┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~「人類がコロナに短期戦では勝てなかった証し」としての東京五輪、「被爆地を政治利用するな」の抗議の中、IOCバッハ会長が広島入り! スピーチで「核廃絶」には触れず! IWJの今期も残り15日! コロナ禍で設立以来最大の財政危機状態にあるIWJは、現在約1158万円の大規模赤字! どうか緊急のご支援をお願いいたします!
┠■16日東京都の新規感染者は3日連続1000人超の1271人! 都モニタリング会議は8月11日に2400人を超えるとの予測も!!
┠■【中継番組表】
┠■<新記事紹介>外国特派員協会主催の上昌広氏記者会見を配信したYouTube上のIWJの動画が、YouTube側が「誤った医療情報に関するポリシーに違反」として削除! しかし主催の外国特派員協会の方のYouTube動画はそのまま!この不公平は何か!?
┠■デルタ株が猛威をふるうインドネシアの駐在員らが特別便で一時帰国! しかし東京五輪の影響で検疫後の成田は宿泊施設不足! やむなくチャーター便で中部国際空港に移動!
┠■<本日のタイムリー映像公開>本日午後5時から、2020年12月28日に収録した「『変異株』は既に日本国内に侵入! ワクチン期待一点張りの日本政府はPCR検査抑制政策は変わらず!! なぜコロナ対策に失敗し続けるのか!? 岩上安身によるインタビュー 第1024回 ゲスト 医療ガバナンス研究所理事長・上 昌広医師」をフルオープンで公開します!YouTubeではなく、vimeoです。
┠■米労働省が13日に公表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比5.4%上昇! インフレの趨勢をより正確に反映するコアCPI(変動の大きい食品とエネルギーを除いた指標)も前年比4.5%上昇! 米国のインフレは短期間では済まず今後も続く! 金利上昇は時間の問題! バイデンの4兆1000億ドル(約451兆円)のインフラ投資計画は失敗する! 米国は今、追い詰められ、黒人差別と中国挑発に邁進している! IWJはエコノミスト田代秀敏氏へ緊急取材!
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■はじめに~「人類がコロナに短期戦では勝てなかった証し」としての東京五輪、「被爆地を政治利用するな」の抗議の中、IOCバッハ会長が広島入り! スピーチで「核廃絶」には触れず! IWJの今期も残り15日! コロナ禍で設立以来最大の財政危機状態にあるIWJは、現在約1158万円の大規模赤字! どうか緊急のご支援をお願いいたします!
おはようございます。IWJ編集部です。
梅雨が明け、ついに夏がやってきました!
気象庁は昨日16日、関東甲信、東北南部、東北北部が梅雨明けしたとみられると発表しました。
※令和3年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)(気象庁)
https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/sokuhou_baiu.html
いよいよ本格的な猛暑の中で、東京五輪の開催を迎えることになります。
言うまでもなく、この大会は、安倍前総理がしきりに口にしていた、「人類が新型コロナウイルス感染症に打ち勝った証しとして、完全な形で東京五輪・パラリンピックを開催する」(安倍前総理、2020年3月24日記者団の取材にて)ではありません。政府や組織委らは正式にこのスローガンを撤回すべきでしょう。
あえて新たなスローガンを掲げるならば、「人類が短期戦ではコロナに打ち勝てなかった証し」であり、「おそらくは長期戦を強いられるであろうパンデミックとの戦いを粘り強く戦い抜く新たな誓い」の大会とすべきであろうと思います。
長期化が懸念されるコロナ禍について、以下に、米国の外交評論誌「フォーリン・アフェアーズ 7月号」の巻頭論文のサマリーを引用します。パンデミックは、そう簡単には終わらない、長い、持続的な闘いを人類は強いられることになる、という重い見通しです。
「新型コロナの不都合な真実——永続化するウイルスとの闘い
すでに10数種の動物種に感染を広げている以上、新型コロナウイルスは根絶できない。世界規模の集団免疫も期待できない。十分なワクチンを生産・供給するには長い時間がかかるし、反ワクチンムーブメントの存在も集団免疫を達成させる見込みを遠ざけている。一方では、新種の変異株が次々と登場している。
より高度な耐性をもつか、より感染力の強い新型の変異種については、追加のブースタショット、あるいはまったく新しいワクチンが必要になるかもしれず、この場合、ほぼ200ヵ国の数十億人にワクチンを接種するというロジスティック上の大きな課題に世界は直面する。現在の検査キットをすり抜ける変異株が出てくる恐れもある。
要するに、パンデミックが最終局面にあるわけではない。多くの人が短期間で終わることを願った危機は終わらず、現実には、驚くほどレジリアントなウイルスに対する長くゆっくりとした戦いが続く。(フォーリン・アフェアーズ日本語版7月号から引用)」
昨日16日、来日中のIOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長が広島を、コーツ調整委員長が長崎を訪問しました。
※IOCのコーツ調整委員長が長崎市訪問(共同通信、2021年7月16日)
https://nordot.app/788638299086782464?c=39546741839462401
五輪が平和の祭典であるならば、パンデミックとの戦いだけでなく、核廃絶への誓いもすべきではないか、という声があがっています。
バッハ会長、コーツ委員長の被爆地訪問は、16日が国連で採択された「五輪休戦決議」の初日にあたるためですが、広島県の地方紙『中国新聞』は16日付けの社説で「コロナ禍で強行する五輪に、被爆地のイメージを安易に利用するのだとしたら許されない」と批判した上で「きょうは76年前、米国が人類史上初の核実験をニューメキシコ州で実施し、忌むべき核時代が幕開けした日でもある。(中略)そのことへ想像力を働かせるべきではないか。被爆地で平和を唱えたいなら、核兵器廃絶を呼び掛ける決意が求められる」と指摘しています。
※【社説】バッハ氏の広島訪問 核廃絶誓う気あるのか(中国新聞、2021年7月16日)
https://nordot.app/788522665416704000
中国新聞の社説はさらに、バッハ会長の広島訪問中止を訴えるネット署名にも言及した上で「反対の声を押し切ってまで来るなら、核が人類にもたらした悲惨から目をそらしてはならない。今後は、核保有国では五輪を実施しないと、被爆地で明言するくらいの覚悟があってもいいはずだ。巨大ビジネスと化した五輪を、真に『平和の祭典』に変えることを、被爆地で誓ってほしい」と訴えています。
バッハ会長は16日、平和記念公園を訪問して原爆慰霊碑に献花し、原爆資料館を見学、被爆者の被爆者の梶矢文昭さんの体験を聞いた後、スピーチを行いました。
16日付け中国新聞は「スピーチでは、東京五輪・パラリンピックについて『よりよい、より平和な未来への希望の光になると確信している』と強調。広島訪問で原爆被害の実態などを学ぶ機会が得られたとして『あらゆる地球上の人間が、広島を、資料館を訪問すべきだ。平和がいかに重要か、ひしひしと感じられる』と呼び掛けた。『五輪を通じて世界平和に貢献していきたい』と決意を示し、最後は日本語で『ありがとうございます』と結んだ」と報じました。
記事を見る限り、バッハ会長の言葉に「戦争反対」と「核廃絶」の文字はどこにも見当たりません。
※ バッハ会長が原爆慰霊碑に献花「五輪通じ世界平和に貢献」(中国新聞、2021年7月16日)
https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=773551&comment_sub_id=0&category_id=256
バッハ会長の広島訪問に対し、広島では「被爆地の政治利用」に怒った市民らによるデモも行われたとのことです。
一方、広島市の松井一實市長は、広島原爆での「黒い雨」被害者をめぐり、14日に広島高裁が原告全員を被爆者と認めた判決を受けて、東京の厚労省で田村厚生労働大臣へ上告しないよう要請するため、バッハ会長の出迎えに参加しませんでした。
※「黒い雨に遭った人は被爆者」広島高裁、疾病要件も外す(朝日新聞デジタル、2021年7月14日)
https://www.asahi.com/articles/ASP7G56DRP7FPTIL02K.html
※広島市長、厚労相に上告断念を要請へ 「黒い雨」訴訟(中国新聞、2021年7月16日)
https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=773176&comment_sub_id=0&category_id=256
連日ご報告しておりますが、IWJは現在、設立以来最大の財政危機状態に陥っています。
IWJの今期最後の月となる7月は、今期6月までの累積の不足額から算出したご寄付・カンパの新たな目標金額を、1329万1661円としなければならなくなりました。
7月1日から16日までの16日間で、102件、目標額の12.8%にあたる170万5000円のご寄付を頂戴しています。
コロナ不況が深刻化する中、ご寄付をくださった皆さま、本当にありがとうございます。岩上安身とIWJスタッフ一同、心からお礼を申し上げます。
一方で、IWJの今期期末となる7月31日までは、残り15日しかありません。この15日間で、あと約1158万円のご寄付・カンパが必要となっています。
今期大幅な赤字に転落すれば、8月以降の来期は、これまでのようにIWJを存続させ、何ものにも忖度しない、権力にもスポンサーにもこびない、独立したジャーナリズム活動を貫き続けていくことは困難になってしまいます。
ご存知の通り、日本社会をハンドリングしている支配層が狂気と無責任に支配されている中、IWJは正気を保ちつつ、なんとか来期も存続し、他メディアでは読めない、IWJでしか観られない独自コンテンツを皆さまにお届けしたいと願っております。
今回のYouTubeのケースのように気味の悪い、言論弾圧の予兆はIWJにも迫りつつあります。
一昨日の日刊ガイドにも記しましたが、YouTubeの動画サイト、IWJのアカウントがYouTube側の以下の理由で一時公開(来週の20日まで)できなくなっています。
——————–
・お客様のコンテンツがポリシーに違反している理由
社会的距離や自己隔離に関する地域の公共衛生機関や世界保健機関(WHO)のガイダンスの有効性を明確に否定し、そのガイダンスに反した行動を人々に取らせる恐れがあるコンテンツは、YouTubeで許可されていません。
——————–
該当動画は、世界中の記者が参加した、日本外国特派員協会で行われた記者会見の全編動画で、現在も、日本外国特派員協会の公式YouTubeページにアップされている該当動画は削除されていません。記者会見の内容も、YouTubeのポリシーに違反していると思えず、再審査請求を行いました。
今現在、YouTubeチームからの返答はまだありません。
該当の動画は、Vimeoの動画にさしかえてフルオープンでIWJサイトにある下記URLから御覧いただけるようにしてあります。YouTubeチームの削除判断が正しいかどうか、ぜひ、多くの人々に見ていただき、確かめてもらいたいと思います。FCCJ側のURLは以下の通りです。ぜひ見比べてみてください。
※Press Conference: Why the Government’s COVID Response went astray by Masahiro Kami(YouTube、2021年6月23日)
https://www.youtube.com/watch?v=ldszZSRyoik
※■外国特派員協会主催の上昌広氏記者会見を中継したIWJコンテンツが、YouTubeチームによる審査の結果「誤った医療情報に関するポリシーに違反している」と判断され、削除される!しかし、同じ会見を流している外国特派員協会のYouTubeは削除されず!この理不尽な対処は一体なぜ!?(日刊IWJガイド、2021年7月14日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49094#more-49094
上昌広先生には、YouTube側の理由によってIWJアカウントの上昌広先生の記者会見が、公開できなくなった旨報告したところ、「ありがとうございます。誰かがいったのでしょうね。呆れた対応ですね」。と怒りの返事をIWJに返信されました。その上昌広先生との、インタビューを来週の月曜日、19日午後7時半より、ツイキャス【IWJ_Ch5】で行います。
IWJの活動にご期待、ご賛同いただける方は、ぜひ緊急のご支援をお願いいたします! 1人でも多くの方々からご支援いただき、1歩でも2歩でも目標額に近づきたいと願っています! 少額でもけっこうですので、ご寄付・カンパをぜひよろしくお願いいたします。
※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
※ご寄付・カンパは「note」のページからでも可能です。「note」内でお読みになりたい記事をクリックしますと、「記事を購入する」欄の下部に「気に入ったらサポート」という緑のアイコンがありますので、そちらをクリックしますと、ご寄付・カンパ欄が表示されますのでそちらからお願いいたします。
※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。よろしくおねがいします。(クレジットカードの場合は、上記URLからお入りください)
みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ
また、コロナ禍による会員の減少によって会費収入が前期比20%減となり、IWJの財政は大きく悪化しています。
前期の会費収入は8322万円でしたが、今期の予想はマイナス1672万円の6650万円になるだろうと予測しています。
まだ会員ではない方は、この機会にぜひご登録を! 会員登録はしたけれど会費未納で休眠状態という方は、ぜひ再開して、会費をお納めいただき、会員としてIWJをお支えください。
※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
現在、IWJ代表の岩上安身は自身の報酬を100%カットし、今期末まで「ただ働き」のまま、「手弁当」どころか「持ち出し」で、日々の激務に取り組んでいます。しかし、岩上安身個人にしわ寄せをする「異常」な状況が続いては、この先、IWJが存続し、活動し続けることはできません。
多くの方々からご寄付・カンパをいただきましたが、今年に入ってから、現状、ご寄付すべてをIWJの運営費にあてており、岩上安身への返済には1円も回しておりません。
岩上安身も一人の人間であり、生活者であり、扶養しなければならない家族もいます。老後の貯えを削ることにも限界があります。
今期、IWJが赤字転落した場合、岩上安身がこれ以上個人でIWJを支えるのは不可能です。
私たちは、ご寄付や会費という形で、市民の皆さまから託された期待に対し、権力にこびず、忖度しない、特定スポンサーに買収されない独立メディアとして使命を果たしたいと思っています。
日本は今、コロナ禍の陰で、急激な勢いで、勝算のまったくない、米国の国益と覇権を守るためだけで自国は守らない、無謀な戦争への道をひた走りつつあります。この事実を、マスメディアは本気で国民に知らせようとしていません。
日本を破滅へと導く、改憲による緊急事態条項の導入を与党が急ぐのも、防衛省が隣国に届く、「刺し違え」ミサイルを配備しようとしているのも、「重要土地調査規制法」の成立を急いだのも、すべて戦争準備のためです。
その後に起こるのは、米中が覇権をかけて戦う戦争において、日本が「捨て駒」として都合よく使われ、米中の覇権争奪の最前線の戦場とされてしまう悲惨な事態です。日本がうっかり配備しようとしているミサイルは、中露を強く刺激しており、日本はいきなりミサイル軍拡で中露を相手にしなければならなくなる恐れがあります。
大手メディアは、まともにこうした危険性を十分に伝えようとせず、あろうことか、改憲CMを無制限に受け入れて改憲に加担するだけでなく、金儲けすらもくろんでいます。
そんな「改憲ビジネス」にどっぷりつかった記者クラブメディアに、真実の報道や論評は期待できるはずがありません。
従って、日本国民の大半は、自分たちがとてつもなく危険で悲惨な目にあわされる可能性があるという事実をまったく知らされていません! ですからなおのこと、IWJは使命感を持って徹底的にこのミサイル軍拡問題を直視し、正面からお伝えしていきます!
6月17日には、IWJ代表の岩上安身が菅総理に、18日にはIWJ記者が岸防衛大臣に、米国の戦略に隷従していくだけで日本の国民の安全は守れるのか鋭く質問を行いました!
※菅総理会見で岩上安身が「内閣独裁体制になれば日本は民主主義国グループから脱落」と指摘! 総理は重要土地規制法の強行採決を「極めて民主的」と言い逃れ、「米中対立に距離を」の質問に「対中包囲網なんか、私、作りませんから」とうろたえ!~6.17菅義偉総理会見 2021.6.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493691
※【岩上安身のツイ録】菅義偉総理が会見で、岩上安身のG7サミットに関する質問に、「中国包囲網なんてない」と言い出した! 対米従属路線や戦時独裁体制を築こうとしていることについては、反論も説明もなし。答えられない、ということか!? 2021.6.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493703
※「台湾有事の際に最前線となる自衛隊と近隣住民の被害見積もりは?」IWJ記者の質問に岸大臣は「仮定の質問への回答はひかえる」「台湾海峡問題は当事者間の直接対話で平和的解決を」~6.18岸信夫 防衛大臣 定例会見 2021.6.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493288
IWJは、他のメディアが沈黙を続けても、断固として沈黙せず、タブーを破り、近づく亡国の戦争の危機について警鐘を鳴らし続けます!IWJがなくなれば、こうした破滅的戦争への危機について報じ、警告を発し続けるメディアはなくなってしまうと思われます!
改憲による緊急事態条項によって、破滅に至る戦争への突入を阻止すべく、徹底的に抵抗し抜くためには、IWJの姿勢に共感し、IWJを支えてくださる市民の皆さまのご支援、ご協力が、どうしても必要です!
どうぞ、今期末の7月末まで、大幅な赤字に陥らないよう、ぜひ、ご支援、応援をよろしくお願いいたします!
IWJが、権力の腐敗と、独裁と、亡国に至る無謀な戦争に対し、抵抗し続けてゆくためには、皆さまからのご寄付・カンパとともに、会員の方々の会費収入がとても重要になってきます。ぜひ皆さま、会員になって支えてくださるよう、お願いいたします!
また、お知り合いの方にぜひIWJの存在や活動について、口コミやSNSを通じて、広めていただき、会員となって支えてくださるようにお伝え願います! どうぞご協力をお願いいたします。IWJはまだまだ、一般に認知されていないメディアです。広く知られることで、IWJのお伝えする情報の価値に気づく方も増えてくると思います。
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6月30日時点の会員数は3691人、このうちサポート会員の方は1293人です。一年前と比較して、会員総数が957人減、サポート会員は304人減と、IWJの経営もコロナ禍の直撃を受けています。創立以来、これほどの会員減は経験したことがありません。未曽有の危機です。
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■16日東京都の新規感染者は3日連続1000人超の1271人! 都モニタリング会議は8月11日に2400人を超えるとの予測も!!
バッハ会長は7月14日、菅義偉総理を表敬訪問していました。
※バッハIOC会長による表敬(首相官邸、2021年7月14日)
https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/actions/202107/14hyoukei.html
15日付けTBSニュースは「複数の関係者によりますと、会談でバッハ氏は観客の受け入れについて、“状況が改善した際には観客を入れることも考えて頂きたい”と菅総理に要望した」と報じています。
※【独自】バッハ会長が菅首相に“有観客開催”検討を要望 官邸で(TBS NEWS、2021年7月15日)
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4315709.htm?1626411549790
この期におよんで、このバッハ会長という人物は何を言っているのでしょうか?
国内の感染状況は「改善した際には」どころか、ますます悪化の一途をたどっています。
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◆中継番組表◆
**2021.7.17 Sat.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【タイムリー映像公開 949・IWJ】17:00~「『変異株』は既に日本国内に侵入! ワクチン期待一点張りの日本政府はPCR検査抑制政策は変わらず!! なぜコロナ対策に失敗し続けるのか!? 岩上安身によるインタビュー 第1024回 ゲスト 医療ガバナンス研究所理事長・上 昌広医師」
視聴URL: https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
2020年12月に収録した、岩上安身による上昌広医師インタビューの映像を公開します。これまでIWJが報じてきた上昌広氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e4%b8%8a%e6%98%8c%e5%ba%83
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/486993
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【IWJ・エリアCh1・兵庫】17:40~「兵庫県知事選 前副知事 金沢和夫候補 街頭演説」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_areach1
兵庫県知事選 金沢和夫候補の街頭演説を中継します。これまでIWJが報じてきた兵庫県知事選挙関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%85%b5%e5%ba%ab%e7%9c%8c%e7%9f%a5%e4%ba%8b%e9%81%b8%e6%8c%99
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◆中継番組表◆
**2021.7.18 Sun.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【タイムリー映像公開 950・IWJ】17:00~「世界累計感染者1億人超! もはや検査抑制・ワクチン頼みの菅政権は対処不能!? 抗体回避し再感染力持つ恐れあるコロナ変異株が世界で続々発生! 『第2次パンデミック』到来! ~岩上安身によるインタビュー 第1029回 ゲスト 医療ガバナンス研究所理事長・上昌広医師」
視聴URL: https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
1月27日に収録した、岩上安身による上昌広医師インタビューの映像を公開します。これまでIWJが報じてきた新型コロナウイルス関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/special_new-coronavirus
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/488854
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
事業継続の背景は根拠なき中国への対抗心!? 政府・企業は人権蹂躙のミャンマー国軍を利する事業より撤退を! 人権擁護5団体が共同声明~7.15 「ミャンマー・ヤンゴン中心部における 複合都市開発事業 (Y-Complex)」に関する記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494349
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■<新記事紹介>外国特派員協会主催の上昌広氏記者会見を配信したYouTube上のIWJの動画が、YouTube側が「誤った医療情報に関するポリシーに違反」として削除! しかし主催の外国特派員協会の方のYouTube動画はそのまま!この不公平は何か!?
外国特派員協会主催の上昌広氏記者会見を配信したYouTube上のIWJの動画が、YouTube側が「誤った医療情報に関するポリシーに違反」として削除し、IWJが1週間YouTubeを使った活動ができなくなったたことは、昨日の日刊IWJガイドでお伝えしました。
しかしその後、主催の外国特派員協会(FCCJ)の方のYouTube動画はそのままになっていることがわかりました。同じ会見なのに、なぜ掲載しているメディアによってYouTube側の対応が違うのでしょうか。この不公平は何が理由なのでしょうか。
該当動画は、FCCJの公式YouTubeページには現在も、同じ会見の動画がアップされており、削除されていません。IWJはFCCJに、YouTubeから類似の警告が来ていないか問い合わせましたが、FCCJには警告が来ていないとのことでした。同じ会見の同じ全編動画なのに、YouTube側の対応が異なることになります。
記者会見の内容は、「WHOのガイダンスの有効性を明確に否定した」内容ではなく、YouTubeのポリシーに違反しているとは思えません。
IWJ側からYouTubeに行った再審査請求に対して、16日現在、YouTubeチームからの返答はまだありません。しかし、IWJだけが警告を受け、動画を削除されるとはきわめて不公平であり不公正なことではないでしょうか。
FCCJは国際的な報道機関の特派員の集まりです。その動画を削除すれば世界中のジャーナリズムの注目を集めることになります。そんな「配慮」があった上でIWJだけを狙い撃ちしたのだとすれば、公平でも公正でもなく、不当な措置です。
該当の動画は、Vimeoの動画にさしかえてフルオープンでIWJサイトにある下記URLから御覧いただけるようにしています。YouTubeチームの削除判断が正しいかどうか、FCCJの動画とも見比べた上で、ぜひ、多くの人々に見ていただき、確かめてもらいたいと考えています。
(IWJ)
※日本の医療政策は、医師免許を持っていてもほとんど臨床経験のない約300人の厚生労働省の官僚がすべて決めている!~6.23日本外国特派員協会主催 上昌広氏 記者会見 ― 政府の新型コロナ感染症対応が迷走した理由
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493537
(FCCJ)
※Press Conference: Why the Government's COVID Response went
astray by Masahiro Kami
https://www.youtube.com/watch?v=ldszZSRyoik
※外国特派員協会主催の上昌広氏記者会見を配信したYouTube上のIWJの動画が、YouTube側が「誤った医療情報に関するポリシーに違反」として削除! しかし主催の外国特派員協会の方のYouTube動画はそのまま!この不公平は何か!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494427
なお、上氏の発言内容に対して、YouTubeが牽制してきたのだとしたら、言論の自由に対する著しい侵害です。上氏は、コロナの感染拡大が始まって以来、貴重な指摘や提言を行ってきました。
岩上安身は、7月19日、岩上安身による上昌広医師に単独インタビューを行います。YouTube Liveは今回使用できないので、ツイキャス・チャンネル5で中継を行いますので。以下のURLでぜひ、多くの方に御覧いただきたいと思います。
※岩上安身による上昌広医師に単独インタビュー中継(IWJチャンネル5)
https://twitcasting.tv/iwj_ch5
■デルタ株が猛威をふるうインドネシアの駐在員らが特別便で一時帰国! しかし東京五輪の影響で検疫後の成田は宿泊施設不足! やむなくチャーター便で中部国際空港に移動!
デルタ株は、日本だけでなく世界中で猛威をふるっています。
外務省は7月13日、インドネシアへの支援として、約200万回分のワクチンを提供することを発表しましたが、インドネシア国内の感染状況について、次のように発表しています。
「7月12日現在、インドネシアにおける新型コロナウイルス感染状況は、累計感染者数256.8万人、死亡者数6.7万人。5月以降、断食明け祝祭の休暇に際しての人の移動の増大等により感染者が急増。新規感染者は6月下旬以降1日2万人を超え、7月12日現在、1日4万人を超える高水準。ワクチン接種回数は5,140万回で、インドネシア政府が必要とする回数(3億6,000万回)の14.3%程度に留まっている」
※インドネシア共和国に対する新型コロナウイルス・ワクチンの贈与(外務省、2021年7月13日)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press3_000522.html
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■<本日のタイムリー映像公開>本日午後5時から、2020年12月28日に収録した「『変異株』は既に日本国内に侵入! ワクチン期待一点張りの日本政府はPCR検査抑制政策は変わらず!! なぜコロナ対策に失敗し続けるのか!? 岩上安身によるインタビュー 第1024回 ゲスト 医療ガバナンス研究所理事長・上 昌広医師」をフルオープンで公開します!
7月15日のこの日刊IWJガイドでご報告いたしましたが、7月15日から1週間、IWJのYouTubeチャンネル、「Movie IWJ」内での動画アップロード、投稿、ライブ配信などの操作ができなくなっています。
IWJはYouTubeのポリシーに違反していると思えず、再審査請求を行いましたが、YouTubeチームからの返答はまだありません。
※外国特派員協会主催の上昌広氏記者会見を中継したIWJコンテンツが、YouTubeチームによる審査の結果「誤った医療情報に関するポリシーに違反している」と判断され、削除される!しかし、同じ会見を流している外国特派員協会のYouTubeは削除されず!この理不尽な対処は一体なぜ!?(日刊IWJガイド、2021年7月15日)
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20210715#idx-4
そこで、現在YouTube Liveでの再配信の代替措置として、IWJのサイト内での映像公開を行なっています。
本日は午後5時から、2020年12月28日に収録した「『変異株』は既に日本国内に侵入! ワクチン期待一点張りの日本政府はPCR検査抑制政策は変わらず!! なぜコロナ対策に失敗し続けるのか!? 岩上安身によるインタビュー 第1024回 ゲスト 医療ガバナンス研究所理事長・上 昌広医師」を、公共性に鑑み、どなたでも御覧いただけるフルオープンで公開します。
現在、新型コロナ変異株の中でも感染力が強く、重症化しやすいといわれているデルタ株が世界中で猛威をふるっています。
インタビューが行われた12月は、その後またたく間に世界中で従来株から置きかわった英国由来のアルファ株(当時はまだ一般に「英国株」と呼ばれていました)が、日本国内でも確認され、広がり始めていた時期でした。
インタビューでは、変異株と各国政府の対応や、英国などで当時接種が始まったばかりのワクチンについて、上医師にお話をうかがいました。
岩上安身は変異株出現前に開発されたワクチンの有効性について、12月20日に、ケンブリッジ大学ラヴィ・グプタ教授が「ウイルスはワクチンからの逃走過程にある」と警告し、「変異はその最初のステップ」と述べていることを紹介しました。
「変異がさらに進めば、心配する必要が出てくる」というグプタ教授の懸念について、上医師は、「可能性としては十分あると思います。ただ、現時点では問題ないと考えている専門家が多い。変異の数がまだそんなに多くないので。確かにインフルエンザのようになる可能性はあると思いますけどね。やってみないと分からない。この程度の変異でワクチンが全く効かなくなることはないと思います。ワクチンの短期的な安全性はある程度分かっていて、長期的な経過は見ないと分からないものは分からない」との見解を述べました。
また、上医師は「(ワクチンを)高齢者の方に優先接種するというが、副作用が出たときに耐えられない人がいるので後期高齢者に打っていいか、私は疑問だと思う」と懸念を表明。「一人一人丁寧にやっていくことだと思います」と念を押しました。
その後、12月27日にPCR検査を受ける直前に病状が急変して亡くなった立憲民主党の羽田雄一郎参議院議員の話題に移ると、上医師は次のように述べました。
「本当にびっくりしました。人と会う機会が多い政治家なので、職業的倫理上の問題もあり、PCR検査をやらないといけないのに、国会議員ですら数日間受けれない。この国の体制はとんでもない。
羽田さんは肺の疾患が進んでいて亡くなったはずなんです。PCR検査を工務店(木下工務店が始めたPCR検査のこと)がやれるのに、専門家や検査会社ができないのか納得いかない。精度に問題があるのなら問題があるのを示さなきゃいけないんです。政府が言ったのをマスコミはそのまま書いている。
全自動なのでそんなに大きな精度の問題は常識的にはありえない。もしやっていれば、羽田さんも早く診断できたかもしれない」
インタビューはさらに、12月25日に行われた菅総理の会見で、岩上安身の追及によって菅総理と尾身茂・新型コロナウイルス感染症対策分科会会長の考えに温度差があることが判明したことや、感染研の問題点などを話題としています。
詳しくはぜひ、本日の映像公開を御覧ください。
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【タイムリー映像公開 949・IWJ】17:00~「『変異株』は既に日本国内に侵入! ワクチン期待一点張りの日本政府はPCR検査抑制政策は変わらず!! なぜコロナ対策に失敗し続けるのか!? 岩上安身によるインタビュー 第1024回 ゲスト 医療ガバナンス研究所理事長・上 昌広医師」
視聴URL: https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
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なお、上記URLでの公開は当日限りとなりますが、IWJの一般会員様は翌日から2ヶ月間、サポート会員様はいつでも、以下のURLから動画をご視聴いただけます。
※「変異株」は既に日本国内に侵入! ワクチン期待一点張りの日本政府はPCR検査抑制政策は変わらず!! なぜコロナ対策に失敗し続けるのか!? 岩上安身によるインタビュー 第1024回 ゲスト 医療ガバナンス研究所理事長・上 昌広医師 2020.12.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/486993
■米労働省が13日に公表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比5.4%上昇! インフレの趨勢をより正確に反映するコアCPI(変動の大きい食品とエネルギーを除いた指標)も前年比4.5%上昇! 米国のインフレは短期間では済まず今後も続く! 金利上昇は時間の問題! バイデンの4兆1000億ドル(約451兆円)のインフラ投資計画は失敗する! 米国は今、追い詰められ、黒人差別と中国挑発に邁進している! IWJはエコノミスト田代秀敏氏へ緊急取材!
7月13日に米労働省労働統計局が6月の消費者物価指数(CPI)を発表しました。これによると、CPIは前月比で0.9%の上昇(5月は前月比で0.6%の上昇)、前年同月比で5.4%の上昇でした。
※Consumer Price Index News Release(米労働統計局、2021年7月13日)
https://www.bls.gov/news.release/archives/cpi_07132021.htm
6月の前月比0.9%の上昇は、2008年6月に消費者物価指数が1%上昇して以来、最大の上昇率となりました。過去12ヶ月間で見ると、季節調整前で5.4%の上昇となり、2008年8月の5.4%上昇以来、最大の上昇幅となりました。
7月13日のCPIの発表を受けて、ここ数日、メインストリームメディアで米国のインフレ懸念に関連した報道が一気に増えてきました。
7月15日に労働統計局が発表した、CPIの推移グラフを見るといくつか興味深いことが見えてきます。このグラフはパンデミックが始まった2020年2月を基準(0%)にして、2021年6月までのCPIの上昇率の推移を表したものです。このグラフにはパンデミック後の米国経済のあり方が反映されています。
※Consumer prices up 4.7 percent since February 2020(労働統計局、2021年7月15日)
https://www.bls.gov/opub/ted/2021/consumer-prices-up-4-7-percent-since-february-2020.htm
CPIの全アイテムの平均を見ると、2020年5月にマイナス1.1%で底を打ってから、2021年6月には4.7%まで急上昇しています。
さらに、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPI(FRBはこの指標を重視している)も、2020年5月にマイナス0.5%で底を打ってから上昇傾向が続き、2021年6月には、4.2%を記録しています。とくに、2021年3月からの上昇率が顕著です。
米国は、コロナ対策で3回の現金給付を行っています。
第1回が2020年4月に支給されました。
第2回が2020年12月に支給されました。
第3回が2021年3月でした。
インフレは、供給よりも需要が大きいことで発生します。
この3回の現金支給は、需要側に働きかけた政策です。第1回の現金支給が行われた4月は、まさに、需要がどん底だった時期にあたります。2020年4月はコアCPIでマイナス0.4%、CPIでもマイナス1.0%の時期にあたります。
フォーブスは、この3回の給付金の使い道として、米国勢調査局が次のようにまとめていると紹介しています。
米国勢調査局は給付金の使い道について、2020年4月に支給された1回目、2020年12月の2回目(緊急経済対策を含む包括歳出法案)、2021年3月の3回目(米国救済計画)の変化を次のようにまとめています。
・1回目の給付金:消費に充てた(74%)、貯蓄した(14%)、ローン返済に充てた(11%)
・2回目の給付金:消費に充てた(22%)、貯蓄した(26%)、ローン返済に充てた(51%)
・3回目の給付金:消費に充てた(19%)、貯蓄した(32%)、ローン返済に充てた(49%)
※コロナ対策で支給された3回の給付金、米国人はどう使ったか(フォーブス、2021年6月8日)
https://forbesjapan.com/articles/detail/41725
コアCPIを見ると、2021年3月を起点に急上昇していることがわかります。コアCPIのカテゴリーである新車のCPIも、2021年4月の1.6%から6月の5.3%へと急激に上昇しています。中古車・トラックに至っては、2021年3月の9.9%から6月には43.3%と大幅に上昇しています。クルマとトラックのレンタルのCPIも2021年1月の3.9%から70.8%と大幅な伸び率となっています。
コロナ禍によって、社会的距離を通勤において取りたいという意識や、郊外に引越しして、そこから職場へ通うための交通手段としてクルマやトラックに需要の焦点が当たったものと思われます。
これらのコアCPIカテゴリーの伸びに3回の現金給付、特に、3月の3回目の現金給付が大きく利いていることがわかります。米国国勢調査局の調査を踏まえると、キャッシュやローンで購入したものと思われるのです。
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それでは、本日も1日よろしくお願いします。
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https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20210717
IWJ編集部(岩上安身、尾内達也、浜本信貴、千浦僚、渡会裕、村上良太、城石裕幸、六反田千恵、中村尚貴)
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
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