大飯原発再稼働にNO! 原発を受け入れなかった小浜市のお話 ─講師 中嶌哲演氏(明通寺住職) 2014.2.22

記事公開日:2014.2.22取材地: テキスト動画

 「原発を断った小浜が、原発15基に囲まれるという皮肉な現実に直面しているが、小浜市民は、あとの世代に対して責任は果たしてきたと、確信を持っている」──。

 2013年2月22日、大阪市此花区のクレオ大阪西で、講演会「大飯原発再稼働にNO! 原発を受け入れなかった小浜市のお話」が開かれた。5度にわたる原発や原発関連施設誘致の動きを、その都度はねのけてきた、福井県小浜市の人々の地道な運動について、その中心で長年反対運動に関わってきた、明通寺住職の中嶌哲演氏が講演を行った。


【IWJブログ】関東甲信越を襲った未曾有の雪害 現場からの声をレポート(第五弾:山梨県大月市に住む相馬梢さんの声) 2014.2.20

記事公開日:2014.2.22取材地: テキスト

 大雪から6日たった2014年2月20日木曜日の深夜、山梨県大月市畑倉に住む、30代の相馬梢さんに話を聞いた。

 積雪量が多かった大月市は、JR大月駅で車両が立ち往生。約600人の乗客が車両内や駅待合室などで3泊を過ごし、運転再開を待つほどの雪害が出た。

 梢さんは夫と二人暮らし。前回の2月8日の雪では、自分と同じ背丈の雪だるまを作るなど、「雪遊び」を楽しんだというが、14日の2回目の雪はさすがにそれどころではなかった。屋根に積もった雪の重みで、家がみしみしと音を立てたという。


【大雪被害】救援活動でめざましい力を発揮した「SNS」 〜市民と行政がTwitterで連携、災害対策の新たな可能性 2014.2.21

記事公開日:2014.2.21 テキスト

 2014年2月14日からの記録的な大雪で、各地で雪崩や建物屋根の崩落、雪で車や電車が立ち往生し、交通網が遮断された集落では、多くの孤立地域が発生した。未曾有の雪害で、消防も警察も役所も被害の実態把握が難航していたなか、飛躍的にその役割を担ったのがSNSだった。

 多くの被災者が、主にTwitterで自分の場所や周辺の状況を発信し、助けを求めた。これに被災県外の人を含め、多くの人間が呼応し、行政への働きかけや情報提供、被災者への声がけ、励ましを行った。


【IWJブログ】安倍総理が閣議での解釈改憲を国会で明言 ~「裏口」からの解釈改憲を元「法の番人」が痛烈批判 2014.2.21

記事公開日:2014.2.21 テキスト

 卑劣漢は常に不意をつく。

 雪害で苦しむ地域では今、空き巣が横行しているという。「火事場泥棒」ならぬ「雪害泥棒」である。許しがたい話である。

 だが、この国の中心では、五輪と豪雪に国民の注目がひきつけられている合い間に、そんな「こそ泥」がちっぽけにみえるような、壮大な「窃盗」が行われようとしている。

 憲法の、その中心部の「解釈」が盗まれようとしているのである。

 「閣議決定して案が決まったら、国会で議論いただく」――。


豊洲新市場建設協議会が大荒れ 多くの課題を先送りにしてきた東京都に対し、業界が怒り心頭 2014.2.21

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 東京都の中央卸売市場職員や卸売業界関係者で構成される豊洲新市場建設協議会が2014年2月21日、築地市場講堂で行われ、前回2012年11月27日の協議会開催から、約1年以上が経っての開催となった。

 20日に行なわれた新市場予定地の土壌汚染対策工事に関する技術会議と同様、今回の協議会の取材は、冒頭2分ほどしかカメラ撮影を許可されず、豊洲新市場建設をめぐって、推進派が厳戒態勢を敷いていることがうかがわれる。各社の報道でも、新市場建設に懐疑的な意見があることは、ほとんど伝えられていないのが現状だ。


「憲法を暮らしの中に生かそう」尾崎望氏 〜行動する小児科医、京都府知事選挙へ 2014.2.21

記事公開日:2014.2.21取材地: テキスト動画

 「官僚出身の山田府知事の3期12年は、霞ヶ関ばかりを向いた、冷たく歪んだ府政であった。山田知事は『消費増税には敬意を表する』とも言った。京丹後市へ米軍基地を受け入れ、TPPは容認だ。安倍政権の暴走を止めるためにも、行動する小児科医である尾崎望氏の当選を願う」。小池晃参議院議員は、京都府知事選挙に立候補予定の尾崎望(のぞむ)氏に、このようにエールを送った。

 尾崎氏は「米軍基地建設を許可し、消費増税を賞讃する、こんな知事では京都府民を守れない」と断じ、自身の掲げる5つの挑戦、──京都府経済の立て直し、子どもの貧困の撲滅、安心の医療と福祉、原発ゼロ社会、地域住民主権を訴えた。

 2014年2月21日、京都市北区の京都府立体育館にて「府政転換世直し1万人府民大集会」が行われた。3月20日公示、4月6日投開票が予定されている、京都府知事選挙に立候補を表明している医師、尾崎望氏が意気込みを語った。また、支援する有識者と市民たちが、応援メッセージ、パフォーマンスなどで会場を賑わせ、この日の参加者数は8500人に上った。


「米政府より日本政府の方が、我々の訪米にピリピリしている」糸数慶子参議院議員・伊波洋一氏ほか 2014.2.21

記事公開日:2014.2.21取材地: テキスト動画

 「この要請団の目的は、沖縄基地の問題解決の道筋を探るため、中長期的に要請行動を続け、アメリカと沖縄のつながりを深めることだ。今回、アメリカ議会の議員へのロビー活動、有識者との懇談会、ナショナルプレスクラブでの記者会見を行なった」と新垣清涼氏は語った。

 伊波洋一氏は「南西諸島を戦場にして、中国と日米間で戦争をするプランが立てられた。沖縄に辺野古新基地を作り、自衛隊の戦車車両も持ち込み、アメリカが台湾を守る戦争だ」と指摘、一筋縄ではいかない辺野古新基地建設の背景を説明した。

 2014年2月21日、沖縄県宜野湾市の中央公民館で、「辺野古新基地建設に反対する議員要請団 訪米報告会」が行われた。糸数慶子参議院議員、新垣清涼県議会議員、上原快佐那覇市議会議員らで構成した要請団は、2014年1月25日から2月1日にわたって訪米。米国務省、国防総省、シンクタンクなどを回り、辺野古新基地建設反対、普天間基地即時返還、オスプレイ配備撤回を陳情した。

 この日は、アメリカ側の反応や成果などを報告。また、ゲストとして、元宜野湾市長の伊波氏が招かれ、沖縄米軍基地の役割と海兵隊の実情、アメリカ国防総省やアメリカ議会の方針などを解説した。


タンクから2億3千万ベクレルの高濃度汚染水が約100トン漏洩~東電定例会見 2014.2.21

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 2014年2月21日16時から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。H6エリアタンクから約100トンの高濃度汚染水が漏洩。漏洩水の線量は、全ベータで1リットルあたり2億3千万ベクレル(70μm線量等量率50mSv/h、サンプリング結果全β2.3×10e8Bq/L)だった。


「東電に口を出すことはできない」事故を続発させる東電の報告をひたすら待つ規制庁~原子力規制庁定例ブリーフィング 2014.2.21

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 2014年2月21日(金)14時から、森本英香原子力規制庁次長の定例ブリーフィングが行われた。東京電力福島第一原発のH6タンクから高濃度汚染水が漏洩した事故の対応として、規制庁は現地保安検査官が現場状況を確認し、東電に情報をまとめて報告するよう求めている。


【IWJブログ】関東甲信越を襲った未曾有の雪害 現場からの声をレポート(第四弾:山梨編part2) 2014.2.20

記事公開日:2014.2.20取材地: テキスト

 今回の雪害で一番甚大な被害に見舞われた山梨県は、県として「迅速な対応」をとったとは言いがたかった。SNS上では、山梨県において「災害対策本部」の設置が遅れたことについて、批判の声が上がっている。

 災害が発生した場合、まずは地方自治体が首長を本部長にして、「災害対策本部」を設置することが出来る。これによって情報を一カ所に集約し、トップダウンできめ細かな対応を行う。

 他県を見てみると、静岡県や長野県では16日日曜日に「災害対策本部」を設置している。しかし山梨県は、最も深刻な影響を受けているにも関わらず、対策本部が設置されたのは17日月曜日の午前9時45分だった。


【IWJブログ】関東甲信越を襲った未曾有の雪害 現場からの声をレポート(第三弾:埼玉編) 2014.2.20

記事公開日:2014.2.20 テキスト

 埼玉県では大雪に見舞われた14日金曜日から、交通網が遮断され、17日時点でも山あいの秩父市や飯能市など県内7つの市や町で1400世帯が孤立状態に陥った。


「エネルギー基本計画」の是非を超党派議員と有識者が追及 ―もんじゅ・核燃サイクル・再稼働要件の矛盾を指摘も、曖昧な政府答弁 2014.2.20

記事公開日:2014.2.20取材地: テキスト動画

 「原発は重要なベースロード電源」―。政府・自民党は2月25日、中長期のエネルギー政策の方針を決める「エネルギー基本計画」案を決めた。同案には他に、「規制基準に適合した原発の再稼働」や「再処理やプルサーマルの推進」など、原発の維持・推進に大きく傾いた内容となっている。


【検証:大雪災害】「白い恐怖」に背を向けた、首相官邸の主・安倍総理の優雅なるウィークエンド 2014.2.19

記事公開日:2014.2.19 テキスト

 バレンタインデーに雪が降ることを、一部の新聞は「白い週末」という見出しで伝えていた。だが、あいにくと今年のバレンタインデーは、そんなロマンチックな週末にはならなかった。「白い悪魔」「白い恐怖」に見舞われた週末、と呼び直すのがふさわしい。

 2月14日(金)から、15日(土)、16日(日)の週末、関東甲信越は記録的な大雪に見舞われ、関東・甲信越・東海から東北・北海道にかけて広い範囲で甚大な被害をもたらした。


【文化】「新国立競技場なんかいるのか?!」森まゆみ×安冨歩×平智之のモーレツ!政治経済教室・豪華版 2014.2.19

記事公開日:2014.2.19取材地: テキスト動画

 「神宮外苑と国立競技場を手わたす会」の共同代表で作家の森まゆみ氏を迎えて、前衆議院議員の平智之氏と東京大学教授の安冨歩氏による「モーレツ!政治経済教室」が2月19日に行われた。


【IWJブログ】関東甲信越を襲った未曾有の雪害 現場からの声をレポート(第二弾:東京・奥多摩編) 2014.2.19

記事公開日:2014.2.19 テキスト

 週末にかけて降った大雪で、甚大な被害を受けた東京都の奥多摩町。17日の時点で、道路が通行できない状態となり、町全体でおよそ600世帯、1200人が孤立した状態となった。JR青梅線(青梅―奥多摩間)は、19日になっても運休が続いている。

 奥多摩の雪害に対する東京都の対応はどうだったのか。舛添要一東京都知事は、2月18日の会見で、IWJの質問に対し、「2月16日に、ホットラインを通じて、ただちに自衛隊に出動要請をした」と述べ、「今回は、東京都の危機管理対策がきちんと機能した」と胸を張った。


【IWJブログ】関東甲信越を襲った未曾有の雪害 現場からの声をレポート(第一弾:山梨編) 2014.2.19

記事公開日:2014.2.19取材地: テキスト

 2月14日(金)15日(土)、16日(日)の週末にかけて、関東甲信越地方と東北各県に、記録的な被害をもたらした今回の大雪。電車やバスといった各種交通機関がまひした他、各主要道路も遮断され、各地で数千世帯が孤立するなどといった大規模な雪害が生じた。

 政府の対策と既存大手メディアの報道が後手に回るなか、私とIWJスタッフはツイッターアカウント@iwakamiyasumi@IWJ_sokuhouで、15日から夜を徹しての情報の収集と発信を開始した。以後、24時間休みなく情報の収集と発信を続けてきた。


【IWJブログ】鳥越俊太郎氏「安倍政権はファシズム化している。ヒットラーと同じとは言わないが、今やっていることは独裁だ」 2014.2.19

記事公開日:2014.2.19 テキスト

 年内に施行される特定秘密保護法の危険性を周知し、廃止に追い込むため、日弁連は2月18日、弁護士会館で「秘密保護法廃止を目指す市民集会」を開催した。

 この日、講演したのは鳥越俊太郎氏。田原総一朗氏らとともに、国会審議中に秘密保護法反対の声を上げたジャーナリストの一人である。

 1965年に毎日新聞に入社して以来、管理職に就くことなく、好きで現場取材ばかり続けてきたという鳥越氏。

 「秘密はなんとしても探りだそうとするのが、ジャーナリストの本能です」。まもなく74歳になるが、生きている間にチャンスがあれば懲役も辞さず、特定秘密を白日の下に晒す、と意気込む。


【IWJブログ】大雪害で再び動き始めた「BOND&JUSTICE」 立ち往生の車を次々救出 ~VEGA-T氏インタビュー 2014.2.19

記事公開日:2014.2.19 テキスト

 「あの時から俺は当てにしてない。現に 防災無線から、テレビたいしてやらない。県境で車内泊2日目とかの人たちにガスや食料大丈夫?近所のまともに歩けない年寄り大丈夫? できることはするよスタイル。BOND&JUSTICE」

 大雪害を受け、このようにtweetしたのはレゲエアーティストのVEGA-T(@VEGA-T)氏。NPO法人、東北関東大震災支援隊本部「BOND&JUSTICE(通称、ボンジャス)」のメンバーの一人だ。

 2月14日から東日本を襲った大雪の影響で孤立した山梨県。甲府と河口湖では積雪量が観測史上最高値を更新した。15日午前7時の段階で、河口湖では138センチ、甲府で110センチ。雪に阻まれ、自衛隊の救援すらままならず、多くの車が立ち往生、凍死者も相次いだ。

 そんな中、山梨県甲府市在住のVEGA-T氏は、連日、決死の被災者救援活動にあたった。その様子はツイキャス(TwitCasting)でネット中継され、注目を集めた。


審査書案作成開始は審査への合格が前提~原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見 2014.2.19

記事公開日:2014.2.19取材地: テキスト動画

 2014年2月19日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。田中委員長は、「審査書案の作成決定は、審査の合格の見通しが立ったことだ」と、審査書案の作成には、該当のプラントが審査に合格していることが前提になるとの考えを示した。


新規制基準適合性審査書案の作成へ、3月にも着手~第43回原子力規制委員会 2014.2.19

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 2014年2月19日10時30分より、第43回原子力規制委員会が開催された。プラントの審査状況を見極め、2~3週間後を目処に審査書案を作成、判定した後、外部からの意見を募集し、公聴会も開催する方針が決まった。