JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」の運行開始と、観光立国の懸念材料 2013.10.20

記事公開日:2013.10.20取材地: テキスト動画

 「いいなぁ・・・」―。駅で手を振っていた沿線住民の女性が思わず口にした言葉に、羨望の気持ちがあふれていた。2013年10月15日(火)、JR九州は、豪華寝台列車「ななつ星in九州」の運行を開始した。「ななつ星」とは、九州7県を表したもので、「自然、食、温泉、歴史、文化などの和の魅力にあふれた九州をめぐり、今までにない心ゆたかな時間を提供する」(JR九州)ことを目的として登場した、九州観光の目玉だ。


「復興の名の下に、福島の子どもたちは健康被害に曝されている」 〜井戸川克隆氏(前双葉町長)講演会&原発賠償裁判・京都原告団を支援する会 結成集会 2013.10.20

記事公開日:2013.10.20取材地: テキスト動画

 「どうして事故が起きたのか? 責任はどこにあるのか? 多くの方々に関心を持っていただきたい」──。

 2013年10月20日(火)、京都市南区の京都テルサで、「政府・東電に加害責任あり! 避難の権利・幸せに生きる権利を!」と題して、前双葉町長の井戸川克隆氏の講演会と、原発賠償裁判・京都原告団を支援する会の結成集会が行われた。

 井戸川氏は、事故から現在に至る自身の体験を語り、「福島の事故を、世界は反省材料にしてほしい」と述べた。原発賠償裁判・京都原告団の萩原ゆきみ氏は「国民の多くが真実を知らないが故に、非人道的なことがまかり通っている」と、避難者の現状を訴えた。


【PPVアーカイブ】<第48回斎田喬戯曲賞受賞作品>「朗読劇『空の村号』〜 震災後の福島を生きる少年とその家族の物語〜」 2013.10.20

記事公開日:2013.10.20 テキスト

 IWJ代表岩上安身の発案で今年の初めに創設された、日々の報道とは一線を画した学術、教養、芸術、生活、と言ったコンテンツを提供する試みを続けてきました「IWJ文化チャンネル」も開設1年が間近になっています。


憲法14条の平等原則で原発メーカーにも「製造物責任」を問う ~原発輸出問題を考える集会 2013.10.19

記事公開日:2013.10.19取材地: テキスト動画

 「原発メーカーは免責とわざわざ書かれている。事故が起こった時に電力会社だけ責任を負って原発メーカーだけ罪に問われない」ー。

 19日(土)、信濃町教会で原発輸出問題を考える勉強会が行われ、「原発メーカー訴訟の会」団長の島昭宏(しま あきひろ)弁護士は、原発メーカーが製造物責任法(PL法)の適応除外になっていることを糾弾した。島弁護士は憲法14条にある平等原則の観点から、原発メーカーにも責任を負わせる方法を見出し、罪を問うていく必要性を語った。


「秘密保護法は、今、止めるしかない!」 〜山本太郎トークLIVE STOP秘密保全法全国キャラバン報告会 2013.10.19

記事公開日:2013.10.19取材地: テキスト動画

 「情報の取得と発言の自由は、すべての基盤。秘密保護法案は、国民的議論に持ち込もう」──。

 2013年10月19日(土)、名古屋市中区栄の喫茶デシベルで「山本太郎トークLIVE STOP秘密保全法全国キャラバン報告会」が行われた。山本太郎参議院議員と横川圭希氏が、人々の言論を封じる特定秘密保護法案(秘密保全法案)の危険性や、全国を街宣して訴えているファックス・メール作戦、TPP交渉、さらに多くの人が政治を語れるマツリゴトの場の可能性などについて語った。


【IWJウィークリー21号】「夏の終わり」から「秋の深まり」までを振り返るIWJクロニクル(前編)他(ePub版・PDF版発行) 2013.10.18

記事公開日:2013.10.18 テキスト独自

※ サポート会員の方は、IWJウィークリー21号【PDF版・全141ページ】がご覧になれます。

 デスクの佐々木です。本号も、岩上安身と IWJ 記者が1週間走り回って取材し、まとめた渾身レポートをお届けします。ダイジェストながら、大ボリュームでお送りするため、気になるところだけの「ななめ読み」も推奨です!

 …と言いつつ、やはり忙しい方からの「もう少し短いテキストが欲しい」という声に応え、一週間のニュースのさらに「ダイジェスト」を前々号より掲載しています。読み心地はいかがでしょうか?


「日本は裏切り者」TPPでアジアから注がれる厳しい視線 ~岩上安身によるインタビュー 第363回 ゲスト 首藤信彦氏 2013.10.18

記事公開日:2013.10.18取材地: テキスト動画独自

特集 TPP問題
※サポート会員記事に全文文字起こしを掲載しました(2014年5月1日)


汚染水問題解決には法の抜本的改革が必要 〜遮水壁の最初の提案者、馬淵澄夫議員が指摘 2013.10.18

記事公開日:2013.10.18取材地: テキスト動画

 収束のめどが立たない福島第一原発の汚染水問題。その陰にはどのような障害が潜んでいるのか。

 福島第一原発事故発生直後、当時の菅直人総理大臣の補佐官として原発事故対応にあたっていた馬淵澄夫衆議院議員の記者会見が10月18日、日本外国特派員協会で行われた。


「それほどの自然破壊にならない」 猪瀬知事が葛西臨海公園競技場建設反対の声に反論 2013.10.18

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 猪瀬直樹東京都知事は18日(金)、定例の記者会見で、今週大島町を襲った台風26号に続き、来週新たに台風27号が上陸する可能性があることから二次災害防止として、大型土のうの設置などを緊急対策として講じることを発表した。


「SPEEDIなど放射性物質の拡散情報が、特定秘密保護法の秘密情報にあたることはないと考えている」原子力規制庁 2013.10.18

記事公開日:2013.10.18取材地: テキスト動画

 原子力規制委員会の持っている情報で、特定秘密保護法にあたるのは、『核物質防護』と『核不拡散関係』だけだと考えている。事故発生時に出された放射性物質の拡散の情報が秘密情報にあたるということはあり得ないと考えている。


東電定例会見17:40「H4タンクエリア観測孔E-1でトリチウム79万Bq/Lを検出」 2013.10.18

記事公開日:2013.10.18取材地: テキスト動画

 2013年10月18日17時40分頃から東京電力本店で定例記者会見が開かれた。フランジ型タンクからの汚染水漏洩の影響を調べるための観測孔E1で、10月17日に採取した水から、トリチウム79万Bq/L、全ベータ40万Bq/Lを検出したことを発表した。


リニア中央新幹線 環境アセスのやり直し求め、住民が国に要請 2013.10.17

記事公開日:2013.10.17取材地: テキスト動画

 JR東海が2027年に東京-名古屋間での開業を目指すリニア中央新幹線について、同社が公開した「環境影響評価準備書」(環境アセス)の内容が不十分だとして、沿線の住民らで作る「リニア新幹線沿線住民ネットワーク」が、計画の凍結をJR東海側に求めるよう、環境省と国土交通省に要請した。


「声高な抑止力」相手国を刺激するだけ 元内閣官房副長官補・柳澤協二氏が安倍政権の安全保障戦略に注文 2013.10.17

記事公開日:2013.10.17取材地: テキスト動画

 安倍政権は憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認に突き進んでいる。安倍総理の私的諮問機関である安保法制懇(座長・柳井俊二元駐米大使)は、集団的自衛権の行使容認を提言する報告書を年内にもまとめると見られている。

 小泉政権、第一次安倍政権、福田政権、麻生政権で内閣官房副長官補を務め、イラクへの自衛隊派遣を監督した経験を持つ柳澤協二氏(国際地政学研究所理事長)が講演し、中国や北朝鮮などに対して強気の姿勢を崩さない安倍政権の外交・安全保障政策に対して、慎重な対応を求めた。この日の講演は、4月25日に発足したばかりの超党派議連「立憲フォーラム」が主催した。


【特別再配信告知】小泉元総理の「原発ゼロ」発言に影響を与えたフィンランドの「オンカロ」とは!? 2013.10.13

記事公開日:2013.10.17 テキスト

 小泉純一郎元総理の「原発ゼロ」発言に賛否両論の声があがっています。

 この機会にあわせ、IWJは小泉元総理が8月に視察したフィンランドの「オンカロ」を題材としたドキュメンタリー映画『100,000年後の安全』のマイケル・マドセン監督インタビューを特別蔵出し再配信いたします。

再配信開始時間:2013年10月17日 22:30 〜 Ch1 ↓
http://www.ustream.tv/channel/iwakamiyasumi

 ぜひ、この機会にご視聴ください!


「これが麻生副総理の言う『ナチスの手口』」 〜吉良よし子議員、秘密保護法の危険性訴え 2013.10.17

記事公開日:2013.10.17取材地: テキスト動画

 秋の臨時国会に提出間近!「特別秘密保護法」

 「麻生副総理が『ナチスの手口に学べ』と言ったが、まさに秘密保護法がそれ」――。

 10月15日に召集された臨時国会における特別秘密保護法の提出が迫る中、日本共産党の吉良よし子議員は、10月17日に参議院議員会館で開かれた緊急院内集会「秘密保全法~絶対止めたい!絶対止めよう!大集会」で、同法案についてこのように指摘した。


TPP交渉は「難航・長期化」する? 一方「12月に政治的決着」の恐れも ~篠原孝議員がバリTPP閣僚会合で報告 2013.10.17

記事公開日:2013.10.17取材地: テキスト動画

特集 TPP問題

 10月1~8日まで、インドネシア・バリ島で行われたTPP関係閣僚会合ならびに首席交渉官会合の中身について、日本の報道はあまりに少ない。安倍政権は「年内妥結を目指し、日本が主導的役割を果たす」と意気込むが、実際は当初想定していた「大枠合意」には至っておらず、各国の利害が対立し、交渉は長期化するのではないか、との見方も出始めている。


福島原発告訴団が検審に申し立て 東電役員らの不起訴に不服 「なんとしても起訴相当を」 2013.10.16

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 福島第一原発の事故をめぐり、事故当時の東電役員らを業務上過失致死容疑などで告訴・告発していた、福島第一原発の周辺住民らで作る「福島原発告訴団」が、東京地検の不起訴処分は不当だとして、東京の検察審査会に審査を申し立てた。審査の受理を受け、告訴団は参議院議員会館で記者会見を開いた。


「瀬戸内海の豊かな自然を世界遺産に」上関原発建設計画に反対する市民が院内集会 2013.10.16

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 16日(水)、中国電力上関原発の建設計画に反対する市民が院内集会を開き、「上関の自然を守る会」の高島美登里氏が、建設予定地となっている瀬戸内海の豊かな自然環境について報告を行った。


「まず『再稼働申請』ではない。もっと言うと『安全申請』でもない」~泉田裕彦新潟県知事定例会見・メディア懇談会 2013.10.16

記事公開日:2013.10.16取材地: テキスト動画

 柏崎刈羽原発における東電の新規制基準適合性審査申請後からは初となる、泉田裕彦新潟県知事の定例会見が16日に開かれた。泉田知事の意向により、会見後には記者クラブ以外の記者も質問できるメディア懇談会も開かれた。会見の中継は記者クラブの許可を得られていないため、IWJはメディア懇談会の模様を中継。懇談会では泉田知事への質問も行った。

 メディア懇談会でIWJは、新規制基準の適合性に係る審査の申請を、主要メディアが「再稼働申請」と誤解を招くような報道をしたことについて指摘。これに関する泉田知事の見解を質問した。


「重要5品目」は、TPPの本質から目を逸らせる巧妙な罠 ~岩上安身によるインタビュー 第362回 ゲスト 緒方大造 日本農業新聞論説委員室長 2013.10.16

記事公開日:2013.10.16取材地: テキスト動画独自

特集 TPP問題

 国民は、自民党に騙され続けるのか。自民党・西川公也TPP対策委員長が農産品の重要5品目(いわゆる「聖域」)も関税撤廃に含めるとした発言が、波紋を呼んでいる。

 10月16日、TPPの問題を当初から追い続けてきた、日本農業新聞の緒方大造 論説委員室長に、岩上安身がインタビューを行った。緒方氏によれば、この西川議員の発言には、「いくつかの伏線がある」という。