日刊IWJガイド「本日午後7時から岩上安身による京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事・福島雅典氏インタビューをフルオープンで撮りおろし初配信!」2023.12.4日号~No.4087


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■はじめに~<本日の撮りおろし初配信>「ワクチン」と称するmRNA脂質ナノ粒子製剤接種による死亡・健康被害の実態!! その根底にあるものと対策、民主主義・科学と医学の危機など「5つの危機」~本日午後7時から「岩上安身による京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事・福島雅典氏インタビュー」をフルオープンで撮りおろし初配信します!

■IWJは、マスメディアが伝えない苦い真実でも、事実にもとづいた真実を伝え続けます! その活動を続けるには、市民の皆さんのご支援が必要です! 財政危機にあるIWJを、お支えください! 12月こそ皆さまのご寄付・カンパが、毎月の月間目標額400万円に届きますように、よろしくお願い申し上げます! IWJへの会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!

■【中継番組表】

■【本日のニュースの一撃!】

■【第1弾! 北部から移動させられた避難者であふれかえるガザ南部ハンユニスを、イスラエル軍が爆撃!】イスラエル軍はハンユニスの人たちにラファへ避難するよう通告しているが、ラファにも激しい攻撃!(『BBC』、2023年12月3日)

■<号外を出しました!>「イスラエル・ロビーに完全支配された米国で、正論を主張する政治家が現れた! バーニー・サンダース米上院議員が『米国は、国際法や私たち自身の良識に反する行為に加担することはできない』と主張!」しかし、シオニスト・イスラエルに少しでも逆らう政治家には「厳しい代償」が待っていると、『イスラエル・ロビー』を著したミアシャイマー教授は警告!

■米国覇権は凋落から崩壊へか? ウクライナ紛争は、衰退する米国の軍事覇権、経済覇権、政治文化覇権衰退の加速!~11月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は、9月1日収録「岩上安身による安全保障と国際関係論の専門家・桃山学院大学法学部・松村昌廣教授インタビュー第2弾」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行しました! ぜひ『まぐまぐ』からご登録ください!! バックナンバーの単独購入も可能です! サポート会員になればバックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員にご登録を!!
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■はじめに~<本日の撮りおろし初配信>「ワクチン」と称するmRNA脂質ナノ粒子製剤接種による死亡・健康被害の実態!! その根底にあるものと対策、民主主義・科学と医学の危機など「5つの危機」~本日午後7時から「岩上安身による京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事・福島雅典氏インタビュー」をフルオープンで撮りおろし初配信します!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 岩上安身は11月16日、名古屋で、京都大学名誉教授でワクチン問題研究会代表理事の福島雅典氏に、新型コロナのmRNAワクチンの問題について、録画収録でインタビューを行いました。

 このインタビューを2回に分け、本日と明日、午後7時からフルオープンで、撮りおろし初配信いたします。

 福島氏は、mRNAワクチンを「ワクチンと称するmRNA脂質ナノ粒子製剤」だと指摘し、その接種による死亡や健康被害の危険性について、声をあげ続けてきました。

 IWJはこれまで、福島氏が代表理事を務めるワクチン問題研究会の記者会見を報じてきました。

※「『リスクよりも利益が勝る』と厚労省はずっと言ってきた。じゃあ、その『利益』とは何なのか」レプリコンワクチンの接種が迫る中、私たち日本人がなすべきことは?~9.7「一般社団法人ワクチン問題研究会」設立に関する記者会見 ―内容:会の設立とその経緯 2023.9.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/518359

※【IWJ号外】ワクチン問題研究会代表理事・福島雅典医師、「核酸医薬(mRNAワクチン)なるまったく不完全な、薬でもないものをばらまいて!『殺人』ですよ!『虐殺が起きた』と言ってもいい」! 2023.9.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/518401

※【IWJ号外】ワクチン問題研究会記者会見第2弾「こんなに多彩な病気が報告されたことは今までなかった」、「どれだけ今まで苦しかったんだろう」、「mRNAワクチンで薬害が発生することは必然だった」! 2023.9.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/518430

※【IWJ号外】ワクチン問題研究会記者会見第3弾、福島雅典医師が咆哮する!「ワクチン契約は『不平等条約』」! 報じないマスコミに向かっては「ジャーナリストとしての気概と行動力を持て!」と檄も!! 2023.9.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/518597

 京都大学に日本で初めて「薬剤疫学(医薬品の適正使用と副作用被害の防止の科学)」という講座を立ち上げた福島氏は、「副作用のない薬はない」と述べ、「薬はすべて、生体にとって異物」「リスクは、便益より重んじられなければならない」と指摘しています。

 ワクチン接種後の健康被害について、福島氏は次のように語りました。

 「実際の被害について、厚労省は隠しているわけじゃない。ちゃんと、ネットで、『ワクチン接種後の死亡』のデータを、ワクチン接種開始したときから、きちっと公開しているんです。

 刻々とあがってきた報告は、(接種開始から)半年経った時には、0.002%の死亡率だと弾き出されていた。何千万人もの国民がどんどんワクチンを打って、はっきりと0.002%という数字が出ている。

 0.002%というのは、10万人ワクチンを打ったら、ふたりぐらい必ず死ぬんです。これがサイエンスですから、この統計的事実というのは、怖いですよ。

 でも、0.002%だから、開業医の先生が、1000人ぐらい患者さんをみていても、当たる確率は、すごく少ないわけです。

 10万人にふたりって、大したことないと思うかもしれないけど、死んでるんですからね。ワクチンだから、薬と違って、健康な人に投与しているんです。健康な人が死んでいるって、どういうこと? っていう話じゃないですか」。

 厚労省の発表によると、「予防接種法にもとづく医療機関からの死亡報告」は、ファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社、武田薬品工業の4社のワクチンをあわせて、2023年7月30日までに、2122件が報告されています。

 しかし、福島氏は「だけど、ワクチンのせいだと思って患者さん(の遺族)が医者に言ったって、死亡診断書をすぐには書いてくれない。医者の方が『(死因は)ワクチンに違いない』と思ったから、報告しているわけですよ」と述べ、この報告例が「氷山の一角ですよ」と指摘して、次のように語りました。

 「私の知っている人でも、何人もワクチンを打ったあと、死んじゃったという話を、いっぱい、仲間から聞く。そういうのだけで、もう軽く5人ぐらい。

 ある弁護士には、『それで、届けたか?』と聞いたら、届けていないと。『だめでしょ』って言ったら、届けた。

 だから、(報告数として)あがってこない。みんな知らずに、泣き寝入りになっている。ひどい話ですよ」。

 さらに福島氏は「厚労省は何兆円も使って、ワクチンを国民の80%以上に投与したなら、ワクチンを打ったあと、調子が悪くなって死んだ人について、ちゃんと調査をしなきゃいけない。これは、国の義務ですよ」と強く訴え、「ワクチンで死んだ人は『臭いものに蓋』なのか? とんでもない話ですよ。絶対許せない。絶対に日本国民は許しちゃダメだと思うから、私は先頭に立って、情報開示請求もするし、裁判もする」と語りました。

 さらに福島氏は、コロナワクチンの有効性について「国民はみんなはぐらかされた」と、次のように述べました。

 「最終的にワクチンというのは、感染を防止できなきゃいけないわけです。重症化を防ぐとか、死亡率を下げるとか、これはちょっと邪論だと思いますね。

 つまり感染しても、発病する、しない、というのがあるし、発病しても重症にはならないこともあるので、(ワクチン接種の理由が)そこに逃げ込んでいった。

 だから、ワクチンがどういう意味で有効なのか、という定義が必要なのに、国民はみんなはぐらかされたと思いますよ。

 私の娘も、私の大学の同僚も、ワクチンを打てば、感染しないと思ったら、ワクチンを打ったあとすぐに感染しちゃった。尾身さん(政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会会長だった尾身茂氏)自身も5回目を打ったあと感染しちゃったでしょう。

 みんな、『これ、(ワクチンを)打ってもかかるよね』とわかってしまった。しかも何回もかかるかもしれないと。

 ここでわかったことは、このmRNAワクチンに含まれるスパイクタンパクという棘が、細胞内で悪さをするということ。

 Covid19ウイルスは、ウイルスそのものが悪さをするけど、このワクチンはスパイクタンパクが悪さをするということがわかった。

 だから、ワクチンを打った人が感染しても(原因がウイルスなのか、ワクチンなのか)どっちかわからないんですよ。だけど、スパイクタンパクが検出されれば、ワクチンのせいだと、ほぼ断定できますね。

 それと、まったく役に立たないIgG4抗体というのが(体内に)できる。この抗体は、ある抗原をどんどん入れていると、新たな抗原が来ても体が反応できなくなる。『抗原原罪』といって、昔から仮説としてあったのが、今回、初めて実証された。

 だから、『抗体ができているので安全です』というのは、まったく無知蒙昧な話で、できている抗体はまったく役立たずかもしれない」。

 詳しくは、ぜひ本日の撮りおろし初配信をご視聴ください。

 仮に、その日の都合で観られなくても、会員になっていただければ、一般会員なら2ヶ月以内、見逃し配信を自由な時間に観られますし、サポート会員ならば、いつまでも、いつでも好きな時にコンテンツを無期限で視聴できます!

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【撮りおろし初配信・IWJ_YouTube Live】19:00~
「岩上安身による 京都大学名誉教授 福島雅典氏インタビュー(前半)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

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■IWJは、マスメディアが伝えない苦い真実でも、事実にもとづいた真実を伝え続けます! その活動を続けるには、市民の皆さんのご支援が必要です! 財政危機にあるIWJを、お支えください! 12月こそ皆さまのご寄付・カンパが、毎月の月間目標額400万円に届きますように、よろしくお願い申し上げます! IWJへの会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!

 12月です。11月は非常に厳しい財政状況です。

 11月は29日までに118件、137万5900円のご寄付をいただきました。誠にありがとうございます!

 累積した赤字の返済と、金融機関からの借入の返済のためには、実際には毎月613万円が必要です!

 どうか引き続き、IWJ会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!

 前期第13期は、目標額に到達した月が1回しかなく、平均して半分程度だったため、大変大きな赤字を出してしまいました。私、岩上安身が自身の私財の中から、赤字の月を越すたび、その都度、緊急でつなぎ融資を出し、その額2200万円となってしまいました。

 今期は、その轍を踏まないように、ぜひ、皆さまのご寄付・カンパが、毎月の月間目標額400万円に届きますように、よろしくお願いいたします!

 月間目標額400万円を超えた分は、これまでに累積した債務約5000万円の返済に回したいと存じます!

 債務を少しずつでも減らしていけば、IWJが経営破綻せず、存続する道が見えてきます! ご寄付いただいた方には、心から感謝いたします! 皆さま、本当にありがとうございます!

 これまでの前期1年間の累積の赤字2200万円(見方を変えると、個人岩上安身からの、会社IWJへの貸し付け)に加え、第14期スタートにあたっての銀行からの新たな借り入れ2500万円を考えると、まだまだ約5000万円近い累積の債務を返済できてはおらず、危機を切り抜けたなどとはとても言えません。

 第13期のこの事態は、IWJ創業以来初めての大ピンチです。これは私、岩上安身1人の力で乗り越えることは困難です。

 今期はもちろん、前期の第13期のうちから、支出を徹底的に削ってきました。今期第14期は、赤字を出さないだけではなく、黒字を出し、累積した債務への返済にあてていきたいと真剣に取り組んでいる最中です。

 今年は、私からの借り入れ2200万円を返済しきろうとすると、2200万円÷12ヶ月=183.3万円となり、この183.3万円の返済額と、直接の運営のための月間目標額の400万円とを合計すると、毎月583.3万円が必要になります。

 他方、金融機関からの借り入れ2500万円の毎月の返済額は約30万円ずつ7年間にわたることが決まっており、決して少額ではなく、毎月の返済負担は重いものとなります!

 前述の通り、毎月、583.3万円が必要であり、それに毎月30万円の銀行への返済額を合計すると、約613万円が毎月、必ず必要となります。

 そういうわけですので、月額400万円の目標額に到達して、ようやく、その月の活動費の収支がトントンということであり、累積した赤字を返済してゆくことは、それだけでは足りないということになります。特に金融機関への返済は待ったなしです!

 どうか、613万円近くにまで達するよう、皆さまのご寄付・カンパによる応援、ご支援をよろしくお願いします!

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします!

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 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、無料で日刊IWJガイド非会員版を読み、ハイライト動画を御覧になっている無料サポーターの皆さまにおかれましては、有料の一般会員登録をぜひともお願いいたします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
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※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうぞ、皆さま、IWJを知人・ご友人、地域の皆さまへIWJの存在をお知らせいただき、米国に忖度し、隷従を深める日本政府、大手主要メディアの、連日の「情報操作」の積み重ねの恐ろしさと、権力に忖度しないで真実をお伝えする独立メディアの意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 今後とも、ご支援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます!!

 岩上安身拝


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◆中継番組表◆

**2023.12.4 Mon.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【撮りおろし初配信・IWJ_YouTube Live】19:00~「岩上安身による 京都大学名誉教授 福島雅典氏インタビュー(前半)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 11月16日に収録した、岩上安身による福島雅典氏インタビューを配信します。これまでIWJが報じてきた福島雅典氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E9%9B%85%E5%85%B8

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◆中継番組表◆

**2023.12.5 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【撮りおろし初配信・IWJ_YouTube Live】19:00~「岩上安身による 京都大学名誉教授 福島雅典氏インタビュー(後半)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 11月16日に収録した、岩上安身による福島雅典氏インタビューを配信します。これまでIWJが報じてきたワクチン関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e3%83%af%e3%82%af%e3%83%81%e3%83%b3

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

【IWJ号外】ついにイスラエルがガザへの攻撃再開! ナクバ(大災厄)が再現されるのか!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520125

【IWJ号外】スコット・リッター氏によるキッシンジャー追悼文「ヘンリー・キッシンジャー 世界を救った戦争犯罪人」!「キッシンジャーがいなければ、核戦争が起こっていた可能性は非常に高い」!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520130

【IWJ号外】ミアシャイマー教授が米国政治に強大な影響力を持つイスラエル・ロビーに「逆らえば政治的な代償を払うことになる」と指摘! オバマ元大統領は、パレスチナ紛争の解決努力で「体に傷跡」!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520135

【第620号-第623号】岩上安身のIWJ特報!ロシア弱体化と孤立化は米国の大誤算!「米国の覇権は確実に破綻する!外部要因ではなく『自壊』によって崩壊する!」岩上安身による安全保障・国際関係論の専門家・桃山学院大学法学部・松村昌廣教授インタビュー
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519979

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■【本日のニュースの一撃!】

■【第1弾! 北部から移動させられた避難者であふれかえるガザ南部ハンユニスを、イスラエル軍が爆撃!】イスラエル軍はハンユニスの人たちにラファへ避難するよう通告しているが、ラファにも激しい攻撃!(『BBC』、2023年12月3日)

 12月3日付け『BBC』は、イスラエル軍が2日、ガザ地区南部のハンユニスやラファに激しい攻撃を行っていると報じました。ハンユニスの住民は、イスラエル軍の爆撃について、「今回の戦争が始まって以来、最大規模だったと話している」とのことです。

 この『BBC』の記事は、イスラエル軍によるガザ地区北部への徹底的な攻撃によって、「南部へ避難するよう通告された住民で、ハンユニスとその周辺はすでにあふれかえっている」と報じています。

 『BBC』によると、「イスラエルは、ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスの幹部が複数、ハンユニス市内にいると見ている」とのことで、「イスラエル軍は、ハンユニスの東部地区にいる人たちに向かって、ラファ市内のシェルターなどさらに南へ避難するよう通告した。軍はソーシャルメディアにアラビア語で、避難すべき地域を特定した地図を掲載している。ハンユニス東部への地上部隊による侵攻が間近に迫っているのではないかと、みられている」と報じています。

 この『BBC』の記事は、「(ガザ)保健省によると、10月7日以降の戦争でイスラエルに殺されたガザ地区の人数は1万5200人を超えた」と報じています。

※イスラエル、ガザ南部へ激しい攻撃 停戦交渉は中断と関係者(BBC、2023年12月3日)
https://www.bbc.com/japanese/67604984

★イスラエル軍は、ガザ北部の住民にガザ南部へ移動するよう勧告し、避難しなかった市民ごと、街の生活インフラすべてを徹底的に破壊し尽くしましたが、次は避難した先の南部で、避難民であふれかえるハンユニスを爆撃しています。

 これをジェノサイド、民族浄化以外の何だというのでしょうか。

 岩上安身は12月3日、X(旧ツイッター)に、米国人歌手ニーナ・シモンの「Ain’t Got No, I Got Life(私は何も持っていない。でも私は生きている)」という曲のリンクとともに、次のように投稿しました。

 「ガザで、旧約聖書をドグマとするシオニスト・イスラエルの愚か者が、命の他に何も持たない人々の頭上に無慈悲に爆弾を落としている。パレスチナ人に救いの神はいるのか。土地も家財もすべてを奪われた。ただ、今残された者には命だけはある。命を奪うな、シオニストどもよ!」

※岩上安身のXへの投稿(2023年12月3日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1731153231278158240

 以下は、ニーナ・シモンの『Ain’t Got No, I Got Life』(RCA Records、1968年のアルバム『Nuff Said』からのシングルカット)の歌詞と、IWJによる仮訳・粗訳です。

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Ain’t got no home, ain’t got no shoes
Ain’t got no money, ain’t got no class
Ain’t got no skirts, ain’t got no sweaters
Ain’t got no perfume, ain’t got no luck
Ain’t got no fate

家もないし、靴もない
お金もないし、教養もない
スカートもなければ、セーターもない
香水もないし、運もない
運命もない

Ain’t got no culture, ain’t got no mother
Ain’t got no father, ain’t got no brother
Ain’t got no children, ain’t got no aunts
Ain’t got no uncles, ain’t got no roots
Ain’t got no man

文化もなく、母もいない
父もいないし、兄弟もいない
子どももいないし、おばもいない
おじもいないし、ルーツもない
男もいない

Ain’t got no country, ain’t got no schooling
Ain’t got no friends, ain’t got no nothing
Ain’t got no water, ain’t got no air
Ain’t got no smokes, ain’t got cookie
Ain’t got no

国もなく、学歴もない
友達もいないし、何もない
水もないし、空気もない
タバコもないし、クッキーもない
何もない

Ain’t got no water, ain’t got no love
Ain’t got no fate, ain’t got no luck
Ain’t got no wine, ain’t got no money
Ain’t got no fate, ain’t got no God
Ain’t got no love

水もなく、愛もない
運命もなく、幸運もない
ワインもなく、お金もない
運命もなく、神もない
愛もない

Then what have I got
Why am I alive anyway?
Yeah, what have I got
Nobody can take away

それで、私に何があるの?
なんで私は生きているの?
そう、私には何がある?
誰も奪えないもの

I got my hair, got my head
I got my brains, got my ears
I got my eyes, got my nose
I got my mouth, I got my smile
I got say

私には髪があるし、頭もある
脳もあって、耳もある
目もあるし、鼻もある
口もあって、笑顔もある
私には言葉がある

I got my hair on my head
I got fingers, got on my legs
I got feet, I got my toes,
I got liver, I got my blood

頭には髪の毛もあるし
指があり、脚がある
足もあり、つま先もある
肝臓もあって、血もある

I’ve got life

私には人生がある

I’ve got laugh
I’ve got healing
I’ve got doing
I’ve got bad times too like you

笑いもあるし
癒しもある
行動もある
あなたと同じようにつらい時もあるけど

I got my hair, I got my head
I got my brains, I got my ears
I got my eyes, I got my nose
I got my mouth, I got smile
I got my tongue, I got my chin
I got my neck, I got my boobies
I got my heart, I got my soul
I got my back, I got my sex

髪があるし、頭もある
脳もあって、耳もある
目もあるし、鼻もある
口もあって、笑顔もある
舌もあるし、あごもある
首もあって、胸もある
心臓もあり、魂もある
背中もあって、性もある

I got my hair on my head
I got fingers, got on my legs
I got feet, I got my toes,
I got liver, I got my blood

頭には髪の毛もあるし
指もある、脚もある
足もあり、つま先もある
肝臓もあって、血もある

I’ve got life,
I’ve got my freedom,
I’ve got life,
I’ve got life
And I am gonna keep it,
I’ve got life
And nobody’s gonna take it away,
I’ve got life

私には人生がある
私には自由がある
私には人生がある
私には人生がある
そして私はそれを持ち続ける
私には人生がある
そして誰もそれを奪えない
私には人生がある

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 この曲の歌詞(作詞はジェームズ・ラドー、ジェローム・ラグニ)は、1960年代後半の黒人解放運動での、黒人差別を自己肯定と希望へと置き換える力強い内容ですが、前半の「家もない、靴もない」と歌う場面は、ガザの人々を考えながら、この曲を聞き、歌詞を読むと、胸を打たれます。

 そしてもうひとつ、忘れられがちなことですが、黒人差別がまだひどかった60年代、公民権運動のためにともに闘った中には、同じくキリスト教社会の米国の中で差別を受けていたユダヤ人がかなりの数、いたという事実です。

 当時、中間層で、学校の教師をしていたユダヤ人が、多くの若い非白人の若者を啓蒙によって教育し、励まし、黒人とともに、ユダヤ人自身も差別と闘い、階級上昇を成し遂げていったのです。

 社会的弱者であった時には、社会的弱者の権利のために闘いましたが(聡明なユダヤ人が味方につくことは頼もしいことだったでしょう)、しかし、ユダヤ人社会全体が裕福になり、政界でも、どこの業界でも、力を握ると、強者の論理を振りかざすようになりました。

 ノーベル経済学賞を受賞したミルトン・フリードマンの唱えた新自由主義は、70年代後半には、ケインズ主義を押し退け、もちろん同じくユダヤ人のマルクスを蹴り飛ばし、経済的強者による選択の自由が第一、というドグマを広め、今もその呪縛から、世界は逃れることができません。(IWJ)

■<号外を出しました!>「イスラエル・ロビーに完全支配された米国で、正論を主張する政治家が現れた! バーニー・サンダース米上院議員が『米国は、国際法や私たち自身の良識に反する行為に加担することはできない』と主張!」しかし、シオニスト・イスラエルに少しでも逆らう政治家には「厳しい代償」が待っていると、『イスラエル・ロビー』を著したミアシャイマー教授は警告!

 イスラエル・ロビーに完全支配された米国で、ついにまともな正論を主張する政治家が現れました!

 バーニー・サンダース米上院議員が議会で「米国は、イスラエルの友人である一方で、その友好には条件があり、私たちは、国際法や私たち自身の良識に反する行為に加担することはできない」と主張し、米国民の血税をイスラエルに与えるならば、条件を課すべきだと提案しました。しかし、シオニスト・イスラエルに少しでも逆らう政治家には「厳しい代償」が待っていると、『イスラエル・ロビー』を著したミアシャイマー教授は警告しています。

※I am LIVE on the floor of the U.S. Senate to discuss the situation in Gaza. 私は、ガザの状況について議論するため、米国上院の議場からライブ中継をします(Senator Bernie Sanders バーニー・サンダース上院議員、2023年12月1日)
https://www.youtube.com/watch?v=EWVSdJJ4vr8

 10月7日のハマスの奇襲直後、ハマスをまずは批判しつつ、イスラエルへの連帯をも表明していたバーニー・サンダース米上院議員は、その後、イスラエル軍の暴力が桁違いなものであると判明するにつれて、シオニスト・イスラエルへの批判も強めてきました。

 そのサンダース米上院議員が、11月29日午後7時ごろ(EST、日本時間11月30日午前9時過ぎ)、上院議会で25分間の長い演説を行い、イスラエルのガザ攻撃を強く非難して即時停止を求め、米国民の血税をイスラエルに支援するのであれば、これまでのように白紙委任にするのではなく、条件をつけるべきだと主張しました。米国とイスラエルの歪な関係のタブーに、大きく踏み込み、根本的なところから変えようとの大胆な提案を行うまでに至りました!

 これはもちろん、この演説は、米国政治と社会において、圧倒的な支配力と影響力を持つ、イスラエル・ロビーと、在米ユダヤ人社会を怒らせ、敵に回すことに十分なり得るものです。

 サンダース議員は、「イスラエルは近年、平和的解決への希望を与えるようなことを何もしてこなかった」とイスラエル政府を強く非難し、「あからさまな人種差別主義者を閣僚に抱えるベンヤミン・ネタニヤフ首相」に任せておいては、パレスチナ問題が解決することはない、「ネタニヤフ首相とその極右政権が、自力でこの問題を解決するつもりがないことは明らかだ」とも述べています。

 サンダースの、この演説の部分に急ぎ付け加えておくと、ネタニヤフ1人が「人種差別主義者」なのでも、「パレスチナ人への民族浄化の推進者」なのでも、「極右政権」なのでもありません。

 ネタニヤフが連立を組んでいる極右政党は、いずれもネタニヤフ以上の「人種差別主義」であり、「民族浄化推進支持」であり、狂信的なシオニスト達です。右翼だけでなく、左翼を見ても、シオニズムを根底から批判して、パレスチナとの2国家併存を訴える政治勢力は、イスラエルには一つもありません。

 サンダース議員は、米国内では、フードスタンプや失業した時の社会保障、生活保護の住宅プログラムなどには、すべて条件がついているのだから、イスラエルへの支援金にも条件が必要だと述べました。

 これは当たり前の理屈です。イスラエル支援だけが、特別扱いされ、無条件で毎年、巨額の支援予算を組まれてきましたが、それ自体が「異常」であり、『アンフェア」なのです。

 振り返ってみれば、マイク・ジョンソン新下院議長のもと、米下院議会は11月2日、イスラエルに143億ドルの支援を提供し、かわりに内国歳入庁(IRS)の予算を削減する共和党の法案を可決しましたが、上院で反発を受け成立しませんでした。結局、11月17日の期日直前に成立したつなぎ予算からは、イスラエル支援が、ウクライナ支援などとともに削除されました。

 米議会では、17日に成立したつなぎ予算とは別枠で、11月28日の感謝祭の休日の後に、イスラエル支援とウクライナ支援を審議していくことになっていました。

※米下院、共和党のイスラエル支援法案可決 上院は反発(ロイター、2023年11月3日)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/URTBUHO255NVRI4PMTDDH57YVA-2023-11-03/

 米国内では、特に民主党を支持する若い世代が、イスラエルを支持するバイデン政権に対して批判的で、ホワイトハウス前でデモ集会が毎週のように開催され、バイデン大統領に「ジェノサイド・ジョー」のニックネームを献上しています。

※はじめに~米国で若い民主党支持者が連呼! ジェノサイド・ジョー!!! スリーピー・ジョーに次ぐバイデン大統領の新ニックネーム! 若い有権者たちがイスラエルを支持するバイデン大統領につけたブラックなニックネーム!(日刊IWJガイド、2023.11.25日号)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20231125#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52964#idx-1

 サンダース議員が上院議会で演説を行った11月30日午前9時(JST)の翌日となる12月1日午後2時(JST、イスラエル現地時間午前7時)、イスラエル国防軍は、一時休戦を停止し、ガザ地区への爆撃を再開しました。イスラエルによる一方的ともいうべき休戦終了は、これから本格的に始まるであろう米連邦議会でのイスラエル支援についての審議に、どのような影響を与えるのでしょうか。

※【IWJ号外】ついにイスラエルがガザへの攻撃再開! ナクバ(大災厄)が再現されるのか!? 2023.12.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520125

 上述の通り、岩上安身は、ニーナ・シモンズの「Ain’t Got No, I Got Life」という曲のリンクとともに『X』にツイートしました。どうぞ、ガザの状況に思いを巡らせながら、お読みください。今回は、会員・非会員の別なく、フルオープンとしました。詳しくは、どうぞ号外でお読みください。

 「ガザで、旧約聖書をドグマとするシオニスト・イスラエルの愚か者が、命の他に何も持たない人々の頭上に無慈悲に爆弾を落としている。パレスチナ人に救いの神はいるのか。土地も家財もすべてを奪われた。ただ、今残された者には命だけはある。命を奪うな、シオニストどもよ!」

※岩上安身のXへの投稿(2023年12月3日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1731153231278158240

■米国覇権は凋落から崩壊へか? ウクライナ紛争は、衰退する米国の軍事覇権、経済覇権、政治文化覇権衰退の加速!~11月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は、9月1日収録「岩上安身による安全保障と国際関係論の専門家・桃山学院大学法学部・松村昌廣教授インタビュー第2弾」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行しました! ぜひ『まぐまぐ』からご登録ください!! バックナンバーの単独購入も可能です! サポート会員になればバックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員にご登録を!!

 IWJではメルマガサイト『まぐまぐ』で、『岩上安身によるインタビュー』をテキスト化し、詳細な注釈をつけて「岩上安身のIWJ特報!』として、毎月発行しています。

 11月発行分の『岩上安身のIWJ特報!』は、9月1日に収録した、「岩上安身による安全保障と国際関係論の専門家・桃山学院大学法学部・松村昌廣教授インタビュー第2弾」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行しました。

 2023年6月4日に始まった、ウクライナ軍による『反転攻勢』。欧米から供与された最新鋭の武器と、NATO加盟国各国の将校団によって鍛え抜かれて、戦術を授けられ、万全を期してロシア軍を蹴散らすはずでした。

 実際、6月4日以降、日本を含む西側メディアは、連日、その「戦果」を報じ続けました。

 ところが、約半年間にわたる『反転攻勢』の「戦果」は、ウクライナ政府と西側メディアの合作プロパガンダによる白昼の幻でしかありませんでした。

 実際にはロシア軍は、1000kmにおよぶ東南部の防衛線の突破を一度も許しませんでした。11月に入って、突然、ウクライナ軍の敗色濃厚を、日本のメインストリームメディアが手の平返しを始め、伝え始めました。

 日本のテレビに出ている自衛隊元幹部や「専門家」らが、ウクライナ軍の「健闘」を大げさに伝えている間に、ウクライナ軍は人的にも大きく損耗し、戦術的にも破れていたのです。

 IWJは、この半年間、メインストリームメディアがウクライナ優勢を唱えている間、一貫して事実を伝え、ロシア軍の守備の固さ、ウクライナ軍の損失の大きさを伝え続けてきました。この6月から11月までの報道姿勢と内容を見れば、IWJと、日本のすべての新聞・テレビというメインストリームメディアの差は歴然だったとわかるはずです。

 ウクライナ戦線がそのようなプロパガンダまみれになっていた時、10月7日早朝、パレスチナ暫定自治区のガザ地区を合法的選挙によって選ばれ統治するするイスラム組織ハマスが、ガザのフェンスの外へ出て、その周辺地区を奇襲攻撃しました。

 すると、これに対してイスラエル軍は、激しい空爆によるパレスチナ人の無差別殺戮を開始し、国際社会の注目は一気に中東情勢へと移りました。

 米国のバイデン政権は、イスラエル支援を表明。イスラエル軍がガザ地区への地上侵攻を開始して、世界中から非難を浴びても、イスラエルへの巨額支援と、国連でのイスラエル非難にも拒否権を行使して、イスラエルを異常なまでに擁護しました。

 一方、ウクライナ紛争は、ウクライナ軍の劣勢が、誰の目にも明らかになってきました。ウクライナ紛争は、いつ、どのようにして決着がつけられるのでしょうか。あるいは、決着をつけないまま長期戦に入って、さらにウクライナは疲弊してゆくのでしょうか。

 2023年9月1日、岩上安身は桃山学院大学法学部教授の松村昌廣氏に2回目のZoomインタビューを行ないました。8月20日の「ロシア弱体化と孤立化は米国の大誤算!『米国の覇権は確実に破綻する! 外部要因ではなく「自壊」によって崩壊する!』」と題するインタビューの続編です。

※ロシア弱体化と孤立化は米国の大誤算!「米国の覇権は確実に破綻する!外部要因ではなく『自壊』によって崩壊する!」~岩上安身によるインタビュー第1130回 ゲスト 桃山学院大学法学部教授・松村昌廣氏 2023.8.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/518062

 「戦争がないということは、非常に困ったことなんです」と、松村氏は困惑を呼ぶような言葉をも口にしました。「戦争がない」とは、「核の出現」によって、人類は「大きな覇権をかけた戦争」ができなくなった、ということを意味します。覇権システムを維持していくためには、資金の流動性の確保が重要ですが、核兵器の出現によって世界には大きな戦争がなくなり、戦争による大きな破壊もないので、大きな需要も生まれてきません。米国の覇権システムを支える経済力が弱くなり、覇権が衰退し、覇権国家不在の時代がやってきます。

 「米国の覇権は早晩、崩れるのだから、日本はいつまでも寄りかかっているのではなく、早く自立しなくてはいけない」と説く松村氏に、岩上安身は「おとなしく老いてくれる人と、そうではない人がいるじゃないですか」と前置きし、次のように問いかけました。

 「経営者でも老害になっていく人がいる。(アメリカは衰退する過程で)そういう暴れっぷりをするのではないか。世界を面倒なことに巻き込んでいくのではないか。その一例がウクライナ紛争じゃないんですか?」。

 松村氏は、「実際に今、アメリカという国家の中では政治的な葛藤・対立があって、政治的な内戦状態になっている。我々はそれを注視しながらも、傍観しているしかない」と述べました。

 さらに話題は、台湾有事の可能性、そこに日本がどう関わることになるのか、日本が選択できるシナリオなどについて広がっていきました。

 以下、11月発行の『岩上安身のIWJ特報!』の目次です。IWJ会員ではない方も、ぜひご購読ください。

(第624号の目次)
◆いまだに「ウクライナが反転攻勢」と伝える日本のマスメディアの劣化ぶり!「群盲、象を評する」ごとく、一部の事実は言うが全体をとらえず!
◆日本全体が「自動操縦」されたように動いている! オルタナティブのない日本の民主制は、もう終わっている!?
◆日本敗戦から100年後、2045年にはアメリカの覇権は崩れている!「それまでに日本は自立しなくてはいけない」

(第625号の目次)
◆中国発展の原資は流出した日本マネー! 90年代初め、アメリカは繁栄しすぎた日本を潰すためにバブルを終わらせ、投資先を中国に切り換えた!
◆中国の不動産バブル崩壊!? しかし「破産」という言葉がない中国は絶対に潰れない。むしろ想像を絶する事態になるので余計に悪い!
◆核兵器の出現によって大規模戦争ができなくなった世界。2030年には覇権国が不在の状態になり、多極化へと向かう!
◆「我々は第三次世界大戦の淵にいる」という認識が必要! 中国が第3の核大国になる移行期の今、リスクは高くなっている!

(第626号の目次)
◆台湾有事における日本のオプションは3択。中国の軍門に下るか、核武装するか、スイスのような非核の重武装国家になるか!
◆第二次世界大戦で徹底的に負け、アメリカにマインドセットをされた日本。その「魔法」を解くためには非常に大きな衝撃が必要!
◆「発展途上国で人為的に民主制を実現できる」としたアメリカの中東政策は挫折! 原因は「米国による日本の民主化」を成功体験だと誤解したから!
◆2008年、リーマン・ショックの金融バブル崩壊とNATOの東方拡大宣言!「歴史に偶然はない。起こっていることは全部、必然」
◆冷戦か熱戦か、ぬるま湯か? 第三次世界大戦で血と汗を流せば良くも悪くも早く終わる。それが嫌なら戦争はだらだら続く!?

 『岩上安身のIWJ特報!』は、まぐまぐ大賞2022のジャーナリズム部門で1位になりました!

 まぐまぐ大賞2022は、2022年にもっとも輝いたメルマガを読者投票とまぐまぐ審査で選出するものです。

 『岩上安身のIWJ特報!』は、2021年の「まぐまぐ大賞2021」のジャーナリズム部門でも第2位に選ばれており、昨年ついに1位を獲得しました。

※まぐまぐ大賞2022部門別賞
https://www.mag2.com/events/mag2year/2022/list.html?cid=journalism&aid=77

※「岩上安身のIWJ特報!」ご購読はこちらから(月額税込880円、初月無料)
https://www.mag2.com/m/0001334810

 岩上安身による桃山学院大学法学部教授・松村昌廣氏インタビュー第2弾の動画は、以下のURLから御覧ください。

※米国覇権は凋落から崩壊へか? ウクライナ紛争は、衰退する米国の軍事覇権、経済覇権、政治文化覇権衰退の加速! 岩上安身によるインタビュー第1132回 ゲスト 安全保障と国際関係論の専門家・桃山学院大学法学部・松村昌廣教授 第2弾 2023.9.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/518292

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵)

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