこから示唆される人間への影響まで、貴重な知見を語った。