「国民の生命と平和な暮らしを守るため」は解釈改憲の口実に使われた? 菅官房長官「閣議決定は従来の政府解釈の基本的な考えの枠内」 2014.7.11

記事公開日:2014.7.11取材地: テキスト動画

 「国の皆さんの生命と平和な暮らし、国の安全に責任を持つのが政府だ」――。  このような大義さえ掲げてしまえば、憲法を自由に解釈していいとでもいうのだろうか。7月11日、菅義偉官房長官が外国特派員協会で記者会見し、集団的自衛権の行使は国民生活を守るために憲法上許されているものであり、「解釈改憲」ではない、と力説した。


審査結果の説明責任はあるが、「再稼働の理解を得る責任はない」~規制庁定例ブリーフィング 2014.7.11

記事公開日:2014.7.11取材地: テキスト動画

 2014年7月11日(金)14時から、原子力規制庁で片山啓審議官による定例ブリーフィングが行われた。九州電力川内原発の適合性審査合格を示す”審査書案”について、規制庁は現在「読みこんでいるところ」だとし、元々委員会で議論する日程は確定していないと状況を説明した。


「IWJも弾圧されるまでの期間限定か?!」 〜「第33回ロックの会」岩上安身が集団的自衛権(パシリ権)を解説 2014.7.9

記事公開日:2014.7.10取材地: テキスト動画独自

 「集団的自衛権と子宮頸がんワクチン、そして原発は、同じ次元の話なのだ。みんな同じ力学で動いている」──。

 2014年7月9日、東京都渋谷区代官山のカフェラウンジUNICE(ユナイス)で、「第33回ロックの会」が行われた。前半は、LGBT(セクシュアルマイノリティ)をテーマに、オーガナイザーの松田美由紀氏、岩井俊二氏(映画監督)、2名のゲストが話をした。後半は、IWJの岩上安身が登場。7月1日に閣議決定された集団的自衛権の行使容認について、その背景や今後の展開について解説した。


発足から100日の状況・成果を報告~東電「廃炉推進カンパニーによる記者会見」 2014.7.10

記事公開日:2014.7.10取材地: テキスト動画

 2014年7月10日17時30分から、東京電力で廃炉推進カンパニーによる会見が開かれた。カンパニー発足から100日が経過したことから、この間の取り組みや、凍結遮水、台風対策等の質疑が続いた。


「権力分散は、江戸時代からの流れ」三谷太一郎氏 ~立憲デモクラシーの会、山口二郎氏による改憲抗議も 2014.7.4

記事公開日:2014.7.10取材地: テキスト動画

 憲法を軽んじる安倍政権の暴走にストップをかけるべく、大勢の学者らで結成された「立憲デモクラシーの会」は、2014年7月4日、東京・目白の学習院大学で、「集団的自衛権を問う ~立憲主義と安全保障の観点から」と題した講演会を行った。

 7月1日、政府が集団的自衛権の行使を容認するための、憲法解釈の変更を決めた。集団的自衛権の行使容認を求める報告書を安倍首相に提出したのは、安保法制懇の座長代理、北岡伸一氏であるが、この日のメインスピーカーに招かれたのは、北岡氏の恩師(東京大学大学院時代)である三谷太一郎氏(東京大学名誉教授)。三谷氏は、立憲主義の兆しは江戸時代にすでにあったことを指摘し、「権力分散は、日本人の遺伝子に組み込まれている」と強調した。


澤藤×梓澤×岩上、異口同音に「安倍改憲を許すな!」 ~鼎談本『前夜』出版記念イベントで渾身の訴え 2014.7.10

記事公開日:2014.7.10取材地: テキスト動画独自

 「この本の中で危惧されていることが、現実になりつつある」──。

 2014年7月10日、東京都千代田区にある東京堂書店神保町店で、梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士、IWJの岩上安身によるトークセッションとサイン会が行われた。3人の共著『前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』(現代書館)の、2013年12月の刊行を記念したイベントで、もともと今年2月に開催されるはずだったが大雪のために延期されていた。会場に詰めかけた市民らを前に、3人は順番に登壇。9条改正のための憲法解釈の変更を、閣議決定でやってのけた安倍政権を批判した。


【IWJブログ】防衛省の反乱? 「集団的自衛権の行使は憲法上許されない」の文言、閣議決定から6日後にやっと削除 2014.7.10

記事公開日:2014.7.10 テキスト

 安倍政権は7月1日、解釈改憲による集団的自衛権の行使を容認する閣議決定を行った。海外での武力行使を可能にする集団的自衛権の行使により、実際に血を流すことになるのは、安倍総理でも安保法制懇のメンバーでもなく、現役の自衛官である。

 その自衛官を管轄する防衛省が、今回の閣議決定に対し、内心、異を唱えているのではないか――。そのようなことを思わせる出来事が起った。防衛省のホームページに、1日の閣議決定後も、「集団的自衛権の行使は、憲法上許されないと考えています」とする文言が残されていたのである。


【IWJブログ】「熱狂」のワールドカップの陰で罪なき人々が殺されてゆく ~国民無視で社会的貧困政策を進めるブラジルの光と影 2014.7.10

記事公開日:2014.7.10 テキスト

 ブラジルにとっては、呪われた大会となってしまったかもしれない。

 2014年ワールドカップ開催国であり、優勝「本命」とも言われたブラジルが、歴史的大敗を喫した。日本時間9日、ドイツとの準決勝に臨んだブラジルは7-1で惨敗。悲願の地元優勝は絶たれ、ブラジルサポーターは悲しみと失望に沈んだ。


福島第一、凍土遮水壁が凍らない可能性「事業者に止めろと言いにくい」~田中俊一原子力規制委員長定例会見 2014.7.9

記事公開日:2014.7.9取材地: テキスト動画

 2014年7月9日14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。特定原子力施設監視・評価検討会の中で福島第一原発のリスクを改めて整理し、優先度、対策等を議論する考えを示した。


【岩上安身のツイ録】「返還して、辞職」では済まされない 号泣・野々村県議の政務活動費問題 「モーニングバード!」で岩上安身がコメント 2014.7.9

記事公開日:2014.7.9 テキスト

 テレビ朝日「モーニングバード!」7月8日(火)の放送にレギュラーコメンテーターとして出演しました。

 番組では、沖縄・宮古島に接近する台風第8号の速報、男性に睡眠薬入りの酒を飲ませる手口で金品を盗む「声優のアイコ」事件、兵庫県・野々村竜太郎県議の不明瞭な政務活動費の使途の問題、そして福島県越前市の職員たちが知恵をしぼり取り組む町おこしの話題、主に以上の4点についてコメントをしました。


新たな被害者を生みながら、いまだに中止されない子宮頸がんワクチン/他のワクチンでは乳幼児38名の死亡例も 2014.7.6

記事公開日:2014.7.8取材地: テキスト

 「お母さん、ワクチンを打ったこと、忘れませんか」

 重篤な副反応被害が相次ぐ子宮頸がんワクチン――。被害者は今、どのような問題に直面しているのか。冒頭の言葉は、厚労省がワクチン副反応の専門治療機関に指定した病院の医師が、被害者の母親に発した発言だ。接種の勧奨がストップして1年以上が経過しても、医療機関の無理解は依然として変わらない。

 7月4日、厚労省ワクチン副反応検討部会で、2013年10月から2014年3月末までの副反応報告件数が180件におよぶことが明らかになった。このうち、重篤と判断されたのは150件で、45件はまだ回復していないと報告があがっている。


「過去最強クラス」の台風に安倍政権の備えは? 記者クラブ以外参加禁止の古屋防災担当大臣会見で、質問者はゼロ 2014.7.8

記事公開日:2014.7.8取材地: テキスト動画

 「過去最強クラス」の台風8号が、沖縄本島に接近している。7月8日現在、沖縄県宮古島地方に暴風・波浪・高波、沖縄本島に暴風・波浪の特別警報が発表されている。古屋圭司防災担当大臣は、同日午前11時より内閣府で行われた閣議後記者会見で、今後大雨の特別警報が発令される可能性を示唆し、警戒の徹底を呼びかけた。

 IWJも会見に参加したが、「警察庁記者クラブ」のルールに則り、質問は制限された。以下、報告ツイートとともに、事の顛末をお伝えしたい。


【文化】Wトンチ博士第9弾 ~原発事故後に結成された「NOddIN」から丹下紘希氏が登場 2014.7.1

記事公開日:2014.7.8取材地: テキスト動画

 東京大学教授の安冨歩氏と前衆議院議員の平智之氏による、「Wトンチ博士のモーレツ!政治経済教室」の第9弾が、7月1日に行なわれた。映像作家集団「NOddIN」の丹下紘希(たんげ・こうき)氏をゲストに招き、前回に引き続き、打楽器奏者の片岡祐介氏と平塚市議会議員・江口友子氏も参加する形で進行した。


【IWJルポルタージュ】原発銀座を襲った「数十年に一度の大豪雨」 インフラの崩壊で発覚した“新規制基準の穴”

記事公開日:2014.7.8取材地: テキスト

 命の心配を呼びかけるほどの大雨が、原発銀座を襲ったーー。

 気象庁は2013年9月16日、四国から東北地方にかけて記録的な猛威をふるった台風18号に伴い、京都、滋賀、福井に対し、大雨特別警報を発表。「直ちに命を守る行動を取ってください」と、最大限の注意を呼びかけた。該当地区での雨は15日未明から降り始め、翌16日の午前5時30分までの総雨量は、福井県小浜市で333.5ミリ、滋賀県大津市で300ミリ、京都府京北町で280ミリに達した。「数十年に一度」の規模の豪雨だった。


「開かれた政府をつくるプロジェクト」で作家・浅田次郎氏「密室の議論が良い結果を生まないのは歴史が証明している」 2014.7.7

記事公開日:2014.7.7取材地: テキスト動画

 「日本ペンクラブ」「自由人権協会」「情報公開クリアリングハウス」の三団体が市民と政府間の距離を近づけようと、「開かれた政府をつくるプロジェクト」を立ち上げた。7月7日、日比谷でキックオフシンポジウムが開かれた。


福島第一、2号機海水配管トレンチの凍結止水、いまだ完成せず~東電定例会見 2014.7.7

記事公開日:2014.7.7取材地: テキスト動画

 2014年7月7日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発2号機海水配管トレンチの凍結止水工事は、いまだに凍結できていないため完了していないが、東電は3号機海水配管トレンチの凍結止水や、凍土式遮水壁はうまく凍結できると想定している。


【IWJブログ】ネット上で「朝鮮人を殺す」「虐殺する」と差別・脅迫の書き込みをしていた「ヨーゲン」の正体 〜詐欺容疑で逮捕された57歳の「ネトウヨ」男は10代の子供を持つ父親

記事公開日:2014.7.7 テキスト

 「米マイクロソフト(MS)社の技術者用会員IDを詐取した容疑で、県警サイバー犯罪対策室と栃木署は4日、福島県いわき市平、ホームページ(HP)管理業佐藤文平容疑者(57)を再逮捕した。

 逮捕容疑は2011年11月上旬ごろ、転売が禁じられているソフトウエアの認証コード『プロダクトキー』を販売する目的でMS社ウェブサイトにアクセスし、契約料を支払って技術者向け会員サービスの会員となり、MS社からIDの交付を受けた疑い」


都議会でのセクハラやじは「人権の問題」――「都議会・性差別やじ問題の幕引きを許さない緊急集会」が開催 2014.7.7

記事公開日:2014.7.7取材地: テキスト動画

 6月18日に東京都議会で、塩村文夏議員に対して複数のセクハラやじが飛ばされ問題となっている。これを受けて、6月25日に都議会で「都議会の信頼回復に関する決議」が採択され都議会は閉会となったが、この問題はまだ終わったわけではない。7月7日、「都議会・性差別やじ問題の幕引きを許さない緊急集会」が開催され、この問題についてさまざまな意見が出された。


東大・安冨歩教授が説く日本の格差社会の背景~チバレイ・ウガヤの言論ギグ!第三回目 2014.7.3

記事公開日:2014.7.7取材地: テキスト動画

 ヨーガインストラクターの千葉麗子氏とジャーナリストの烏賀陽弘道氏によるトークイベント「言論ギグ」の第3回が「六本木・バニラムード」で7月3日(木)に行なわれた。ゲストにはWトンチ博士でもおなじみの東京大学教授・安冨歩氏が招かれ、立ち見の参加者も出るほどの盛況となった。


【滋賀県知事選】「地元の悲鳴は安倍政権批判」 〜坪田五久男候補インタビュー「県民の暮らしが脅かされる」 2014.7.6

記事公開日:2014.7.7取材地: テキスト動画独自

 2014年7月6日(日)21時半頃から、滋賀県知事選挙に出馬する共産党県常任委員の坪田五久男(いくお)候補(共産推薦)に、IWJの柏原記者がインタビューを行った。

 坪田候補は「滋賀に広がる庶民の悲鳴は『安倍改革』によるものだ」と言明し、今回の知事選で掲げる主題は「ずばり、安倍政権の暴走阻止にある」とした。