日刊IWJガイド・番組表「本日14時半から! 岩上安身による『朝鮮戦争は、なぜ終わらないのか』著者・五味洋治氏インタビュー!/富岡八幡宮で起こった宮司殺害事件、容疑者が出した手紙を入手! 会員限定で全文公開しています/米ニュース雑誌『TIME』が発表した「今年の人」は「The Silent Breakers(沈黙を破った人達)」~IWJは日本の「沈黙を破った人達」の声を伝えていきます!/川田龍平氏が立憲民主党入りへ! 有田芳生議員も検討中! 一方で支持率約1%の民進党と希望の党が『統一会派』?」2017.12.11日号~No.1914号~


■■■ 日刊IWJガイド・番組表「本日14時半から! 岩上安身による『朝鮮戦争は、なぜ終わらないのか』著者・五味洋治氏インタビュー!/富岡八幡宮で起こった宮司殺害事件、容疑者が出した手紙を入手! 会員限定で全文公開しています/米ニュース雑誌『TIME』が発表した「今年の人」は「The Silent Breakers(沈黙を破った人達)」~IWJは日本の「沈黙を破った人達」の声を伝えていきます!/川田龍平氏が立憲民主党入りへ! 有田芳生議員も検討中! 一方で支持率約1%の民進党と希望の党が『統一会派』?」2017.12.11日号~No.1914号~ ■■■
(2017.12.11 8時00分)

★本日の日刊IWJガイドは以下の内容でお届けします!

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■<はじめに>富岡八幡宮で起こった宮司殺害事件、容疑者が出した手紙を入手! 会員限定で全文公開しています/神道と極めて関係の深い右派団体・日本会議が目指しているものは? IWJの過去のインタビューをご紹介します/米ニュース雑誌『TIME』が発表した「今年の人」は「The Silent Breakers(沈黙を破った人達)」~IWJは日本の「沈黙を破った人達」の声を伝えていきます!!(林俊成)
┠■【中継番組表】
┠■<ニュース・フラッシュ!>(原佑介・川上正晃)
┠――【1】川田龍平氏が立憲民主党入りへ! 有田芳生議員も検討中! 一方で支持率約1%の民進党と希望の党が「統一会派」?
┠――【2】「ロシアゲート疑惑」渦中のフリン前大統領補佐官からさらに重要発言が! 対ロ経済制裁をめぐっていったい何が・・・
┠■<★本日の岩上安身のインタビュー★>【広告連動企画】新刊『朝鮮戦争は、なぜ終わらないのか』岩上安身が著者の五味洋治氏にインタビューします!(川上正晃・段田亜由美)
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<はじめに>富岡八幡宮で起こった宮司殺害事件、容疑者が出した手紙を入手! 会員限定で全文公開しています/神道と極めて関係の深い右派団体・日本会議が目指しているものは? IWJの過去のインタビューをご紹介します!
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 おはようございます。IWJテキスト班の林俊成と申します。

 12月7日、東京都の富岡八幡宮でおこった殺人事件。宮司の富岡長子氏が殺害され、犯人とみられている弟の茂永容疑者は、長子氏を殺害した後、自殺したと見られています。また、茂永容疑者の妻・真理子容疑者も犯行に関わり、茂永容疑者に殺害されたと見られています。

 茂永容疑者は、氏子など関係者に宛て、1万字以上の長文の手紙を出しています。この手紙を、事件から2日後の9日、岩上さんが入手しました。

 茂永容疑者は手紙で、姉の長子氏を神社から追放し、自分の息子を宮司に据えることを要求。さらに「もし、私の要求が実行されなかった時は、私は死後に於いてもこの世(富岡八幡宮)に残り、怨霊となり、私の要求に異議を唱えた責任役員とその子孫を永遠に祟り続けます」と書かれ、容疑者の強い執着があらわれています。

 手紙の内容は、以下の記事で会員限定で公開しています。

※【スクープ!!】「30年にわたる富岡家の内紛の真相をお伝えします」〜富岡八幡宮殺傷事件で容疑者が残した手紙を会員限定で全文公開! 「死後もこの世に残り、たたり続ける」込められた深い「怨念」 2017.12.10
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/407316

 まだ会員にご登録いただいていない方は、以下のリンクからご登録をお願いします。

※会員登録はこちらからよろしくお願いします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 手紙には、姉の長子氏に対する茂永容疑者の強い恨みが溢れているほか、神社界で要職を務めた祖父への憧れと、父親に対する反発も綴られています。その祖父・富岡盛彦氏は、安倍政権を支持する右派団体「日本会議」の前身組織の一つ・「日本を守る会」の設立に深く関わっています。

 現在でも、日本会議の役員の多くは神社関係者であり、全国の神社を統括する組織・「神社本庁」は、自称ジャーナリストの櫻井よしこ氏が広告塔を務める事実上の日本会議の別名義団体「美しい日本の憲法をつくる国民の会」とともに、改憲運動を推進しています。

 特に、神社本庁の東京支部にあたる「東京神社庁」は、「憲法改正運動を推進する宣言」を出しています。

 全国の神社を統括する組織・「神社本庁」の東京支部にあたる「東京都神社庁」では、あからさまに「憲法改正運動を推進する宣言」を出しています。

・憲法改正運動を推進する宣言(東京都神社庁)
http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/kenpou/

 IWJは神社本庁に直撃取材したほか、有識者の方からもお話をうかがい、記事としてまとめています。

※【IWJブログ】境内に櫻井よしこ氏の改憲ポスターが! 全国各地の神社で起きている「異変」 〜日本会議・神社本庁・安倍政権が一体となって「政教分離」を定めた憲法に違反する、改憲署名を推進! 2016.1.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/281360

 戦前の国家神道体制において、神社は行政の一角として大きな影響力を振るいましたが、戦後、GHQの「神道指令」により解体されました。安倍政権が目指すのは、戦前の大日本帝国の復活であり、神社にとって、それは自らの権力の復権を意味します。

 もうすぐお正月です。初詣等で神社に行かれる方も多いかと思います。すべての神社が「安倍改憲賛成」というわけではありませんが、神社に初詣に行かれる前に、IWJの神道に関するインタビュー記事をご覧いただき、ぜひご一考ください。IWJはこれまで、神道(国家神道)や日本神話について、識者の方々にインタビューをおこなっています。

 昨年岩上さんは、日本の宗教学の第一人者、東京大学名誉教授で、現在は上智大学特任教授の島薗進氏にインタビューをおこなっています。神社と日本会議の目指す国家像はどのようなものなのか。ぜひご覧ください。

※「改憲」の先にあるもの――日本会議と神社本庁は何を目指しているのか!? 安倍政権下で進む右傾化の真実に迫る! 岩上安身による上智大学教授・島薗進氏インタビュー 2016.10.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/335795

※日本会議の台頭と回帰する「国家神道」「大日本帝国」化を目指す安倍政権~岩上安身による上智大学教授島薗進氏インタビュー 中編 2016.11.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/343400

※日本会議の台頭と回帰する「国家神道」「大日本帝国」化を目指す安倍政権~岩上安身による上智大学教授島薗進氏インタビュー 後編 2016.12.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/352050

 また、島薗氏にはIWJ記者もインタビューし、検証レポートとしてまとめています。テキスト記事になっているため、「動画を見ている時間がない!」という方は、こちらをご一読ください。

※【IWJ検証レポート】改憲への熱情の底にひそむ「国体復活論」~安倍政権を思想的に支える日本会議、神道政治連盟、そして伊勢神宮の「真姿」とは――宗教学の第一人者・島薗進氏(上智大学教授)に訊く 2016.6.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/310114

 また、神道の歴史については、岩上さんが島根大学名誉教授の井上寛司氏に詳しくお話をうかがっています。

※「神社」は7世紀後半につくられた! 『古事記』『日本書紀』、そしてアマテラスの起源・・・「国家神道」のルーツを探る! 岩上安身による島根大学名誉教授・井上寛司氏インタビュー1日目(古代編) 2016.11.22
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/346982

※「神道」理解のカギは室町時代にあり! 吉田兼倶による神道理論の体系化、その意義とは?岩上安身による島根大学名誉教授・井上寛司氏インタビュー2日目(中世・近世編) 2016.11.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/352464

※天皇制ファシズムと「国家神道」、そして柳田國男が温存した「神道」のドグマとは? 岩上安身による島根大学名誉教授・井上寛司氏インタビュー3日目(近代・現代編) 2016.12.15
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/355952

 こうしたインタビューは、公開から1ヵ月間は一般会員の方、サポート会員の方ともに公開していますが、その後はサポート会員の方限定で公開しています。一般会員の方も、サポート会員に切り替えていただくことで、すべてのインタビューの全編動画をご視聴いただけます。ぜひ、サポート会員への切り替えをご検討ください!

■米ニュース雑誌『TIME』が発表した「今年の人」は「The Silent Breakers(沈黙を破った人達)」~IWJは日本の「沈黙を破った人達」の声を伝えていきます!

 アメリカのニュース雑誌『TIME』は毎年、「Person of the Year(今年の人)」を発表しています。12月6日に発表された「今年の人」は、「The Silent Breakers(沈黙を破った人達)」。今年の人を発表した号の表紙は、セクハラ被害を告白し、「#MeToo」のハッシュタグでセクハラを告発するムーブメントをつくるきっかけとなった女優のアシュレイ・ジャッドや、セクハラ裁判に勝訴した歌手のテイラー・スウィフトなどが飾りました。

・Person of the year 2017(TIME)
http://time.com/time-person-of-the-year-2017-silence-breakers/

 「沈黙を破った人達」といえば、日本では、性被害を訴えた伊藤詩織氏がその一人です。伊藤氏は安倍総理に近いジャーナリスト・山口敬之氏から性被害を受けたと実名で訴えています。IWJは、伊藤氏の会見の取材に出向くほか、超党派の「『準強姦事件逮捕状執行停止問題』を検証する会」を毎回取材しています。

 6日に開かれた「検証する会」には、伊藤詩織氏本人が招かれました。伊藤氏は「自分自身の身に起きてみなければわからなかった、この恐怖と混乱を、絶対誰にも同じ思いをしてほしくない」と述べたうえで、「性暴力はいつでも誰にでも起こり得ること」とし、スウェーデンの被害救済システムを紹介。スウェーデンでは、病院のなかに「レイプ緊急センター」が設けられており、24時間365日、必要な手当てと検査を直ちに受けることができ、気持ちが落ち着いた後に警察に相談できるシステムがあることを紹介しました。

 伊藤氏は、「性暴力・性犯罪の被害を受けた方は、なかなかそれをすぐに認識して、言葉にすることができないということを、私も実感したので、そういった(スウェーデンのような)システムがあれば、被害を受けてすぐに警察に行って、男性の捜査員にお話をする、またいろいろな質問をされるといった負担が軽減されるんじゃないか。そうしたシステムが日本に必要だと思っています」と語りました。

※「自分自身の身に起こってみなければ分からなかった この恐怖と混乱!」レイプ疑惑被害者・伊藤詩織さんが性暴力被害の実状を訴え! ~超党派で「準強姦事件逮捕状執行停止問題」を検証する会 第3回 2017.12.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/406834

※【特集】性暴力犯罪の逮捕状をもみ消しに! 伊藤詩織さんが暴いた性暴力事件の「ブラックボックス」
https://iwj.co.jp/wj/open/shioriito

 IWJは今後も、あらゆる差別や抑圧、人権侵害に対し、明確に反対の声を上げてまいります。

 さて、「#MeToo」運動とは異なりますが、「沈黙を破った」と言えば、加計学園問題について、「行政がゆがめられた」と文科省内部から声を上げた前文部科学次官の前川喜平氏も、その一人と言えるかもしれません。

 前川氏には、先日岩上さんが直接インタビューをおこなっています。

 このインタビューは、他のメディアでは見られない、前川氏の人柄や、人間形成のルーツがわかる、大変興味深い内容となっています。もちろん、加計学園問題についても詳しくお話をうかがっています。まだご覧いただいていない方は、ぜひ以下のリンクからご覧ください!

※「メディアは権力を忖度し、司法権力は政治のために動いている」〜加計問題の闇を告発した前川喜平・前文科事務次官に岩上安身がロングインタビュー!「独裁国家に近づいている」と危機感! 2017.12.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/406799

 沈黙する安倍官邸に切り込みをかけ続ける東京新聞の望月衣塑子氏も、大手メディアの中で「沈黙を破った」人の一人です。

 望月氏は、いったいなぜ、粘り強く追及し続けるのか。望月氏に岩上さんが直接お話をうかがっています。ぜひご覧ください。

※「怒り」を伝えていくことが社会部記者の自分がやるべきこと――「総理のご意向」文書の再調査を迫った東京新聞・望月衣塑子記者が官房長官会見に通い続ける理由 2017.8.10
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/395057

 これに対し、「沈黙を守り続ける人達」は、証人喚問を求められても(安倍晋三総理が)頑なに応じない安倍昭恵氏や、加計学園理事長の加計孝太郎氏でしょうか。

 来年1月からは、通常国会がはじまります。森友学園問題、加計学園問題に続き、新たな疑惑が生じつつあります。

 スーパーコンピューターの開発会社「ペジーコンピューティング」が4億3000万円もの補助金を不正受給した疑いが明らかとなり、12月5日、東京地検特捜部は「ペジー」社の社長・齊藤元章容疑者らを逮捕しました。

 ペジー社の顧問には、前述の安倍総理に近いジャーナリスト・山口敬之氏が就任しているほか、齊藤容疑者は麻生副総理とも面識があるとの報道もあり、今後、疑惑が膨らむ可能性があります。

・スパコン補助金不正受給事件の深すぎる闇 森友・加計に続く「第3の問題」になるかも(東洋経済、2017年12月7日)
http://toyokeizai.net/articles/-/200304

 IWJは今後も、安倍政権による「国家の私物化」問題や改憲問題、市民運動の中継、そして他社では聞くことのできない独自の深堀インタビューなど、様々な情報を発信してまいります。

 IWJに対するご支援を、何とぞよろしくお願いいたします。

※ご寄付・カンパのご支援はこちらから。
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

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◆中継番組表◆

**2017.12.11 Mon.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_Youtube Live】14:30~「<広告連動企画> 新刊『朝鮮戦争は、なぜ終わらないのか』岩上安身による東京新聞編集委員・五味洋治氏インタビュー」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 岩上安身が『朝鮮戦争は、なぜ終わらないのか』著者・五味洋治氏へインタビューします。
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【Ch2】17:00~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2

 東京電力による記者会見を中継します。
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【ツイキャス・IWJ_OKINAWA1】19:30~「新外交イニシアティブ(ND)沖縄・名護シンポジウム 『辺野古が唯一の選択肢』に立ち向かう-安全保障・経済の観点から-」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_okinawa1

 「新外交イニシアティブ」主催によるシンポジウムを中継します。登壇者は稲嶺進氏(名護市長)、柳澤協二氏(ND評議員/元内閣官房副長官補)、屋良朝博氏(ND評議員/元沖縄タイムス論説委員)、半田滋氏(東京新聞論説兼編集委員)ほか。
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【IWJ7周年記念ファンドレイジング・トークイベント~カウントダウン再配信 2・YouTube Live 】21:00~「衆院選挙中に安倍総理を告発!『6687票は取れた。風は吹いていた』――『モリカケ隠すな!』『消費税ゼロ』を訴え安倍総理のお膝元・山口4区で出馬した黒川敦彦氏に岩上安身がインタビュー <エッセンス版 in 67min>」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 11月24日収録の、岩上安身による「今治加計獣医学部問題を考える会」共同代表・黒川敦彦氏インタビューを再配信します。
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/406135

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◆中継番組表◆

**2017.12.12 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【ツイキャス・IWJエリア Ch2・熊本】10:00~の会議終了後「熊本市議会 第4回定例会 ―閉会後の緒方夕佳市議へのインタビュー」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_areach2

 熊本市議会第4回定例会閉会後の緒方夕佳市議へのインタビューを中継します。
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【Ch5】10:00~「大軍拡にNO!の声をあげよう!12・12政府交渉」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

 「大軍拡と基地強化にNO!アクション2017」主催による防衛省交渉を中継します。
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【再配信・IWJ_YouTube Live】21:00~「イタリア市民の草の根運動が『政権奪取』に王手!『ダイレクトデモクラシー&デジタルデモクラシー』の衝撃!イタリア『五つ星運動』所属・リカルド・フラカーロ下院議員に岩上安身がインタビュー!<字幕版>」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 11月28日収録の、岩上安身によるイタリア「五つ星運動」所属・リカルド・フラカーロ下院議員インタビューを再配信します。

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

デマや取材妨害をモノともせず辺野古・高江を徹底取材!百田尚樹氏に「悪魔に魂を売った記者」と呼ばれた沖縄タイムス・阿部岳記者が語る地元メディアの矜持――「語やびら沖縄 もあい練馬 5周年記念の集い」で
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/406599

【特集★国会ハイライト】審議が紛糾した加計・森友学園問題、緊急事態条項、共謀罪、安保法制――IWJが追った「国会」を特集ページにまとめました。伊藤詩織さんへの準強姦罪疑惑における司法の闇は国会でどう扱われるのか?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/series/congress-highlight

パラダイス文書が暴く富裕層・多国籍企業の露骨な租税回避!航空券税によるグローバル経済の制御に一定の成果も~場当たり的で不公正な税制改正に対抗する視点――青山学院大学で「税と正義」を考えるシンポジウム
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/406674

◆昨日テキストアップした記事はこちらです◆

【スクープ!!】「30年にわたる富岡家の内紛の真相をお伝えします」〜富岡八幡宮殺傷事件で容疑者が残した手紙を会員限定で全文公開!「死後もこの世に残り、たたり続ける」込められた深い「怨念」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/407316

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<★本日の岩上安身のインタビュー★>【広告連動企画】新刊『朝鮮戦争は、なぜ終わらないのか』岩上安身が著者の五味洋治氏にインタビューします!
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 羽田空港の新飛行ルートの一部が、米軍が管制権を持つ「横田空域」を一時的に通過する「問題」について、昨日、日本政府が通過空域の返還を求めない方針であることを東京新聞が報じました。米軍管制下で新飛行ルートを運用することになると、パイロットが短時間で二度も交信先を変える必要があり、安全面の問題が懸念されています。

・<すぐそこに米軍 首都圏基地問題>横田空域の返還求めず 羽田新ルートで政府(東京新聞、2017年12月10日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201712/CK2017121002000147.html

 横田空域は1都8県をまたぐ広大な空域で、航空管制は米軍横田基地によって行われており、横田空域を飛行するには、米空軍の航空管制官の指示を受けなければなりません。そのため、航空機は横田空域を迂回しなければならず、発着回数は大幅に制限され、まったく不要なコストの支払いを強いられてきました。

 横田空域が米軍の管制下にあるとはいえ、日本の領空であり、主権は日本にあるはずです。しかし、日米地位協定によって、日本はこうした制約を課されることになりました。主権が米軍によって制限されていると言い換えることもできるでしょう。この問題は、IWJでは長く報じ続けてきましたが、最近まであまり一般の人々に認識されることはありませんでした。

 11月5日、来日したトランプ大統領が羽田空港ではなく、在日米軍の迎える横田基地に降りたことで、一部のメディアでも「なぜ?」という文脈で取り上げられたこともあり、「『日本の上空』だけれど『日本の空』ではない横田空域」という認識は、少しずつ国民の間でも広がっているようです。また、トランプ大統領が、1945年8月に厚木基地に降り立ったマッカーサー元帥に自らをなぞらえたかのようなその行動を、岩上さんは「入管を通らず、米軍人のような降り立ち方。占領軍司令官として再占領するかの如き振る舞い」と断じています。

・トランプ大統領来日 米軍横田基地で演説(東京新聞、2017年11月5日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/photo-square/201711/CK2017110502100015.html

・岩上安身ツイート
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/927188039406718976

 日米地位協定の問題に関しては、IWJでもたびたびご登場いただいている、元朝日新聞記者の小笠原みどりさんが、昨年12月に岩上さんが行ったインタビューの中で、1977年9月、やはり横田空域下の厚木基地から太平洋へ向かおうとした米軍機が横浜市緑区に墜落し、一般市民9名が死傷した横浜米軍機墜落事故を目撃していたという衝撃的な体験を語ってくれています。これを見ると、今の日本という国の在り方が本当に「主権国家」と言い得るものなのか、疑念を抱かずにはいられなくなります。

・横浜米軍機墜落事件(wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%AA%E6%B5%9C%E7%B1%B3%E8%BB%8D%E6%A9%9F%E5%A2%9C%E8%90%BD%E4%BA%8B%E4%BB%B6

※奪われた空、忘れられた事故――1977年横浜米軍機墜落事故~岩上安身による小笠原みどり氏インタビューより 2016.12.26
https://www.youtube.com/watch?v=y5LrkGPauzM

※「日本政府も企業も個人もすべて米国NSAに盗聴されている!」元NSA職員スノーデン氏が暴く!米国による巨大監視システムの実態とは――スノーデン単独取材に成功した小笠原みどり氏に岩上安身がインタビュー 2016.12.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/354108

 また、日米地位協定を変えることなく米国に軍事的主権を握られたままで、改憲によって憲法に自衛隊を明記させることの危険性について、『主権なき平和国家』(http://amzn.to/2BSx98m)共著者の東京外国語大学大学院教授・伊勢崎賢治氏と、南スーダンでのPKOに派遣された自衛隊の日報問題の火付け役となったジャーナリスト・布施祐仁の両氏に、岩上さんがインタビューを行っています。

※朝鮮戦争が再開すれば核ミサイルの標的は「主権なき緩衝国家=日本」!? 日米地位協定改定で占領状態に終止符を~岩上安身による『主権なき平和国家』共著者 伊勢崎賢治氏・布施祐仁氏インタビュー 2017.12.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/406676

 そしてなんと驚くべきことに、日本が主権を喪失した状態を作り出しているのは日米地位協定だけではありません! 実は、「国連軍地位協定」という協定も日本は結ばされていて、いまだに「国連軍」の旗を掲げた在韓米軍によって、日本の米軍基地は全て、後方支援基地として自由に使用される取り決めになっているというのです!

 つまり、日本は、私たち日本国民の意志とは無関係に、米軍の都合で戦争に巻き込まれてしまうかもしれないのです! 米軍が決断すれば、問答無用で従わなくてはならない。このような不平等極まりない協定が、朝鮮戦争以降、ずっと続いています。こんな衝撃の事実を私は今までまったく知りませんでした。

 現在、横田基地には、国連軍後方司令部と呼ばれる部署があり、「朝鮮国連軍」の基地に指定されています。横田基地を含めた7つの在日米軍基地が朝鮮国連軍の基地に指定されており、そのために日本が「後方基地」となっているという現状があります。戦後日本本質とは、要するに「基地国家」なのです。

 こうした状況に警鐘を鳴らしているジャーナリスト・五味洋治氏に、本日14時30分より岩上さんがインタビューをします。

 五味氏は、朝鮮戦争は1953年に「休戦」したに過ぎず、法的には依然として「戦争が継続した状態である」ことを危惧し、それが日本にとって決して無関係ではないことを強調しています。

 朝鮮戦争と日本の関わりを読み解く上で、非常に重要な位置を占めているのが在日米軍基地です。在日米軍基地が朝鮮戦争でどんな役割を果たしてきたのか、そして、もしこれから朝鮮戦争が起こってしまえば、在日米軍基地の存在が日本にどんな結果をもたらすのか。本日のインタビューでは、朝鮮戦争の歴史をひもときつつ、東アジア情勢の展望についてもお話ししていただく予定です。

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★広告連動企画】新刊『朝鮮戦争は、なぜ終わらないのか』岩上安身によるジャーナリスト 五味洋治氏インタビュー
[日時] 2017年12月11日(月)14:30~
[YouTube Live] https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
[ツイキャス] http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
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 また岩上さんは10月に、『「日米指揮権密約」の研究』の著者・末浪靖司氏にインタビューしています。アメリカ政府や軍部の公文書を大量に収集し、日米外交や安保条約関係の研究を続けてこられた末浪氏は、こう警鐘を鳴らします。

 「日本政府は米軍の言いなりです。米国の公文書館で軍部の文書を調べないといけない。『指揮権密約を実行するのは日米合同委員会だ』というのも統合参謀本部の文書にあります。緊急事態条項で国民を縛り、米軍が指揮権を実行するんです」

 インタビュー動画は以下のURLからご覧になれます!

※【広告連動企画!!】 新刊『「日米指揮権密約」の研究』自衛隊はなぜ、海外へ派兵されるのか 岩上安身によるジャーナリスト末浪靖司氏インタビュー 2017.10.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/400203

 それでは今日も1日、IWJをよろしくお願いします!

※日刊IWJガイドのフルバージョンは下記URLより御覧ください。
http://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20171211

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/