地域: 東京都
「エネルギー・デモクラシーを手に入れよう」チェルノブイリ事故から27年 池田香代子氏、国会前で涙の訴え ~大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議 2013.4.26
「3.11でわかったことがある。私たちは、エネルギー・デモクラシーだけは手に入れてなかった」。チェルノブイリ原発事故から27年が経った2013年4月26日、国会周辺で、首都圏反原発連合主催、「大飯原発を停止せよ!抗議行動」が行われた。ドイツ文学者の池田香代子氏は、「アメリカと、アメリカに繋がる『頂点』に位置する人々の手に、『エネルギー・デモクラシー』は握られたままだった。今度こそ、エネルギー・デモクラシーを私たちの手に握ろう」と訴えた。
経産省、「『事故収束』と今後は使わないようにする」-「『事故収束宣言』撤回」受け入れず ~「収束宣言」を撤回させ、損害の全面賠償と福島の未来を勝ち取る省庁交渉 2013.4.26
2013年4月23日(火)、官邸前で抗議行動を行った福島県の人々は、議員会館に移動し、13時から、文科省、環境省、経産省、農水省に申入れ書の提出を行った。
「原発事故収束宣言」を行った政府に対し、人々は「収束宣言撤回」を要請。しかし、経産省は「今後、『事故収束』という言葉を使わないようにする」と回答するに留まった。
東京電力 記者会見 17:30 2013.4.26
2013年4月26日(金)、東京電力本社で、定例記者会見(17:30、2:08’)が行われた。
廃炉対策推進会議第二回、汚染水処理対策委員会第一回が開催され、会議資料をもとに概要を説明した。過去の偽装請負発覚を発端とする、作業者の労働環境改善のための、請負い関係の実態調査アンケートの結果がまとまり、公表されたが、問題は無いと結論付けた。
猪瀬都知事、政府主催「主権回復の日」式典への参加を明言〜猪瀬直樹東京都知事 定例記者会見 2013.4.26
東京都の猪瀬直樹知事は26日の定例会見で、4月28日に政府主催で行われる「主権回復の日」式典開催に関する受け止めを聞かれ、「式典は参加します。サンフランシスコ講和条約によって日本は主権を回復した。これは、大変なことなんですよ」と語り、東京都知事として28日の式典に参加する意向を表明した。
サンフランシスコ講和条約が発効した日にあたる4月28日に、日本政府が「主権回復の日」式典を主催することに関しては、1972年までアメリカの施政下に置かれた沖縄県から、強い反発が出ている。仲井真弘多沖縄県知事は、欠席の意向を表明している。
原子力規制庁 定例ブリーフィング 2013.4.26
2013年4月26日(金)14時より原子力規制庁定例ブリーフィングが行われた。
来週は五月連休に入ることから、会見、会合は通常より少ない予定。緊急時対応センター(ERC)の、旧経産省庁舎から新規制庁庁舎への移転工事は進行中だが、詳細は未定、5月中には完了し、記者公開、説明会が開催される予定。
「日本社会の汚点になる歴史」と島薗進氏 ~第23回国会エネルギー調査会(準備会) 2013.4.25
「大きな利益と結びついている原発」、「多くの人が『結局命より金なんだね』と分かる、(現在の)進行している事態」。
2013年4月25日(木)、島薗進氏と吉岡斉氏を招き、「原発と社会倫理を考える~福島事故から2年を経て、チェルノブイリ事故27年を迎えて~」と題して、「第23回国会エネルギー調査会(準備会)」が行われた。
「自由貿易絶対反対」 ~インターネットを解放せよ!木曜官邸前抗議 2013.4.25
特集 TPP問題
2013年4月25日(木)、首相官邸前において「インターネットを解放せよ!木曜官邸前抗議」が行われた。アメリカでの高額医療の話を取り上げ、「自由貿易」、「移民政策」について反対の声を上げた。
超党派による議員連盟、立憲フォーラム設立。隔週で有識者を招いた勉強会を開催へ ~超党派議連「立憲フォーラム」設立総会 2013.4.25
特集 憲法改正
2013年4月25日(木)17時から、東京都千代田区の衆議院第二議員会館1階多目的会議室にて「超党派議連『立憲フォーラム』設立総会」が行われた。フォーラムの設立記念として、元財務大臣の藤井裕久氏(民主党顧問)と元官房長官の武村正義氏(元さきがけ代表)の2名による記念講演が行われ、自民党改憲案の問題点などが説明された。呼びかけ人の辻元清美衆議院議員は「こうした勉強会を地元大阪でも開催し、市民も参加して議論できるような形に広げていきたい」と、今後の抱負を語った。
パブコメに対する規制庁の対応に怒り心頭 ~セミナー「みんなで学ぼう!原発・新規制基準案のパブコメのポイント」 2013.4.24
「パブコメには頭にきている。ふざけるな!」元東芝技術者でストレステスト意見聴取会委員の後藤政志氏は怒りを露わにした。怒りの理由はパブコメに対する規制庁の対応にある。
2013年4月24日(水)、地球環境パートナーシッププラザにて「みんなで学ぼう!原発・新規制基準案のパブコメのポイント」が行われた。
柳原弁護士「狐につままれたような判決だ」。ふくしま集団疎開裁判 判決は棄却 ~ふくしま集団疎開裁判 緊急記者会見 2013.4.24
2013年4月24日(水)18時から、東京都千代田区の衆議院第二議員会館第1会議室にて、「ふくしま集団疎開裁判 緊急記者会見」が行われた。柳原敏夫弁護士は、冒頭、今回の判決を「狐につままれたような判決だ」と述べ、低線量被曝の身体への影響が認められた一方で、「ただちに不可逆的な悪影響を及ぼすとまでは認められない」とする判決の矛盾点を問題視した。
茂木経産相が示した再稼働の時期に対して、田中委員長「私は気にしない」 ~原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見 2013.4.24
原発再稼働の目処について茂木敏充経済産業大臣が「今年の秋になるだろう」と述べたことに対し、原子力規制委員会の田中俊一委員長は、経産省との情報交換を否定した上で、「私はあまり気にしない。私たちの考えでやっていきたい」と述べ、規制委の独立性を強調した。
茂木大臣は、23日に出演したBSジャパンの番組内で、新規制基準が7月18日に施行されることを踏まえて、再稼働の時期が早ければ秋頃になるとの見解を示していた。
日本原電、「活断層」を覆せず 来月の会合で評価とりまとめ 活断層と結論付ければ廃炉の可能性 ~敦賀発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合 第4回評価会合 2013.4.24
「技術的決着をつけないまま一方的に不十分とし議論を打ち切ったことは誠に遺憾である」。日本原電は評価会合後に開いた記者会見で、コメント発表した。
2013年4月23日(水)、敦賀原発敷地内を走る破砕帯の調査に関する評価会合が開かれた。5時間に及んだ会合で、日本原電は前回と同様、「活断層ではない」と反論するデータを提出したが、有識者らはそれを「不十分」とし、見解を覆すことはできなかった。
年次報告書骨子案を発表 ~第4回原子力規制委員会 2013.4.24
24日、第4回原子力規制委員会が開かれ、平成24年度の年次報告骨子案が発表された。原子力規制委員会設置法では、毎年の活動状況やその取組について、毎年国会への報告が義務付けられており、今回の報告が規制委発足後初のものとなる。
年次報告骨子案では、規制委発足の経緯からこれまで行なってきた調査活動や検討チームの進捗状況などがおおまかに記されている。これに対して、大島賢三委員は「(福島第一原発)事故の教訓を規制委員会としてどう受け止め、何を大事と考えているかという(具体的な)記述・分析をやっていただきたい」と規制庁に注文をつけた。年次報告書は、6月4日に閣議決定され、その後国会へ報告される予定になっている。
脱原発議員の力を結集 夏の参院選にらみ「脱原発政治連盟」通称「お茶会」立ち上げ ~「緑茶会(脱原発政治連盟)」立ち上げ集会 2013.4.24
昨年末の衆議院選挙時と同様に、脱原発を訴える議員が散り散りにならないよう、支援を行うことを目的とした「脱原発政治連盟」、通称「緑茶会」が結成され、2013年4月24火(水)18時から、東京都千代田区の参議院議員会館で、立ち上げ集会を行った。
東京大学東洋文化研究所特任研究員 山本伸裕氏定期講座「たりきないきかた⇔ほんとうのじりつ」 2013.4.24
2013年4月24日(水)、東京都港区ココロウタブックラウンジで、東京大学東洋文化研究所特任研究員の山本伸裕氏による定期講座「たりきないきかた⇔ほんとうのじりつ」が行われた。
【IWJブログ:「TPPは憲法違反。国民主権から外資主権へ権力が移行する一種のクーデター」 国家の主権と民主主義を空洞化させるTPPの危険性を徹底議論 ~岩月浩二弁護士インタビュー】 2013.4.24
特集:TPP問題
安倍総理がTPP交渉参加を表明したのは2013年3月15日(金)。それからおよそ1ヶ月あまり。この間、日本政府は参加各国と二国間事前協議を急ピッチで進め、2013年4月20日(土)、11カ国すべてから正式に交渉参加の承認を得るに至った。現在、日本政府は7月の交渉会合参加を目指している。
大手メディアは、日本の交渉参加入りの過程については大々的に報じるものの、TPPがはらむ本質的な危険性については、いまだに直視しようとはしていない。TPPは、「国家の仕組みそのもののを変えさせられ、その主権を脅かす」と、多くの識者が警鐘を鳴らしているにもかかわらず、である。
2013年4月11日(木)に岩上安身のインタビューに応じた弁護士の岩月浩二氏(愛知県弁護士会・司法問題対策委員会TPP部会長)は、ISD条項は米国が押し付ける「不平等条約」と批判した。そして「憲法違反」「内政干渉」「外資主権」、さらには「クーデター」というキーワードでTPP問題の焦点を大きく浮き彫りにし、同様に米国から「不平等条約」を押しつけられた韓国政府も、米国とのFTA(自由貿易協定)締結の際に、ISD条項の盛り込みを回避しようと必死に抵抗を試みたことを指摘した。
岩月弁護士のように、正面から真摯にTPP問題に取り組んでいる法曹関係者は、ごく稀である。「TPPは違憲です。法律家は、とりわけ憲法学者は何をしているのか」と憤慨する岩月氏は、「絶望的だが、この状況を覆すことは可能と信じる」と力強く訴えた。
東京電力 記者会見 17:38 2013.4.24
2013年4月24日(水)、東京電力本社で、定例記者会見(17:38~、0:46’)が行われた。
地下貯水槽No.1からH2タンクへの移送を開始、さらに今後濾過水タンクへも移送する。SFP(使用済燃料プール)の冷却装置電源二重化工事のため、冷却を一時停止する予定。また、作業員のけが二件発生した。
疑惑の「不起訴不当」 検察審査会補助弁護人は不祥事で処分された元検事 ~八木啓代氏インタビュー 2013.4.23
「『検察に恩義のある、特殊な人』が、検察全体の名誉に関わるこの事件で、なぜ補助弁護人になったのか」。健全な法治国家のために声をあげる市民の会の代表・八木啓代氏は、2013年4月23日(火)、IWJのインタビューで、このような疑問を呈し、「元検事が補助弁護人につくだけでも、第三者性に欠ける。しかも、この人物の退官理由が脱税疑惑であり、検察内部の人間であったがために戒告処分で済み、退職金も得ているのである」と述べ、補助弁護人として不適格な人間が、検察審査会の議決に恣意的な影響を与えた疑惑があると指摘した。