■■■ 日刊IWJガイド「国連人種差別撤廃委員会の勧告に対し、ヘイトスピーチは表現の自由とうそぶく日本政府!~関東大震災時の朝鮮人虐殺を風化させないため、追悼式典を中継および岩上さんによる『九月、東京の路上で』の著者・加藤直樹氏インタビュー再配信/沖縄県が辺野古埋め立て承認の撤回を発表!小野寺防衛相は『法的措置』に出る!? #玉木より玉城/憲法違反でない法律を発動して、違憲訴訟が起こされる!?〜8.31石破茂元幹事長 自民党総裁選 政策発表記者会見 #ヤバすぎる緊急事態条項/本日午後8時より再配信『世界の「緊急事態条項」を検証! 自民党改憲草案の「異常性」に迫る 岩上安身による早稲田大学法学学術院教授 水島朝穂氏インタビュー』/<新記事紹介>東京医科大学入試における女性差別的な得点操作~女性・元受験生が大きな精神的ショックを訴え!『努力を重ね頑張っていれば、公正公平に判断してくれるのだと当たり前のように思っていた』/恐ろしい日本の闇! 優生保護法下での強制不妊手術は約1万6500件!? 国の違憲人権侵害施策によって強制的に生殖機能を奪われた!! ~8.6東京優生保護訴訟 第1回期日後の集会/IWJの第9期が始まったばかりですが、さっそく財政がピンチに! 8月30日までのご寄付・カンパが目標額の5分の1どまりと非常に厳しいスタートとなっています! どうか緊急のご支援をよろしくお願いいたします!/IWJでは現在、テキスト班の新メンバーを1~2名ほど緊急大募集中! 事務・ハドル班、ウェブ動画班はそれぞれ1名ずつ新メンバーを募集しています!/本日9月1日土曜より地方チャンネルの中継が 『ユーストリーム』から『ツイキャス』に替わります!(一部地域では現在でもツイキャスで中継をおこなっています)」2018.9.1日号~No.2179号~ ■■■
(2018.9.1 8時00分)
おはようございます、IWJ編集部です。
本日9月1日、警視庁が「首都直下地震を想定した交通対策訓練」のため、東京都と神奈川県を結ぶ国道246号の一部区間を通行止めにし、環状7号線の内側に入れなくなると発表しています。お車でご移動されるみなさまにおかれましては、どうかお気をつけください。警察の方々もどうか落ち着いてご訓練ください。
※防災訓練に伴う交通規制のお知らせ(9月1日)(警視庁HP)
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotsu/doro/regulation/0901kisei/index.html
とはいえ、あえて9月1日を「防災の日」とすることにどのような歴史的由来があるのでしょうか? 関東大震災が起こった日だから、この日を「防災の日」と定めたのならば、風化させてはならないもうひとつの記憶として、この日以降数日間にわたり、東京と横浜で、大規模な朝鮮人虐殺が起こり、数千人が殺されたことを忘れてはならないでしょう。なぜ、ごく普通の日本人が、そんなおぞましい凶行におよんだのか? その問いを深めていくと、朝鮮/韓国に対する内政干渉、侵略、そして併合に至る植民地支配の暗黒の歴史に必ず突き当たります。その事実を直視し、理解しない限り、平凡な日本人があのような残虐行動に出たのはなぜか、その謎は解けないままになります。事実から目を背けるならば、併合され国や名前や言葉を奪われ、時に理不尽に殺されて償いも受けていない民族の怒りや恨みを理解することもできません。
本日を始めとしてここ数日間で関東大震災時の朝鮮人虐殺の追悼・各種検証がおこなわれます。IWJでも追悼式典や過去のコンテンツを再配信し、過去の事実を直視する試みを続けてまいりますので、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
★さて、本日の日刊IWJガイドは以下の内容でお届けします!
┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■国連人種差別撤廃委員会の勧告に対し、ヘイトスピーチは表現の自由とうそぶく日本政府!~関東大震災時の朝鮮人虐殺を風化させないため、追悼式典を中継および岩上さんによる『九月、東京の路上で』の著者・加藤直樹氏インタビュー再配信
┠■沖縄県が辺野古埋め立て承認の撤回を発表!小野寺防衛相は「法的措置」に出る!? #玉木より玉城
┠■憲法違反でない法律を発動して、違憲訴訟が起こされる!?〜8.31石破茂元幹事長 自民党総裁選 政策発表記者会見 #ヤバすぎる緊急事態条項/本日午後8時より再配信「世界の『緊急事態条項』を検証! 自民党改憲草案の『異常性』に迫る 岩上安身による早稲田大学法学学術院教授 水島朝穂氏インタビュー」 #ヤバすぎる緊急事態条項
┠■東京医科大学入試における女性差別的な得点操作~女性・元受験生が大きな精神的ショックを訴え!「努力を重ね頑張っていれば、公正公平に判断してくれるのだと当たり前のように思っていた」#女性差別
┠■恐ろしい日本の闇! 優生保護法下での強制不妊手術は約1万6500件!? 国の違憲人権侵害施策によって強制的に生殖機能を奪われた!! ~8.6東京優生保護訴訟 第1回期日後の集会 #「悪魔の饗宴」#優勢思想#やまゆり園#基本的人権
┠■<お知らせ>
┠―■IWJの第9期が始まったばかりですが、さっそく財政がピンチに! 8月30日までのご寄付・カンパが目標額の5分の1どまりと非常に厳しいスタートとなっています! どうか緊急のご支援をよろしくお願いいたします!
┠―■IWJでは現在、テキスト班の新メンバーを1~2名ほど緊急大募集中! 事務・ハドル班、ウェブ動画班はそれぞれ1名ずつ新メンバーを募集しています!
┠―■【動画班からお知らせ】
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◆中継番組表◆
**2018.9.1 Sat.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【ツイキャス・IWJ_OKINAWA1】10:00~「辺野古新基地建設阻止!第一土曜日ゲート前県民大行動 ―第11回行動・集会」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_okinawa1
「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」主催で、毎月第一土曜日、辺野古 米軍キャンプシュワブ・ゲート前で朝から夕方まで開催される県民大行動。その中の10:00からのミニ集会を中継します。IWJは、沖縄の中継市民の方々のご協力を得て、県民大行動を毎回取材してきました。辺野古新基地建設問題関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E8%BE%BA%E9%87%8E%E5%8F%A4
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【CAS・Ch4】11:00~「関東大震災95周年 朝鮮人犠牲者追悼式典」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch4
「9・1関東大震災朝鮮人犠牲者追悼実行委員会」主催で開催される、関東大震災95周年 朝鮮人犠牲者追悼式典の模様を中継します。95年前の関東大震災発生時、まったく罪のない朝鮮人が数千人、中国人が約700人も当時の天皇の軍隊・自警団によって虐殺されました。主催は、犠牲者の追悼と、このような歴史を繰り返さない決意を込めて追悼式典を毎年開催しています。過去の式典の模様や、関東大震災の朝鮮人虐殺に関連する記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E9%96%A2%E6%9D%B1%E5%A4%A7%E9%9C%87%E7%81%BD%E8%99%90%E6%AE%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6
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【関東大震災と朝鮮人大虐殺シリーズ特集 3・YouTube Live】16:00~「<IWJ追跡検証レポート>『九月、東京の路上で』~関東大震災・ジェノサイドの跡地を加藤直樹氏と歩く 第一夜」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): https://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
ライターの加藤直樹氏は、歴史に埋もれかけている朝鮮人大虐殺の一次史料を丹念に調べあげ、それをもとに「実際に虐殺事件の起こった現場」を歩きまわって取材し、2014年に書籍『九月、東京の路上で――1923年関東大震災・ジェノサイドの残響』(http://amzn.to/2x8MSAK)にまとめあげました。信じられない凄惨な虐殺の事実の数々が描かれ注目を浴びました。
2014年8月、IWJスタッフが加藤氏とともに東京近郊の「虐殺の現場」を歩き、レポート。その上で、加藤氏をIWJにお招きして岩上安身がインタビューを行い、3夜連続で配信しました。9月1日はその第一夜を、冒頭のみフルオープン再配信、その後は会員限定で再配信します。
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/165254
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【なぜ緊急事態条項は絶対にダメなのか?シリーズ特集 4・IWJ_YouTube Live】20:00~「世界の『緊急事態条項』を検証! 自民党改憲草案の『異常性』に迫る 岩上安身による早稲田大学法学学術院教授 水島朝穂氏インタビュー」 #ヤバすぎる緊急事態条項
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: https://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
自民党総裁選に立候補する石破茂氏が「憲法に加える必要性がある」、「優先度が高い」とする緊急事態条項は、なぜ絶対にダメなのか?その理由を明らかにするシリーズ特集として、IWJが収録した緊急事態条項に関するコンテンツを順次再配信いたします。
本日は、2016年2月収録の、岩上安身による早稲田大学法学学術院教授 水島朝穂氏インタビューを、公共性に鑑みフルオープンで再配信します。水島氏は「安倍政権はまず安保法制で『外』に対して自衛隊が武力行使をできるようにし、ここで、憲法9条の半分が破壊された。そして今度は、この緊急事態条項で日本『国内』の自分らの自由や人権を奪うことによって、憲法9条を完全に破壊するものである」と、緊急事態条項と憲法9条との関連を示し、「その目的は、市民の戦力化。最後まで国民を戦力として利用すること」であると指摘しました。
水島氏は早口で膨大な知識を視聴者に投げかけられますが、1から10までとてもわかりやすいインタビューとなっていますので、この機会にぜひご覧ください。
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/287146
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◆中継番組表◆
**2018.9.2 Sun.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【CAS・エリアCh5・福岡】9:20~「やさしい憲法のおはなし『檻の中のライオン』in北九州(八幡西区)―講師:楾大樹(はんどうたいき)弁護士」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach5
ひろしま市民法律事務所所長である楾大樹(はんどう たいき)弁護士は、2013年の「憲法96条改正論」で突然政治に関心を持つようになり、憲法を広く知らしめる活動を開始。2016年に『檻の中のライオン ~憲法がわかる46のおはなし』(https://amzn.to/2PQZNOT)を刊行しました。権力を憲法で縛る立憲主義を「権力」=ライオン、「憲法」=檻のたとえ話で解説したわかりやすい憲法入門書となっていますが、安全保障関連法や緊急事態条項などの時事問題と立憲主義についても触れています。
現在楾弁護士は、業務のかたわら全国25の都道府県で170回以上『檻の中のライオン』の講演活動をおこなっています。9月2日は、福岡県北九州市での講演を中継します。
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【CAS・エリアCh1・滋賀】13:00~「立憲民主党滋賀県連合設立セレモニー&市民座談会 ―本部挨拶:辻元清美 立憲民主党国対委員長」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach1
6月29日に立憲民主党の滋賀県連合が設立されたことを受け開催される、設立セレモニーを中継します。本部からは、辻元清美国対委員長が参加し挨拶が予定されています。また、二部構成で、7月に開催予定で大雨のために延期された「市民と立憲民主党のプチ座談会」を開催。尾辻かな子衆院議員、池田真紀衆院議員が登壇し、ミニ講演をおこなった後、市民との座談会が予定されています。
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【CAS・エリアCh2・福島】13:30~「リアルタイム線量測定システムの配置の見直しに関する住民説明会(福島県・福島市第2回)」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach2
福島第一原子力発電所の事故後、福島県内の学校や保育園などを中心に設置されたモニタリングポスト(リアルタイム線量測定システム)について、原子力規制委員会は「線量が低くなった」として、避難指示が出た12市町村以外に配置された約2400台を撤去する方針を決定しました。各自治体・住民から不安や継続配置を求める声があがる中、原子力規制庁により県内各地で開催されている住民説明会を中継します。今回は8月30日に引き続き福島県・福島市で2回目の開催。説明者は武山松次氏(原子力規制庁 放射線防護グループ監視情報課長)ほか。
IWJがこれまで中継した住民説明会と「モニタリングポストの継続配置を求める市民の会」による要請書提出に関する記事は以下のURLからご覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%9D%E3%82%B9%E3%83%88
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◆中継番組表◆
これ以降の予定で決定しているものは、以下のカレンダーよりご覧いただけます。あわせてご確認ください。
→「配信カレンダー」 https://iwj.co.jp/channels/main/calendar.html
(あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。)
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
オウム事件被害者・坂本弁護士の同僚・岡田弁護士「自分は人権弁護士の当然のファッションとして『死刑反対論者』だったのではないかと考えた」~8.21映画「望むのは死刑ですか 考え悩む“世論”」上映後のスペシャルトーク
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/429910
大熊氏「新成羽川ダムの操作記録を見たが異常操作はしていない」!? 嘉田氏「河川法52条を活かしてほしい」~8.23嘉田由紀子・前滋賀県知事、大熊孝・新潟大学名誉教授(河川工学)による記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/429987
アナ・マクドナルド代表「締約国が条約を守っているか確認したい」~各国へ通常兵器の国際取引を規制する武器貿易条約(ATT)への遵守を求める国際キャンペーン「コントロール・アームズ」による8.20記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/429866
東京医科大学の入試における差別! 得点操作発覚!! 成績開示と受験料返還や入学資格の付与・損害賠償請求を検討! ~8.21「医学部入試における女性差別対策弁護団」記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/429912
国民民主党・山井和則衆議院議員「閣議決定違反が明らかになった。国会を開いて障害者の方々に参考人として来て頂き議論することが償いになる」~8.24障害者雇用水増し問題 野党合同ヒアリング
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/430068
自民党総裁選に出馬表明した石破茂議員が緊急事態条項創設に前のめり!「緊急事態条項がないと、本当にいざという時に、布告もできなければ必要なところに必要なものを届けられない」~第247回J.I.フォーラム
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/429914
文鮮明という「メシヤ」が「再臨した国」韓国に貢がされる「エバ国家」日本!? 自民党に深く浸透する統一教会の「正体」!岩上安身による北海道大学大学院 櫻井義秀教授インタビュー
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/429742
◆昨日テキストアップした記事はこちらです◆
「翁長知事の意志を引き継ぎ、辺野古新基地建設阻止を貫徹する」!故翁長知事からの「後継者」指名を受け、玉城デニー氏が沖縄県知事選へ出馬正式表明!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/430381
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■国連人種差別撤廃委員会の勧告に対し、ヘイトスピーチは表現の自由とうそぶく日本政府!~関東大震災時の朝鮮人虐殺を風化させないため、追悼式典を中継および岩上さんによる『九月、東京の路上で』の著者・加藤直樹氏インタビュー再配信
国連人種差別撤廃委員会は8月30日、日本の人権状況と政府の取り組みへの見解をまとめた報告を公表し、ヘイトスピーチ対策の強化などを勧告しました。同委員会は、2016年に日本が「ヘイトスピーチ対策法」を施行した後もヘイトスピーチがなくならない現状に懸念を表明しています。そして日本においてはヘイトスピーチの対策が限定的で不十分だと判断した同委員会は、集会などでの差別的言動を禁止するよう日本政府に対し求めました。
一方、日本政府は、人種差別撤廃条約で差別的言動を法律で処罰すべき犯罪としている条文の適用を留保しています。その理由は、驚くべきことに、罰則の導入が表現の自由を保障する憲法規定に抵触するためとしています。
※日本のヘイト対策「限定的で不十分」 国連委が強化勧告(朝日新聞、2018年8月30日)
https://digital.asahi.com/articles/ASL8Z5HRYL8ZUHBI02B.html?_requesturl=articles%2FASL8Z5HRYL8ZUHBI02B.html&rm=752
最近でも、自民党の片山さつき参議院議員が朝鮮学校への差別を正当化するような発言をしており、「日本朝鮮学術教育交流協会」と「朝鮮学校を支援する全国ネットワーク」から抗議を受けました。
※自民・片山さつき議員発言/日本の市民団体が抗議声明、謝罪求める(朝鮮新報、2018年8月3日)
http://chosonsinbo.com/jp/2018/08/yr20180803-1/
上記の朝日新聞の記事では触れられていませんが、日本におけるヘイトスピーチの現状として、人種差別撤廃委員会の報告では、「ヘイトスピーチおよび暴力の煽動」が韓国/朝鮮人など民族的少数派に向けられていると具体的に指摘されています。漠然と「ヘイトスピーチが絶えませんね」などと一般論を述べているわけではないのです。しかも、そうした国際的な規範から見て犯罪にあたるような言動が、公人によって現在も続けられている点を同委員会は問題視しているのです。こうした点を明記していない大手マスコミの報道は、曖昧で不十分だと言わなければなりません。
※Concluding observations on the combined tenth and eleventh periodic reports of Japan(国連人種差別撤廃委員会、2018年8月30日)
https://tbinternet.ohchr.org/Treaties/CERD/Shared%20Documents/JPN/CERD_C_JPN_CO_10-11_32238_E.pdf
公人、とりわけ政府当局者が特定の民族に敵意を向けた言動をとることが、果たして「表現の自由」といえるでしょうか。日本政府は「表現の自由を保障する憲法規定」に反するからヘイトスピーチに罰則を設けないと放言していますが、そもそも憲法は権力を抑制するものではないでしょうか。日本政府は、国会議員による在日朝鮮人差別発言の容認が憲法を守ることになると考えているのでしょうか?これは詭弁としか言いようがありません。
朝鮮/韓国を植民地化したという政治的かつ歴史的な背景を持つ差別が厳然と存在し続けていることを無視した上で、権力を持った公人が「表現の自由」などという屁理屈を振り回すことは看過できません。韓国/朝鮮人に対するヘイトスピーチに関しては、そうした屁理屈が全く通用しないほどの痛ましい歴史が存在します。その歴史の中では日本人はまぎれもなく加害者であり、しかも過去の清算はいまだ済んでいません。
IWJでは、本日9月1日の「関東大震災95周年 朝鮮人犠牲者追悼式典」を中継します。関東大震災に際して発生した朝鮮人虐殺は、まさに政府当局者の差別感情や勝手な憶測が招いた悲劇でした。この事件は、被害者への補償はおろか、日本政府は戦前から戦後にかけて一度も公的な調査すらおこなっていません。「過去の清算」どころか、事実の検証さえなされていないのです。内閣府中央防災会議は「災害教訓の継承に関する専門調査会報告書」を2008年に作成していますが、一見立派に見えるこの報告書で朝鮮人虐殺を扱った部分は、コラム一頁半に過ぎません。その内容も研究者の業績を簡素に列記した程度の、極めて不十分なものです。
※内閣府中央防災会議「災害教訓の継承に関する専門調査会報告書」(2008年3月)
http://www.bousai.go.jp/kyoiku/kyokun/kyoukunnokeishou/rep/1923_kanto_daishinsai_3/index.html
この事実は絶対に風化させてはなりません。ぜひ、以下のURLよりご視聴ください。
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【CAS・Ch4】11:00~「関東大震災95周年 朝鮮人犠牲者追悼式典」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch4
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また、『九月、東京の路上で――1923年関東大震災・ジェノサイドの残響』(ころから、2014年)(http://amzn.to/2x8MSAK)の著者・加藤直樹氏への岩上さんインタビューを本日再配信します。虐殺の現場に赴き取材した労作です。本インタビューは2014年8月に、当時のIWJスタッフが加藤氏とともに東京近郊の「虐殺の現場」をレポートした映像も含まれています。こちらもあわせてご覧ください。
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【関東大震災と朝鮮人大虐殺シリーズ特集 3・YouTube Live】16:00~「<IWJ追跡検証レポート>『九月、東京の路上で』~関東大震災・ジェノサイドの跡地を加藤直樹氏と歩く 第一夜」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): https://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
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■沖縄県が辺野古埋め立て承認の撤回を発表!小野寺防衛相は「法的措置」に出る!? #玉木より玉城
沖縄県は昨日8月31日、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設をめぐって、埋め立て承認を撤回することを発表し、沖縄防衛局に通知書を提出しました。謝花喜一郎副知事は、8月8日に逝去した翁長雄志知事が「県民のために自らを投げ打ち、まさに命を削り、その実現に向け取り組んで」きたことに触れつつ、「辺野古新基地建設阻止の実現に向け、今後とも全力で対応していく」との考えを示しました。
※辺野古新基地:承認取り消しで副知事の会見 全文 「翁長知事の熱い思いをしっかりと受け止める」(沖縄タイムス、2018年8月31日)
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/307424
謝花副知事は、「留意事項に基づく事前協議を行わずに工事を開始したという違反行為があり行政指導を重ねても是正しないこと」や、「環境保全対策に問題があり環境保全上の支障が生じることは明らかと認められたこと」などといった理由を挙げ、埋め立て承認について撤回が妥当と判断したといいます。
辺野古埋め立て承認撤回の発表を受けて小野寺五典防衛相は31日、「非常に残念」「法的措置を取る」などと述べました。辺野古埋め立てを進めることに執着していますが、埋め立てにどのような正当性があるのかは示されていません。
※埋め立て承認撤回で法的措置取る、と防衛相(共同通信、2018年8月31日)
https://this.kiji.is/408178307400778849?c=39546741839462401
IWJは、沖縄県が辺野古埋め立て承認撤回を発表した記者会見を中継しました。ぜひ、以下のURLよりご覧ください。
※沖縄県による、辺野古沿岸埋め立て承認撤回に関する記者会見
https://twitcasting.tv/iwj_okinawa1/movie/489684542
昨日の日刊IWJガイドでもお伝えしたように、公明党の山口那津男代表は、辺野古新基地建設は「争点になりにくい」との考えを示しています。その一方で、「オール沖縄」予定候補の自由党・玉城デニー幹事長は、「埋め立て承認の撤回を全面的に支持する」との決意を表明しています。
IWJでは沖縄県知事選について、関連のコンテンツを配信し続けています。告示日前のため、公職選挙法に抵触するおそれがあるため、日刊ガイドでは事前に詳細なお知らせができませんが、録画は会員向けのアーカイブにアップしていますので、ぜひご覧ください。
※沖縄県議会与党会派「おきなわ」による、沖縄県知事選へ向け玉城デニー衆院議員推薦発表記者会見 2018.8.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/430031
※「調整会議」選考委員会による、沖縄県知事選へ向け玉城デニー衆院議員へ出馬要請 2018.8.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/430033
※宜野湾市長選・仲西春雅氏 出馬表明 2018.8.29
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/430377
※IWJ中継市民による玉城デニー衆院議員インタビュー
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/430334
※【特別寄稿】自由党・玉城デニー議員が沖縄県知事選で立候補を正式表明! 選挙協力の鍵を握る立憲民主党代表・枝野幸男議員に取材!フリージャーナリスト・横田一による報告! 2018.8.29
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/430424
※「翁長知事の意志を引き継ぎ、辺野古新基地建設阻止を貫徹する」!故翁長知事からの「後継者」指名を受け、玉城デニー氏が沖縄県知事選へ出馬正式表明! 2018.8.29
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/430381
■憲法違反でない法律を発動して、違憲訴訟が起こされる!?〜8.31石破茂元幹事長 自民党総裁選 政策発表記者会見 #ヤバすぎる緊急事態条項/本日午後8時より再配信「世界の『緊急事態条項』を検証! 自民党改憲草案の『異常性』に迫る 岩上安身による早稲田大学法学学術院教授 水島朝穂氏インタビュー」 #ヤバすぎる緊急事態条項
自民党総裁選告示日の9月7日が1週間後に迫る中、8月31日午前10時から東京都千代田区の衆議院第一議員会館で、総裁選への出馬を表明している石破茂元幹事長が記者会見をおこないました。この日のテーマは、「47都道府県に送る47本のメッセージ動画」。
※47都道府県のみなさまへ(石破茂総裁選特設サイト)
http://www.ishiba.com/sousaisen/47_message/
記者の質問がこの動画に関することに集中する中で、IWJは、石破議員が党総裁選の最大の争点のひとつとなる憲法「改正」で、「9条より優先すべき」とする緊急事態条項について、再び斬り込みました。
※「立憲主義も民主主義も瞬殺する」緊急事態条項は必要か? 記者会見でのIWJの質問に石破茂元幹事長は「緊急事態の布告は基本的人権を守るためにのみ、なされるべき」と答弁!?(日刊IWJガイド、2018年8月25日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/37638
石破議員は8月21日、東京都港区の日本財団ビルで開かれた「第247回J.I.フォーラム『考えることの多い総裁選』」で、「2011年3月11日の地震・津波・原発事故で、災害対策基本法に書いてある緊急事態の布告はなされなかった。(緊急)政令もつくられなかった」と述べ、緊急事態条項を日本国憲法に盛り込む必要性を主張しました。
しかし、災害対策基本法では、「緊急政令」の要件は国会が閉会中または衆議院が解散中で臨時国会または緊急集会を招集できないときとされていて、東日本大震災の際は国会が会期中でしたから、この要件に該当しませんので、緊急政令を発することができなかったのではないでしょうか。
また、災害緊急事態の布告をする利点は、緊急政令を発することができるということですから、上のように緊急政令を発することができないので、緊急事態の布告をおこなわなかったのではないでしょうか。IWJは、この点を石破議員に質しました。
※自民党総裁選に出馬表明した石破茂議員が緊急事態条項創設に前のめり!「緊急事態条項がないと、本当にいざという時に、布告もできなければ必要なところに必要なものを届けられない」~第247回J.I.フォーラム
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/429914
これに対して、石破議員は「ご指摘はその通りで、法律の条文に即してやっていかねばならない」とした上で、実際に法律を災害現場などで発動するにあたり「常に頭にあるのは、違憲訴訟というものが起こったらどうするかということだと思っている」と、憲法との関わりを強調することで、緊急事態条項の必要性を印象づけようとしました。
石破議員はまた、同フォーラムで「物資の統制というのは必要なところに必要なものを届けるということです。それも行われず、『あそこの瓦礫の中に俺の財産があるんだ』と、『手を触れないでくれ』と言われて、多くの人命が失われることになったらどうするんだ」と述べ、緊急事態条項は災害大国・日本に絶対に必要なものと結論づけています。
しかし、この石破議員の持論に対しても、憲法は「財産権の内容は、公共の福祉に適合するように、法律でこれを定める」(29条2項)として、もともと財産権について一定の制限を認めており、この憲法の条文を受け、災害救助法は罰則付きで物資の収用(強制取得)を認め(9条、31条)、災害対策基本法は所有者の同意なくがれきの撤去を認め、土地建物の一時使用を認めている(64条)と反論できます。
IWJはこの点についても、石破議員に質しました。
石破議員の記者会見は、8月31日午後3時から配信しました。録画と記事は準備ができ次第、会員向けアーカイブにアップいたしますので、お見逃しになった方はしばらくお待ちください。
また、本日午後8時からは2016年2月13日に収録した「世界の『緊急事態条項』を検証! 自民党改憲草案の『異常性』に迫る 岩上安身による早稲田大学法学学術院教授 水島朝穂氏インタビュー」を、緊急性と公共性に鑑み、全編フルオープンで再配信いたします。
このインタビューでは、水島教授が2003年に発表した編著書『世界の「有事法制」を診る』(https://amzn.to/2ww5ZDL)をベースに、主要国の有事法制の現状や自民党の憲法改正草案、とくに緊急事態条項の問題点を批判的に検討しながら、日本政府が改憲に向かおうとしていることの危険性などについて、詳しくお話をうかがいました。
ぜひご覧ください。
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【なぜ緊急事態条項は絶対にダメなのか?シリーズ特集 4・IWJ_YouTube Live】20:00~
世界の「緊急事態条項」を検証! 自民党改憲草案の「異常性」に迫る 岩上安身による早稲田大学法学学術院教授 水島朝穂氏インタビュー #ヤバすぎる緊急事態条項
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: https://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
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また、IWJはこれまで緊急事態条項に関して、岩上さんのインタビューや講演、記者会見など、数多くのコンテンツを配信してきました。こちらもあわせてご覧ください。
※これこそ「ナチスの手口」! 9条を含めすべての現行憲法秩序を眠らせ、日本改造を行う「緊急事態条項」 この上ない危険性!!
https://iwj.co.jp/wj/open/緊急事態条項特集
■<新記事紹介>東京医科大学入試における女性差別的な得点操作~女性・元受験生が大きな精神的ショックを訴え!「努力を重ね頑張っていれば、公正公平に判断してくれるのだと当たり前のように思っていた」#自民党 #改憲 草案
2018年8月2日、東京医科大学が入学試験において女子受験生を一律減点して合格者を抑える操作をおこなっていたことが発覚。これを受けて、被害者の救済と今後の再発防止を目的とした「医学部入試における女性差別対策弁護団」が8月21日に発足。同弁護団による記者会見が開かれ、IWJはその取材、中継をおこないました。
同弁護団の共同代表である角田由紀子弁護士は会見で、「女子受験生を女性であることのみを理由に不利益に取り扱う得点調整は、性別のみによる不合理な差別」であると厳しく断じました。その上で、「本件が発覚したのは、文部科学省の佐野太氏に対する被疑事実に基づく、内部調査の副産物である」と強調、「もし『佐野事件』が摘発されなければ、来年も再来年も同じことが行われていたのではないか」と指摘しました。
「佐野事件」とは、佐野太前科学技術・学術政策局長が7月4日、受託収賄容疑で逮捕された事件。容疑は、佐野氏が官房長だった2017年5月に、文科省の私立大学支援事業をめぐり、東京医科大学に便宜を図った見返りに、この大学を受験した自分の息子を不正に合格させてもらったというものです。
「私立大学研究ブランディング事業」と呼ばれる、この私立大学支援事業については、下記の記事にわかりやすくまとめています。この機会にぜひご一読ください。
※「私立大学研究ブランディング事業」で東京医科大学に便宜!? 文科省局長が受託収賄罪で逮捕!しかし前年には加計学園から2校も選定されていた!? 2018.7.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/426561
8月2日の会見では、平成30年度に東京医大の一次試験を通過し、二次試験で不合格となった元受験生である女性のコメントが紹介されました。
予備校の事前の合格判定で、東京医大はA判定だったとする同元受験生は、「努力を重ね頑張っていれば、公正公平に判断してくれるのだと当たり前のように思い、それが不正な得点操作によって不合格になってしまったかもしれない。その精神的ショックはとても大きい」など、と訴えています。
IWJはこのコメントを全文文字起こしし、下記のページに掲載しています。ハイライト動画もあわせて、ぜひご視聴ください。
※東京医科大学の入試における差別! 得点操作発覚!! 成績開示と受験料返還や入学資格の付与・損害賠償請求を検討! ~8.21「医学部入試における女性差別対策弁護団」記者会見 2018.8.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/429912
■<新記事紹介>恐ろしい日本の闇! 優生保護法下での強制不妊手術は約1万6500件!? 国の違憲人権侵害施策によって強制的に生殖機能を奪われた!! ~8.6東京優生保護訴訟 第1回期日後の集会 2018.8.6
2018年8月6日(月)東京弁護士会館にて東京優生保護訴訟 第1回期日後の集会が開かれ、IWJはその取材・中継を行いました。
同訴訟は、旧優生保護法(1948~96年)が個人の尊厳などを定めた憲法に違反するとして、旧法下で不妊手術を強制された東京都内の男性、北三郎氏(仮名、75歳)が国に3000万円の賠償を求めたものです。
訴状によれば、北氏は、仙台市内の児童自立支援施設(当時の教護院)にいた中学2年の時、不妊手術を受けさせられました。しかし、障害があると診断されたことはなく、手術の目的も説明されなかった、としています。
他方国側は、旧法の憲法適合性への見解は避けた上で、救済立法の義務はないと主張しています。
戦後間もない1948年に制定された優生保護法。同集会では、その制定の趣旨について、当時の法務省担当者による説明が紹介されました。そこには次のような一節があります。
「劣悪な子孫の出生だけしか考えられないような人々の間においては、折角の優生手術が少しも顧みられず、いわゆる悪魔の饗宴が繰り広げられ、無節制無反省な繁殖が続けられて行くとすれば、そこに招来されるものは民族の逆淘汰という事実であるということは、火をみるよりも明らかなことに属する」(法務省刑事局参事官・高橋勝好『詳解優生保護法』中外医学社1952年)
このように人を人とも思わない驚くべき内容で、まさに優生保護法の立案者が「悪魔」で「恐ろしい日本の闇」の住人なのではないかと思わせます。
本訴訟は、憲法の柱である基本的人権がないがしろにされつつある今の時代に、決して忘れてはならない戒めでもあります。
詳細は、ぜひ下記の記事をご視聴いただければ幸いです。
※恐ろしい日本の闇! 優生保護法下での強制不妊手術は約1万6500件!? 国の違憲人権侵害施策によって強制的に生殖機能を奪われた!! ~8.6東京優生保護訴訟 第1回期日後の集会 2018.8.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/429038
■<お知らせ>IWJの第9期が始まったばかりですが、さっそく財政がピンチに! 8月30日までのご寄付・カンパが目標額の5分の1どまりと非常に厳しいスタートとなっています! どうか緊急のご支援をよろしくお願いいたします!
いつもIWJをご支援いただきありがとうございます!
皆様からのあたたかいご支援のおかげで、IWJの第8期はなんとか赤字転落することなく、無事に乗り切ることができました。岩上さんはじめ、IWJスタッフ一同、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
赤字転落をギリギリのところで回避してホッとした安堵したのもつかの間、IWJは8月からの第9期が始まって早々にピンチを迎えています。
IWJの運営資金は、現在その約半分を会員の皆様からの会費で、残りの半分を皆様からのご寄付・カンパによって支えていただいています。この状況は、会員数が一挙に倍増でもしない限り、大きく変わらないと思われます。
8月1日から30日までに、皆様からいただいたご寄付・カンパの合計は74件、110万5505円です。ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございます。
しかし、残念ながら8月のご寄付は30日時点で110万円をやっと超えたという、非常に厳しい状態でのスタートとなっています。
独立メディアとしてのIWJを存続、維持し、果たすべき使命を果たす、そのためには、我々自身の改革の努力と、同時に皆様からのご支援がなければならないと思っています。
まずは隗より始めよ、という戒めに従って、経営者である岩上さんは、IWJの独立メディアとしての使命を果たすために、代表取締役の役員報酬を前期より30%カットすることを決めました。
IWJは今期から正社員制度を導入し、より安定した雇用のもとでスタッフが長く働けるように労働環境を整備しています。また、スタッフの人件費を一律の下げることはできないので、岩上さんは真っ先に自身の報酬カットを選択しました。
さらに、金融機関からの借り入れができないIWJは、毎月の支払い等にキャッシュ・フローが不足したときなどは、岩上さんが手持ち資金を会社に貸し付けてやり繰りしてきました。そのため、会社から毎月一定額を岩上さんに返済していたのですが、当分はその返済もストップします。岩上さんは、それでもキャッシュ・フローが不足するときは私財を投じる覚悟でいますが、このままでは、岩上さんの預貯金が尽きてしまったときにIWJが活動できなくなってしまいます。
さらに、IWJ全体の支出を徹底的に見直し、外注を減らすなどして、月間で50万円、年間で600万円支出を削減することを目標とします。そこで、ご寄付・カンパの目標額を月々500万円としていたところを、450万円とします。
IWJはこれからも、精力的に幅広い活動を展開して参ります。大手メディアが報じようとしない、公共性、公益性、緊急性のある報道を続けていくためにも、どうか、皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。
※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします。
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まだIWJの有料会員ではないという方は、ぜひ一度、会員への登録をご検討いただきたいと存じます。一般会員の方は、中継で見逃してしまったIWJの動画コンテンツをアーカイブでお好きな時にご覧いただけます。また、冒頭だけ公開しているテキスト記事や、岩上さんのインタビューなども、公開から1ヶ月間、アーカイブをご覧いただけます。入会金は無料。会費は月々1000円ですが、1年分まとめてお支払いいただければ1万円と2ヶ月分お得になっています。
また、一度会員に登録されて以降、現在お休みになっている方は、ぜひもう一度会員登録の再開をご検討いただきたいと存じます。IWJでは中継した動画以外にも、独自の取材にもとづいたテキスト記事や検証レポートも多数出しています。その中には大手メディアが報じない貴重な記事も含まれています。こうした記事の全文を読むには会員へのご登録が必要です。会費は、クレジットカードでもお支払いいただけます。
会費の支払いをお忘れがちだという方は、クレジットカードでのお支払いが大変便利ですのでご検討ください。クレジットカードをお持ちでない方は、自動引き落としサービスもご用意していますので、こちらのページをご覧ください!
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そして、現在一般会員でいらっしゃる方は、ぜひサポート会員への切り替えをご検討ください。サポート会員の方は、岩上さんの過去のインタビューも含め、すべてのIWJのコンテンツをいつでもご覧いただけます。
8月30日時点での会員数は5693名様。そのうちサポート会員は1858名様です。会員数が増えれば、そして何よりサポート会員へ移行してくださる方が増えれば、IWJの活動は今よりもずっと安定したものになります。
どうか、ぜひ会員になってIWJの活動をお支えください。
※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
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■IWJでは現在、テキスト班の新メンバーを1~2名ほど緊急大募集中! 事務・ハドル班、ウェブ動画班はそれぞれ1名ずつ新メンバーを募集しています!
IWJでは現在、テキスト班の新メンバーを緊急大募集中です! 事務・ハドル班、ウェブ動画班の新メンバーも引き続き募集しています!テキスト班は1~2名、事務・ハドル班とウェブ動画班はそれぞれ1名募集しています。
IWJは8月から新たに第9期を迎え、ついに正社員制度がスタートしました!財政難に苦しんでいるIWJが正社員制度を導入することは矛盾しているようにも思われるかもしれませんが、活動を維持・発展させていくには、どうしても正社員制度という安定した雇用のもと、人材の確保が必要になります。
また、IWJは週休2日制を徹底しており、残業時間を三六協定の範囲内(月45時間、年360時間)に抑えることに全力を注いでいます。スタッフの残業時間が過剰にならないためにも、コンテンツの質と量を向上させていくためにも、やはり人材の確保は必要になります。
繰り返しになりますが、経営者である岩上さんはIWJの財政を持ち直すために、代表取締役の役員報酬を前期より30%カットすることを決断しました。
真に公共性、公益性、緊急性のある報道を目指すIWJに共感される方、お待ちしています。岩上さんもスタッフも共倒れにならないよう、わたしたちと一緒にIWJを支えてください!
<テキスト班>
テキスト班では現在、週5日フルタイムの勤務は難しい、兼業でライターをやりたいという方と、週5日フルタイムでしっかり働ける、という方の2タイプの人材を募集しています!
このうち、後者の週5日フルタイムで勤務するテキスト班スタッフは、原稿の校正、入稿を夜の遅い時間帯までこなせることが前提となります。ハードな仕事ではありますが、やりがいがあるのはもちろんのこと、給与面での優遇もあります!
知的好奇心が旺盛な方、地道に粘り強く仕事のできる方、気力・体力・機動力のある方、そして、チームワークを大事にできる方、大歓迎です!
<事務・ハドル班>
事務・ハドル班は、中継スタッフやテキストスタッフと連携して、予定を組み立てるという、重要な役割を担っています。翌日以降の中継・配信予定と、撮影後に記事化された動画の情報を整理し、翌日の日刊ガイドでの番組表へ反映させる、IWJのコンテンツ構成の要ともなる部署です。
ご応募の資格は第一に穏やかな性格で、明るく協調性のある方。第二にトラブルなく対外的な交渉をできるコミュニケーション能力の高い方、そして第三にPCスキルがある方です。
なお、「ハドル」「事務」に限らず、総務、庶務、会員管理事務等なんでも、またはいずれかに興味のある方を広く募集します。
<ウェブ・動画班>
ウェブ・動画班では、動画の機材や技術、PC、撮影、編集に関して知識やスキルがある方、またウェブサイトの見せ方やリニューアルにアイデアやスキルのある方を募集しています。これらのいずれかに何か得意分野がある方なら、どなたでもご応募いただけます。素直に学ぶ気持ちのある方を歓迎します。
IWJは、スタッフが複数ポジションをこなし、悪しきセクショナリズムの弊害にとらわれないよう、1970年代にヨハン・クライフが率いて活躍したオランダ代表チームの「トータルフットボールシステム」を採用しています。全員が攻撃にかかり、全員が守備にもつきます。こうした柔軟性に富む方も歓迎いたします。会社は365日稼働していても、全員が週休2日を取れるのは、ローテーションで回しているからです。チームワークは最も大事な要素です。
報酬については事務・ハドル班、ウェブ・動画班は時給1100円からのスタートとなります。テキスト班のみは読解力・文章力のある方に来ていただきたいので、時給1200円からのスタートです。時給は、本人の能力・実績に応じて順次昇給してゆきます。
皆様のお知り合いで、ネットメディアの仕事に強い興味をお持ちの方などもおられましたら、ぜひお声をかけていただければと存じます。いずれのセクションも能力と実績によって順次昇給していきますが、2ヶ月の研修期間があり、本採用に至らないこともまれにはありますので、その点はご承知おきください。
他の仕事と兼業したい、あくまで独立業者として関わりたい等のリクエストにも柔軟に応じて、パートタイム、兼業、業務委託、外注などの働き方もあります。お迷いの方も、ぜひご応募ください!
ご応募は、以下のフォームからお願いいたします!
※【IWJレギュラースタッフ募集フォーム】
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdbeeE8cGfuFucSge58KaR0vRQF5-uYoc52DeRCENG4u3_1mg/viewform
また、全国各地でIWJの活動を支えていただける中継市民、及びボランティアでお力を貸してくださるという方も募集します!
※IWJボランティアスタッフ募集中
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/11588
さらに、ご自分が撮影された動画の投稿も随時受け付けています。ぜひ、ご応募ください。
また、在宅のサマリーライターから、独自ネタで企画を持ち込み、寄稿したいという現役プロのジャーナリストやライターの方まで、投稿も随時受け付けています。投稿していただいた動画や原稿にももちろん報酬をお支払いいたします。
※お問い合わせはこちら
office@iwj.co.jp
■【動画班からお知らせ】本日9月1日土曜より地方チャンネルの中継が「ユーストリーム」から「ツイキャス」に替わります!(一部地域では現在でもツイキャスで中継をおこなっています)
動画班からのお知らせです。
2018年8月6日月曜よりメインチャンネル(2ch~9ch)が「ツイキャス」に切り替わりましたが、本日9月1日土曜より地方チャンネルが「ツイキャス」に切り替わります(一部地域では現在でもツイキャスで中継をおこなっています)。
「ツイキャス」配信に移行するにあたり、地方チャンネルの視聴URLは下記に替わります!ぜひブックマークをお願いします!
※沖縄以外の地方は下記の計6チャンネル
※IWJ_AreaCh1
https://twitcasting.tv/iwj_areach1
※IWJ_AreaCh2
https://twitcasting.tv/iwj_areach2
※IWJ_AreaCh3
https://twitcasting.tv/iwj_areach3
※IWJ_AreaCh4
https://twitcasting.tv/iwj_areach4
※IWJ_AreaCh5
https://twitcasting.tv/iwj_areach5
※IWJ_AreaCh6
https://twitcasting.tv/iwj_areach6
※沖縄は下記の計2チャンネル
※IWJ_okinawa1
https://twitcasting.tv/iwj_okinawa1
※IWJ_okinawa2
https://twitcasting.tv/iwj_okinawa2
ツイキャス、ユーチューブライブのご視聴の際は、IWJトップページのメニューバー「チャンネル」から、今まで通りご覧いただけます。また、毎日の日刊ガイドでお届けしている番組表の視聴URLリンクもご利用ください。
また、中継の告知、及び中継開始のアナウンスは下記のツイッターアカウントでお知らせしています。そちらもぜひご利用ください。
※岩上安身ツイッターアカウント
https://twitter.com/iwakamiyasumi
※iwakami_staffツイッターアカウント
https://twitter.com/iwakami_staff
それでは本日も1日、よろしくお願いいたします!
IWJ編集部(岩上安身、上杉英世、川上正晃、松本聰、中村尚貴)
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/ 】