日刊IWJガイド「株価の大暴落続く! アベノミクスは完全崩壊! 宮崎謙介『不倫』議員が議員辞職表明! 丸川珠代環境相は報道陣と大バトルも辞任せず、他の『パンツ大臣』『甘い利得大臣』らは!?」2016.2.13日号~No.1248号~


■■■ 日刊IWJガイド「株価の大暴落続く! アベノミクスは完全崩壊! 宮崎謙介『不倫』議員が議員辞職表明! 丸川珠代環境相は報道陣と大バトルも辞任せず、他の『パンツ大臣』『甘い利得大臣』らは!?」2016.2.13日号~No.1248号~ ■■■
(2016.2.13 8時00分)

 おはようございます。IWJで主としてテキスト関連の業務を担当している平山と申します。

 株価の下落が止まりません。昨日、2月12日、日経平均株価は一時800円超えの下落を記録。終値は前日比760円78銭安い1万4952円で取引を終えました。

 1万5000円台を割り込んだのは、2014年10月21日以来。2015年12月に一時2万円台をつけ、「アベノミクスの成果」と謳われた株価は、わずか2ヶ月で5000円近く下落したことになります。後ほど、安道幹記者に詳しく伝えてもらいますが、これはほとんど「恐慌」に近いのではないでしょうか。

 日銀は1月29日に「マイナス金利」を導入することを発表しましたが、そのアナウンス効果はほぼ「瞬殺」されました。安倍総理と黒田日銀総裁のイニシアティブによって、異次元の金融緩和や、年金を株価維持のために投入するなど、「異常」な経済政策を連発したアベノミクスでしたが、結果は、何十兆円もの金が消えて、残ったのは元の木阿弥、株価の下落に円高です。アベノミクスが完全な失敗におわったことは、もはや誰の目にも明らかです。

 経済政策の失政だけでなく、与党・自民党では、連日、醜悪な醜聞騒動が続いています。「週刊文春」に不倫をすっぱ抜かれた自民党の宮崎謙介議員が、辞任を表明しました。一方、「年間1ミリシーベルトに根拠はない」などと発言した丸川珠代環境相は、発言の撤回を表明するも、議員辞職どころか大臣の辞任も否定。

 丸川環境相の他にも、現在の安倍内閣は、問題のある大臣だらけです。「パンツ泥棒」の高木毅復興相、「電波停止」発言の高市早苗総務相、「政治とカネ」の疑惑が浮上している遠藤利明五輪相、暴力団との関係が取り沙汰されている森山裕農水相、「歯舞群島」が読めず、公職選挙法違反の疑いも浮上している島尻安伊子沖縄北方担当相、教師時代の体罰を雑誌上で自慢していた馳浩文科相など、あげたらきりがありません。こんなに問題閣僚を抱えた内閣が過去にあったでしょうか。

 大臣を辞任することにより、いつのまにか免責されたことになっている様子の甘利明前経済再生担当相の存在も忘れてはなりません。現金の授受が行われ、甘利事務所からUR(都市再生機構)への働きかけが行われていた以上、あっせん収賄の疑いは濃厚であり、大臣辞任にとどまらず、議員辞職するのが当然ではないでしょうか。

 安倍政権の唯一の「売り」だった株価は大暴落、世界は恐慌一歩手前です。国難にあって、このデタラメ内閣の面々。ここは、宮崎議員の議員辞職を見習って、大臣辞任、議員辞職のドミノ倒しで、安倍政権は一新されるべきではないでしょうか。

 本日の日刊ガイドでは、議員辞職を表明した宮崎謙介氏の記者会見や、一時1万5000円を割った日経平均株価と日本経済の行方、丸川珠代環境相と記者クラブメディアの大バトル、そして緊急事態条項に警鐘を鳴らす早稲田大学教授・水島朝穂氏インタビューなどについて、お伝えします。

★本日のラインナップ

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠【中継番組表】
┠■不倫を認め議員辞職を表明した自民党・宮崎謙介議員、辞職はたいへん潔く、結構なこと。しかし、「いつの日かまた自民党で…」と政界復帰する気満々とは何事!(佐々木隼也)
┠■世界の株式市場総額が1600兆円減!? 12日には日経平均株価がいよいよ1万5000円割れ!!アベノミクスの終わり!(安道幹)
┠■世界各国の「緊急事態条項」を比較!いかに自民党改憲草案が「独裁的」なのか、「有事法制問題」のエキスパート・水島朝穂教授に岩上安身が聞く!(原佑介)
┠■「年間1ミリシーベルト」発言を巡り、丸川珠代環境相が記者クラブメディアと大バトル! 夕方には一転して発言を撤回(ぎぎまき)
┠■日本の「核」をめぐる数々のスクープを連発してきた共同通信編集委員・太田昌克さんに岩上さんがインタビュー第二弾!!日本政府が隠し続けた核密約の驚くべき実態とは!?(佐々木隼也)
┠■大好評!IWJ書店より、新作DVD『地球温暖化と原発ルネッサンス ~岩上安身による伊藤公紀氏インタビュー』他、おすすめ商品のお知らせ
(山本愛穗)
┠■IWJ書店のご案内
┠■わとはぷ~What happened today?(平山茂樹)
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◆中継番組表◆

本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2016.2.13 Sat.**

【Ch1】13:30~「岩上安身による水島朝穂・早稲田大学教授インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※岩上安身による水島朝穂・早稲田大学教授インタビューを中継します。

【IWJ_KYOTO1】14:00~「憲法と民主主義を考える」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※「立憲デモクラシーの会」「京都96条の会」「戦争アカン!京都おんなのレッドアクション」共催のシンポジウムを中継します。同志社大学教授の岡野八代氏、東京大学教授の石川健治氏、上智大学教授の中野晃一氏らが登壇予定。

【Ch4】14:00~「ミナセン東京主催・必ず知っておきたい!!どうヤバい?どう伝える?憲法を一時停止する緊急事態条項 講師:倉持麟太郎弁護士」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「ミナセン東京」主催の勉強会を中継します。講師は弁護士の倉持鱗太郎氏。

【Ch6】19:00~「うしぇ~て~ ないびらんど~ 沖縄・辺野古に新しい米軍基地はいらない!in三鷹」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※「辺野古に基地はいらない!in三鷹 実行委員会」主催の集会を中継します。ゲストスピーカーは 安次富浩さん(ヘリ基地反対協議会・共同代表)、元山仁士郎さん(SEALDs RYUKYU)。

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◆明日の中継番組表◆

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2016.2.14 Sun.**

【Ch4】13:00~「安倍政権NO!☆ 0214大行進 in 渋谷 民主主義を取り戻せ!戦争させるな!」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※安倍政権NO!☆ 実行委員会によっておこなわれる、集会と大規模デモの模様を中継します。

【Ch6】14:00~「オッサン政治に無理チョコを 弁護士×ママ×高校生」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※「デモ系女子のガールズトーク」のキャッチコピーで開催される「トマトの会」主催のトークイベント。ゲストは太田啓子氏(明日の自由を守る若手弁護士の会、怒れる女子会)、武笠由美氏(特定秘密保護法を考える女子会@足立、ひらけごまネット)、ちるちる氏(T-ns SOWL)。

【IWJ_AICHI1】14:00~「DemosKratia Parade 2016 winter ~愛のない安倍政権を止めるバレンタインデー名古屋大行進~」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aichi1
※「DemosKratia Parade」主催の第二弾となる集会とパレードの模様を中継します。

【IWJ_HYOGO1】14:30~「改憲学者・小林節が叱る!安保法制が許されないワケ」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-hyogo1
※小林節・慶応義塾大学名誉教授を講師に迎え開催される、兵庫県保険医協会主催による講演会を中継します。

【録画配信・Ch5】19:00~「横浜国立大学・金子信博教授インタビュー(聞き手:IWJ記者・山本愛穂)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※2015年12月11日に収録した、「横浜国立大学・金子信博教授インタビュー(聞き手:IWJ記者・山本愛穂)」を録画配信します。

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■不倫を認め議員辞職を表明した自民党・宮崎謙介議員、辞職はたいへん潔く、結構なこと。しかし、「いつの日かまた自民党で…」と政界復帰する気満々とは何事!

 おはようございます!IWJで記者をしている、佐々木隼也と申します。

 「国会議員のはしくれとして、自らが主張してきたことと、軽率に行動してしまったことのつじつまが合わないこと、このことについて、深く、深く、深く、反省し、議員辞職する決意を固めました」――。

 妻が出産入院中にも関わらず不倫をしていたことを「週刊文春」に報じられた自民党・宮崎謙介衆議院議員(京都3区)が、昨日12日午前に議員会館で記者会見を開きました。IWJも、もちろん駆けつけ、取材しましたので、ぜひ会見全編を以下の動画記事よりご覧ください!

※2016/02/12 自民党・宮崎謙介衆院議員が不倫を認め、議員辞職を表明 記者会見で(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/287014

 宮崎議員は、会見で不倫を認め、議員辞職する意向を発表しました。2月5日には妻である自民党・金子恵美議員に第一子となる長男が誕生。出産にも立ち会ったという宮崎議員は、「我が子の顔を見て、罪悪感を感じた」と、辞職を決意した理由を語りました。

 罪悪感を感じるの、ちょっと遅すぎですね。

 宮崎議員は、実は初婚ではありません。ITベンチャーに勤めていた2006年に、自民党・加藤鮎子衆議院議員と結婚。2009年に離婚しました。その時の離婚原因も、宮崎議員の女性問題だったと報じられています。二度、自民党の女性議員と結婚し、二回とも不倫で騒動を起こしているわけで、なんという懲りない男なんでしょう。

 そして2015年に金子恵美議員と再婚した時にも、宮崎議員は他の女性との重複交際が報じられました。その時に宮崎議員は取材に対し、「全然全然。マジ勘弁してって感じですよ。俺、かぶせることしないから」などと述べていました。思いっきり「かぶって」いたわけです。

 ちなみに浮気をする行為を「かぶせる」と表現するのは、自民党界隈の隠語なのでしょうか。それとも、ITベンチャー業界界隈の符号なのでしょうか。どちらにしても、「手慣れた感じ」が伝わってくる表現ですね。

 会見ではさらに、金子議員との結婚後、さらに複数の女性とも関係を持っていたことも認めました。つまり、「かぶせ」に「かぶせ」ていたわけですね。

 ・・・そんな宮崎議員、妻の出産に伴い、育児休暇を申請。日本における男性の育休推進という革新的な政策を掲げていましたが、今回の不倫問題、そして議員辞職によって、それも後退してしまうのではないか、という懸念が出てきました。真面目に働き、真剣に育児に取り組み、育休の取得ができれば・・・と願っている人たちにとっては、本当に余計なことをしてくれたな、迷惑もいいところだな、という感じでしょう。

 いろいろと呆れることも多いのですが、「自分には議員の資格なし」として、潔く議員を辞職した点は、非常によかった、と思っています。

 自民党内には、民事上の不法行為どころか、刑事上の責任、政治的責任が問われる議員が、わんさか存在します。その人たちによいお手本を示した点は評価できます。ぜひ、高木毅復興相も、遠藤利明五輪相も、高市早苗総務相も、あとに続いていただければと思います。

 ところが! 潔い点だけは感心だな、と思ったそばから、「一から出直し、いつの日か(議員の)資格を与えていただけたら…」と、政界復帰する満々の発言をしたものですから、驚きました!

 さらに、「私は政党で考えますと、日本の国の中で政治をするのだったら、思想としても自民党でございます。できることであれば、自民党の中で理想を実現していきたいと思います」とも語りました。

 なるほど、この人は同じことを懲りずに繰り返す人なんだなと、改めて気づきました。

 辞職してもまた自民党、という点は、なるほど、とも思います。今回の問題が大きくなっても、自民党は宮崎議員に対して「寛大な御沙汰」を下したというくらい、身内の不祥事に大甘です。そして、宮崎議員の掲げる「憲法改正・安保法制に賛成」「アベノミクスを評価」「原発は日本に必要」「村山・河野談話は見直すべき」「ヘイトスピーチ規制に反対」「言論の自由に規制を」という「思想」を共有するお仲間がわんさかいるのは、なんといっても自民党ですから。

 それにしても不思議なのは、なぜ安倍政権では、不倫スキャンダルでは議員辞職までして、パンツを盗むハレンチ男や、収賄という、れっきとした犯罪の疑いがかかる議員が、なぜ、辞職しないのでしょうか?

 賄賂やパンツ泥棒と、不倫と、どちらの罪が重いか、というのは一概には言えません。どっちにしても、国民の代表としてはふさわしくない、ということは確かです。他の皆さまも、政治家を自ら辞めるべきではないでしょうか?

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※「議員辞職もの」の安倍政権の疑惑の数々はこちらの動画記事で!ぜひ会員に登録し、全編をご覧ください!

・2015/12/04 普天間「県外移設」の公約破棄だけではない!裏金作り?カレンダー配布?偏向ラジオ放送!?沖縄担当相の島尻安伊子参議院議員に浮かび上がった疑惑の数々!ついに刑事告発される!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/277484

・【速報!】甘利大臣辞任で幕引き!?「『あっせん利得罪』の可能性もあり、議員の資格も問われるはず」と神戸学院大・上脇教授が指摘!安倍政権「4トップ」の一角が陥落で「ドミノ倒し」開始の可能性も!?
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/284806

・2016/02/06 自民党・末松信介議員が「政治資金の私物化」!
選挙資金には謎の巨額の「寄附」も――相次ぐ自民党議員の「カネ問題」に神戸学院大学・上脇博之教授、「自民党議員の『傲り』だ」!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/286369

・またもや自民党議員の「カネ」問題!熊本選出・松村祥史議員に3500万円もの「出所不明金」!神戸学院大学・上脇博之教授「松村議員と政党支部の共謀だろう」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/285488

・【IWJブログ】「国会議員枠」を否定した武藤貴也議員 辞職しないのは「利己的」との声もーー会見から閉めだされた 「週刊文春」が反撃! 武藤議員に男性との「買春」疑惑!? しかも変態奴隷プレイ!?
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/259709

・【安倍「破憲」改造内閣の奇怪な正体(2)】高市早苗総務大臣と「ネオナチ団体代表」とのツーショット写真:騒動の背後では、歴史書き換え「情報発信」計画が進行中?(前編)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/169824

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 佐々木記者、ありがとうございました! 佐々木記者が言うように、今回の宮崎謙介氏の議員辞職で、「男性の育休取得」に関する議論が後退しなければいいのですが・・・。宮崎氏には、身をつつしんでもらいたいものだと思います。

 次は、日に日に「恐慌」に近づく日本経済について、安道幹記者にレポートしてもらいます!

■世界の株式市場総額が1600兆円減!? 12日には日経平均株価がいよいよ1万5000円割れ!!アベノミクスの終わり!

 おはようございます! IWJで記者をしております安(あん)と申します。

 2月11日、日本経済新聞が衝撃的なニュースを伝えていました。現在、世界中で景気減速が懸念されており、株安連鎖が起きている。その結果、世界の株式時価総額が過去最大だった2015年5月末に較べ、14兆ドル(1600兆円)も激減しているとのこと!

 世界の株式時価総額の直近の推計は56兆ドル(6400兆円)とされていますので、たった9ヶ月で株式時価総額が20%も消失したことになります!2008年秋の金融危機、いわゆるリーマン・ショックでは、時価総額が6ヶ月で18兆ドル消失したとのことですから、今回もそれと同規模、あるいは今後それ以上に深刻化する可能性があります。たいへんな事態です!

※世界で株安鮮明、時価総額1600兆円減(日本経済新聞、2月11日【URL】http://s.nikkei.com/1Qbd2RM

 IWJでも、この日刊IWJガイドなどで、株式市場の動向について連日お伝えしてきました。2月10日には、東京株式市場はおよそ1年3か月ぶりに1万6000円を割り込み、終値も1万5713円39銭となりました。たった2日間で約1200円もの下げ幅です。この下落はその後もとどまるところを知らず、12日の終値は1万4952円61銭。とうとう1万5000円を割り込みました。この「株価の大暴落」は、もはや「恐慌」に近いレベルではないでしょうか。

※東京株、1万5000円割れ(時事通信、2月12日【URL】http://bit.ly/1o9vCnF

 皮肉なことは、世界経済の先行きに対する懸念が高まるにつれ、マネーが逃避先に選んだのは、日本円だった、という点です。円は「比較的安全な資産」とみなされ、円を買う動きが拡大しているのです。2月11日には、約1年3カ月ぶりに1ドル=110円台をつけるなど、ドル円相場が急激に円高方向に振れました。何が「皮肉」なのか、といえば、これだけ日本経済が低迷しているというのに、輸出企業の業績悪化への懸念につながり、関連株も大量に売られました。

 またNHKでは、株価下落の理由として、円高ドル安が進んでいることに加えて「マイナス金利の導入で、業績への影響が懸念される銀行で株価の下落が際立っている」と伝えていました。日銀による「マイナス金利導入」の発表直後は、一時1ドル=121円台後半まで円安ドル高が進みましたが、その後一気に円高が進んだことで、日銀の政策導入による円相場の押し下げの効果はほぼ「帳消し」の状態だとか・・・。

 マイナス金利の導入で円安を誘い、日経平均を押し上げ、景気を拡大させる――などという安倍政権の狙いは、あっという間に吹き飛んでしまいました。安倍政権と日本の既存大手マスメディア、とりわけNHKは、アベノミクスの失策ぶりをこれまで必死に隠してきましたが、もはや隠し立てできないレベルに迫ってきていると言えそうです。

 また株安ニュースに関連して、アベノミクスの大失策は、なんと言っても私たちの年金資金が危機に晒されていることでしょう。

 GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が保有する国民の年金資産は135兆円。これまでGPIFは安全性を第一に、債券中心の運用を行い堅実に利益を出していましたが、安倍政権は2014年10月31日以降、リスクの高い株式市場での運用を大幅に拡大しました。

 当時、長妻昭・民主党代表代行は、このリスク拡大によって、リーマンショック時の株価下落で、26兆円が損失するという衝撃的な政府試算を出させ、国会で厳しく追及しました。IWJも、この問題を追及しています。

※2015/01/29 「リーマン並の株価下落で年金資金26兆円消失」の衝撃 民主・長妻代表代行がGPIFリスク問題で政府を追及~損失のツケは国民へ!?
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/228600

 そして、結果は長妻氏の懸念通りとなりました。

 安倍政権は自らの支持率、そしてアベノミクスの存在価値を、日経平均株価、ただ一点のみを拠り所としています。その日経平均株価を維持するために、私たちの年金資金が使われています。日経平均が下がれば、GPIFがすかさず買い支える、そのイタチごっこの「官製相場」で、アベノミクスの成功を取り繕ってきたのです。

 言葉は悪いですが、「ドーピング相場」です。安倍政権下における「株高」とは、実体経済の強さを反映したものではなく、我々の年金をドーピングとして用いて、「ハイ」になっているだけのことです。ドーピングをやめたら終わり、やめずに続けてもやっぱり終わり。化けの皮がはがれた、というわけですね。

 その結果、現在、年金資産の4割以上、約60兆円が国内外の株式市場に投入され、相場の影響をダイレクトに受けています。

 GPIFは今年1月、2015年7~9月期に7兆8899億円もの損失を出したと公表しています。そこへ来て、今回の株価暴落。さらには、円高によって海外株でも損している可能性も指摘されています。その損失額は、10兆円から16兆円以上と分析する専門家もいるほどです。

 年金問題を長年にわたって追及してきた長妻昭・民主党代表代行は、昨年12月9日に行った岩上さんのインタビューで、その「カラクリ」を明らかにしました。なんと、安倍政権は、国民の知らない間に、リスクの「定義」をこっそり書き換えたというのです・・・!!

 いくら損失が出ても、リスクが下がったと言える、その詐欺的な手口とは――!?

 続きはぜひ、長妻氏へのインタビューアーカイブを、ご覧ください!IWJのサポート会員であれば、いつもで全編ご覧になることができます。この機会に会員に登録していただき、そして、この安倍政権の卑怯な手口に息をのんでいただければと思います。

※2015/12/09 「損失のツケは増税で国民が払わされる」!?GPIFというバクチで消える国民の年金~「ミスター年金」長妻昭・民主党代表代行が岩上安身のインタビューで安倍政権の「大失策」を徹底批判!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/278021

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 安記者、ありがとうございました! 次は原佑介記者より、本日の岩上さんによる注目インタビューのお知らせです!

■世界各国の「緊急事態条項」を比較!いかに自民党改憲草案が「独裁的」なのか、「有事法制問題」のエキスパート・水島朝穂教授に岩上安身が聞く!

 ボンジョルノォ!陽気なイタリア野郎(自称)・原です。

 今日は、憲法学者で早稲田大教授の水島朝穂さんに岩上さんがインタビューします! ウワサによると、水島さんはこの春からドイツに赴任するとか。であれば、水島さんが日本を離れている間に日本国憲法が「改悪」されてしまう可能性もあります。それはいかん! というわけで、岩上さんが離日前にインタビューを!と直談判した結果、本日、お時間を割いていただきました。ですから皆さん、今日は、貴重なロングインタビューとなりますよ!水島さんの豊富な知識の一部を吸収し、きたる「Xデー」を跳ね返しましょう!

 かねてより、自民党改憲草案に対して批判的なチェックを入れてきた水島さんですが、最近では、自民党が改憲の際にはまっさきに新設すると公言している「緊急事態条項」について、強く警鐘を鳴らしています。

 水島さんは、岩上さんも世話人を務める「憲政の常道(立憲政治)を取り戻す国民運動委員会」が1月19日に開催した記者会見で、「安倍政権にとって、安保法で足りなかったのは国民や自治体への統制と義務づけだった」と述べ、これらの“漏れ”を緊急事態条項でさらに整備する算段だと指摘されていました。

※2016/01/19 櫻井よし子氏に公開討論を要求!安倍政治が壊した「古きよき日本」を取り戻す~護憲派から改憲派の憲法学者、ジャーナリストら200人でつくる「立憲政治を取り戻す国民運動委員会」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/283121

 実は、水島さんはもともと「有事法制問題」のエキスパートで、2003年には『世界の「有事法制」を診る』という本も出版。多くの学者を迎え、世界中の有事法制の実態とその危険性などを詳しく論じられました。

 水島さんは自民党改憲草案の緊急事態条項についても様々な視点から危険性を指摘されていますが、例えば、「法律への委任が実に多い」ことを挙げられています。緊急事態条項を定めた98条、99条のわずか2カ条の中に、「法律の定める(ところにより)」という文言が8カ所も出てくるのですが、水島さんは、これついて、「憲法上の重要事項について、単純過半数により制定可能な法律に委ねるものであり、大いに問題だろう」と指摘されています。

 言われて見れば本当にそうですよね。いざ自民党が緊急事態条項を導入するという段になったとき、ほぼ確実に、「法律で乱用に歯止めをかける!」などと言い出すと思うんです。でも、騙されてはいけません。

 3分の2の両院議員の承認と、投票した有権者の過半数の賛成がなければ改正できない憲法と違い、一般法を制定したり改正したりするのは、国会の過半数を占める与党がその気になれば「数の暴力」、もしくは真の暴力である「ヒゲパンチ」によって、いくらでも採決の強行ができるんですよね。安保法案の強行採決でありありと見せつけられたばかりです。

※2015/09/19 岩上安身による小西洋之議員緊急インタビュー!票決が盗まれた犯行現場・委員会室でヒゲパンチを食らいながら目の当たりにした一部始終!「憲法奪還」の戦いがこれから始まる!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/265985

 また、緊急事態条項は、「法律と同一の効力」を内閣が制定できるとしています。水島さんは、「緊急事態条項が多用する『法律の定めるところ』の法律もまた、この特別政令によって改正され得るのではないか」との疑念が払拭しきれない、と指摘。「内閣(総理大臣)による濫用的な法改正が、『法律と同一の効力を有する』特別政令によって可能となる。緊急事態の定義の曖昧さと相まって、政府による立法権の簒奪も起こり得る」と最悪のシナリオを想定されています。

 「立法権の簒奪」は、国会の死であり、まさにナチスの全権委任法を彷彿させるものですが、このあたりはドイツの歴史や憲法に詳しい水島さんが今日、丁寧にご解説くださるはずです!もちろん、各国の有事立法や緊急事態条項についてもご紹介いただきます。本日13:30から始まる、岩上さんによる水島朝穂教授インタビュー、是非ご視聴ください!

 水島さんへのインタビューは、今回で3回目となります。この機会に、ぜひ、過去のアーカイブ動画もご覧いただければと思います。

※2013/09/10 「憲法は守るものではなく守らせるもの」~岩上安身による水島朝穂教授インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/101043

※2015/07/12 「自国が攻められたとき」という自衛権のハードルを下げ、戦争に突入した日本 水島朝穂・早大教授が岩上安身のインタビューで政府案・維新案を「違憲」と徹底批判!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/252583

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 原記者、ありがとうございました! 次はぎぎまき記者より、結局、「1ミリシーベルト」を巡る発言を撤回することになった丸川珠代環境相の会見について、レポートしてもらいます。

■「年間1ミリシーベルト」発言を巡り、丸川珠代環境相が記者クラブメディアと大バトル! 夕方には一転して発言を撤回

 おはようございます。IWJで記者をしているぎぎまきです!

 言論の自由とは、個人が直接にも間接にも抑圧を受けることなく、自己の意見を公に発表できる自由のこと。安倍総理が「自民党は言論の自由を尊重する~」などと言っていますが、見事な嘘だと私は思います。

 丸川珠代環境相が「年間1ミリシーベルトは何の根拠もなく、時の大臣が決めた」と長野県松本市の講演で発言したことで騒動になっていることは、先日の本ガイドでもお伝えしました。その問題発言をめぐり、昨日開かれた大臣会見で、記者クラブに所属する記者たちが、丸川環境相に総攻撃をかけました。

 これまで様々な大臣会見や幹事長クラスの会見に参加してきた私でも、記者クラブの記者たちがここまで一斉に大臣を問いただす様子は初めて見たかもしれません。それほど、必見の内容でした。

※2016/02/12 丸川珠代・環境大臣 定例会見(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/287005

 被曝問題では、おそらく丸川大臣より何倍も勉強し、取材を積み重ねてきた記者たち。丸川大臣に質問を浴びせ続け、追及するも、丸川大臣は淡々とした口調とは裏腹に、「そう簡単に非を認めてたまるか」というファイティングポーズを貫きました。

 「誤解を招いたなら申し訳ない」「そう受け止められたのなら申し訳ない」と繰り返し、まるで、受け取り側の問題であるかのような発言で燃料投下。記者も負けじと「受け止め側の問題なのか!」と不満を隠すことなく質問を畳み掛けますが、大臣は「自分の発言の趣旨はそうではなかった」と述べるにとどまり、自らの認識の誤りを撤回して謝罪することはありませんでした。

 その徹底ぶりは揺るぎなく、おそらく安倍内閣の「上層部」から降りてきている指示に従っているのでしょう。何かにがっちがちに縛られたかのような丸川大臣の表情はひきつり、まるで、安倍総理をはじめとする内閣トップの面々の顔がすけて見えてくるようでした。

 会見の冒頭で、丸川大臣は「年間1ミリシーベルトという長期目標を堅持し、引き続きその達成に向けて政府一丸となり、福島を始めとする被災地の復興のために、全力を尽くす覚悟でございます」と発言しました。会見の途中でも、年間1ミリシーベルトがICRPの科学者によって議論された「科学的根拠」のある数値であること、当時の細野豪志環境相が被災住民の意見を聞きながら取り入れたものであることを理解した上での発言だと、苦しい釈明を展開しました。

 このように、閣議後の会見では、撤回も謝罪もせず、苦しい釈明に終始した丸川大臣でしたが、昨日の夕方、急遽、発言の撤回を表明。ただし、自らの進退に関して、辞任は否定しました。

 この丸川大臣をはじめ、「パンツ泥棒」疑惑の高木毅復興相、「歯舞群島」を読めなかった島尻安伊子沖縄北方担当相、報道機関に圧力をかけるため「電波停止」に言及した高市早苗総務相など、現在の安倍内閣の閣僚は問題だらけです。また、大臣は辞職したものの、依然として議員の座にある甘利明前経済再生担大臣に至っては、収賄の疑いがかかっています。とんでもない話です。甘利氏にも、後輩の宮崎謙介氏を見習って、議員をお辞めいただきたいと思います。

 宮崎謙介氏は議員を辞職しました。ここはぜひ、「ドミノ倒し」が起きてもらいたい。島尻氏や丸川氏、高市氏は大臣としての資質が疑われます。まずは大臣をお辞めになるべきでしょう。また、「パンツ」高木毅復興相は、大臣を辞めるだけですむ話だとは到底思えません。女性として、有権者の一人として、こんなハレンチ漢が議員かつ大臣であることは耐えがたい思いです。ぜひ、大臣も議員もお辞めいただきたい。

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 ぎぎ記者、ありがとうございました! 次は再び佐々木記者に、一昨日行われた岩上さんによる必見のインタビューに関して報告です。

■日本の「核」をめぐる数々のスクープを連発してきた共同通信編集委員・太田昌克さんに岩上さんがインタビュー第二弾!!日本政府が隠し続けた核密約の驚くべき実態とは!?

 おはようございます!IWJで記者をしている佐々木隼也と申します。

 「かつて沖縄には1300発の核兵器があり、冷戦時代、核ミサイルが発射寸前だった」――この衝撃的なスクープ記事を書いた共同通信編集委員・太田昌克さんに、岩上さんが昨日、インタビュー第二弾を行いました!

 1月8日に行ったインタビュー第一弾では、上記のスクープについて、さらにその背景や、現在は電子化され厳重に管理されるようになった核のスイッチが「だからこそ」エラーやハッキングで核戦争の引き金をひきかねない危険な核セキュリティの現状など、多岐にわたるテーマで岩上さんがお話をうかがいました。

 インタビュー第一弾の模様は、下記動画記事よりご覧になれます。IWJ会員であれば、いつでも全編がご覧になれます。

※2016/01/08 「核」のプロフェッショナルが「沖縄発の核戦争が勃発する直前だった!」というスクープの裏側を語る!~岩上安身による共同通信編集委員・太田昌克氏インタビュー(前編)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/281578

※会員登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 そんな「核のエキスパート」である太田さんの一昨日のインタビュー第二弾では、他にもまだまだある、太田さんのスクープ記事について話を聞きました。

 冒頭は、先日の北朝鮮の「ミサイル」騒ぎについて。北朝鮮が「人工衛星ロケット」と主張している一方、安倍政権や大手メディアは横並びで、「あれは弾道ミサイルだ」「事実上のミサイルだ」と発信しています。これについて太田さんは、ミサイルとロケットの構造的な違いをあげ、「あれは、ロケットだけど『後々ミサイル技術につながるロケット』と表記するのが正確だ」と述べ、彼らの恣意的な言い回しに、穏やかな口調で釘を刺しました。

 終始、膨大な知識と経験、記者としての正確さで、様々な事件・ニュースを丁寧に分かりやすく説明していった太田さん。4時間を超えるインタビューで、僕が個人的に注目したのは、太田さんのスクープの一つ、「核密約」問題です。

 核密約とは、「米軍の核兵器を『貯蔵』するのには事前の協議が必要だけど、核兵器を積んだ艦船や航空機が日本に『立ち寄る』」のは黙認するよ」という、外務省と米国の「秘密の約束」です。「核兵器を作らず、持たず、持ち込ませず」の非核三原則に真っ向から反するこの約束。国民に対する裏切りであり、国民の反発は必至なため、政府は長年、「密約などない!」と否定してきました。

 しかし太田さんが引退した外務次官にしらみつぶしにあたったところ、4人の次官経験者が、密約の存在を認めたというのです。これは2009年にスクープ記事として大反響を呼び、その年、政権を奪取した民主党が真っ先に外務省に調査を命じました。そこで、やっと公に密約の存在が認められたのです。

 このスクープを得るまでの経緯、取材での次官関係者らの生々しい話は、とてもスリリングで面白く、興味深く、一流のジャーナリストの仕事とはこういうものかと、僕も勉強になりました。ぜひ多くの方に観ていただきたいと思います。

 そして最も重要なのは、この密約が、「今も生きている」ということです。一体どういうことでしょうか?

 続きはぜひ、動画記事よりご覧ください。動画は現在編集中ですので、準備が整い次第、IWJのホームページにアップいたします。そしてこの機会にIWJの会員に登録していただき、全編をご覧になっていただければと思います!!

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 佐々木記者、ありがとうございました! 次は山本愛穗記者より、大好評発売中のIWJ関連書籍、DVDのご案内です!

■大好評!IWJ書店より、新作DVD『地球温暖化と原発ルネッサンス ~岩上安身による伊藤公紀氏インタビュー』他、おすすめ商品のお知らせ

 おはようございます。IWJで事務兼記者の仕事を担当している山本愛穂です。

 先日まで私も季節性のウィルス性腸炎で寝込んでいたことについては、以前の日刊ガイドでも触れさせていただきましたが、IWJの社内では、現在、風邪とインフルエンザが大流行中です。毎日1人2人と戦線離脱していく、プチ・パンデミック前夜状態の中、IWJスタッフの中でも一位二位を競うと言われる元気な物販担当、川島安乃スタッフが、マスク姿で日々黙々とIWJ書店商品の発送作業に励んでいます。

 ありがたいことに、ここのところ、IWJ書店の商品が大変なご好評をいただいております。

 まずは新商品のDVD、『地球温暖化と原発ルネッサンス ~岩上安身による伊藤公紀氏インタビュー』。全5巻のDVDは、2013年2月14日から2015年8月21日までに、5回にわたり岩上さんが伊藤公紀氏(同大学院環境情報研究院教授)に行った連続インタビューを収録したものです。

※IWJ書店『地球温暖化と原発ルネッサンス ~岩上安身による伊藤公紀氏インタビュー』(全5巻)、ご購入はこちら!<こちらのDVDは、現在Amazonでも取り扱いをしています!>
https://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=5

 地球温暖化に対しては、1992年6月に開催された地球サミット以降、定期的な気候変動枠組条約締約国会議=COPが開催されるなど、現在も国際規模での取り組みがなされています。

 しかし、伊藤氏は、その大前提となる「温暖化CO2要因説」に対して真っ向から疑義を唱え、さらには、「地球が全体的に温暖化している」という定説自体にもデータを駆使しながら反論。温暖化の原因が人為的CO2の増加であると単純に結論づけることが、「原発を使ってでも、CO2増加を阻止しよう!という、原発推進につながっている」と、誤情報の裏側にある意図的な報道や、政治的判断の存在を指摘していきます。

 科学的な話は知識がないし苦手・・・という方も、インタビューに際し、150枚のパワーポイントを用意して臨んでいただいた伊藤氏の分かりやすい説明なら、整理して理解できること間違いありません。この機会に、ぜひご購入ください!よろしくお願いいたします!

 また、2015年12月20日に開催された「饗宴VI~国民非常事態宣言! 露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!」のDVDも、絶賛発売中です。昨年末の『饗宴VI』は、ぎりぎりまで登壇者の方々と出演交渉を行い、結果的には、総勢16名の豪華ゲストの方々にご出演いただくことができました。

 特に、第二部では、今、岩上さんが最も危惧する、自民改憲草案の緊急事態条項の危険性について、升永英俊弁護士や永井幸寿弁護士を中心に語っていただきました。

※『饗VI~国民非常事態宣言! 露わになった「ナチスの手口」/国家緊急権を阻止せよ!』DVD絶賛発売中!<こちらの商品は、現在Amazonでも取り扱いをしています!>
https://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=25

 こちらは豪華登壇者によるサイン入りDVDの在庫もまだお取り扱いしております。愛蔵版に、ぜひご購入をご検討ください。

 DVD購入を迷われている方には、まず、一度、岩上さんによる升永英俊弁護士、永井幸寿弁護士へのインタビューアーカイブをおすすめします。「緊急事態条項はナチスの手口」との意見広告を、1月29日に中日新聞にも掲載した升永英俊弁護士、そして小林節教授との討論中に「緊急事態条項」賛成派だった小林節氏に「私は楽天家だった」と言わしめた永井弁護士へのインタビューを、ぜひ一度ご覧ください。

※2016/01/11 岩上安身による升永英俊・弁護士インタビュー ~緊急事態条項について(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/281877

※2015/12/19 2016年最大の喫緊のテーマ!「国家を守り、人権を制限するのが国家緊急権。多くの国で権力に濫用されてきた過去がある」 ~岩上安身による永井幸寿弁護士インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/279662

※こうしたアーカイブは、サポート会員になることで、全て無料で視聴することができます。財政難の折、ぜひサポート会員への登録変更をご検討お願いいたします!https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 また、DVDとあわせまして、緊急事態条項の危険性に関しても言及した『前夜増補版』、さらには、発売以降ご好評いただいている『米国が隠す日本の真実』、そして、岩上さんが母校の早稲田大学で講演した「『王様は裸だ』と君は指摘する(できる)だろうか?――ネットメディア・市民ジャーナリズムの可能性、あるいは耐えがたい認知的不協和音について」を収録した『「今を伝える」ということ』もおすすめです。

※【増補改訂版・岩上安身単独サイン入り】『前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171

※【増補改訂版】『前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=169

※【岩上安身単独サイン入】『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=159

※『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=158

※【岩上安身単独サイン入り】『「今を伝える」ということ』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=194

※『「今を伝える」ということ』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=193

 今なら、サイン本も販売しております。おすすめ本と新作DVDが目白押しですが、ぜひこの機会にご購入のご検討をいただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

■良書のお買い物は「IWJ書店」をご利用ください!

 山本記者にオススメしてもらった書籍、DVD以外にも、IWJでは、岩上さんがインタビューした有識者の方々の書籍を、著者のサイン入りで販売するサービスを行っています。

 2月4日に岩上さんがインタビューした岡山大学教授の津田敏秀氏、そして2月8日に岩上さんがインタビューした京都大学名誉教授の本山美彦氏の著書を新しく販売開始しました! ぜひ、お買い求めください!

 現在、「IWJ書店」では、下記のラインナップを販売中です。

・【岩上安身単独サイン入り】『「今を伝える」ということ』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=194

・【岩上安身単独サイン入り】『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=159

・NEW!【本山美彦さんサイン入り】『金融権力―グローバル経済とリスク・ビジネス』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=207

・NEW!【津田敏秀さんサイン入り】『医学者は公害事件で何をしてきたのか』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=206

・NEW!【津田敏秀さんサイン入り】『医学的根拠とは何か』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=205

・【蓮池透さんサイン入り】『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=203

・『SEALDs×高橋源一郎 民主主義ってなんだ?』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=195

・【伊勢崎賢治さんサイン入り】『新国防論 9条もアメリカも日本も守れない』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=185

・【井筒高雄さんサイン入り】『日本と日本人を危うくする安保法制の落とし穴』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=151

・【山口二郎さんサイン入り】『徹底討論 日本の政治を変える―これまでとこれから』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=150

・【山口二郎さんサイン入り】『いまを生きるための政治学』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=149

・【森まゆみさんサイン入り】『異議あり! 新国立競技場――2020年オリンピックを市民の手に』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=125

・【笹山尚人さんサイン入り】『パワハラに負けない!~労働安全衛生法指南』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=134

・【伊勢崎賢治さんサイン入り】『本当の戦争の話をしよう』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=120

・『百人百話 第一集』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=56

・『百人百話 第二集』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=53

■わとはぷ~What happened today?

 本日は2月13日です。1894年のこの日、フランスのリュミエール兄弟(兄・オーギュスト、弟・ルイ)が、シネマトグラフの特許を取得しました。シネマトグラフとは、世界初の撮影と映写の機能を持つ複合映写機で、エジソンの開発したキネトスコープを、リュミエール兄弟が改良することで完成させた、と言われています。

 1895年12月28日、「工場の出口」と題された世界初の映画が、このシネマトグラフを用いて上映されました。上映時間は、わずか46秒。監督は、弟のルイ・リュミエールが務めました。

 シネマトグラフを用いたリュミエール兄弟の映画として有名なのが、1896年1月25日に上映された「ラ・シオタ駅への列車の到着」です。この映画では、静止したカメラが、ラ・シオタ駅のホームに入ってくる蒸気機関車を、約50秒間にわたりワンショットで捉えています。この映画が最初に上映された時、観客たちは自分の方向に向かって近付いてくる実物大の列車の動きに圧倒され、叫び声を上げながら部屋の後方へ走り出したといわれています。

 映画はその後、画像のみで音声のないサイレントから、1920年代に、映像と音声を同期させた「トーキー」へと移行。現在は、ハリウッドを中心に、大規模なコンピューター・グラフィックスを使用した迫力あふれる映画が多数撮られています。

 フランスの映画監督・ジャン=リュック・ゴダールに「映画史」という作品があります。リュミエール兄弟によるシネマトグラフの発明に始まり、映画だけでなく、絵画、音楽、文学、哲学といった複数のジャンルを横断しつつ、映像とテキストが断片的に散りばめられた、4時間半にわたる大作です。日本版のDVDには、作中で引用される作品の膨大な注釈がついています。

 正直、かなり難解な作品なので、4時間半を一度に最後まで見通すのは大変ですが、映画好きの方には、ぜひとも一度はご覧いただきたい作品です。

 考えてみれば、岩上さんのインタビューも、4時間半を超えることはざらにあります。2月11日に中継・配信した共同通信編集委員・太田昌克氏へのインタビューは、5時間を超えるものとなりました。他にも、2014年3月23日に行われた大阪大学助教・赤尾光春氏へのインタビューや、2014年8月1日に行われた東京大学名誉教授・板垣雄三氏へのインタビューなども、非常に長時間にわたりました。いずれも必見の内容ですので、ぜひ、ご覧いただければと思います。

※2014/03/23 ウクライナ極右と反ユダヤ主義 ~岩上安身による赤尾光春氏へのインタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/130775

※2014/08/01 世界の「いま」は欧米中心主義の断末魔/繋がりあう尖閣・マレーシア・ガザ・ウクライナ ~岩上安身による東京大学名誉教授・板垣雄三氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/159297

 それでは、本日もIWJをよろしくお願いいたします。

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
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