日刊IWJガイド「東アジアで5回の核戦争を起こそうとした米軍を押しとどめたのは、日本の市民の『反核運動』だった! 米公文書から真の歴史的事実を発掘した『仮面の日米同盟』著者・春名幹男氏に岩上安身が直撃インタビュー! 本日再配信決定!」2016.3.6日号~No.1270号~


■■■ 日刊IWJガイド「東アジアで5回の核戦争を起こそうとした米軍を押しとどめたのは、日本の市民の「反核運動」だった! 米公文書から真の歴史的事実を発掘した『仮面の日米同盟』著者・春名幹男氏に岩上安身が直撃インタビュー! 本日再配信決定!」2016.3.6日号~No.1270号~ ■■■
(2016.3.6 8時00分)

 おはようございます。IWJ記者の原です。

 ちょっと嬉しいニュースが飛び込んできました。3月4日、第39回日本アカデミー賞の授賞式が東京・グランドプリンスホテルで行われ、「海街diary」の是枝裕和監督が最優秀監督賞に輝きました。放送倫理・番組向上機構(BPO)の検証委として「クロ現」のヤラセ問題の調査にあたった是枝さんは、今月1日には岩上さんのインタビューに応じ、公権力によるメディアへの政治介入を厳しく批判したばかりです。

------――
※2016/03/01 本来の「BPO」の意味は公権力が放送に介入することへの「防波堤」 政治家たちの駆け込み寺ではない!岩上安身による是枝裕和監督インタビュー(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/289840
------――

 授賞式では、「(日本アカデミー賞協会の)岡田(裕介)会長が、日本の映画人たちが本当に祝えるイベントにしていくには、色々と改革していかなくてはならないと挨拶されました。これからは一緒になって、より素敵なイベントにしていけるよう努力したいと改めて思いました」と、是枝さんらしい挨拶をされたそうです。最優秀監督賞の受賞、本当におめでとうございます!僕もDVDでさっそく「海街diary」、観賞させていただこうと思います。

 また、岩上さんのインタビューの中でも最後に宣伝されていますが、最新作『海よりもまだ深く』が今年5月21日より全国公開予定だということですので、こちらも注目です。

------――
※岩上さんのインタビューの最後に、注目の最新作、『海よりもまだ深く』について話す是枝監督の動画は、以下のリンクからご覧いただけます。
https://youtu.be/4CCiF6eewNc
------――

 さて、土日は国会が動いていないため、どうしても政治に関するニュースが平日と比較して少なくなるのですが、となると、『日刊IWJガイド』を編集するにも、ちょっとした「工夫」が必要になります。そこで今日、僕がデスクとして佐々木、青木、太田の3記者に、一方的に設けたテーマは「愛」!…いや、マジです。一切冗談抜きです。

 今、まさに焦点となっているテーマ、幼稚園や保育園の待機児童問題や自民党改憲草案の問題点などは、根っ子に国民への「愛」の欠如という共通点があるのだろうとつくづく感じます。無愛想ながら熱い思いを秘めた記者たちの、ジャーナリズムでありながらヒューマニズムにもあふれちゃう記事をご覧ください。

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■いつ何時でも中継・取材に行く! 意義があれば規模なども関係ない! IWJの魂の取材活動へご支援のお願いです!(原佑介)
┠■「保育園落ちたの私だ!」実在を疑う安倍総理に対し市民が国会前で存在証明の抗議!
現実の大問題を直視できない総理やヤジ議員に全国から失望と怒りの声!!(佐々木隼也)
┠■東アジアで5回の核戦争を起こそうとした米軍を押しとどめたのは、日本の市民の「反核運動」だった! 米公文書から真の歴史的事実を発掘した『仮面の日米同盟』著者・春名幹男氏に岩上安身が直撃インタビュー! 本日再配信決定!(青木浩文)
┠■今後の岩上さんのインタビュー予定をお知らせ!
┠■自民党のまやかしの「愛」を暴く!そして、真実の愛を求める方に! IWJ書店をご利用ください!(太田美智子)
┠■わとはぷ~What happened today?(原佑介)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆中継番組表◆

本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2016.3.6 Sun.**

【IWJ_AOMORI1】12:00~「さようなら原発・核燃『3.11』青森集会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aomori1
※「なくそう原発・核燃、あおもりネットワーク」が主催する集会を中継します。集会後は、14:50~デモ行進と県庁包囲行動が行われます。

【IWJ_MIE1】13:00~「2016 3.6さようなら原発三重パレード」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-mie1
※3.6さようなら原発三重パレード実行委員会が主催するパレードを中継します。集会ゲストは、希望の牧場 吉沢正巳さん、SEALDs TOKAI 岡美歩さん、馬場啓丞 弁護士、独立電源の家に住む 黒田誉喜さんら。

【IWJ_OSAKA1】13:30~「3.6戦争あかん!ロックアクション学習講演会『日本の外交、これでええの?』」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※講師に孫崎享氏、エマニエル・パストリッチ氏を迎えておこなわれる学習講演会を中継します。

【IWJ_OSAKA2】14:00~「T-ns SOWL west × SEALDs KANSAI × SADL【安保法制の廃止を求める大阪デモ】」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka2
※SEALDs KANSAI、T-nsSOWL west、SADLの三団体によっておこなわれるデモの模様を中継します。集会のゲストスピーカーは、民主党 福山哲郎参議院議員、共産党 山下よしき参議院議員、社民党 川口洋一高槻市議。

【Ch4】15:00~「帰ってきたプラカ隊 朝鮮学校攻撃のヘイトデモへのカウンター」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※銀座でおこなわれるヘイトスピーチ・デモに対するカウンター抗議の模様を中継します。呼びかけは、TQC(東京給水クルー)、C.R.A.C.。

【IWJ_NIIGATA1】16:00~「社民党・吉田忠智党首 街頭宣伝」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-niigata1
※社民党・吉田忠智党首による街頭宣伝を中継します。

【再配信・Ch1】19:00~「東アジアで5回の核戦争を起こそうとした米軍を押しとどめたのは、日本の市民の『反核運動』だった! 米公文書から真の歴史的事実を発掘した『仮面の日米同盟』著者・春名幹男氏に岩上安身が直撃インタビューII」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※3月5日(土)に収録した、岩上安身による『仮面の日米同盟』著者・春名幹男氏インタビューを再配信します。配信時、@iwj_ch1ではインタビューの模様を報告ツイートします。こちらも合わせてご覧ください。

============

◆明日の中継番組表◆

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2016.3.7 Mon.**

【Ch未定】10:30~「原発事故避難者の住まいの安定に関する復興庁・東京都との話し合いと記者会見」
※「キビタキの会」主催で開催される、原発事故避難者の住まいの安定に関する復興庁・東京都との話し合いと記者会見を中継します。

【IWJ_OSAKA1】11:00~「関西市民連合の発足記者会見」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※関西市民連合の発足記者会見の模様を中継します。

【Ch未定】13:45~「3・7『12・6を忘れない 6日行動』院内シンポジウム 安倍政権の『メディア規制』を許さない!-表現の自由・知る権利は私たちのものだ-」
※「『秘密保護法』廃止へ!実行委員会」主催で開催される、院内シンポジウムを中継します。コーディネーターは、海渡雄一 弁護士(実行委員会/対策弁護団)。登壇者は、田島泰彦氏(上智大学教授)、岩崎貞明氏(MIC・民放労連)、新崎盛吾氏(MIC・新聞労連)。

【Ch未定】14:30~「選挙市民審議会・第二部門会議」
※「公正・平等な選挙改革にとりくむプロジェクト」が主催する、選挙市民審議会の第二部門会議の模様を中継します。

【Ch1】15:00~「岩上安身による元農水相 山田正彦氏インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※元農水相・山田正彦氏へ、岩上安身がインタビューします。

【Ch未定】15:30~「『選挙行く.jp』設立 記者会見」
※「選挙行く.jp」設立記者会見の模様を中継します。

【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見を中継します。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■いつ何時でも中継・取材に行く! 意義があれば規模なども関係ない! IWJの魂の取材活動へご支援のお願いです!

 苦手な冬がようやく終わりを告げようとしている今日このごろ…隣の席では佐々木隼也記者がズルズルと鼻水をすすったりクシャミをしたりと大忙し。花粉症を患う人にとっては、春のクシャミや鼻水こそが春の訪れのサイン。「早い地域ではそろそろ桜が咲く頃かな…」などと、悠長に思い巡らせてはいられない!そんな窮地に追い込まれてしまっているんです!

 まだ冒頭ではありますが、今日は皆さんに、IWJへのご支援のお願いがございます!

 昨日、岩上さんが連続ツイートしていましたが、IWJはこの数ヶ月、毎月のご寄付・カンパの低迷によって財政が急速に悪化し、大ピンチに直面しています!

 ここに至るまで、お陰さまで少しずつスタッフも増やすことができていますが、IWJの現在の活動規模だと、年間通しての支出が約1億4500万円程度かかります。IWJの活動運営費は、約6割が会員の皆様からの会費、残りの約4割がご寄付・カンパなどのドネーションに頼っているのですが、ご寄付・カンパは、月ごとの変動がとても大きい費目…皆さんからのご寄付・カンパの支えがなければ、IWJの取材活動は存続困難となってしまいます。

 特に安保国会での「攻め」の報道が評価されたのか、昨年夏頃からジリジリと会員数は増えてきました。それでも、現在の会員数では、まだ会費のみでIWJの活動を支えられるところにまで達していません。どうしても市民の皆様からのご寄付・カンパをIWJとしては切実に必要としています。現在のカンパのレベルが続きますと、平均して毎月赤字が約350万円ずつ出てしまい、今期の期末には、約3千万円の大赤字になりかねません。詳しくは岩上さんの「ツイ録」をご覧いただきたく思います。また、拡散もぜひ、お願いいたします!

------――
※「このままでは3千万円の大赤字に!無料視聴してきた皆さん、ぜひ、有料会員になってください!IWJの財務悪化のピンチをお助けください!」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/290545
------――

 どんな少人数で注目されていないイベントやデモ、集会でも、報じる意義があると思えばすぐに現場に駆けつけ、生中継し、記事化する――。

 IWJが報じなければ世の中的には「なかったこと」にされてしまう、そんな場面も多々ありました。IWJはありがたいことに多くの皆さんにご支持いただき、なんとかこの5年強という日々を走ってくることができました。僕はいつも現場で皆さんにお声がけいただき、何度も温かい言葉を投げかけていただきました。皆さんの手で、僕もIWJも、ここまで育てていただいたものと思っています。

 今後も皆さんの期待を裏切らないよう、そして、報道することで皆さんの思いを全国に広げるよう必死に頑張りますので、皆さまのお力添えで、どうかIWJを存続させてください!
ご寄付、カンパによるご支援を、どうぞよろしくお願いします。

------------
※会員登録はこちらから!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパをぜひともよろしくお願いします!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
------------

 また、3月9~11日には、ドイツ・フランクフルトで、「原子力リスクに反対する正義と信仰」と題され、IALANA(Intl.
Association of Lawyers Against Nuclear Arms)、Evangelical Mission in
Solidarity(EMS)などが主催するシンポジウムが行われます。核の危険について、様々な視点から国際的な議論を行うとのことです。

 このシンポジウムでは、最終日の11日に、SEALDsの奥田愛基さんとフランクフルト大学の学生の対話集会が開かれる予定です。フランクフルト取材でかかる経費の概算見積は、合計160,895円となっております。先日はIPPNW(International
Physicians for the Prevention of Nuclear
War)主催のシンポジウム「五年後の福島と30年後のチェルノブイリ」を、やはり鈴木樹里記者を派遣して取材・中継しましたが、ベルリン取材は、概算で合計160000円以上かかったと思われます。

 フランクフルトとベルリン、合計で345,703円の経費がかかる見込みです。今のIWJにはかなり厳しい出費ですが、IWJが報じなければ日本で報じられることもないだろうと思い、断行しました。これは現状ミニマムで考えているコストの合計で、実際には、翻訳や取材協力者のお力添えが必要になると思われ、すべての経費を合計したら、50万円を越えてしまうだろうとも推測しています。

 東日本大震災、原発事故から5年。すでに「風化」が始まっているように感じますが、IWJはこのテーマを今後も粘り強く報じ続けます。こうしたIWJの執念の取材は、支えてくださる皆さまのバックアップがあってこそ、成り立ちます。どうぞ、IWJの取材活動をご寄付・カンパによってご支援ください。

 皆さんが会員登録され、会費を納めて下さることが、IWJの取材活動の基盤となります。財布の中身も厳しいご時勢ではありますが、可能な範囲で、ご寄付・カンパいただければとても助かります。よろしくお願いします。

------------
※会員登録 はこちらです!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパも、心からお願いしています! よろしくお願いします!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
------------

 続いては待機児童問題について、佐々木隼也記者が、友人たちが実際に立たされた苦境の実態を交えつつご報告します。

================================

■「保育園落ちたの私だ!」実在を疑う安倍総理に対し市民が国会前で存在証明の抗議! 現実の大問題を直視できない総理やヤジ議員に全国から失望と怒りの声!!

 おはようございます!IWJで記者をしている佐々木隼也と申します。

 今、全国から大きな注目を集めている「保育園落ちた日本死ね!!!」と題するブログ。これが2月29日、国会で民主党の山尾しおり議員によって取り上げられたとき、安倍総理は冷たく言い放ちました。「匿名である以上、実際本当に起こっているか、確認しようがない--」と。

 さらに与党席からは「誰が書いたんだよ」「本人を出せ」という心ない野次が自民党席から飛びました。この国の舵取りを担っている安倍政権が、国民の方をまったく向いていないことが如実に明らかになった瞬間でした。

 話題になった当のブログには、我が子が保育園に落ちてしまったことで、働きたくても共働きをしないと家計を維持できないのに仕事に復帰することができない若い母親の絶望的な気持ちが、怒りとともに赤裸々に綴られています。

※当該ブログ「保育園落ちた日本死ね!!!」
http://anond.hatelabo.jp/20160215171759

 僕は今32歳で、まわりの友人たちの多くが、小さい子どもを抱えています。そしてその多くが、子どもを保育園に預け、共働きをしています。そうしないと今の日本では、家計を維持したり、子どもの将来のために貯金をする、ということが難しいからです。そしてみな、このブログを見て、「私自身のことだと思った」と言っています。

 これは僕のまわりだけの話ではなく、今、小さなお子さんを育てている方であれば、当たり前の、共通の認識ですよね。

 統計的にも、出生数は年々減り続け、認可保育所の数も増えているのに、待機児童の数は、ここ何年も2万人(無認可に預けながら待機している児童を入れると3万人)以上と横ばいです。

 こうした状況を直視し、政府は少子化対策のために予算の配分を抜本的に見直さなければならないはず。そういう議論に発展させなければならない国会の場で、安倍総理・与党議員たちが、この子育て世帯の苦難という、議論の前提となる現実そのものを直視せず、匿名だから知らないと平然と開き直る、そうした態度に怒りの声がわき上がっています。

 Twitter上では、「#保育園落ちたの私だ」というハッシュタグが生まれ、全国の数多くの人から、現在の日本において働きながら子どもを育てることの苦労や、総理や与党議員たちに対する失望の声が投稿され続けています。

 一昨日4日には、国会前で約20人の市民が、「保育園落ちたの私だ」などのプラカードを持ち、スタンディング抗議を行いました。実在を疑う総理らに対し、「私たちはここにいる」と可視化して存在証明をしたのです。

 もちろんのこと、IWJは中継・取材のために抗議現場へ駆けつけ、市民一人ひとりの切実な声を聞き取りましたので、ぜひ以下の記事よりご覧になってみてください。

-----
・2016/03/04 #保育園落ちたの私だ ハッシュタグに続々と集まる怒りはついに国会前で生の声に!!0歳児も「落とされたのオレだ!」とデモに参加
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/290389
-----

 スタンディング抗議は昨日も行われ、前日の倍――約40人が集まりました。IWJはもちろん現場に駆けつけ、中継と取材を行いました。

 東京都調布市から来たという2児のシングルマザーの方は、10カ月になる下のお子さんが前日に保育園から落選通知が来たといいます。

 「実家の母も一人暮らしだし、この先の生活が本当に不安でしょうがない。空きが出るのを待ち続けるしかなく、現在、週3でパートに出ているが、4月時点で預けられなければ、託児所が整備されているヤクルトの販売店での転職を考えている。子どもには、何かに不安になりながら育ってほしくない」

 この方のように、辛い状況下での子育てを強いられている人は、日本中に、何十万人もいます。

-----
・2016/03/05 保育園落ちたの私だスタンディング(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/290502
-----

 IWJではこうした、「子どもの数は減っているのに待機児童数が減らない」「共働きしないと家計が維持できない」「すぐに保育園に預けないと仕事を失ってしまう」という問題の原因である、安倍政権による国民の「貧困化」政策の数々を、取材し、追及しています。

 ぜひ安倍総理ならびに、日本で何が起こっているのか分からない国会議員のみなさんには、以下の動画記事の数々をご紹介いただければと思います。

-----
・2015/11/25 企業側は産休を「取らせたくない」? なぜ非正規で働く女性たちは産休すら取得できないのか!?~「マタハラNet」が記者会見で法の改正を要望!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/276248

・2015/03/30 上司から女性部下へ「病気は不可抗力、でも、妊娠は自己責任でしょ?」──「マタハラ白書」が産休タブー職場の実態を公表
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/240924

・2016/02/06 経団連の言いなり政治に山本太郎が吠える!弱者斬り捨ての福祉政策、デタラメな安全保障、若者から年間400億円むしりとる奨学金ビジネス…「詐欺師の手口」の数々を告発!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/286211

・2015/10/28 「健康で文化的な最低限度の生活」を規定した憲法25条を無視し続ける安倍政権!日比谷野音で4000人が生活保護切り下げ中止を求め大集会 ~「財源はあるんだ!」山本太郎氏が糾弾
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/272481

・2015/03/06 「戸建て+年金=老後の生活」の方程式が崩れてしまった被災地の現実──慣れない生活での精神的苦痛、仮設住宅撤去で生じる移住先での家賃支払いの不安、あらゆる経済的な問題が明らかに
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/237347

・2014/11/05 生活保護受給者らが政府の基準引き下げに抗議、自身の厳しい生活実態を吐露「朝起きたら枕元にうっすらと雪が積もっている」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/203633

・2014/02/02 【東京都知事選】「保育園に入れない」「普通の母親のように早く家に帰ってあげたい」宇都宮氏に寄せられた悲痛の声
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/123250
-----

===============================

 続いては青木浩文記者より、まるで「ミッション・インポッシブル」!?岩上さんの最新インタビュー情報のお知らせです!

=================================

■東アジアで5回の核戦争を起こそうとした米軍を押しとどめたのは、日本の市民の「反核運動」だった!
米公文書から真の歴史的事実を発掘した『仮面の日米同盟』著者・春名幹男氏に岩上安身が直撃インタビュー!本日再配信決定!

 IWJで中継やテキスト関係のお手伝いをしながら報道現場の勉強をしています青木浩文です。

 昨日、『仮面の日米同盟』の著者で国際ジャーナリストの春名幹男氏に、岩上さんがインタビューした模様はご覧になりましたでしょうか。『仮面の日米同盟』の内容に関連して春名氏のインタビューは今回が2回目となります。3時間にわたりたいへん興味深いお話をお聞きすることができました。前回が前編、今回は後編として完結する予定でしたが、話が盛りだくさんすぎておさまりきらず、もう一回、再延長をしていただくことになりました!

 インタビューは、中谷防衛大臣の話題から始まりました。統合幕僚監部の創設10周年記念式典後のパーティで、2月7日の北朝鮮によるミサイル発射に関して、中谷大臣は「米軍から衛星で集めた情報の提供を受けた」という、軍事機密を漏らしまったというのです。これは特定秘密保護法に抵触する疑いがあると報じられています。

 春名氏は、「中谷さんは、去年の安保法案の審議の時、『自衛隊が米軍の核兵器を輸送することが法的には可能だ』と言われた。問題なのは、同盟国とは言え、アメリカが自国核兵器を他国の軍隊に輸送を依頼することは全くない。核兵器は非常に危険なので、輸送などの取り扱いをする米軍の兵士は全てきちんとしたトレーニングを受けて、試験に通らなければならない」

 「中谷さんは、そういうことを何もご存じないのだと思います。アメリカが核兵器をどのように扱っているかという基本的知識もなく、『自衛隊が輸送可能だ』などと言うのは全くのトンチンカンな応えですし、米軍側からバカにされます」と、厳しく断じました。

 オープニング・トークから終了までずっとこんなお話の連続でした。アメリカは日本を守ってくれるという幻想を振りまく外務省の意図的な英文誤訳、普天間基地返還に関わるアーミテージの決断、仕組まれた鳩山元首相とオバマ会談等など、今まで公には伝えらえてこなかった事柄が、次から次へと明かされていきました。

 例えて言うならば、トム・クルーズ主演の映画『ミッション:インポッシブル』のよう。それまで味方だと信じていた上司が実は敵だったり、真実だと思っていた事実が巧妙に作り上げられたウソだったりという大どんでん返し、ハラハラドキドキの3時間のインタビューでした。

 総じていえば、「米軍は日本を守るために存在するのではない」という事実が厳然と存在し、米国のその本音に気づきながら、取りすがるように、米軍に忠義を尽くし、「愛」の冷えきった仮面夫婦の如く仲睦まじさを演じて『日米同盟の基軸』を国のあり方の中心軸にすえる日本の官僚達が存在する、という事実です。

 特に、「米軍は有事の際に日本を守らない」という事実について、春名氏は米公文書館に自ら通い、自らの手で証拠となる公文書を徹底的に発掘し、米国政府の対日政策に「愛」はない、あるのは利用できるものは利用し尽くそうという利害打算なのだという冷厳な事実をつきつけます。

 ちなみに、IWJの学生スタッフである城石エマ記者は、大学で春名氏の授業を一番前の席で受講して、何度も何度も質問しているとか。春名氏の授業では、教材のプリントとして、なんと、春名氏が発掘した米公文書のコピーが配られるのだそうです。「うらやましいなあ」と思った方、いやいやIWJがあるではないですか。昨日見逃した方のために、今晩再配信することが決定しました。実況ツイートつきです。どうぞお見逃しなく!

※【再配信】東アジアで5回の核戦争を起こそうとした米軍を押しとどめたのは、日本の市民の「反核運動」だった! 米公文書から真の歴史的事実を発掘した『仮面の日米同盟』著者・春名幹男氏に岩上安身が直撃インタビューII
[配信日時] 2016年3月6日(日)19:00~

 こちらで視聴できます。
http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1

 春名氏にはインタビューの第三弾をさせていただくこともご了承いただきました。映画『ミッション:インポッシブル』がシリーズ化したように、春名氏のインタビューもシリーズ化していくかのようです。どうぞご期待ください。

 第三弾まで待てないという方は、春名氏の書籍『仮面の日米同盟』をぜひお求め下さい!
IWJ書店ではIWJ会員限定のオンラインストアですが、サイン入りで同署を販売しています。IWJ会員限定ですので、この機会に是非会員登録をお願いします!

再入荷!! 【春名幹男さんサイン入り】 『仮面の日米同盟』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=204

会員登録はこちらから!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 そして、もう一つ注目のインタビューのお知らせです。

 明日7日(月)15時から、「TPP交渉差し止め・違憲訴訟の会」幹事長で、元農林水産大臣の山田正彦氏に、2月4日に署名式が行われ、現在国会でも論戦が行われているTPPに関してお話をおうかがいします。

 山田正彦氏は、IWJの中継現場で何度もお姿をお見かけしています。2月27日に開催されたドキュメンタリー映画『遺伝子組み換えルーレット―私たちの生命のギャンブル』上映会、兼ジェフリー・M・スミス氏講演会にも、一参加者として会場に足を運ばれました。

 日焼けした肌に真っ白な歯を光らせ、あの大きく太い声で「どうも、どうも、ご苦労様」と笑顔で会場に入っていらっしゃると、その場がぱっと明るくなったような感じがします。スタッフ一人ひとりに気さくに声をかけられているお姿が印象的です。

 山田氏は、PARC(アジア太平洋資料センター)事務局長の内田聖子氏とともに分析チームを結成し、膨大な量のTPP協定文の分析を進めてきました。今回のインタビューでは、この分析を通して新たに判明したTPPの危険性を中心に岩上さんがお話をうかがう予定です。どうぞご期待ください!

※岩上安身による元農水相 山田正彦氏インタビュー

 ご視聴はこちらから。
http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1

■今後の岩上さんのインタビュー予定をお知らせ!

 IWJでは今後も、岩上さんによるスペシャルインタビューを続々と中継・配信します。いずれも必見の内容です! 見逃す事のないように、ぜひスケジュール帳にメモしてくださいね。

◆3月10日(木)13時~ 海渡雄一弁護士インタビュー

 今年で5年目を迎える「3.11」の前日にあたる3月10日、「福島原発告訴団」の代理人である海渡雄一弁護士に岩上さんがお話をうかがいます。

 東電旧経営陣である勝俣恒雄・元会長、武黒一郎・元副社長、武藤栄・副社長の3人に対する強制起訴の行方や、高浜原発3、4号機の再稼働など、原発の問題を中心に岩上さんがじっくりとお話をうかがう予定ですので、どうぞご注目ください!

◆3月14日(月)14時~ 京都大学名誉教授・本山美彦氏インタビュー 第2弾

 『金融権力~グローバル経済とリスク・ビジネス』、『人工知能と21世紀の資本主義~サイバー空間と新自由主義』など多数の著書がある京都大学名誉教授・本山美彦氏に、2月8日に引き続いて岩上さんがお話をうかがいます。

 現在の日本、アメリカを中心に、世界中を席巻する新自由主義を、「金融権力」「サイバーリバタリアン」という観点から捉え返す本山氏。インタビューでは、日経平均株価の暴落などによって限界が露呈しているアベノミクスの弊害などについて、岩上さんが掘り下げる質問をしてくれるはずです!

 前回のインタビューは、下記URLからご覧いただけますので、是非、定額会員にご登録いただき、動画アーカイブをご覧ください!

※2016/02/08 岩上安身による『金融権力―グローバル経済とリスク・ビジネス』著者 本山美彦・京都大学名誉教授インタビュー

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/286495

◆3月16日(水)17時30分~ 民主党・大西健介衆議院議員インタビュー

 経済再生担当相を辞任した甘利明氏の金銭授受疑惑を追及する「甘利明前大臣疑惑追及チーム」で座長を務める民主党の大西健介衆議院議員に、岩上さんがお話をうかがいます。

 民主党の追及チームは、現在までに、建設会社の総務担当者である一色武氏と甘利氏の元秘書との間で交わされた金銭授受の場面を録音したデータを公開しています。民主党は甘利氏と元秘書の証人喚問を要求していますが、与党側は甘利氏の「睡眠障害」を理由にこれに応じていません。インタビューでは、民主党が入手した音声データをはじめとする資料の内容について、お話をうかがいます。

 IWJではこれまで、この「甘利明前大臣疑惑追及チーム」の会合を、中継し続けています。インタビューの予習として、ぜひ、下記URLからアーカイブ動画をご覧ください。

※2016/02/01 民主党・甘利前大臣疑惑追及チーム会合(動画)

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/285526

※2016/02/02 民主党・甘利前大臣疑惑追及チーム会合(動画)

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/285732

※2016/02/15 民主党・甘利前大臣疑惑追及チーム会合(動画)

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/287461

※2016/02/23 民主党・甘利前大臣疑惑追及チーム会合(動画)

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/288804

================================

 青木記者でした!日米同盟って「大丈夫、お前のことはおれが守ってやる」と常日頃言いながら、いざという時には「守る気がない」。夫婦だったら、「愛」のない、最低のパートナーですが、その本音を公文書に堂々と書き残している米国政府。「愛」のない同盟なんだなぁとつくづく感じます。

 続いては、太田美智子記者より、IWJのお買い得情報のお知らせです!

================================

■自民党のまやかしの「愛」を暴く!そして、真実の愛を求める方に! IWJ書店をご利用ください!

 おはようございます! IWJテキスト班の太田美智子です。

「『一億総活躍』とか『すべての女性が輝く日本へ』とか、安倍総理って、国民がキラキラと生きられる社会を目指しているのね。愛にあふれてるわ~」

 …なんて思われる方は、日刊IWJガイドをお読みくださっている皆さまの中にはいらっしゃらないと思います。「一億総活躍」や「すべての女性が輝く日本へ」という殺し文句がウソだと見ぬくことは難しくないかもしれません。でも、「自民党改憲草案」の中身、とりわけ「緊急事態条項」の中身についてはどうでしょう!
大災害が起きたとき、「国民の安全を守るため」緊急事態条項が憲法に必要だと言われれば、3.11を経験したばかりですし、なんとなく納得させられてしまいそうになります。

 でも、それはまやかしです! 「愛国」でも国民への「愛」でもありません。永井幸寿弁護士は、「大災害でも緊急事態条項は必要ない」だけでなく、「過度な人権制限を濫用する恐れがある」と警鐘を鳴らしています。

 この「緊急事態条項」のほか、8日に関連法案を閣議決定すると言われているTPP(環太平洋連携協定)の危険性、安倍政権が目指す「戦争遂行国家」の危険性について、16人の論客にお話しいただいたシンポジウム「饗宴VI」のDVDを販売しています。自民党のまやかしをしっかり見抜くために、ぜひお役に立てください!

※【岩上安身サイン入り】DVD「饗宴VI」
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=187
※DVD「饗宴VI」通常版
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=188

 1946年の今日(3月6日)は、帝国憲法の改正草案要綱が発表されました。現行憲法は「GHQが8日間でつくったもの」「アメリカからの押しつけ憲法」などと、まことしやかに言われていますが、これも自民党の印象操作です。

 国立国会図書館ウェブサイト内の「日本国憲法の誕生」によると、GHQは日本人の民間グループが発表する憲法改正草案に「強い関心を寄せ」、なかでも憲法研究会案に「綿密な検討を加え」、「GHQ草案作成に大きな影響を与えていたことが確認された」とあります。憲法研究会案をもとにしたGHQ草案をもとに、交渉の末、日本政府案が起草され、70年前の今日、憲法改正案要綱が発表されたというわけです。

 こんなまやかしがとってもお上手な自民党ですから、安倍総理が7月の参院選後に実現を目指している自民党の改憲草案にも、落とし穴がてんこ盛りです。梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士、岩上さんの3人が、それらを徹底的に暴いた書籍『前夜・増補改訂版』も、IWJ書店で販売しています。

 憲法9条よりも、緊急事態条項は国民の理解が得られやすい「お試し改憲」などと言われていますが、「お試しですから」などと口車に乗せられて、大事な決断をくだしたら、とりかえしのつかないことになる、というのは人生の様々な場面で通用する鉄則ですよね。「お試しですから、お気軽に」などと決断を迫る相手に本当の「愛」があるのか、偽りの「愛」をかたってたぶらかそうとしている詐欺なのか、私たち自身が見抜く必要があります。「自民党改憲草案」には、「緊急事態条項」以外にも、見逃してはならない問題点が山ほどありますので、ぜひ『前夜・増補改訂版』でご確認いただければと思います。

※【岩上安身サイン入り】増補改訂版・前夜
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171

※【通常版】増補改訂版・前夜
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=169

 IWJ書店では、これまで岩上さんのインタビューを受けてくださった方々の、「真実の愛」と魂のこもった書籍をサイン入りで販売しています。サイン入り書籍はIWJ会員限定販売ですので、まだ会員になられていない方は、ぜひ会員登録して、IWJの活動をお支えください!

※IWJ定額会員へのご登録はこちらから
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

【IWJ書店ラインナップ!!】
再入荷!!
【春名幹男さんサイン入り】 仮面の日米同盟
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=204

再入荷!!
【施光恒さんサイン入り】 英語化は愚民化 日本の国力が地に落ちる
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=202

再入荷!!
【蓮池 透さんサイン入り】拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=203

NEW!!
【中野晃一さんサイン入り】右傾化する日本政治
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=212

NEW!!
【津田 敏秀さんサイン入り】医学者は公害事件で何をしてきたのか
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=206

残り僅か!!
【井筒高雄さんサイン入り】 日本と日本人を危うくする 安保法制の落とし穴
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=151

残り僅か!!
【山口二郎さんサイン入り】 いまを生きるための政治学
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=149

残り僅か!!
【山口二郎さんサイン入り】 徹底討論 日本の政治を変える―これまでとこれから
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=150

=============================

 太田記者でした!皆さん、IWJ書店、ストアをぜひご利用ください!

■わとはぷ~What happened today?

 本日3月6日は、1945年に「国民勤労動員令」が公布・施行された日です。本土決戦に備えるための「国民義勇隊」の編成を目的とした勅令です。

 「国民義勇隊」は小学校卒業(国民学校初等科修了)以上~65歳(女子は45歳)が対象として組み込まれ、隊員数は2500万人以上にものぼったと言われています。多くの人々が知らぬ間に隊に組み込まれ、病を抱えた人も例外ではなかったということですので、「義勇」の名をかたった「強制」ですね。隊は地域や職場ごとに編成され、その任務は消火活動や軍需品の輸送、陣地構築などの補助的な軍事活動…いわば「後方支援」でした。

 さらに敗戦が近づいた6月、今度は民兵の戦闘組織である「国民義勇戦闘隊」が編成されました。こちらは施行された「義勇兵役法」に基づいた組織ですが、国民義勇隊を基礎として編成されています。対象は、原則として男性は15歳~60歳、女性は17歳~40歳。徴兵制は最終的に満17歳から対象だったので、義勇戦闘隊では2歳も対象が引き下げられたことになります。いよいよ切羽詰っていることがわかります。

 本土決戦計画の実態は今も明らかにされていませんが、保阪正康さんの著書『安倍首相の「歴史観」を問う』(講談社)よると、道路に数メートルおきに穴を掘って、火薬をいっぱいに詰めたリュックサックを背負った少年たちがそこに潜み、そして九十九里浜や相模湾から上陸してきた米軍の戦車に対して火を点けて飛び込んでいく――。

 そんな、ISやボコ・ハラムに「先輩!
さすがっす!」と言われてしまいそうな、馬鹿げた作戦が立てられていたそうです。しかも当時の米国の資料によると、日本本土に上陸しようとしていたのは、ドイツ軍を撃破した最強師団の精鋭部隊だったとか。これで「神風」など吹くはずもありません。その保阪さんは、岩上さんのインタビューで「今の日本は『昭和一桁』台と重なりあう」と危機感を示しています。このインタビューも、必見です!
アーカイブでぜひご覧になってください!

※014/11/13 「昭和一桁」と重なりあう、現代日本の軍事国家化 今こそ、昭和史から教訓を引き出すべき時 ~ノンフィクション作家・保阪正康氏に岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/205612

 安倍総理は憲法9条改正の必要性を訴えていますが、自民党改憲草案の9条3項は「国は、主権と独立を守るため、国民と協力して、領土、領海及び領空を保全し、その資源を確保しなければならない」と、「国民の協力」に言及。「緊急事態条項」にも、「緊急事態の宣言が発せられた場合には、何人も(略)国その他公の機関の指示に従わなければならない」との記載があります。協力どころか、強制によって服従させる、ということですね。「いざ」というときにはどんな形であれ、国民の生命、身体、財産を使いつぶす気満々です。待機児童を放置し、奨学金という名の「サラ金」で若者を食い物にしておきながら、ずいぶん都合がいいものです…。

 自民党の皆さんは、小さな子どもを含めたすべての国民を国家の捨て駒として使いつぶしてきた歴史を、どう受け止めているのでしょう。自分たちのような特権階級は保証される、使いつぶすのは格差社会の下層の人間たちだけだ、とお考えなのでしょうか。

 IWJは、破滅への道へと突き進んでいったかつての為政者たちの愚と、国家に踏みにじられた無名の一般市民たちの無念を忘れず、今日も気合を入れて皆さまへの真実の情報をお伝えすべく、仕事に臨みたいと思います。それでは今日も1日、よろしくお願いします。

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

※このメールマガジンの配信解除をご希望の方は、お手数ですが、題名を変えずに、その旨を記載の上、こちらのメールに返信してください。
なお、手作業で解除の手続きを行っておりますため、返信後も数回、当メールマガジンが届く場合がありますが、ご了承ください。