日刊IWJガイド「津田大介氏があいちトリエンナーレで中止になった『表現の不自由展・その後』を『再開したいと思っている』と明言! 市民の後押しを要望!」2019.9.24日号~No.2567号~(2019.9.24 8時00分)


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~津田大介氏があいちトリエンナーレで中止になった「表現の不自由展・その後」を「再開したいと思っている」と明言! 市民の後押しを要望!
┠■【中継番組表】
┠■10月2日、東京・渋谷での「政治権力とメディア」をテーマにした「ファンドレイジング・トーク・イベント」を開催します! 新聞労連委員長で朝日新聞記者の南彰氏、元朝日新聞記者で立憲民主党の公認で参院選に立候補した山岸一生氏、東京新聞社会部記者の望月衣塑子氏の3氏がゲストとして登壇します。司会進行は岩上安身がつとめます。観覧希望者を募りますので、ぜひお早めにお申し込みを!
┠■IWJでは、この度の台風15号で被害に遭われた方々への支援金の募集を始めました。被災地救済のため、皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
┠■消費税率の引き上げに伴う会費の価格改定のお知らせ! この機会にぜひ年払いでのお支払いをご検討下さい。
┠■岩上安身からのご支援のお願い! 9月も3分の2をすぎた段階ですが、あと42%集まらないと、第10期の6分の1に相当する8、9月分の目標額が未達となってしまいます! 控訴審の費用もかかります! 日本の言論の自由・表現の自由を守る独立メディア・IWJへのご支援をどうかよろしくお願いいたします!
┠■横並びで嫌韓を煽る日本のメディア状況に危機感を抱いた岩上安身は、韓国メディア・市民運動事情に詳しい滋賀県立大・河かおる准教授へ録画インタビュー!第一弾の「日本と韓国のメディア比較」は、9月25日と26日に前後編をお伝えします!
┠■河かおる准教授が訴えるChange.orgキャンペーン「『多種多様』がどうしてダメなの?! 外国人学校に幼保無償化を適用してください!」にもぜひ、ご協力ください!
┠■9月27日には、元外務省国際情報局長の孫崎享氏に岩上安身がインタビューします! 孫崎氏には、嫌韓騒動の空騒ぎの間に進む日本の兵器爆買い問題や、INF全廃条約廃案の持つ意味、頭ごなしに日本への中距離核ミサイル配備構想を明らかにしたエスパー米国防長官の戦略と意図、そしてイラン敵視政策を強める米国とイスラエル主導の中東情勢等について詳しく語っていただく予定です!孫崎氏の新刊『日本国の正体』も紹介!
┠■9月28日、福島原発告訴団弁護団・刑事訴訟被害者参加代理人弁護士・海渡雄一氏へ岩上安身がインタビューします! 「全員無罪」判決に、「納得いかない!」「なぜこのような判決となったのか!?」と多くの批判の声が渦巻くなか、この刑事訴訟の経緯について、詳しくお話をうかがう予定です!
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■はじめに~津田大介氏があいちトリエンナーレで中止になった「表現の不自由展・その後」を「再開したいと思っている」と明言! 市民の後押しを要望!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 現在、愛知県で開催中の国際的な芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で、9月22日、IWJでも紹介した韓国のチェ・スンホ監督の映画『共犯者たち』を上映し、上映後、映画評論家の町山智浩氏とトリエンナーレの芸術監督である津田大介氏によるトークイベントが行われました。

※9月22日(日)映像プログラム『共犯者たち』サプライズ・トークイベント緊急開催!!(あいちトリエンナーレ2019、2019年9月20日)
https://aichitriennale.jp/news/2019/004257.html

※【特別寄稿】日本のメディアは「傾いた運動場」!? 政権の言論弾圧と権力に迎合するメディアに抗した韓国MBCのイ・ヨンマ記者が死去! 岩上安身は2012年、メディアストライキ渦中のイ記者にインタビューしていた! 2019.9.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/456595

 「あいちトリエンナーレ2019」では、企画展『表現の不自由展・その後』が多くの脅迫を含む抗議により、開催3日目にやむなく中止に追い込まれています。

※「平和の少女像」展示に「ガソリン携行缶を持ってお邪魔する」と京アニの悲劇を悪用した卑劣な脅迫!企画展は8月3日で中止に! 脅迫者を責めずに展示関係者に謝罪しろと迫る河村たかし・名古屋市長は脅迫者サイドに立つつもりか!? 2019.8.4
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/454891

※大村秀章・愛知県知事が「表現の不自由展・その後」の中止について河村たかし・名古屋市長を「憲法違反の検閲」と批判! 河村市長はテロ予告を受けて警察のガードをつけながら、脅迫者に対する批判は一切なし!? 2019.8.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/454935

※「表現の不自由展・その後」実行委員・永田浩三氏(武蔵大学教授)の目に涙も「作家に一言もないことは尋常ならざる事態」 ~展示会の再開~緊急集会&記者会見 あいちトリエンナーレ「表現の不自由展・その後」中止事件 2019.8.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/455031

 トークイベントでは韓国と日本のメディア(テレビ局)事情と権力に対峙するメディア人の覚悟について論じられましたが、話は必然的に『表現の不自由展・その後』に移りました。津田氏は、企画展の中止が「実行委員による検閲」との批判について、「あまりにも脅迫が多く、事務局の機能が麻痺してしまったから、再開するにしてもすぐできるような状況でもないということで、とりあえず中止をした」と、中止に至った経緯を語りました。

 その上で、「海外、特に中南米系の作家からしてみると、『メキシコではジャーナリストが年間100人殺される。何か表現をするということは命がけなのに日本のトリエンナーレは電話の殺到で中止になった』と、そのことが理解できない。だから、これは検閲や政府の圧力ととらえられてしまう」と述べ、文化状況や社会状況の国際的なギャップに気づかされたと語りました。

 トークイベントの最後に、津田氏は「(メディアが政権を批判せず、国民が『飼い慣らされている』)こういう状況に一石を投じようと思って、『表現の不自由展・その後』をやりたかった」と発言。そしてスタッフの安全を確保できる方法を見つけつつ、「『表現の不自由展・その後』を再開したいと思っている」と断言し、「再開してほしいという意見が後押しになる」と、応援を求めました。

 IWJは22日の町山氏と津田氏のトークイベントを録画で収録。準備が整い次第、録画配信いたします。

 また、同日名古屋市で行われた「『表現の不自由展・その後』の再開をもとめる全国集会 in なごや」では、「表現の不自由展 その後」実行委員会の小倉利丸氏が、次のように語りました。

 「再開の一本手前ぐらいまできている気がする。展示中止になった前後、直後は右翼を中心に非常に大きな抗議、脅迫がありましたが。その後はむしろ、再開を求める声が非常に大きい。県民の皆さんも毎日スタンディングをして抗議の声をあげています、署名もあっという間に2万、3万の署名が集まっています。海外からも本展に出品した作家の人たちからもボイコット含め、抗議の声を上げている。再開を求める声が圧倒的に大きい、その中で中止を続けることは非常に難しくなっていると思う。トリエンナーレの主催者の人たちもこの状況を考えざるを得ない。表現の不自由展の展示の内容は、日本の歴史認識に関わるもの、天皇の表現に関わるものが多く含まれる。いずれもこの国がタブーとしてきた問題を、公立の美術館が検閲をしてきた事が今回の展示ではっきりしてきている。逆に言えばこれをタブーという事に表現の自由に重要な解決すべき問題だとはっきり見えてきている。」

※「表現の不自由展・その後」の再開をもとめる全国集会 in なごや(若宮大通公園) 2019.9.22
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457750

 トリエンナーレでは、有識者6人で構成された愛知県の検証委員会が21日、再開に向けて前向きな姿勢を示しています。

※検証委、「不自由展」再開提言も あいちトリエンナーレ(中日新聞、2019年9月21日)
https://www.chunichi.co.jp/s/article/2019092190223838.html

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◆中継番組表◆

**2019.9.24 Tue**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch4】10:15メド~「河野太郎 防衛省 定例記者会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch4

 河野太郎 防衛大臣の定例会見を中継します。これまでIWJが報じてきた河野太郎氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%B2%B3%E9%87%8E%E5%A4%AA%E9%83%8E
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【IWJ・Ch2】17:00~「東京電力 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch2

 東京電力による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた東京電力関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%9B%BB%E5%8A%9B
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【タイムリー再配信 427・IWJ_Youtube Live】20:00~「『隣国・韓国を知ろう』(大津市) ―第1部 河かおる氏(滋賀県立大)講演『いま、韓国で起きていること…市民が情勢を動かしている』」

 2017年4月に収録した、「サム・トゥッ・ソリの会」主催の講演を再配信します。これまでIWJが報じてきた河かおる氏に関する記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%B2%B3%E3%81%8B%E3%81%8A%E3%82%8B

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/376436

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◆中継番組表◆

**2019.9.25 Wed**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch3】15:30~「原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見」
視聴URL:https://twitcasting.tv/iwj_ch3

 原子力規制委員会 更田豊志委員長による記者会見を中継します。IWJは今まで、原子力規制委員会の委員長定例会見を毎週中継してきました。以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E8%A6%8F%E5%88%B6%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A
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【録画配信・IWJ_Youtube Live】20:00~「岩上安身による、滋賀県立大学准教授 河かおる氏インタビュー 第1回 前編」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 9月14日に収録した、岩上安身による滋賀県立大学准教授 河かおる氏インタビューを録画配信します。これまでIWJが報じてきた河かおる氏に関する記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%B2%B3%E3%81%8B%E3%81%8A%E3%82%8B

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

STOP!消費税 暮らしを守る緊急デモ
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457784

横浜の未来は横浜市民が決める カジノ誘致反対 市民集会 ―登壇:鳥畑与一氏(静岡大学教授)、越智祥太氏(ことぶき共同診療所 医師)ほか
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457780

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■10月2日、東京・渋谷での「政治権力とメディア」をテーマにした「ファンドレイジング・トーク・イベント」を開催します! 新聞労連委員長で朝日新聞記者の南彰氏、元朝日新聞記者で立憲民主党の公認で参院選に立候補した山岸一生氏、東京新聞社会部記者の望月衣塑子氏の3氏がゲストとして登壇します。司会進行は岩上安身がつとめます。観覧希望者を募りますので、ぜひお早めにお申し込みを!

 IWJでは10月2日(水)、東京・渋谷で「政治権力とメディア」をテーマにした「ファンドレイジング・トーク・イベント」を開催することが決定しました!出演者の都合により、オープンな中継配信は行うことができません。ライブ配信はPPV(ペイパービュー)方式とする予定です。申し込み方法は、下段をご参照下さい。

 現在決まっている座談会のゲストは、朝日新聞記者で新聞労連委員長の南彰氏、元朝日新聞記者で、立憲民主党の公認で先日の参院選に東京都の選挙区で立候補した山岸一生氏、東京新聞社会部記者の望月衣塑子氏の3名。司会進行は岩上安身がつとめます。

 座談会のテーマは、日韓の比較を含めた「政治権力とメディア」です。

 新聞労連の南委員長は9月6日、「今こそ、『嫌韓』あおり報道と決別しよう」「他国への憎悪や差別をあおる報道をやめよう」「国籍や民族などの属性を一括(ひとくく)りにして、『病気』や『犯罪者』といったレッテルを貼る差別主義者に手を貸すのはもうやめよう」という声明を発表しました。

※「嫌韓」あおり報道と決別を “過ち繰り返さぬ” 新聞労連が声明(しんぶん赤旗、2019年9月6日)
http://jcp.or.jp/akahata/aik19/2019-09-07/2019090702_05_1.html

 また、山岸氏は朝日の政治部記者時代、「安倍晋三首相が最も信頼する男」とも呼ばれている内閣総理大臣秘書官兼内閣総理大臣補佐官(政務担当)の今井尚哉(いまい・たかや)氏に食い込んでその番記者をつとめていました。

 この座談会に会員の方限定・予約制で、30~40名様の観覧希望者を募集します。応募フォームは下記URLからお願いします。このイベントは、IWJの運営資金を募るファンドレイジング・イベントとして行います。詳しい内容は、応募フォームに記載しています。

【日時】
10月2日(水)15:00~18:00

【場所】
東京都渋谷区渋谷2-17-3 渋谷東宝ビル
カンファレンスルーム8階B

【参加費(ご寄付を含みます)】
 5,000円以上でお願い申し上げます。
 当日、現地にて、現金にて承ります。ご協力よろしくお願いいたします。

【参加申し込みフォーム】こちらのURLよりお申し込み下さい。
https://forms.gle/rWM53MtTToUYFvPU6

【ライブ配信申し込みフォーム(ペイパービュー申し込みフォーム)】こちらのURLよりお申し込み下さい。
https://forms.gle/bn8L3idSiHmc5vgh7

■IWJでは、この度の台風15号で被害に遭われた方々への支援金の募集を始めました。被災地救済のため、皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 微力ながら取材と支援活動の両立をおこなうIWJでは、この度の台風15号で被害に遭われた方々への支援金の募集を始めました。こちらは、通常のIWJの活動費とは別の募金口座になります。集まった支援金はIWJの被災地支援活動の費用に充当する他、責任を持って信頼できる寄付先に全額寄付いたします。IWJの通常の取材活動費には回しません。

◇台風15号被害者支援募金口座◇

楽天銀行 第一営業部
普通 7068848
株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 被災地救済のため、皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 これまでにIWJが報じてきた台風15号による千葉での被害については、以下の記事をご覧ください。

※台風15号の影響で千葉県各地に停電・断水の被害! 再停電の可能性も! IWJスタッフが支援物資を持って被災地からレポート! 2019.9.12
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457018

※台風15号の影響で千葉県各地に停電・断水の被害!再停電の可能性も!IWJスタッフが支援物資を持って被災地からレポート!(2日目) 2019.9.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457033

※台風15号の進路は9月8日の段階で、米軍合同台風警報センターが房総半島直撃を明確に予想! 他方8日の気象庁は「暴風域を伴って関東甲信地方または静岡県に上陸し、通過する見込みです」とざっくり予報! IWJは気象庁と千葉県に直撃取材! 2019.9.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457217

※千葉県で「熱中症」による死亡者が3名と報じられるも、同県南部の停電復旧にあと2週間?! 「報道ステーション」が11日に予定どおり組閣した安倍政権を1999年の小渕内閣と比較して痛烈批判! 2019.9.15
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457336 

※【IWJ検証レポート】千葉県内の電力不足による熱中症の疑いで3人死亡! 救急搬送された人数は計193名! 現在も入院している人は33人! 東電は177台も電源車を保有しながら16日まで86台しか稼働していなかった!? IWJは千葉県に直撃取材! 2019.9.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457513

 IWJでは2016年4月14日と16日に熊本・大分で発生した「平成28年(2016年)熊本地震」で被害を受けた九州に、「九州緊急特派チーム」を派遣。岩上安身の方針による、「現地で物資などを支援しながら取材もする」という活動を続けました。

※関テレ撮影クルーが被災地で暴挙!「シャッターを切る前に人命を助ける」岩上イズム!IWJが報道と支援を両立させる「理由」 2016.4.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/297933

 大災害を取材する時、取材する側も、「報道」とは何か、改めて問い直されます。目の前に「助けてほしい」と訴える被災者が存在するとき、その被災者に対して何も手を差しのべず、カメラを構えてマイクを突きつけ、「客観的」に伝えることが「客観報道」であり、取材対象者に対して直接手を差しのべないのが「取材の鉄則」であるとされてきました。

 被災者も人間であれば、報道する者もまた人間です。助けを求める人間を前にしたとき、人間としてどう行動すべきか。微力ながらも、まず人を助けるためにできることをしよう、と私たちは考えました。被災した「当事者」としての観点で取材と支援・救援を同時に実践するのが、「現地で物資などを支援しながら取材もする」というIWJの緊急支援取材スタイルです。

 熊本・大分大地震の時にもIWJの通常のご寄付・カンパとは別の「緊急募金口座」を開設し、ご寄付を募って支援物資を購入して現地に届けながら取材を行い、残金は現地できめ細かな支援活動を続ける団体に寄付させていただきました。

※【IWJ緊急行動】熊本・大分大地震 緊急取材と関連情報
https://iwj.co.jp/wj/open/kumamoto-eathquake

 今回の千葉県の台風災害の取材に関しても、「現地まで支援物資を運びながら取材もする」というIWJの「被災当事者」報道のスタイルを貫きました。

 IWJが報じた熊本・大分地震二ついては、以下の記事をご覧ください。

※【IWJふり返りレポート・熊本・大分大震災取材&支援1】「今は足元しか見えないです。俯瞰ができない…」~4月17日、IWJ九州緊急特派チームが急遽、被災地入り。避難所となった熊本市立月出小学校で、現場指揮を執っていたPTA会長にインタビュー! 2016.10.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/336959

※【IWJふり返りレポート・熊本・大分大震災取材&支援2】「本震」直後の出産!強い余震が続くなか、「もう産むしかない」と決意~4月18日、IWJ特派チームは聖粒会慈恵病院へ支援物資を届け、看護部長と「本震」直後に出産された女性にインタビュー! 2016.10.10
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/337689

※熊本・大分大地震 総集編 2016.9.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/329950

■消費税率の引き上げに伴う会費の価格改定のお知らせ

 2019年10月1日から、消費税率が8%から10%に引き上げられることにともない、会費にかかる消費税を内税から外税へと変更させていただきたく、下記の通り変更させていただきます。何とぞご理解たまわりますよう、お願いいたします。

 なお、これまでに会費の一括払いなど、すでにお支払頂いている会費に関しては、お値段据え置きとさせていただきます。本変更に伴い追加でのお支払は発生いたしませんのでご安心ください。

・一般会費
月払いでのお支払
1,000円から1,100円(月会費1,000円、消費税100円)
年払いでのお支払
10,000円から11,000円(年会費10,000円、消費税1,000円)

・サポート会費
月払いでのお支払
3,000円から3,300円(月会費3,000円、消費税300円)
年払いでのお支払
30,000円から33,000円(年会費30,000円、消費税3,000円)

 IWJは今日まで会費にかかる消費税を内税とし、2014年に消費税が5%から8%へ引き上げられた際も会費を据え置いてきました。これにより一般会員の一ヶ月の会費1,000円につき消費税が5%の時には、会費を952円いただき消費税を48円お預かりし、8%に引き上げられてからは会費を926円いただき、消費税を74円お預かりしてまいりました。内税方式を続けることで、実質的に会費の値下げを段階的に行ってきたことになります。

 第8期分としてIWJが国に納付した消費税額は578万円にもなりました。零細な会社にとって小さな額とは到底いえない重い重い負担です。

 今後も活動を続けていくために、内税方式ではなく外税方式に変更し、会員の皆さまに弊社がお預かりしている消費税がいくらなのか明らかにして、外税の形でご負担していただくようにお願いをすることにいたしました。本体価格が実質的に値上げとなりますこと、大変心苦しいのですが、先述してきた通り、財政がきわめて厳しい状況にあることを含めて、何卒ご理解をたまわりたいと存じます。

 IWJとしては、消費税は弱者に負担の大きくなる逆進性の高い税制であり、消費を冷え込ませるとして増税には反対であり、法人税の累進性の再強化とともに、消費税は廃止すべきであると主張してきました。そうした主張は今後も変わりません。消費税が段階的に廃止されていくことになれば、外税部分を縮小し、会費の本体価格(一般会員月1000円、サポート会員月3000円)は価格維持する所存です。

 なお、9月中に年会費を納めていただきますと、今までどおり、一般会費は10,000円、サポート会費は30,000円となります。会費の更新の期限が9月中でない方も、9月中に納付いただけましたら、現在の会費のまま、会員期限を12ヶ月延長いたします(1回まで。2年以上先の分まで先払いというのはご容赦ください)。どうぞこの機会に、月払をお得な年払いに変更することをご検討ください。もちろんこの機会に会員登録を申し込むという方も、現在の価格で受け付けますので、ぜひ、お早めにお申し込みください。

■岩上安身からのご支援のお願い! 9月も3分の2をすぎた段階ですが、あと42%集まらないと、第10期の6分の1に相当する8、9月分の目標額が未達となってしまいます! 控訴審の費用もかかります! 日本の言論の自由・表現の自由を守る独立メディア・IWJへのご支援をどうかよろしくお願いいたします!

 9月14日、岩上安身から皆様にIWJの経済的な危機を訴える、以下のようなメールを送信させていただきました。

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 IWJは今年の7月末で第9期の会期末を迎え、8月から新たに第10期のスタートを切ることとなりました。「志」はあれど、企業規模で見れば、IWJのような泡沫の如きインターネット独立報道メディアが、変化と消長の激しいメディア環境の中で、とにもかくにもつぶれることなくしぶとく存続し続け、真実を報じ続けてこられたのは、ひとえにご支援してくださる皆様の温かい励ましとご支援のおかげです。まずは、改めて御礼申し上げたいと存じます。本当にありがとうございます。

 しかしながら、第10期に入ってから、ご寄付・カンパによるご支援がふるわず、運営上、非常に厳しい困難に直面しております。8月のご寄付・カンパは129件、107万9,524円と、1ヵ月の目標である450万円に遠く届かず、わずか24%にとどまりました。

 さらに9月1日から9日までのご寄付・カンパは、16件17万679円と、目標額のわずか4%の大変厳しいスタートなっています。

 このままでは、IWJの活動に立ちゆかなくなってしまいます。

 改めて言うまでもないことですが、7、8月と私の持病の腰痛の悪化(過労・ストレスの蓄積が原因と思われます)、それに伴っての連日の発熱(自律神経の失調だと思われますが、内科的な疾患は見つからず、安静とストレスを避けるようにと医師に言われ、インタビュースケジュールを延期してきました。

 私がエネルギッシュに取材や情報発信(記事・番組出演)しているときは、やはり皆様からのご支援も上向くのですが、現在のこのご寄付・カンパの低調さは、私が動けず、オリジナルコンテンツでの情報発信が足りなくて、物足りないと思う方が多いのが、一つの原因であろうと思います。

 体調と相談しながら、もっともっと頑張らねばと心に期している次第です。IWJにしかできないこと、現にIWJしかろくに報じていない事実が少なからずあります。

 実際、私がやりたい、お伝えしたいと思うことは多々あるのですが、少数のスタッフでは、私が頑張りすぎるとアシストするスタッフに負荷がかかりすぎてしまいますし、人手を増やそうとすると支出が増えて、あっという間に収支のバランスが崩れてしまいます。無理をすれば、還暦を超えて持病を抱える私がまたパンクしてしまうかもしれません。

 ジレンマはなかなか解消できません。これは本当に危機的状況です。優秀な人材を入れて体制を強化したいと思いますが、それはまさに皆様のご支援次第です。

 IWJは、特定のスポンサーに頼らない独立メディアであり、会員の皆様の会費によって成り立っています。こうした独立メディアは、世界中、珍しくありません。お隣の韓国では、IWJの設立より少し遅れて「ニュース打破」というネット独立メディアが生まれ、精力的な調査報道を続けています。

 IWJと同じく特定のスポンサーを持たず、市民の会費によって運営され、会員数はIWJの8倍、集まった会費は5倍と、彼我の差を痛感させられています。独立メディアを支持し、ひいては社会の民主化のために力を注ごうとする市民の熱気、分厚さの違いもあると思います。韓国の良きライバルに負けてはいられないと心に期すものがあります。IWJも、インターネットメディアの先行している成功モデルに負けないように、まだまだ質の向上を目指して頑張り続けたいと思います。

 そのためには、市民の皆様のご支援がどうしても必要です!ご寄付・カンパをどうかよろしくお願いいたします!また、まだ無料視聴のみで、有料会員に登録していないという方、ぜひ、本当に今こそご登録ください。IWJは金融機関の取引がなく(もしくはしてもらえず)、スタッフのお給料など、毎月の支払いのために、キャッシュフローが不足する場合は、私個人が私財を投じて立て替えてまいりました。2か月連続でこのような収入減が続くと私一人の乏しい預貯金では支えきれず、私の預金が底をついてしまうのは、早晩、目に見えています。IWJがなくなってからでは手遅れです。一般会員の皆様は、どうかサポート会員への切り替えのご検討をぜひお願いいたします!

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 9月も3分の2が終わり、下旬に入りました。現在、第10期の6分の1に相当する8、9月分の合計のご寄付・カンパは、目標額の58%の達成率です。9月末までにあと42%集まらなければ、目標額が未達となってしまいます! 控訴審の費用もかかります! 日本の言論の自由・表現の自由を守る独立系メディア、IWJへのご支援をどうかよろしくお願いいたします!
 
※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします!
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■横並びで嫌韓を煽る日本のメディア状況に危機感を抱いた岩上安身は、韓国メディア・市民運動事情に詳しい滋賀県立大・河かおる准教授へ録画インタビュー!第一弾の「日本と韓国のメディア比較」は、9月25日と26日に前後編をお伝えします!

 岩上安身は9月14日、15日の2日間にわたり、朝鮮近代史がご専門の滋賀県立大・河かおる准教授への超ロングインタビューを録画で収録しました。

 現在の日本国内では、政治家、メディアから、それらに洗脳された一般の人々まで、宗主国気取りの差別的な言動で韓国を攻撃し続けています。問題になった週刊ポスト(小学館)の「韓国なんて要らない」という特集タイトルや、河野太郎前外相(現防衛相)が、徴用工訴訟をめぐって韓国の南官杓(ナム・グァンピョ)駐日韓国大使を外務省に呼び出して「極めて無礼だ」と強い口調で非難したことなど、その最たるものではないでしょうか。

 日本国内の、この異様な嫌韓煽り報道は、2018年10月30日の韓国大法院(最高裁)での徴用工裁判で、日本の被告企業に賠償を命じる判決に端を発しています。河准教授へのインタビューでは、「メディア」「徴用工」「慰安婦」「歴史認識」の4つにテーマを分けて、現在の日韓の対立の根本原因を探りました。

 インタビューの第一弾となる「日本と韓国のメディア比較」は、9月25日(水)と26日(木)に前後編を録画配信いたします。 配信開始時間など詳細は決まり次第お知らせいたしますので、今しばらくお待ちください。

■河かおる准教授が訴えるChange.orgキャンペーン「『多種多様』がどうしてダメなの?! 外国人学校に幼保無償化を適用してください!」にもぜひ、ご協力ください!

 安倍政権の看板政策の一つ、幼稚園と保育園が無償化になる「幼保無償化」が10月1日から始まります。しかし、この「幼保無償化」は「すべての子供が対象」といいながら、外国人学校は除外されています。これは朝鮮学校だけでなく、ブラジル人学校、インターナショナル・スクールもすべて適用の対象外とされています。「幼保無償化」は、消費増税の還元とされていますが、日本に住む外国人も、消費税を払っていることに変わりはありません。これはまさに「官製ヘイト」といえるものです。

 このChange.orgでのキャンペーンは、9月24日頃をめどに締め切りを予定しているとのことですので、ぜひ緊急のご賛同、拡散にご協力ください。

※「多種多様」がどうしてダメなの?!外国人学校に幼保無償化を適用してください!
http://chng.it/MzMKDBWwR4

 河准教授がキャンペーンへの賛同を呼びかけた動画は、こちらをご覧ください。

※【Change.orgキャンペーン】「多種多様」がどうしてダメなの?! 外国人学校に幼保無償化を適用してください!?岩上安身による滋賀県立大学・河かおる准教授インタビュー2019.9.14
https://youtu.be/yYfpC1L8Awk

■9月27日には、元外務省国際情報局長の孫崎享氏に岩上安身がインタビューします! 孫崎氏には、嫌韓騒動の空騒ぎの間に進む日本の兵器爆買い問題や、INF全廃条約廃案の持つ意味、頭ごなしに日本への中距離核ミサイル配備構想を明らかにしたエスパー米国防長官の戦略と意図、そしてイラン敵視政策を強める米国とイスラエル主導の中東情勢等について詳しく語っていただく予定です!孫崎氏の新刊『日本国の正体』も紹介!

 孫崎氏は9月20日に新著『日本国の正体 「異国の眼」で見た真実の歴史』(毎日新聞出版、https://amzn.to/32RQFPz)を刊行したばかりです。9月27日(金)の、岩上安身によるインタビューではこの新刊の中身の御紹介もします。孫崎氏には、嫌韓騒動の空騒ぎの間に進む日本の兵器爆買い問題や、INF全廃条約廃案の持つ意味、日本への中距離核ミサイル配備問題、イラン敵視政策を強める米国とイスラエル主導の中東情勢等について詳しく語っていただく予定です。

■9月28日、福島原発告訴団弁護団・刑事訴訟被害者参加代理人弁護士・海渡雄一氏へインタビューします! 「全員無罪」判決に、「納得いかない!」「なぜこのような判決となったのか!?」と多くの批判の声が渦巻くなか、この刑事訴訟の経緯について、詳しくお話をうかがう予定です!

 9月19日、2011年の東京電力福島第一原発事故の責任を問われ、東京地裁に強制起訴されていた元東電の役員3人に対する東電刑事訴訟が出され、勝俣恒久・元会長、武黒一郎・元副社長、武藤栄・元副社長の3人の被告いずれに対しても無罪が言い渡されました。

 「納得いかない!」「なぜこのような判決となったのか!?」など、多数の批判的な声が渦巻く中、岩上安身は福島原発告訴団弁護団・刑事訴訟被害者参加代理人弁護士・海渡雄一氏へ9月28日(土)にインタビューを行うことが決まりました。海渡弁護士にはこの刑事訴訟の経緯について、詳しくお話をうかがう予定です。ぜひご注目ください!

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、城石裕幸、中村尚貴)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/ 】