日刊IWJガイド・非会員版「政府のシミュレーションでは楽観的なシナリオでも8月中旬病床が飽和状態に! IWJの今期はあと1ヶ月! どうか緊急のご支援をお願いします!」2021.07.03号~No.3215号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~政府アドバイザリーボードのシミュレーションでは最も楽観的なシナリオでも対策次第で五輪開催中の8月中旬病床が飽和状態に! 東京五輪では政府の無責任答弁が次々に明るみに! 明日の都議選で命と暮らしを守る投票行動を! 6月のご寄付・カンパは月間目標額の38.5%でした! IWJの今期はあと1ヶ月! このままでは7月、さらに累積不足額が増えるだけでなく、期末は大幅赤字に転落、来期は活動困難に!! どうか緊急のご支援をよろしくお願いいたします!
■【中継番組表】
■<IWJ取材報告 1>「感染状況悪化の場合、五輪を無観客にするのか」とのIWJ記者の問いに、丸川大臣は「無観客も選択肢に入れて検討。5者協議で決める」と回答~7.2丸川珠代 東京オリンピック・パラリンピック大臣 定例記者会見
■<IWJ取材報告 2>行動計画書に記入義務なし!? 5万人にも及ぶオリンピック関係者がコンビニやレストランに行けるとなると、バブル方式は崩壊する!~7.2第23回「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」ヒアリング
■<本日のタイムリー再配信>本日午後8時から、2017年7月1日収録 「都議選前日ようやく表に姿を現した安倍総理を待っていたのは『やめろ!』『帰れ!』の嵐!怒れる聴衆の中には森友・籠池氏の姿も!安倍総理は有権者を指差し『こんな人たちに負けない』と逆上!」を再配信します!
■<取材報告3>安倍前総理、有効求人倍率上昇データを都合よく「アベノミクスの成果」、「正社員の仕事を作り出した」と印象操作演説!~6.30東京都議選・西東京市自由民主党浜中義豊候補街頭演説―応援弁士:安倍晋三 前内閣総理大臣
■<IWJ取材報告 4>加藤候補「都民の命と健康が守られる政治に変えていく!」枝野代表は自己責任論を批判、支え合う社会の実現を訴え!~6.27東京都議選・北多摩第3選挙区 立憲民主党 加藤良哉候補 街頭演説―応援弁士:枝野幸男代表
■<IWJ取材報告5>原子力規制委員長の安全保障意識は、日本海側で原発8基が稼働していても太平洋側とミサイル被弾のリスクは同じ!? ミサイルを被弾して、甚大な被害を受けるのは原発も大都市も同じ!? だから原発は再稼働OK!? ~6.30原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見
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■はじめに~政府アドバイザリーボードのシミュレーションでは最も楽観的なシナリオでも対策次第で8月中旬病床が飽和状態に! 東京五輪では政府の無責任答弁が次々に明るみに! 明日の都議選で命と暮らしを守る投票行動を! 6月のご寄付・カンパは月間目標額の38.5%でした! IWJの今期はあと1ヶ月! このままでは7月、さらに累積不足額が増えるだけでなく、期末は大幅赤字に転落、来期は活動困難に!! どうか緊急のご支援をよろしくお願いいたします!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 昨日2日、小池百合子東京都知事は午後4時から定例の記者会見を行いました。

※小池百合子都知事 定例会見(2021年7月2日)
https://youtu.be/a_333QSTOKU

 小池知事は過労で入院し、30日に退院したあと、1日の東京都の新型コロナウイルス感染症モニタリング会議にはオンラインで参加していました。

 1日のモニタリング会議で示された分析では、感染状況ではすべての指標が前の週から悪化。医療提供体制は4つの指標のうち、「救急医療適用件数」と「重症患者数」が横ばい、「陽性率」と「入院患者数」が悪化しています。どちらも4段階判定の最悪を示す赤判定です。

※最新のモニタリング項目の分析・総括コメントについて(東京都福祉保健局、2021年7月1日)
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/monitoring.html

 一方、国のステージ判断のための指標では、感染状況の「新規感染者数」と医療提供体制の「療養者数」が最も深刻なステージ4、そのほかの5項目がステージ3となっています。

※国のステージ判断のための指標(東京都福祉保健局、2021年7月1日)
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/kunishihyou.html

※ここから先は【中略】とさせていただきます。ご覧になりたい場合は、ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、ご支援ください! 会員へのご登録はこちらからお願いいたします。

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 明日は都議会選挙です。今からでも自分たちの命と暮らしを守るための候補者を選ぶ投票を行うべきです。

 IWJは今期期末まで1ヶ月を切りました。繰り返しお伝えしているように、IWJは設立以来最大の財政危機状態にあり、ピンチを迎えています。

 6月1日から30日まで間に177件、318万4400円のご寄付・カンパを頂戴しました。誠にありがとうございます!

 しかしながらこの金額は、5月までの不足分から算出し直した6月、7月の新たな月間目標額である826万7150円の38.5%にとどまっています。このままでは7月もさらに大幅に累積不足額を増やしてしまうことになります!

 さらに、コロナ禍による会員の減少によって会費収入が前期比20%減となり、IWJの財政は大きく悪化しています。

 前期の会費収入は8322万円でしたが、今期の予想はマイナス1672万円の6650万円になるだろうと予測しています。これは、あくまで現状で会員数が下げ止まり、維持されると仮定した予測です。会員数がさらに減れば、もっと状況は厳しくなってしまいます。

 これまでも皆さまからの会費、ご寄付・カンパに支えていただき、なんとか活動を続けてこられましたが、今期は大幅な赤字に転落する可能性も高くなってきました。そうなれば8月以降の来期は、これまでのような活動が続けられなくなる可能性もあります。

 日本社会をハンドリングしている支配層が狂気と無責任に支配されている中、IWJは正気を保ちつつ、なんとか来期も存続し、他メディアでは読めない、IWJでしか観られない独自コンテンツを皆さまにお届けしたいと願っております。どうかご寄付・カンパでのご支援や、まだ会員登録をされていない方は、会員登録をよろしくお願い申し上げます。

 IWJの活動にご期待、ご賛同いただける方は、ぜひ緊急のご支援をお願いいたします! 1人でも多くの方々からご支援いただき、1歩でも2歩でも目標額に近づきたいと願っています! 少額でもけっこうですので、ご寄付・カンパをぜひよろしくお願いいたします。

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
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※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。よろしくおねがいします。(クレジットカードの場合は、上記URLからお入りください)

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 そして、まだ会員ではない方は、この機会にぜひご登録を! 会員登録はしたけれど会費未納で休眠状態という方は、ぜひ再開して、会費をお納めいただき、会員としてIWJをお支えください。

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 赤字が重なれば、これまでのようにIWJを存続させ、何ものにも忖度しない、権力にもスポンサーにもこびない、独立したジャーナリズム活動を貫き続けていくことは困難になってしまいます。

 現在、IWJ代表の岩上安身は自身の報酬を100%カットし、今期末まで「ただ働き」のまま、「手弁当」どころか「持ち出し」で、日々の激務に取り組んでいます。しかし、岩上安身個人にしわ寄せをする「異常」な状況が続いては、この先、IWJが存続し、活動し続けることはできません。

 IWJは、岩上安身個人からこれまで993万5000円借り入れており、まったく返済できてはおりません。

 他方、岩上安身が、IWJの危機に直面しても、これ以上私財を投入できないのは、すでに1000万円近い金額をIWJに貸しているからです。

 しかもIWJから報酬を得ることなく「ただ働き」で働き続けているので、貯金は増えることなく、日々減り続けており、これ以上IWJに私財を投じれば、貯金が本当に底を尽いてしまうからです。

 つまり、岩上安身が「無報酬」を余儀なくされるような「異常」な状態が続くと、岩上安身がつなぎ資金を貸すこともできなくなり、IWJは行き詰ってしまうのです。

 多くの方々からご寄付・カンパをいただきましたが、今年に入ってから、現状、ご寄付すべてをIWJの運営費にあてており、岩上安身への返済には1円も回しておりません。

 岩上安身も一人の人間であり、生活者であり、扶養しなければならない家族もいます。老後の貯えを削ることにも限界があります。

 今期、IWJが赤字転落した場合、岩上安身がこれ以上個人でIWJを支えるのは不可能です。

 私たちは、ご寄付や会費という形で、市民の皆さまから託された期待に対し、権力にこびず、忖度しない、特定スポンサーに買収されない独立メディアとして使命を果たしたいと思っています。

 政府は国民に対してろくに説明せず、マスコミも正面切ってまともに伝えようとしませんが、日本は今、急激な勢いで、勝算のまったくない、米国の国益と覇権を守るためだけで自国は守らない、無謀な戦争への道をひた走りつつあります。

 日本を破滅へと導く、改憲による緊急事態条項の導入を与党が急ぐのも、防衛省が隣国に届く、「差し違え」ミサイルを配備しようとしているのも、「重要土地調査規制法」の成立を急いだのも、すべて戦争準備のためです。

 その後に起こるのは、米中が覇権をかけて戦う戦争において、日本が「捨て駒」として都合よく使われ、米中の覇権争奪の戦場とされてしまう悲惨な事態です。

 大手メディアは、まともにこの危険性を十分に伝えようとせず、従って、日本国民の大半は、自分たちがとてつもなく危険で悲惨な目にあわされる可能性があるという事実をまったく知らされていません。

 6月17日には、IWJ代表の岩上安身が菅総理に、18日にはIWJ記者が岸防衛大臣に、米国の戦略に隷従していくだけで日本の国民の安全は守れるのか鋭く質問を行いました!

※菅総理会見で岩上安身が「内閣独裁体制になれば日本は民主主義国グループから脱落」と指摘! 総理は重要土地規制法の強行採決を「極めて民主的」と言い逃れ、「米中対立に距離を」の質問に「対中包囲網なんか、私、作りませんから」とうろたえ!~6.17菅義偉総理会見 2021.6.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493691

※【岩上安身のツイ録】菅義偉総理が会見で、岩上安身のG7サミットに関する質問に、「中国包囲網なんてない」と言い出した! 対米従属路線や戦時独裁体制を築こうとしていることについては、反論も説明もなし。答えられない、ということか!? 2021.6.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493703

※「台湾有事の際に最前線となる自衛隊と近隣住民の被害見積もりは?」IWJ記者の質問に岸大臣は「仮定の質問への回答はひかえる」「台湾海峡問題は当事者間の直接対話で平和的解決を」~6.18岸信夫 防衛大臣 定例会見 2021.6.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493288

 IWJは、他のメディアが沈黙を続けても、断固として沈黙せず、タブーを破り、近づく亡国の戦争の危機について警鐘を鳴らし続けます!

 改憲による緊急事態条項によって、破滅に至る戦争への突入を阻止すべく、徹底的に抵抗し抜くためには、IWJの姿勢に共感し、IWJを支えてくださる市民の皆さまのご支援、ご協力が、どうしても必要です!

 どうぞ、今期末の7月末まで、大幅な赤字に陥らないよう、ぜひ、ご支援、応援をよろしくお願いいたします!

 IWJが、権力の腐敗と、独裁と、亡国に至る無謀な戦争に対し、抵抗し続けてゆくためには、皆さまからのご寄付・カンパとともに、会員の方々の会費収入がとても重要になってきます。ぜひ皆さま、会員になって支えてくださるよう、お願いいたします!

 また、お知り合いの方にぜひIWJの存在や活動について、口コミやSNSを通じて、広めていただき、会員となって支えてくださるようにお伝え願います! どうぞご協力をお願いいたします。

 一般会員にご登録いただくと、中継で見逃してしまったIWJの動画コンテンツを2ヶ月間、アーカイブでお好きな時に御覧いただけます! 入会金は無料。会費は月々1100円ですが、1年分まとめてお支払いいただければ1万1000円と2ヶ月分お得になっています!

 そして、現在一般会員でいらっしゃる方はぜひサポート会員へのお切り替えをご検討ください! サポート会員の方は、過去のインタビューも含めすべてのIWJのコンテンツをいつでも御覧いただけます。

 さらに、サポート会員にご登録いただくと、メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」をすべて無料で閲覧することができます。「岩上安身のIWJ特報!」は、岩上安身によるインタビューを文字起こしし、詳細な注釈をつけたメルマガです。インタビュー動画を見る時間をなかなか取れない、インタビュー動画の内容をもっと詳しく知りたいという方には特におすすめです。

 6月30日時点の会員数は3691人、このうちサポート会員の方は1293人です。一年前と比較して、会員総数が957人減、サポート会員は304人減と、IWJの経営もコロナ禍の直撃を受けています。創立以来、これほどの会員減は経験したことがありません。未曽有の危機です。

 サポート会員へ移行してくださる方が増えれば、IWJの活動は今よりもずっと安定したものになります。サポート会員の人数が4000名に達すれば、それだけでご寄付やカンパをいただかなくても、活動資金をまかなえることになります!

 どうか、ぜひサポート会員になってIWJの活動をお支えいただけますよう、ご検討ください!

 また、どうか、お知り合いの方へIWJの活動をご紹介ください。まだまだ、一般に認知されていないメディアです。広く知られることで、IWJのお伝えする情報の価値に気づく方も増えてくると思います。

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◆中継番組表◆

**2021.7.3 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】14:30~「東京都議選・板橋区 立憲民主党 宮瀬英治候補 街頭演説―応援弁士:枝野幸男代表」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 東京都議選 宮瀬英治候補の街頭演説を中継します。これまでIWJが報じてきた立憲民主党関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%ab%8b%e6%86%b2%e6%b0%91%e4%b8%bb%e5%85%9a
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【IWJ・Ch5】17:00~「東京都議選・豊島区 日本共産党 米倉春奈候補 街頭演説―応援弁士:志位和夫委員長」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 東京都議選 米倉春奈候補の街頭演説を中継します。これまでIWJが報じてきた日本共産党関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e5%85%b1%e7%94%a3%e5%85%9a
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【タイムリー再配信937・IWJ_YouTube Live】20:00~「都議選前日ようやく表に姿を現した安倍総理を待っていたのは『やめろ!』『帰れ!』の嵐!怒れる聴衆の中には森友・籠池氏の姿も!安倍総理は有権者を指差し『こんな人たちに負けない』と逆上!」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2017年7月に収録した、秋葉原駅前での自民党の演説会を再配信します。これまでIWJが報じてきた自民党関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e8%87%aa%e6%b0%91%e5%85%9a

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/387185

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◆中継番組表◆

**2021.7.4 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【タイムリー再配信 938・IWJ_YouTube Live】16:00~「米中戦争前夜における日本主体の安全保障論(4)政治とメディアが煽り続けた安易な『中国脅威論』!~岩上安身によるインタビュー第1022回 ゲスト 東アジア共同体研究所・須川清司上級研究員(1)」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 2020年11月に収録した、岩上安身による須川清司氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた須川清司氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e9%a0%88%e5%b7%9d%e6%b8%85%e5%8f%b8

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485330
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【IWJ・Ch5】20:00頃~「日本共産党・2021年東京都議会議員選挙 開票センター」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 日本共産党 開票センターの模様を中継します。
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【IWJ・Ch6】23:00頃~「立憲民主党・2021年東京都議会議員選挙 福山哲郎幹事長囲み会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch6

 立憲民主党 福山哲郎幹事長の囲み会見を中継します。

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

加藤候補「都民の命と健康が守られる政治に変えていく!」枝野代表は自己責任論を批判、支え合う社会の実現を訴え!~6.27東京都議選・北多摩第3選挙区 立憲民主党 加藤良哉候補 街頭演説―応援弁士:枝野幸男代表
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493673

原子力規制委員長の安全意識は、原発8基が稼働していても太平洋側と脅威は同じ!? 被弾して、甚大な被害を受けるのは原発も大都市も同じ!? ~6.30原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493782

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■<IWJ取材報告 1>「感染状況悪化の場合、五輪を無観客にするのか」とのIWJ記者の問いに、丸川大臣は「無観客も選択肢に入れて検討。5者協議で決める」と回答~7.2丸川珠代 東京オリンピック・パラリンピック大臣 定例記者会見

 7月2日11時より、内閣府会見室にて、丸川珠代 東京オリンピック・パラリンピック大臣の定例記者会見が行われました。丸川大臣より報告はなく、記者との質疑応答のみが行われました。

 まず、産経新聞記者から、IOCのバッハ会長が広島を訪問する予定であること、これに対して歓迎できないという声もあることについて、質問がありました。

 丸川大臣はこの質問に対し、「IOCのバッハ会長が8日に来日を予定しておりまして、日本滞在中の予定については関係方面と調整中でありますが、16日には広島を訪問する計画があるということについては、組織委員会を通じて承知をしております。16日はオリンピック休戦決議の開始日です。この日に合わせて広島の地から世界に平和のメッセージを発することについて、広島県、広島市と連携協力しつつ、計画をしているとうかがっております。引き続きその調整の状況を注視してまいります」と答えました。

 7月8日に来日するのであれば、広島に訪問する予定の16日は、まだ政府の水際対策で定められた「14日間の待機期間」中のはずです。ここでもまた、IOCトップへの「例外・特別」待遇が適用されるのでしょうか。

※日本へ入国・帰国した皆さまへ「14日間の待機期間中」のルール(入国者健康確認センター)(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00263.html

 続いてNHK記者より、東京五輪のために来日した選手、関係者の新型コロナウイルス陽性者のあるなし、状況把握について問われた丸川大臣は、以下のように答えました。

 「事前合宿のための入国について、把握をしておりまして、7月1日の選手団の入国は、スタッフだけの入国も含めて、11の国、地域から、166人が入国をしました。事前合宿のためでした。検査結果は全員が陰性だったという報告を受けています。

 また本日については、7つの国、地域から131人が入国予定です。

 東京大会の開催まで20日あまりとなりまして、来週以降さらに選手団の入国が増えてきますが、各ホストタウンではしっかりと感染症対策を講じて、選手をお迎えいただければと思います。

 なお、一部の報道機関が選手団に近接をしたり、また選手の乗ったバスの車内に入って取材を試みるなど、行き過ぎた取材があったと聞いています。新型コロナウイルス感染症対策としても、また、選手団の安全確保のためにも、報道機関各社におかれては節度を持って取材をしていただくよう、お願いをしたいと思います」。

 IWJ記者は、以下のように質問しました。

 「6月30日に東京の感染状況がステージ4に入りました。10万人あたりの直近一週間の新規感染者が25.6人となっています。また、医療提供体制の逼迫状況もステージ3ですけれども、ステージ4に近くなっております。

 京都大学の西浦博教授らのグループは、東京オリンピックの開会式が行われる7月23日には、デルタ株が全体の68.9%になるという予測をされております。また、6月末に京都大学、東北大学、国立感染研の共同研究グループは、厚生労働省の感染症対策アドバイザリーボードで、デルタ株の影響を中程度とした場合でも、人流が現状のままでも、7月中には一日当たりの感染者が1000人を超え、8月8日には2000人を超えるという予測を発表しております。

 菅総理は6月21日、今後緊急事態が発令されれば、無観客にすることも辞さないと述べておられます。丸川大臣は再び緊急事態が発令されるのは、いつだと予測されているでしょうか。また大会期間中に発令された場合、五輪開催中に有観客から無観客へ切り替えることなど、現実的にそれが可能だとお考えでしょうか。シミュレーションなり、準備がなされておりますでしょうか」。

※第41回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和3年6月30日)資料3-2 鈴木先生提出資料(厚生労働省、2021年6月30日)
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000800000.pdf

 丸川五輪相はこの質問に対し、以下のように回答しました。

 「東京大会については、安全安心の確保を前提として、最優先として、選手や大会関係者、観客の感染対策をしっかり講じ、国民の皆様に安心して東京大会を受け入れていただけるように、引き続き関係者と緊密に連携しつつ、大会に向けた準備を着実に進めていくことにしておりますが、観客数については、先日6月21日に開催されました5者協議、これはIOC会長、IPC会長、大会組織委員会会長、東京都知事、そして私が参加をして行われました。

 東京オリンピックにおけるすべての競技会場において、観客数の上限を収容定員50%以内で1万人とすること、7月12日以降、緊急事態宣言または蔓延防止等重点措置が発動された場合の観客の取り扱いについては、無観客も含めて、当該措置が発動された時の、措置の内容を踏まえた対応を義務とすること、感染状況医療状況について急激な変化が生じた場合は、速やかに対応を検討することで合意がなされております。

 これらを踏まえて、適切に対応がなされていくものと私は考えております」。

 この、「感染状況によっては無観客も選択肢に入れて検討し、観客の扱いについては5者協議で決める」との認識は、各社報道機関が伝えました。

 一方で、はじめに~の会員版で記しましたが、菅総理は、7月1日の会見で「無観客もありえる」と明言し、西村厚労相も6月27日のNHK「日曜討論」に出演して、「必要となれば、今のまん延防止等重点措置の地域に緊急事態宣言を発出することも躊躇なく機動的にやるべきだ」と発言しました。
 
 しかし、緊急事態宣言が発令されたからといって、必ず無観客になるとは、誰も言っていないのです。緊急事態宣言と無観客への切り替えが結びついているかどうかいまだ明らかではありません。

 次いで、朝日新聞記者が「夜間の競技を無観客にするよう競技開催県の知事が求めていることについて、事実確認と対応は?」と質問しました。

 この質問に対して丸川大臣は、「夜間の観客については、千葉県知事、また、埼玉県の知事から実際にご意見をうかがっており、現在組織委員会において調整をして頂ております。また全体の状況については、やはりこの後の感染状況の推移をしっかりと把握をし、最終的には5者協議において決定するという風に私は考えています」と答えました。

 TBS記者は、「東京大会の関係者の入国について、6万人ほどの関係者の入国について、日時やそれからの関係者と同じ便に乗られている一般の方が陽性だった場合に、その関係者が濃厚接触者にあたるのか、という点については、内閣官房のほうで把握されているものなのか。また、もし一般の(陽性の)方の濃厚接触者となった場合に、その後の行動管理というものがどういうふうになるのか」と質問しました。

 これに対して、丸川大臣は、「大変恐縮ですが、ホストタウンに事前合宿のために入国される方については、今現在私どもの手元に情報がございます。それ以外については政府内で確認をしなければ今お答えができませんので、確認をしてお知らせをさせていただきたいと思います」と回答しました。

 インドネシアのメディアグループ「Tribun news」の「KOMPAS(コンパス)インドネシア新聞」のリチャード・スシロ記者は、「新しい入国管理の方法についてうかがいたい。我々インドネシア人は現在日本に渡航してくれば6日間の隔離(注)をせねばならないとのことだが、これは五輪関係者に対しても同じ対応がなされるのか。また、大統領、大臣のような要人、VIPに関しても同じ6日間の隔離がなされるのか」と質問しました。

(注)厚労省のHPによると、インドネシアからの日本への入国は、水際対策の一環として「B.1.617 系統の変異株(デルタ株等)に対する水際強化措置」を設け水際強化措置を取るとのことです。検疫所長の指定する場所で6日間の間、3日目と6日目に改めて検査が義務付けられています。

※厚労省HP(2021年6月28日)
https://www.mhlw.go.jp/content/000798635.pdf

 これに対して丸川大臣は、「選手については既に発表がなされている通りでありますが、要人については、大変恐縮ですが外務省に確認をさせていただきまして、お知らせさせていただきます。今この時点でまだ調整を行っているとうかがっております」と答えました。

 政府は6月28日に、インドネシアとウガンダからのすべての入国者と帰国者に対し、7月1日から検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る)での6日間待機と入国後3日目及び6日目の検査を義務付ける措置を発表しました。

※水際対策強化の対象国追加指定(外務省、2021年6月28日)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_009081.html

 一方、6月15日に発表された選手、チーム関係者向けのプレイブック第3版では、「入国後3日間は自室で隔離をしなければなりません(到着日は0日目とみなされます)。ただし、アスリート、チーム役員は、以下を前提として、入国後直ちに活動を行うことができます。入国後3日間、毎日検査を実施し陰性であること、かつ東京2020組織委員会による厳格な監督(3日間の監督者による帯同やGPSによる行動管理)のもとで活動すること。入国後14日間、宿泊施設での隔離という別の選択肢もあります」と書かれているのみです。

※アスリート・チーム役員公式プレイブック(TOKYO2020)
https://gtimg.tokyo2020.org/image/upload/production/drka8unbywyucjzu7t6q.pdf

 会見の詳細は、ぜひ全編動画を御覧ください。

※「感染状況悪化の場合、五輪を無観客にするのか」とのIWJ記者の問いに、丸川大臣は「無観客も選択肢に入れて検討。5者協議で決める」と回答~7.2丸川珠代 東京オリンピック・パラリンピック大臣 定例記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493870

■<IWJ取材報告 2>行動計画書に記入義務なし!? 5万人にも及ぶオリンピック関係者がコンビニやレストランに行けるとなると、バブル方式は崩壊する!~7.2第23回「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」ヒアリング

 7月2日、東京都千代田区の衆議院本館で、野党議員による新型コロナウイルスについての「第23回『ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム』ヒアリング」が行われました。

 東京オリンピック・パラリンピックで入国する、約5万人に及ぶ大会関係者に配られる英文のプレーブック(ルールブック)には、例外的にコンビニや個室レストランが利用できると記載されています。

 また、オリンピック・パラリンピック組織委員会は、大会関係者が指定された場所以外のところに行く場合には事前に行動計画書に記入し、オリンピック・パラリンピック組織委員会に提出し、内閣官房オリンピック・パラリンピック事務局が審査をする、としています。

 野党側はこれらについて、政府の言うコロナウイルス感染拡大を抑え込む「バブル方式」の欠陥だと指摘しています。

※東京五輪は空港検疫も「バブル」も穴だらけ! ウガンダ選手団以前に4人の陽性者がいたことも明らかに! グダグダ菅政権の下では日本はコロナ禍で滅亡する! オペレーション破綻で現場は「無観客に」~6.28第22回「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」ヒアリング 2021.6.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493687

 ヒアリングで、行動計画書について説明を求められた、渡部保寿・内閣官房、オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官は「行動計画書については事前承認の形をとっているので、記入できるところは記入していただくという扱い」だと述べました。

 これに対し、立憲民主党の斉木武志・衆議院議員は、行動計画書について「前回の答弁では、『必ずコンビニもレストランも書き込ませて出させます、他には行かせません』としたが違うのか?」と問いただしました。

 斉木議員はさらに「元々(英文の)プレイブックには、そもそも行動計画書への記載は要求していない。『コンビニやレストランに行くことができる』としか書いていない。予約も要求していない。どこに行ってもよい、ということではないのか?」と追及しました。

 また、立憲民主党の山井和則衆議院議員は「入国した5万人ものオリンピック関係者が、即コンビニやレストランに行けるとなると、バブル方式は崩壊する。感染爆発しかねない。深刻だ」と述べ、危機感を露わにしました。

 詳しくはぜひ、以下の記事を御覧ください。

※行動計画書に記入義務なし!? 5万人にも及ぶオリンピック関係者がコンビニやレストランに行けるとなると、バブル方式は崩壊する!~7.2第23回「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」ヒアリング
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493865

■<本日のタイムリー再配信>本日午後8時から、2017年7月1日収録「都議選前日ようやく表に姿を現した安倍総理を待っていたのは『やめろ!』『帰れ!』の嵐!怒れる聴衆の中には森友・籠池氏の姿も!安倍総理は有権者を指差し『こんな人たちに負けない』と逆上!」を再配信します!

 東京都議選の選挙活動は本日最終日。街頭演説などは午後8時までで終了です。明日は投開票日です。

 そこで本日午後8時から、前回2017年の都議選最終日、安倍前総理が聴衆を指差して「こんな人たちに私たちは負けるわけにはいかない!」と叫んだ、秋葉原での自民党・中村彩候補が選挙演説会を再配信します。

 安倍前総理は2017年の都議選期間中、加計学園問題で批判が高まった影響で街頭には立たず、息を潜めてやり過ごそうとしてきました。しかし最終日になって、ついにその姿を公衆の面前に現しました。

 秋葉原駅前と言えば、安倍前総理が2012年や2014年の衆院選でも登壇し、大量の日の丸が踊った、因縁の場所です。当時の様子は、以下の記事で御覧になることができます。

※【大義なき解散総選挙】自由民主党 安倍晋三総裁 街頭演説 2014.12.13
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/213265

 2017年のこの日も動員された運動員だけでなく、日の丸の小旗が事前に一般の聴衆や通行人にも配布され、安倍総理(当時)を迎える準備は整っていました。

 しかしこの日、そこで安倍総理を待っていたのは、大量の日の丸の小旗を吹き飛ばす勢いの「帰れ!」「安倍はやめろ!」の特大コールと、大量の反安倍政権のプラカード、大きな「安倍やめろ」の横断幕でした。

 そして市民の中には、安倍総理から受け取った100万円の寄付を返しにきたという、森友学園・籠池夫妻の姿もありました。

 演説カーの上で司会の石原伸晃衆議院議員、丸川珠代参議院議員、さらに加計学園から違法献金を受けていた疑惑のある下村博文・都連会長らが登壇しましたが、どのスピーチもブーイングでろくに聞き取れません。

 安倍総理が到着する頃には、選挙カーから「安倍はやめろ!」コールの市民らを隠すために自民党ののぼりを持った選挙員らが壁を作りましたが、コールはますます大きくなります。

 マイクを握った安倍総理の顔はこわばり、「いよいよ最終日であります」「厳しい闘いであります」「自民党しっかりしろと言われます」「負けるわけにはいかないのです」と演説するも、大きな「帰れ!」コールにかき消されつつありました。

 大音量の「帰れ!」コールがとどろく中、安倍総理は「平和安全法制を成立させ、日米関係は強くなった」と必死にアピール。現場では『永続敗戦論』の白井聡・京都精華大学講師も「帰れ」コールに参加。安倍総理の演説を中継していたユーストリームのIWJ Ch4の同時視聴者が5000を突破し、Twitterでトレンド入りしました。

 「帰れ!」コールは「安倍辞めろ!」の大合唱に。安倍総理は早口で何かを喋り続けるも、ほぼ聞き取れません。「安倍辞めろ」コールが沸き起こる正面には目線を向けず、ついに安倍総理は激昂して有権者である市民を指差し、「こんな人たちに私たちは負けるわけにはいかない!」と苛立ちを露わに叫んだのです。

 ところがこの日、NHKの7時のニュースは、安倍総理への怒りのコールを完全に消して報道。現場のリアルをまったく報じませんでした。

 詳しくはぜひ、本日の再配信をご視聴ください。

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【タイムリー再配信 937・IWJ_YouTube Live】20:00~
「都議選前日ようやく表に姿を現した安倍総理を待っていたのは『やめろ!』『帰れ!』の嵐!怒れる聴衆の中には森友・籠池氏の姿も!安倍総理は有権者を指差し『こんな人たちに負けない』と逆上!」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

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■<取材報告3>安倍前総理、有効求人倍率上昇データを都合よく「アベノミクスの成果」、「正社員の仕事を作り出した」と印象操作演説!~6.30東京都議選・西東京市自由民主党浜中義豊候補街頭演説―応援弁士:安倍晋三 前内閣総理大臣

 2021年の東京都議会議員選挙も終盤に差し掛かった2021年6月30日、西武新宿線の田無駅北口で、午後4時から、東京都議選に立候補した自由民主党 浜中義豊(のりかた)候補の街頭演と、応援弁士として安倍晋三前内閣総理大臣らの応援演説が行われました。
 
 この街頭演説には、安倍前総理以外にも、自民党の遠藤源太郎議員、松本洋平衆議院議員らが応援弁士として参加していました。
 
 西東京市選挙区は、定数2に4人が立候補しています。都民ファースト、立憲民主の現職に、共に新人の共産党候補と浜中候補が挑むかたちです。

 マイクを握った候補者の浜中候補は、「私、浜中理隆が政治を志したのは、困ってる人がいたらそれは、政治の責任だからこのように私は考えております」と述べました。「たとえば、このコロナウイルス、しっかりとワクチン接種を行い、経済を元に戻し、当たり前の日常を皆さんと取り戻していく。その為に東京都との連携は、必要不可欠であると私は考えております」と語りました。

 浜中候補はさらに「コロナウイルスワクチンを打つ医療従事者が、ワクチンを打てていない問題もあったわけですが、現場の声を届けるのが議員の仕事であります。私は、今ここにいらっしゃる皆さんの声をしっかりと吸い上げて、東京都につなぎ、西東京市と東京都の架け橋として、東京都の光をこの西東京市に当てていきたいと考えております」と演説しました。

 途中、遅れながら、安倍前総理が登場し、以下のように応援演説をしました。(一部抜粋)

「私達政治家における一番大きな経済分野における責任とは何か、いろんな皆さんが街頭に足を運んでくださいましたが、働きたいと思える人が働ける社会を作っていくことなんです。
9年前、2012年どうだったか。例えば、当時、製造業はどんどん、海外に出て行ってしまう。下請け事業が生きていくことができないから、工場を閉め、そして、お店を閉めるしかなかった。全国で連鎖倒産という言葉が覆っていた。

 その中で、高校を出て、大学を出て、一生懸命頑張っても、なかなか就職できない時代だったんです。

 この状況を変えるために私たちは政治を奪還して、いわゆるアベノミクスを進めた。その結果どうだったか、いろんなことを批判する人がいますが、結果が示しています。

 就職になりたい方の有効数人倍数0.53つまり、100人就職になりたい人に対して、53人分の仕事しかなかった。二人に一人しか、正社員になれなかったんです。

 それが、私たちが、政策を進めた結果、2019年には、1.57倍。100人正社員になりたいという人がいるならば、157人分の正社員の仕事があるという状況を作り出すことができました。一倍を超えたのは史上初めての事です。正社員になりたいという人にそれ以上の仕事がある、真っ当な社会を私たちは実現することができました」

 安倍前総理は演説で「有効求人倍率0.53。(中略)それが、私たちが、政策を進めた結果、2019年には、1.57倍」と訴えたが、有効求人倍率は第一次安倍政権の2006年から下がり始め、2009年の麻生太郎政権時にリーマンショックの影響で0.45で底を打ったあと、民主党政権に交代して上昇しました。再び自民党政権に交代した2012年には0.82まで持ち直しています。

 なお、有効求人倍数の上昇には労働需要の高まりだけでなく、若年労働人口の減少も大きく影響しており、単純に喜べる話ではない。言うまでもなく、若年労働人口の減少は、少子化の帰結です。

 少子化の傾向が70年代半ばから現れていたにもかかわらず、ずっと政権を担当してきた自民党政権が長期にわたって有効な手立てを打たなかったためにもたらされた現象であることは言うまでもありません。

 また、安倍前総理は「100人正社員になりたいという人がいるならば、157人分の正社員の仕事があるという状況を作り出すことができました」と主張していますが、有効求人倍率は正規と非正規の求人の区別をしていません。正社員の仕事が増えた、という主張は、明らかに虚偽の主張です。

 また、第2次安倍政権が誕生した2013年1月と安倍前総理が取り上げている2019年12月のデータを比べると、有効求人件数は197万件から267万件と1.35倍に増加していますが、有効求職者数は223万人から159万人へ3割も減少しています。そのうち、正社員として就職できた人数は6.3万人から4.6万人までやはり3割近く減少しているのです。

※平成25年1月一般職業紹介状況(職業安定業務統計)(厚生労働省、2013年1月)
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002w1lj.html

※令話元年12月一般職業紹介状況(職業安定業務統計)(厚生労働省、2019年12月)
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000192005_00004.html

「今残念ながら、コロナ禍で状況が厳しくなっています。しっかりと下支えしていくという事が求められているという事だともいます。昨年私たちは思い切った、大規模な経済対策を行った事業規模で200兆円の対策を行っています」

「まだまだ、不十分なんじゃないか、厳しいお叱りもいただいてます。私たちの改革は政府と日本銀行の連合軍でやっています。政府と日本銀行の関係は、親会社と子会社の関係ですから一緒に頑張っていく。ただもちろん問題があり、インフレになったり、円が暴落したら、それはだめです。やめなければいけません。けれど今は全くそういう状況にありませんから、もう一段思い切った対策を打っていく必要性が今の状況ではあるのだろうと私はそう思います」

 この発言も問題です。政府と日銀を親会社と子会社に例えること自体、日銀の独立性をまったくないがしろにしています。

 「こうした対策は街の声を拾っていく必要性があります。浜中さんは誰よりも、この街を知っている。足を棒にしていろんな街頭に立っている。いろんな街角に行って、目立つ声を集めてきた。そういう声を政策に変えていく。国会と人と血が一丸となっていくためにも、どうか厳しい厳しい戦いですが、浜中義豊さんを都議会に送っていただけるようにお願いします」
 
 都議選では、コロナ禍での五輪強行という政府・東京都・組織委員会などの判断の是非が問われます。自公が勝利するならば、コロナ禍へのより真剣な対応は国民から求められていない、という判断に傾くでしょうし、野党が勝てば、年内に行われることが確実な次期衆議院選挙をにらみ、与党政府もコロナ禍への対策を強化する方向へ姿勢を改めなくてはならなくなるでしょう。

 国政に与える影響も大きくなります。
 
 都内在住の有権者の皆さんは、ぜひ、投票所へ足を運んでいただきたいと思います。

 街頭演説の全編は以下の記事を御覧ください。

※安倍前総理、有効求人倍率上昇データを都合よく「アベノミクスの 成果」、「正社員の仕事を作り出した」と印象操作演説!~6.30東 京都議選・西東京市自由民主党浜中義豊候補街頭演説―応援弁士: 安倍晋三 前内閣総理大臣
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493796

■<IWJ取材報告 4>加藤候補「都民の命と健康が守られる政治に変えていく!」枝野代表は自己責任論を批判、支え合う社会の実現を訴え!~6.27東京都議選・北多摩第3選挙区 立憲民主党 加藤良哉候補 街頭演説―応援弁士:枝野幸男代表

 6月27日午後7時より、調布市・調布駅前で、7月4日投開票の東京都議会選挙に向け、北多摩第3選挙区(調布市、狛江市)立憲民主党公認候補・加藤良哉氏による街頭選挙演説が行われました。

 北多摩第3選挙区は、定数3に立候補者が5人。都民ファースト、自民、公明の現職に、立憲民主の加藤候補と共産党の候補が挑んでいます。

 この街頭演説には立憲民主党・枝野幸男代表、立憲民主党・山花郁夫衆議院議員らが応援弁士として参加しました。

 加藤候補は現在30歳で山花議員の元秘書です。

 山花議員は保健所の統廃合の結果、23区には保健所がひとつずつ設置されているのに対し、府中保健所ひとつで6市の100万人を対象にしていることを「三多摩格差」と指摘。「いざという時に公的な機能が果たせなくなってしまった」と述べ、コロナ禍での保健所が対応しきれなかったのは、設置者である東京都の責任だと批判しました。

 さらに山花議員は、東京五輪を前に新型コロナ感染「第5波」の兆候があるにもかかわらず、都議会の6月定例会がわずか7日間で終了したことを指摘し、「もし都議会で、もっと私たちの仲間が多ければ、こんなことにはならなかった」と、加藤候補を都議会に送る必要を訴えました。

 加藤候補は演説で以下のように訴えました。

 「私は2015年、あの安保法制の時に『このまま集団的自衛権の解釈改憲が進んでしまったら、日本の立憲主義、民主主義、そして平和主義が脅かされてしまう』、そうした強い危機感をもって、当時の山花事務所の門をたたいて学生のボランティアを始めました」

 「あれから6年が経って、たとえ戦争や災害、こうしたことがおきなくても政府が、政治が、その役割を、機能をしっかり果たさないことによって多くの命や暮らしが脅かされている。そうした現実を山花郁夫衆議院議員の秘書として、目の当たりにしてきました。

 この日本の豊かさの象徴である東京で、その豊かさの陰に隠れてどんどんと公のサービス、あるいは政治の機能が削られていった。結果、日々の暮らしや命や健康を守るような事ができない、そんな都市に東京がなってしまった。そのことを気づき、改めて強い危機感を感じて、今回の都議会議員選挙にのぞませていただいています」。

 枝野代表は「年が明けてから(コロナ禍への)支援は、ほんのわずかばかりの飲食店にだけ」と指摘し、倒産、廃業、失業や生活が苦しいのは「自己責任なのか?」と問いかけました。

 さらに枝野代表は、山花議員や加藤候補の演説を受け、「強いものをより強くする新自由主義という考え方が役所の公的なサービスにまで及んだ」と述べ、次のように聴衆に問いかけました。

「保健所を統廃合した結果がこのザマでしょう? この間、東京都立病院などの公的病院をどんどん削ってきませんでしたか? 高齢化は東京も進んでいるんでしょう? 感染症なんかなくたって、高齢化が進めばどうしても人間、病気がちになる方が増えていくのはわかっているのに、何でカットするんですか?」

 その上で枝野代表は以下のように訴えました。

 「自己責任だ、競争だといくら言っても、どんな方にも人生の中には必ず、自分の力だけではどうにもならない時がある。

 政治というのは、自己責任ではどうにもならない時のために、自分の自助では、自己努力ではどうにもならないときのために政治があるんだと私は思うし、政治はその原点に立ち返らなければならない時を迎えている」。

 枝野代表は、「この秋までの総選挙でこうした政権構想を明確にかかげて、新しい政権を作り、支え合う社会を作ります」と宣言したうえで、「今の仕組みの中でも都道府県がやればできることはたくさんある」と述べました。

 「東京都政は、命を守る、暮らしを守る、そのための大事な実務を担っている」と指摘した枝野代表は、「都政を変えるために、私も、私が信頼する山花郁夫さんも、彼ならばということで自信を持って若い加藤良哉を送り出した」と訴えました。

 詳しくはぜひ、以下の記事を御覧ください。

※加藤候補「都民の命と健康が守られる政治に変えていく!」枝野代表は自己責任論を批判、支え合う社会の実現を訴え!~6.27東京都議選・北多摩第3選挙区 立憲民主党 加藤良哉候補 街頭演説―応援弁士:枝野幸男代表
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493673

■<IWJ取材報告5>原子力規制委員長の安全意識は、原発8基が稼働していても太平洋側と脅威は同じ!? 被弾して、甚大な被害を受けるのは原発も大都市も同じ!? ~6.30原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見

 6月30日午後、原子力規制委員会 更田豊志委員長の定例会見が、原子力規制委員会13階B・C・D会議室で開催されました。

 6月23日には、運転開始から40年を超えた美浜原発3号機が再稼働をはじめました。2011年の福島原発事故以後、40年超の原発が稼働するのは初めてのことです。美浜原発3号機の再稼働は、老朽原発での再稼働可能という「実績」を作ることになり、40年ルールの形骸化が懸念されます。

 IWJ記者は、安全保障の面から原発政策のあり方について更田委員長に質問しました。

IWJ記者「6月23日に再稼働した、美浜原発3号機に関連した質問ですが、現在稼働中の原発は、関西電力美浜3号機、大飯4号機、高浜3号機、4号機、九州電力玄海3号機、4号機、川内1号機、2号機の、いずれも日本海、東シナ海に面した8基にのぼります。

 先ごろより、アメリカが、中国の、特に東シナ海での封じ込めのいろいろな軍事的な作戦を行っているのですが、台湾有事の際の戦術として、在日米海兵隊は第2列島線まで撤退して、そこから、日本に中国攻撃のためのミサイルを設置して、相手に向けて発射後再び、第2列島線まで撤退する訓練を沖縄県伊江島や国内各地の米軍基地で頻繁に実施していると言われています。

 このような情勢の中で、日本海、東シナ海に面した8基の原発が稼働していることは、大変な脅威になり、一基でも被弾することがあれば、それだけで日本は大変な事態になることは確実です。

 今や、日本における原発の問題は、日本国内の問題であるだけでなく、米国による軍事的な中国封じ込めの方針と無関係ではあり得ません。

 老朽原発の再稼働は論外ですが、原発の専門家の集団である原子力規制委員会、原子力規制庁が率先して稼働中の原発を一刻も早く停止させることが重要な使命と考えるべきではないでしょうか。更田委員長のお考えをうかがえればと思います」

更田委員長「ご質問なのか、ご意見なのか、会見でお答えするのにふさわしいか迷うところではありますが、規制当局は基本的にその施設の利用がすでに正当化されているものに対して、その施設を運用するのにあたって十分な安全のレベルがあるかどうかを審査するところであって、施設利用の正当化の責任を負っているわけではないので、ご質問に答える立場にない、というのが答えです。

 もう一つ、内容に少しかかわるとすれば、現代においてそういった武力攻撃の脅威を考えるときに、日本海側、東シナ海側であるから太平洋側よりも脅威が低いと考えるべきではないだろうと思っています。

 武力攻撃事態にあっては、どこにあったって脅威を受けるわけですし、さらに、ミサイルを被弾して、甚大な被害を受けるのは、原子力発電所もそうですけれども、大都市だってそうです。

 ですからこれ、武力攻撃事態については武力攻撃事態についての考えはありますけれども、あるでしょうけれども、それは規制当局として見解を申し上げるものではない、というのがお答えです」

 更田委員長の回答は、米中衝突が現実のものとなり、日本が集団的自衛権によって自動参戦すれば、中国からのミサイルのリスクは、原発が日本海側にあろうが、太平洋側にあろうがもはや同じだ、という開き直りにも聞こえます。

 詳しくは全編動画を御覧ください。

※原子力規制委員長の安全意識は、原発8基が稼働していても太平洋側と脅威は同じ!? 被弾して、甚大な被害を受けるのは原発も大都市も同じ!? ~6.30原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493782

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
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IWJ編集部(岩上安身、浜本信貴、渡会裕、田上壮彌、尾内達也、城石裕幸、六反田千恵、木原匡康、中村尚貴)

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