日刊IWJガイド・非会員版「BRICSサミット(その3)BRICSの『カザン宣言』は、欧米が無視してきた国連の枠組みと精神を最大限尊重するものだった!」2024.10.26号~No.4363


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~BRICSサミット(その3)BRICSの「カザン宣言」は、欧米が無視してきた国連の枠組みと精神を最大限尊重するものだった! プーチン大統領は、「BRICS投資プラットフォーム」を提案! BRICSの結合力を高めるだけでなく、加盟希望国やパートナー国を増やすという点でも、大変注目される!

■コロナ後遺症と思われる体調不良が続いていた岩上安身は、10月から積極的にインタビュー再開! 復帰第1弾の原口一博議員インタビューは、会員向けアーカイブで見逃し配信の視聴可能! ウクライナ問題に詳しい塩原俊彦氏にも連続インタビュー! 塩原氏は要衝ポクロフスクの陥落が勝敗決すると予測! 一昨日初配信した続編ではゼレンスキーの核兵器保有発言も取り上げました! 必見です! 10月は25日間で95件、288万2240円のご寄付・カンパをいただきました! 月間目標400万円の82%、今月もIWJの財政状況はまだまだピンチです! 一方「IWJしか報じられない情報」激増中! ぜひご支援をお願いいたします!

■【中継番組表】

■明日27日は第50回衆議院選挙投開票日! 小選挙区の半数近くが大接戦! 自公与党は過半数ラインが微妙に!? 最終盤で自公失速、過半数割れの予測続出! それでも裏金議員が「Aランク」当確!? 議員が何をやらかしても支持し、票を入れる「懲りない日本人」が政界の腐敗を助長する! 自民「非公認候補に2000万円支給」について、上脇博之教授「裏金政党が裏金議員を裏公認した形」だと憤り! 最終盤に来て、2000万円裏公認問題が自民党にトドメをさす?

■【本日のニュースの連撃 3連弾!】

■【第1弾! NATO加盟国から唯一トルコがBRICSサミットに参加!】(『ニューヨーク・タイムズ』2024年10月23日、ほか)EUへの参加を申請しながら、おそらくトルコが欧州の白人中心の国家ではなく、キリスト教文明圏ではない、という理由で排除してきた結果が、多様性を認めるBRICSへの参加の道を開いた!

■【第2弾! 米大統領選トランプ候補が大統領在任中、ロシアのプーチン大統領に「もしウクライナを狙うなら、モスクワのど真ん中で、あなたをぶちのめしてやる」と言ったと激白! ロシアのメドベージェフ元大統領は、「お前のクソみたいなワシントンも、攻撃されるだろう」とXに投稿!!】メドベージェフ氏はBRICS首脳会議を米国の世界支配への「本格的な対抗勢力」と位置付け、「このような力の均衡が現れなければ、人類の完全な滅亡につながる全面戦争が起きてしまう」と警告!(『ウォール・ストリート・ジャーナル』、2024年10月18日)

■【第3弾! 米国が「北朝鮮兵3000人が極東ロシアの軍事施設で訓練を受けている」と公式に発表! ただし「ウクライナ紛争に参戦するかは不明」とも】ロシアのプーチン大統領は、北朝鮮兵のロシア派兵を否定も肯定もせず、批准中の「包括的戦略パートナーシップ条約」を「見守っている」と発言! 日本のテレビ局は24日夜のニュースで、ウクライナが北朝鮮兵に投降を呼びかけるための「温かい3食の食事と清潔な部屋」の動画を横並びで一斉に詳報! 飢餓の国からきた飢えた兵士たちが逃走、投降するだろうという見下し!? しかしそのウクライナはあまりに脱走が多すぎて、ついに脱走が罪に問われないことに!!(『AFPBB』、2024年10月24日)
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■はじめに~BRICSサミット(その3)BRICSの「カザン宣言」は、欧米が無視してきた国連の枠組みと精神を最大限尊重するものだった! プーチン大統領は、「BRICS投資プラットフォーム」を提案! BRICSの結合力を高めるだけでなく、加盟希望国やパートナー国を増やすという点でも、大変注目される!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 23日に、BRICSサミットの全体会合が行われ、「カザン宣言」が採択されました。

※Kazan Declaration(BRICS SUMMIT、2024年10月25日閲覧)
https://cdn.brics-russia2024.ru/upload/docs/Kazan_Declaration_FINAL.pdf?1729693488349783

 この「カザン宣言」の副題であり、テーマは、「公正な世界発展と安全保障のための多国間主義の強化」なのです。

 このテーマには、「公正な世界発展」と「安全保障」、「多国間主義」の3つの要素が含まれていることがわかります。

 このテーマには、金融力・経済規模・軍事力・諜報力などで、世界を王様気取りで統治してきた欧米というキリスト教文明を中心とした世界のあり方に対する深い批判が含まれています。

 「多国間主義(Multilateralism)」とは、複数の国々が協力し合い、国際的な課題に対処するために、対話や交渉を通じて解決策を見つける外交的アプローチを指します。

 この考え方では、国家間の協力と共同意思決定が重視され、一国主義(unilateralism)や二国間関係(bilateralism)とは対照的に、多くの国が参加する国際機関や枠組み(例:国連)を通じて共通の目標を達成しようとします。

 多国間主義を掲げながら、事実上、米国の一国支配の道具になっていたり、その効力が無化されている国際機関は、複数あります。たとえば、米国が最大の出資国であるIMFや世界最大の経済規模から貿易交渉で米国が強い交渉力を持つ世界貿易機関(WTO)、米国が拒否権を持つばかりか、その経済力と軍事力を背景に多数派工作の舞台となっている国連などです。

 また、「公正な世界発展」とは、米国が、世界最大の軍事力をバックにして、「民主主義」の輸出という名目で、他国の政権を転覆して、その後に、西欧資本の草刈り場にした結果、対象国の国内外で巨大な格差を生んできたことに対する批判であると受け取れます。

 このテーマからわかるように、理念の上では、BRICSと国連は非常に近いものを持っています。少なくとも、G7と国連より、はるかに理念的な近親性があると言っていいでしょう。

 アントニオ・グテレス事務総長は、23日にかけての深夜、BRICSサミット参加のためロシアのカザンを訪問しました。

 たとえ、表敬訪問であっても、国連事務総長が、ウクライナが中心となり、ロシアを排除した上で、ウクライナに都合のよい平和サミットの方には参加せず、BRICSサミットに出席したということは、国連とBRICSは、ともにある、という明確な意思表示です。

※国連事務総長がロシア到着 伝統菓子を賞味(スプートニク日本、2024年10月23日)
https://sputniknews.jp/20241023/19238740.html

 西側諸国は、イスラエルの自衛権という名の侵略権を一斉に認め、支援していますが、そのイスラエルは、国連に対してきわめて敵対的です。理念的・政治的対立ではなく、暴力、武力による攻撃を、レバノンに派遣されている国連の平和維持部隊に対して、かけています。国連基地に強制的に侵入し、焼夷性化学物質の白リンを15人の平和維持要員に近距離で使用して、負傷させた疑いがあるという報告書が、平和維持軍をレバノンに派遣している国によって作成されています。

※Israel launched a dozen attacks on UN troops in Lebanon, says leaked report(フィナンシャル・タイムズ、2024年10月23日)
https://www.ft.com/content/151eb482-6415-48a8-bf3f-baed00018c4e

 国際的なシステムの中でもっとも重要なのは国連です。その国連軍を蹴散らす国際法のアウトロー・イスラエルを、堂々と擁護して支援しているのは、米国とその米国が君臨して従属させてきた西側諸国です。本来の「民主主義」の理念はともかく、西側諸国が唱え、他国に暴力的に押し付けている「民主主義」なるものは、偽物であり、偽善であり、その強制の仕方自体が「民主的」ではありません。

 国連を尊重し、国際法を尊重し、「公正な世界発展と安全保障のための多国間主義の強化」という理念を「実質的に」実現できるのは、米国を中心とした西側諸国(日本を含む)ではなく、むしろBRICSの方なのではないでしょうか。

 少なくとも、国連がそうした期待を抱いていなければ、グテレス事務総長のカザン訪問は、実現しなかったことでしょう。

※国連事務総長がロシア到着 伝統菓子を賞味(スプートニク日本、2024年10月23日)
https://sputniknews.jp/20241023/19238740.html

 この「カザン宣言」は4つの大きな柱から成り立っています。

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■コロナ後遺症と思われる体調不良が続いていた岩上安身は、10月から積極的にインタビュー再開! 復帰第1弾の原口一博議員インタビューは、会員向けアーカイブで見逃し配信の視聴可能! ウクライナ問題に詳しい塩原俊彦氏にも連続インタビュー! 塩原氏は要衝ポクロフスクの陥落が勝敗決すると予測! 一昨日初配信した続編ではゼレンスキーの核兵器保有発言も取り上げました! 必見です! 10月は25日間で95件、288万2240円のご寄付・カンパをいただきました! 月間目標400万円の82%、今月もIWJの財政状況はまだまだピンチです! 一方「IWJしか報じられない情報」激増中! ぜひご支援をお願いいたします!

 IWJ第15期の3ヶ月目となる10月も、残り6日となりました。

 10月は1日から25日までの25日間で、95件、288万2240円のご寄付・カンパをいただきました。これは月間目標額の82%にあたります。ありがとうございます。ただ、10月も25日を過ぎた時点で、まだ82%どまり、ということは、8月の39%、9月の58%に続いて、今月も目標額に到達しない可能性があります。

 第15期が、赤字とならないようにするために、有料会員登録と、ご寄付・カンパによる、財政難のIWJへのご支援をよろしくお願い申し上げます!

 8月は2度入院し、9月は在宅で仕事をしつつ静養して、インタビューなどはセーブしてきましたが、おかげさまで私、岩上安身の体調も上向いてまいりました。10月からは積極的にインタビューを再開しています。

 第1弾として、4日に、新刊『プランデミック戦争~作られたパンデミック』を上梓した原口一博衆議院議員にインタビューしてきました。コロナワクチンの問題については、「検閲」がひどいYouTubeでは、確実にバンされてしまうであろう「タブー」に切り込んでいます! そのため、YouTubeでは全編流すことができません! 別のプラットフォームを用いた会員向けアーカイブには、全編動画を公開していますので、皆さま、ぜひ会員登録をして御覧ください!

※「『パンデミック合意』の中身は遺伝子製剤を使った儲け話の分け前。世界の保健とか、健康とか、ましてや命の話ではない! WHOは反社! 邪悪そのもの!! しかも日本はその主犯! WHOの親善大使・武見敬三氏が厚労大臣になって、バリバリ進めた!!」作られたパンデミックである「プランデミック戦争」から日本人の命を守るには!?~岩上安身によるインタビュー 第1167回ゲスト 立憲民主党・原口一博衆議院議員 2024.10.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/524918

 21日は、6月17日に最新刊『帝国主義アメリカの野望~リベラルデモクラシーの仮面を剥ぐ』(社会評論社)を上梓した、ウクライナ問題に詳しい評論家で、元日経新聞・朝日新聞記者の塩原俊彦氏への岩上安身による連続インタビュー3回目を初配信しました! 会員向けアーカイブには、全編動画を公開していますので、皆さま、ぜひ会員登録をして御覧ください! ウクライナ紛争の本質から最新の戦況までを鋭く分析する塩原氏のお話は必見です!

※ウクライナ戦争と米国の帝国主義!「自衛戦争」から「代理戦争」への変質! 神に祝福されたかのようにふるまうヘゲモニー国家・アメリカの「超大国神話」と「悪」を真正面から暴く!~岩上安身によるインタビュー第1168回ゲスト 評論家、元日経新聞・朝日新聞記者 塩原俊彦氏(第3回)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/525099

 また、第4回は下記から御覧いただけます。

※米国の外交政策は、大統領選を最優先に決められている! 神に祝福されたかのようにふるまうヘゲモニー国家・アメリカの「超大国神話」と「悪」を真正面から暴く!~岩上安身によるインタビュー第1169回ゲスト 評論家、元日経新聞・朝日新聞記者 塩原俊彦氏(第4回)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/525180

 全編視聴は、会員のみとなりますので、こちらもぜひ、会員登録してご視聴ください! 皆さま、よろしくお願いします!

※会員登録のご案内
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 ぜひ、このインタビューも、お見逃しになった方は、ぜひ、会員となってアーカイブを御覧ください!

 9月末現在、IWJ会員の総数は2208人、このうちサポート会員の方は840人でした。ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

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みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
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 どうぞ、皆さま、欧州と同じく、米国に操られたまま、無謀な戦争へと向かう日本の対米従属権力に対し、リスクを負い、一切忖度しないで真実をお伝えしてゆく独立メディアIWJの存在意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 よろしくお願いします!

 岩上安身拝


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◆中継番組表◆

**2024.10.26 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh2・福島】13:00~ 水戸喜世子さんお話し会「人生に乾杯!私の市民運動論」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach2

 「合津放射能情報センター」主催の水戸喜世子さんお話し会『人生に乾杯!私の市民運動論』を中継します。これまでIWJが報じてきた原発関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/nuclearpowerstation

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あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh3・京都】19:30~「トゥー・キッズ・ア・デイ」上映後の岡真理さんのお話
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach3

 「トゥー・キッズ・ア・デイ」上映後の岡真理さんのお話を中継します。これまでIWJが報じてきた岡真理さん関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%B2%A1%E7%9C%9F%E7%90%86

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◆中継番組表◆

**2024.10.27 Sun.**

調整中

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

米国の外交政策は、大統領選を最優先に決められている! 神に祝福されたかのようにふるまうヘゲモニー国家・アメリカの「超大国神話」と「悪」を真正面から暴く!~岩上安身によるインタビュー第1169回ゲスト 評論家、元日経新聞・朝日新聞記者 塩原俊彦氏(第4回)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/525180

◆「2024年10月27日」まで、フルオープン! 動画をご視聴になり、記事をお読みになった方々は、ぜひ、この機会に会員登録をお願いします!◆

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【フルテキスト掲載!】違法寄付受領罪および収支報告書虚偽記載罪で刑事告発!落選対象議員「第4号」自民党・野村哲郎参議院議員(鹿児島選挙区)の疑惑に迫る!~岩上安身によるインタビュー 第636回 ゲスト 神戸学院大学・上脇博之教授(その2)2016.3.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/296258

高市総務相に計925万円の闇金疑惑!?「米国連邦議会立法調査官」の給料は松下政経塾から出ていた!~岩上安身によるインタビュー 第653回 ゲスト 上脇博之氏 2016.5.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/302378

【特別寄稿】「原発再稼働阻止のシンボル」泉田裕彦氏が自民党から立候補表明! 泉田ファンクラブ主宰の講演会で語った出馬動機をレポート! その場に登場した古賀茂明氏は泉田氏の目の前で「落選運動」を宣言!(ジャーナリスト・横田一) 2017.9.10
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ママたちはもう信用しません!「国民の命を危険にさらす法案を米国の利益のために無理やり通した」安倍総理――「安保関連法に反対するママの会」廃案と賛成議員の落選運動に向け決意表明 2015.9.25
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「じゃあ武藤さん、あんたが一番に前線に行くんだね?」~自民党・武藤貴也議員の選挙区で落選運動がスタート「絶対に今後、当選させてはならない」2015.8.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/257016

【フルテキスト掲載!】「野党共闘」が実現した注目の熊本選挙区、自民党の松村祥史議員に3500万円もの「出所不明金」!~岩上安身によるインタビュー 第636回 ゲスト 神戸学院大学・上脇博之教授(その1) 2016.3.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/295943

【フルテキスト掲載!】違法寄付受領罪および収支報告書虚偽記載罪で刑事告発!落選対象議員「第4号」自民党・野村哲郎参議院議員(鹿児島選挙区)の疑惑に迫る!~岩上安身によるインタビュー 第636回 ゲスト 神戸学院大学・上脇博之教授(その2) 2016.3.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/296258

普天間「県外移設」の公約破棄だけではない!裏金作り?カレンダー配布?偏向ラジオ放送!?沖縄担当相の島尻安伊子参議院議員に浮かび上がった疑惑の数々!ついに刑事告発される! 2015.12.4
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/277484

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自民党は39人処分するだけで幕引きをはかる!?「裏金問題はまだ始まったばかり」! 自民党議員らと岸田総理と後援会を次々と刑事告発!~岩上安身によるインタビュー 第1153回ゲスト 神戸学院大学法学部・上脇博之教授 2024.4.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/522485

「1994年の政治制度改悪が裏金作りを生み『米国の利益のための戦争をする国作り』に直結した!」~岩上安身によるインタビュー 第1154回ゲスト 神戸学院大学法学部・上脇博之教授 2024.4.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/522670

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■明日27日は第50回衆議院選挙投開票日! 小選挙区の半数近くが大接戦! 自公与党は過半数ラインが微妙に!? 最終盤で自公失速、過半数割れの予測続出! それでも裏金議員が「Aランク」当確!? 議員が何をやらかしても支持し、票を入れる「懲りない日本人」が政界の腐敗を助長する! 自民「非公認候補に2000万円支給」について、上脇博之教授「裏金政党が裏金議員を裏公認した形」だと憤り! 最終盤に来て、2000万円裏公認問題が自民党にトドメをさす?

 いよいよ、明日は第50回衆議院選挙投開票日です。

 21日付の自民党内部調査は、各選挙区候補者を、Aランク(ほぼ当選間違いなし)、Bランク(優勢)、Cランク(僅差)に分けています。Bランクは逆転が難しいと思われますが、Cランクのうち、C+(僅差ながらもやや優勢)は、投票いかんで結果が変わる接戦区だと言えます。

 小選挙区における候補者のランキングは以下のようになっています。

Aランク
自民 64
公明 0
立憲 0
維新 1
無  4(西村康稔【兵庫9】、高木毅【福井2】、平沢勝栄【東京17】、三ツ林裕巳【埼玉13】)

 裏金問題で自民党公認を外された4名が、しっかりAランクに入っているのはどうしたことでしょうか。それぞれの選挙区の有権者がどこを見ているのか、聞いてみたくなります。

 それにしても、自民党調査ということもあるのでしょうが、裏金問題も統一教会問題も、北関東と関西・中国・九州方面での自民党岩盤支持層には、亀裂を入れることができないようです。

 こうした地方の有権者の方々は、裏金づくりに脱税と、地元の自民党議員がやりたい放題にやってきていても、不起訴扱いにされる不公平に怒りを覚えないのでしょうか?

 一方で、自分達は増税や各種保険料のアップなど、国民負担の増大、インフレによる実質的な所得の目減り、インボイス制度によって、徹底的に所得を捕捉され、徴税が厳しくなり、事務負担が増えたことなど、不満は数々あるはずです。

 なぜ、自分達の首を絞める自民党の裏金議員を支えようとするのか、理解に苦しみます。

 立憲民主党は今回、少なくとも20議席以上増加する勢いで、議席を大きく伸ばすことは間違いないと思われますが、当選確率の高いAランクゼロ、新代表となった野田佳彦氏(千葉14)や、泉健太前代表(京都3)、枝野幸男元代表(埼玉5)もBランクという実態から目を背けるべきではないと思われます。

Bランク
自民 38
公明 1
立憲 28
維新 16
国民 2
無  2(萩生田光一【東京24】)

 立憲民主党の有田芳生候補が、裏金問題で自民党公認を外され、統一教会でも真っ黒の疑惑をもたれている萩生田光一候補に挑戦する注目の東京24区ですが、自民党の調査では萩生田候補が優勢と出ています。

 「どうしてそうなる」と言いたいところですが、有田候補が微差でリードとする『日経』や『毎日』の調査もあります。「B」ランクではありますが、まだまだ勝敗の行方はわかりません。

 ヘイト発言などで物議を醸し続けてきた杉田水脈前議員(比例中国ブロック)が、裏金問題で党から役職停止6ヶ月の処分を受け、今回の衆議院選挙への出馬を見合わせましたが、来年の参議院選挙に出馬する気満々のようです。

 何をやっても支持し、投票してくれる有権者がいる限り、日本の政界をクリーンにすることなどできそうにもありません。

※自民・杉田水脈前衆院議員が次の衆議院選挙に出馬しない意向固める(TBS NEWS DIG、2024年10月10日)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1482376

 それにしても大阪での維新(日本維新の会)の強さには目を見張るものがあります。Aランクがないのは不思議ですが、収支の面から成功しそうにない大阪万博問題も、大阪とその周辺での維新人気を削ぐところまでには行っていないようです。

 仮に自公が過半数割れしても、連立政権に参加する考えはないと、日本維新の会の藤田文武幹事長は述べていますが、憲法改正や緊急事態条項では、自民党以上に前のめりな維新ですから、各論の投票行動は「第2自民党」となる可能性が十分にあります。連立を組まず、野党の顔をしながら、ここぞという時には自公をアシストする投票行動を行う可能性がある、ということです。

※維新幹事長、連立入り否定 自公過半数割れでも【24衆院選】(時事通信、2024年10月23日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024102301042&g=pol

 ただ、Bランクであっても、有権者の投票行動で、各種世論調査の予測を覆すことが可能です。この人、この政党と思う候補がいる場合は、ぜひ投票所へお運びください。

 C+ランクは、各社の世論調査でも、優勢の順位が変動する不確定なランクです。立憲民主党の各候補者が、大接戦を戦っていることは一目瞭然です。

C+ランク
自民 42
公明 5
立憲 63
維新 8
国民 1
共産 2
社民 1
無  4(世耕弘成【和歌山2】)

 裏金問題で自民党公認を外された、世耕弘成候補が苦戦しています。

 裏金問題を端緒として引退を表明した二階俊博・自民元幹事長の三男、二階伸康氏との「紀州戦争」とも呼ばれる一騎打ちで、自民党票が割れての苦戦です。

※激戦の和歌山2区 血と血で争う「紀州戦争」二階元幹事長の三男・伸康氏vs世耕前参院議員 知名度か父の威光か…保守分裂の一騎打ち(ZAKZAK、2024年10月16日)
https://www.zakzak.co.jp/article/20241016-RJSOQC7SNBLDTPM2RIK5LJPBWI/

 自民党の自業自得ですが、言い換えれば、どちらが勝っても自民党という結果になる、ともいえます。

 衆議院は定数465(289小選挙区、176比例)ですが、C+ランクが126区もあり、小選挙区の半数近くが大接戦となっています。そのため、各社の予測にも大きな幅があります。

 ほぼ確定から僅差までを含めると、自民党調査によれば、各党の小選挙区における「優勢」の合計は、自公の与党が150(154)、野党第1党の立憲民主党が91、維新や国民を含めた野党の合計は122、となります。

自民 144 (裏金議員の5を加えると149)
公明 6
立憲 91
維新 25
国民 3
共産 2
社民 1

 しかし、公示後に、日経、読売(日テレ)、毎日、共同通信社、時事通信などが出した選挙予測は、大きな差があります。

<各社調査予測の幅:小選挙区、(前回の第49回衆議院選挙の結果)>
自民 110~170(第49回:189)
公明 4~8 (第49回:9)
立憲 74~131 (第49回:57)
維新 16~23 (第49回:16)
国民 4~7 (第49回:6)
共産 0~2 (第49回:1)
社民 1 (第49回:1)

<各社調査予測の幅:比例、(前回の第49回衆議院選挙の結果)>
自民 53~73(第49回:72)
公明 20~23(第49回:23)
立憲 39~47(第49回:39)
維新 13~25(第49回:25)
国民 7~15 (第49回:5)
共産 5~11 (第49回:9)
れいわ 5~7 (第49回:3)
社民 0~1 (第49回:1)
参政 0~3
保守 0~5

 小選挙区と比例の予測を機械的に足し合わせると、自公与党は187~274まで幅があり、定数465の過半数である「233」がその中間ぐらいにあるという、どちらに転ぶのかまったく予測のできない情勢です。

<各社調査の幅:小選挙区+比例(前回の第49回衆議院選挙の結果)>
自民 163~243(第49回:261)
公明 24~31 (第49回:32)
立憲 113~178(第49回:96)
維新 29~48 (第49回:41)
国民 11~22 (第49回:11)
共産 5~13 (第49回:10)
れいわ 5~7 (第49回:3)
社民 1~2 (第49回:1)
参政 0~3
保守 0~5

 しかし、ここ最終盤に来て、「自公過半数割れ」の予測が次々と出ています。

 22日付『朝日新聞』は、自公の与党が過半数を維持できるのかが焦点、立憲民主党は140議席が視野に入ったと報じました。

※233議席巡り与野党攻防 自公過半数割れなら15年ぶり 衆院選(朝日新聞、2024年10月22日)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S16064656.html

 『東京新聞』は22日付で、「与党過半数は微妙」と報じました。

 自民が優勢の小選挙区は140を割り込み、立憲民主党は小選挙区で100議席をうかがう、としています。

※衆院選、与党過半数は微妙 自民苦戦、単独割れも(東京新聞、2024年10月22日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/361716

 『日本経済新聞』は24日付で「全国で22~24日に電話調査し取材を加味して情勢を分析した」結果、全体的に自民優勢区が減り、立憲優勢区が増えたとし、自公の過半数確保は不透明、自民は比例で60議席程度、立憲民主党は150議席をうかがう、と報じました。

 立憲民主党は前回選挙で96議席ですから、50議席以上の増加となれば、1.5倍の増加になります。

※自公過半数巡り攻防、接戦区増え半数 衆院選・終盤情勢(日本経済新聞、2024年10月24日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA234Z20T21C24A0000000/

 24日付『読売新聞』も22~24日の世論調査で、自民党候補が追い上げられているとし、自民党が優勢であった選挙区が102から87に減少し、接戦区が118から133に増加した、と報じています。

※与党過半数の攻防、自民苦戦し小選挙区130超で接戦・立民大幅増へ・国民も躍進…読売終盤情勢調査(読売新聞、2024年10月24日)
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20241024-OYT1T50155/

 内閣支持率28%という「危険水域」からの出発を余儀なくされた石破政権ですが、衆議院選挙終盤の23日、『しんぶん赤旗』が、「裏金非公認候補に2000万円支給」のスクープを出しました。

※裏金非公認に2000万円 公認と同額 自民本部が政党助成金(しんぶん赤旗、2024年10月23日)
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik24/2024-10-23/2024102301_03_0.html

 このスクープを受けて、自民党の森山幹事長は「衆院選で非公認とした候補が代表を務める党支部に活動費を支給していた」と認め、「党勢拡大のための活動費として支給したもの」であって、「候補者に支給したものではない」などと強弁し、撤回しようとはしていません。

 岩上安身のインタビューにもご登壇いただいている、神戸学院大学の上脇博之教授は、『しんぶん赤旗』に「裏金政党が裏金議員を裏公認した形だ」と述べています。

※非公認に2000万円 自民・森山幹事長認める(しんぶん赤旗、2024年10月24日)
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik24/2024-10-24/2024102401_01_0.html

 森山幹事長だけではなく、石破総理も「政党支部に出しているのであって、非公認候補に出しているのではない」などと弁明していますが、こんな「国民騙し」の弁明は、かえって自民党への反発を招くのではないでしょうか。

 単に「党勢拡大」のために「政党支部」に出すのであれば、選挙後に支給すればいい話です。「梨下に冠を正さず」という諺がありますが、わざわざ選挙前に支給したのですから「裏公認」と取られても、しかたありません。

 裏金非公認候補・萩生田光一氏は、自民党東京都第24選挙区支部の代表を務めています。萩生田氏は、政党交付金2000万円が交付されたことを認め、「ありがた迷惑な話だ」と党執行部に対する苦情を述べ、返金を含めて党本部と協議する意向を示しました。どの口が言うのか、という思いもわいてきます。

※「ありがた迷惑な話だ」 萩生田氏、2000万円の交付確認(毎日新聞、2024年10月25日)
https://mainichi.jp/articles/20241025/k00/00m/010/002000c

 衆議院選挙の最終盤にあって、にわかに暴露された「裏金政党が裏金議員を裏公認」の2000万円が、与党で過半数を目指す自民党にとって、トドメの一撃となるかもしれません。いずれにせよ、それは有権者の皆さんの投票行動次第となります。投票しない、という選択肢もありますが、投票率が下がるとこれは組織票を持つ、自民・公明にとってプラスに働く、ということもお忘れなく!

 ぜひ、選挙に行きましょう!!

■【本日のニュースの連撃 3連弾!】

■【第1弾! NATO加盟国から唯一トルコがBRICSサミットに参加!】(『ニューヨーク・タイムズ』2024年10月23日、ほか)EUへの参加を申請しながら、おそらくトルコが欧州の白人中心の国家ではなく、キリスト教文明圏ではない、という理由で排除してきた結果が、多様性を認めるBRICSへの参加の道を開いた!

 トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、NATO加盟国の指導者として唯一、BRICSサミットに参加しました。

 23日付『ニューヨーク・タイムズ』は、エルドアン大統領のBRICSサミット参加を、こう報じています。

 「今週、西ロシアで世界の指導者たちを迎える中、ウラジーミル・プーチン大統領は、米国の国際金融システム支配の終焉に関心を持つ中国やイランのようなパートナーを求め、赤絨毯での歓迎を行った。

 しかし、多くの首脳の中で、一人だけ異なるゲストがいた。

 トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、NATO加盟国の指導者として唯一、BRICSサミットとして知られるこの会議に出席するため、水曜日にロシアのカザンに到着した。

 エルドアン大統領はプーチン氏を『親愛なる友人』と呼び、この表現は繰り返し使われており、ライバルが入り混じる世界でトルコを重要なプレーヤーとして位置づけようとするエルドアン氏の長年の努力を示しており、NATOの同盟国を時に苛立たせることもある」。

※At Putin―Hosted Summit, One Guest Stood Out: Erdogan(ニューヨーク・タイムズ、2024年10月23日)
https://www.nytimes.com/2024/10/23/world/europe/putin-brics-summit-russia-nato-turkey.html

 さらに、同日付『ニューヨーク・タイムズ』は、こう述べています。

 「NATOはロシアや多くのBRICS加盟国において批判の的とされ、BRICSの指導者たちは頻繁にこの同盟を批判している。NATO加盟国の指導者であるエルドアン氏が成長するBRICSとの関係強化に関心を示したことは、プーチン氏が自らの周りに集めようとしている(加盟国の)勢力圏が拡大していることを強く示すものだと専門家たちは述べている。

 彼らの会談は、米国当局が北朝鮮がウクライナでの戦闘に加わるため、ロシアに兵を派遣したと発表した中で行われた。これは、かつては核への野心を抑えるために北朝鮮に制裁を課していたモスクワが、多様な国々から支持を得ていることを示す一例である」。

★『ニューヨーク・タイムズ』も、対露制裁によってロシアが国際的に孤立しているかと思いきや、それはあくまで米国とその従属国(欧州、日本)のみの話で、世界中の多様な国々の支持を集めていることをもはや認めるに至っているのです。

 軍事力が高く、NATOの有力加盟国でありながら、加盟できるのは、欧州、白人、キリスト教文明国という無言の排他的な掟があるEUには申請しても決して入れてもらえない、イスラム教国、有色人種のトルコは、東側に希望を見出すようになりました。ムスリムであるとか、肌の色が白くない、という理由で、差別されることがない仲間、組織であるBRICSに対して、です。

 それに対し、排他的な西側諸国は、神経を尖らしています。

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■【第2弾! 米大統領選トランプ候補が大統領在任中、ロシアのプーチン大統領に「もしウクライナを狙うなら、モスクワのど真ん中で、あなたをぶちのめしてやる」と言ったと激白! ロシアのメドベージェフ元大統領は、「お前のクソみたいなワシントンも、攻撃されるだろう」とXに投稿!!】メドベージェフ氏はBRICS首脳会議を米国の世界支配への「本格的な対抗勢力」と位置付け、「このような力の均衡が現れなければ、人類の完全な滅亡につながる全面戦争が起きてしまう」と警告!(『ウォール・ストリート・ジャーナル』、2024年10月18日)

 10月18日付米『ウォール・ストリート・ジャーナル』は、共和党の大統領候補であるトランプ前大統領へのインタビューで、トランプ氏が、自身が大統領だった当時、「敵対国」である中国の習近平国家主席や、ロシアのプーチン大統領と、個人的な関係を重視して、外交政策をうまくやっていたと語ったことを報じています。

 その中で、トランプ氏が語ったプーチン大統領との関係について、この『ウォール・ストリート・ジャーナル』の記事は、以下のように伝えています。

 「(『ウォール・ストリート・ジャーナル』の社説編集者)ポール・ジコー氏『(中国による)台湾封鎖に対して、軍事力を使うつもりですか?』

トランプ氏『そんな必要はないでしょう。彼(習近平氏)は私を尊敬しているし、私が『とんでもなくヤバい(f― crazy)』こともわかっているからね』

 ウラジーミル・プーチン大統領も、それを知っている。トランプ氏は、以下のように語った。

 『私はプーチンに「ウラジーミル、私たちは素晴らしい関係だ」と言った。私は、彼ととてもうまくやっていた。彼は、はっきり言って、私の下にいる誰とも違うタイプの人物だ。私は彼のことをよく知っていた。

 私は『ウラジーミル、もしあなたがウクライナを狙うなら(if you go after Ukraine)、あなたには信じられないかもしれないが、私はあなたを徹底的に攻撃するつもりだ。モスクワのど真ん中で、あなたをぶちのめしてやる』と言った。

 私は、『私達は友達だ。やりたくはないが、他に選択肢はないんだ』と言った。

 彼は『まさか(No way)』と言った。

 私は『ほんとだよ(Way)』と答えた。

 私はこう言いました。『お前、めちゃくちゃにやられるぞ。それにあのクソみたいなドーム(those f― domes)も、全部ぶっ飛ばしてやるからな』。

 だって彼は、ドームの下で生活してるんですから」。

※Weekend Interview: Trump Tangles With the Journal’s Editors(The Wall Street Journal、2024年10月18日)
https://www.wsj.com/opinion/donald-trump-the-bully-with-a-heart-of-gold-2024-presidential-election-dd922dd6?mod=WTRN_pos6&cx_testId=3&cx_testVariant=cx_160&cx_artPos=5

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■【第3弾! 米国が「北朝鮮兵3000人が極東ロシアの軍事施設で訓練を受けている」と公式に発表! ただし「ウクライナ紛争に参戦するかは不明」とも】ロシアのプーチン大統領は、北朝鮮兵のロシア派兵を否定も肯定もせず、批准中の「包括的戦略パートナーシップ条約」を「見守っている」と発言! 日本のテレビ局は24日夜のニュースで、ウクライナが北朝鮮兵に投降を呼びかけるための「温かい3食の食事と清潔な部屋」の動画を横並びで一斉に詳報! 飢餓の国からきた飢えた兵士たちが逃走、投降するだろうという見下し!? しかしそのウクライナはあまりに脱走が多すぎて、ついに脱走が罪に問われないことに!!(『AFPBB』、2024年10月24日)

 「韓国の国家情報院が、北朝鮮兵士がウクライナ紛争への参戦のために、ロシアに派兵された」との情報を、10月23日のこの『日刊IWJガイド』でお伝えしましたが、この情報について、米国政府が初めて公式に認めました。

※KCIAの後継組織である韓国国家情報院が、「北朝鮮が最精鋭特殊作戦部隊4個旅団の計1万2千人余りの兵力をウクライナ戦争に派兵する」と発表! 尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権は緊急安保会議を開き、北朝鮮軍の派兵が事実であることを公式化! 国連安保理では日米韓など11ヶ国が、ロシア抜きで北朝鮮制裁を監視する「多国間制裁監視チーム」を発足させる! ウクライナ紛争によるロシア弱体化が米国の思惑通りに進まない中、朝鮮半島で南北対立が激化の一途! 朝鮮半島有事が勃発すれば、「韓米日」対「朝ロ」の対立で、日本も火の海に!! 同時に中国をも敵に回して、日本は生き残れるのか!?
(日刊IWJガイド、2024年10月23日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20241023#idx-4
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54037#idx-4

 ただし、米国は北朝鮮兵がロシアの極東地域にいることは認めましたが、ウクライナ紛争に「参戦するかどうかはまだわからない」と表明しています。

 10月24日付『AFPBB』は、「米国家安全保障会議のジョン・カービー戦略広報調整官は24日、記者団に対し、北朝鮮の兵士少なくとも3000人がロシアに派遣され、訓練を受けているとの見方を示した」と報じました。

 この記事によると、カービー氏は、10月初めから半ばにかけて、3000人の北朝鮮兵が、海路で極東ウラジオストクに渡った後、「ロシア東部の複数の軍事訓練施設に向かい、現在訓練を受けている」と語ったとのことです。

 この『AFPBB』の記事は、カービー氏が「『これらの兵士がロシア軍と共に参戦するかはまだわからない』としながら、『仮にウクライナとの戦いに参加することを決定した場合、正当な軍事目標となる』と述べた」と報じています。

※北朝鮮兵、「少なくとも3000人」がロシアで訓練中 米高官(AFPBB、2024年10月24日)
https://www.afpbb.com/articles/-/3545197

★一方、10月24日付米『NBCニュース』は、ロシアのカザンで開催されていたBRICS首脳会議で行われたプーチン大統領の記者会見で、『NBC』の記者が北朝鮮の派兵について質問したところ、北朝鮮兵士のウクライナ戦争への参戦について「否定はしなかった」として、以下のように報じています。

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