川内原発再稼働阻止!ゲート前大行動・起動日集会 2015.8.11
2015年8月11日(火)、九州電力は川内原発1号機を再稼働した。この日、鹿児島県薩摩川内市の川内原子力発電所ゲート前や市役所前では、早朝から再稼働に反対する住民らによる「川内原発再稼働阻止!ゲート前大行動・起動日集会」が行われた。
2015年8月11日(火)、九州電力は川内原発1号機を再稼働した。この日、鹿児島県薩摩川内市の川内原子力発電所ゲート前や市役所前では、早朝から再稼働に反対する住民らによる「川内原発再稼働阻止!ゲート前大行動・起動日集会」が行われた。
特集 安保法制
米軍への武器の提供が可能となり、米軍の武器の輸送が可能になってもなお、安倍政権は「武力行使との一体化ではない」と強弁し続けるのか。参議院審議における野党の追及により、安倍政権が、クラスター爆弾や劣化ウラン弾などの非人道兵器や毒ガスなどの生物化学兵器、果ては核兵器についても、「武器ではない」という認識を示していることが明らかになった。
2015年7月30日の審議で社民党・福島みずほ議員の追及により、これまで他国軍への提供が禁止されていた「弾薬」について、中谷元防衛大臣が「弾薬は消耗品であり武器ではない」と答弁。これまでは「米軍のニーズ」がなかったためにあえて盛り込まなかったに過ぎず、今回の安保法制では弾薬の提供が可能になることを明かした。
安倍晋三首相のお膝元、山口県下関市でも安保法案反対の狼煙があがった。2015年8月9日(日)11時より、山口県下関市にある海峡ゆめ広場にて、山口県弁護士会が主催する安全保障法制改定法案反対の市民集会が開かれた。
猛暑の中、5人の地元有力者がスピーチし、次々に安倍政権が強行に推し進める安保法案に対し、強い危機感を表明した。その後、会場に集まった約500人の参加者は、約20分にわたり下関市内をデモ行進し、安保法案の廃案を訴えた。
「命を育む政治家であれば、戦争反対を唱える人に、利己的などという言葉は決して使えないはず。主権在民の日本で、こういう議員は不要です」──。介護の仕事をしているという男性は、このように断じた。
安全保障関連法案に抗議する学生団体SEALDs(シールズ)について、「彼ら彼女らの主張は『だって戦争に行きたくないじゃん』という自分中心、極端な利己的考え」とツイッターに書き込んだ、自民党の武藤貴也衆議院議員に対し、2015年8月8日、武藤議員の選挙区(滋賀4区)の近江八幡市で、「武藤貴也議員に辞職を求めるスタンディング」という抗議行動が行われた。
2015年8月10日(月)8時から、鹿児島県薩摩川内市の川内原子力発電所ゲート前で、「川内原発再稼働阻止!ゲート前大行動・起動日集会」が行われた。
2015年8月10日(月)17時30分から東京電力定例記者会見が開催された。8日(土)に発生した作業員の死亡事故について、追加調査したところ、作業内容を訂正、タンク内部の清掃ではなく、車両外側に張り付けた識別ラベルをはがす作業だったと発表した。
多くの国民が懸念を表明し、9割もの憲法学者が「違憲」であると述べているにも関わらず、安倍政権は「戦争法案」こと安全保障関連法案の成立に突き進んでいる。この動きに強く反発し、毎週金曜日、国会前で抗議の声を上げているのが、大学生有志による「SEALDs(シールズ)」だ。
このSEALDsに刺激され、中高年も立ち上がった。8月8日(土)、60代~70代からなる「OLDs(オールズ)」が巣鴨駅前で集会を開催。FacebookなどSNSで参加者を募り、この日は3人がマイクを握ってスピーチをした。
この日の集会には、OLDsに触発された40~50代の「MIDDLEs(ミドルズ)」も合流。巣鴨駅前には、100人もの人々が集まり、「安保反対」「安倍政権にNo!」といったプラカードを掲げた。
特集 安保法制
「教え子に、人を憎み、差別し、殺し、殺されることを正義として教え、多様な意見を封殺してしまったという反省の上に、戦後教育の70年間の歩みがあります。戦争に行って人を殺す人間ではなく、戦争を拒否する強さをもった人間を育てるために、戦後教育が行われてきたはずです」――。
関東の学生たちが中心となって結成された「SEALDs」に次いで立ち上がった、自由と民主主義のための関西学生緊急行動「SEALDs KANSAI」。2015年6月21日に京都で行なったデモを皮切りに、毎週金曜日、京都や大阪など関西各所で街宣アピールを行ってきた。8月7日には場所を初めて神戸に移して抗議行動を実施。JR元町駅前にはのべ700人の市民が集まり、学者や学生のスピーチに耳を傾けた。
※8月10日テキストを追加しました!
※2021年5月4日 フル公開としました。
元外務官僚の孫崎享氏は、2015年8月6日(木)に永田町で開かれた「『戦争法案』を葬ろう 8.6院内集会 ヒロシマ・安保法制・近隣諸国との関係」で講演し、勝ち目のない戦争に突き進んでいった過去の日本と現代を重ね、危機感を示した。
米国陸軍の戦略研究所は、米国に戦争をしかけた日本について、次のように批判した。
「日本が1941年に下した米国攻撃の決断はまったく合理性に欠け、ほとんど自殺行為であったと考えられる。米国は日本の10倍の工業生産力を持っていた。もちろん日本が米国本土を攻撃することができるものではない。そんな国と戦って日本は勝算があると考えたのだろうか。太平洋方面でわが国と戦えば、負けることはわかりきったことだ。日本がわが国と戦うと決めた歴史的事実を、いったいどう説明したらよいだろうか」
「しかし考えてみてください」と孫崎氏はいう。
※8月10日テキストを追加しました!
九州電力による再稼働が秒読み段階に入った川内原発1号機は、運転開始から32年目に入っており、老朽原発向けの保安規定の変更が法律で義務づけられている。これまで老朽原発では、30年を迎えるまでに変更の認可を受けねばならないとの「30年ルール」が厳格に運用されてきたが、川内原発1号機は2014年7月に30年を経過しており、このルールから逸脱している。
これを違法とみなす複数の市民団体が、2015年8月4日、東京都の衆議院第一議員会館で、「ストップ!川内原発再稼働ありきの高経年化審査を問う<緊急院内集会と政府交渉>」を開き、原子力規制庁の担当者を相手に交渉を行った。
※8月10日テキストを追加しました!
「手続き的に問題があり、内容面でも実際の危険が伴う」
再稼働が目前に迫る九州電力川内原子力発電所をめぐり、1号炉の高経年化(老朽化)対策に関する原子力規制委員会の認可を取り消すよう、市民1973人が2015年8月7日、規制委に対して行政不服審査法の規定に基づき異議申し立てを行った。
規制委は8月5日、川内原発1号炉が運転開始から30年を超えて稼働するために必要な「高経年化技術評価等に係わる原子炉施設保安規定」の補正申請を認可した。
特集 スノーデンが暴いた自称「同盟国」米国の正体!!
※2015年8月10日テキストを追加しました!
「盗聴法・刑事訴訟法等改正を考える」と題した超党派国会議員と市民の勉強会の第3回目が2015年8月4日(火) 12時より、東京・千代田区の参議院議員会館で行なわれた。
刑事訴訟法改正案など、刑事司法改革関連法案が8月7日に衆議院本会議で可決し、参議院に送られている。同法案では、被疑者の取調べの可視化、司法取引の導入、そして通信傍受法(盗聴法)の改正により、警察や検察の盗聴運用範囲が拡大するなどが盛り込まれている。
2015年8月10日(月)、「再起動予定日前日!8月11日に川内原発再稼働させない!九州電力東京支社抗議行動」が行われた。
安保関連法案に反対する学生ら有志「SEALDs」の東北版「SEALDs TOHOKU」が始動した。2015年8月9日(日)、仙台市内で「戦争法案ヤバいっしょ!学生デモパレードin宮城」を開催。約600人(主催者発表)が安保法案の廃案を求め、仙台の繁華街を練り歩いた。
2015年8月9日(日)20時より、東京・渋谷区内某所にて、第43回 69(ロック)の会 が行われた。
神奈川県小田原市にある北条ポケットパークで、2015年8月9日(日)17時半より「みんな集まれ!70th night いらないよね!!安保法制」と題したイベントが行われ、安保関連法案に反対するスピーチやライブに参加者が耳を傾けた。
2015年8月9日(日)14時より、大阪市中央区エル・おおさかで報告会「沖縄、パレスチナ、アフガニスタンの平和のためにできること―活動の現場から―」が開かれ、3つの団体からそれぞれの現場で活動を続けるなかでの平和への取り組みや思いを聞いた。
2015年8月9日(日)13時30分から、兵庫県神戸市のこうべまちづくり会館で、「規制基準はゆるすぎる!原発再稼働を止める集会」が開かれた。