日刊IWJガイド「台湾地震、日の丸原発は !?  また自民党議員が政治資金の私物化! カルビーCEO『全員正社員に』発言が大喝采 美味しんぼ『鼻血問題』対談、今日配信です!」2016.2.7日号~No.1242号~


■■■ 日刊IWJガイド「台湾地震、日の丸原発は !?  また自民党議員が政治資金の私物化! カルビーCEO『全員正社員に』発言が大喝采 美味しんぼ『鼻血問題』対談、今日配信です!」2016.2.7日号~No.1242号~ ■■■
(2016.2.7 8時00分)

 おはようございます! IWJテキスト班の太田美智子です。

 まだ真冬のコートもマフラーも手放せませんが、立春を過ぎ、東京では早咲きの桜や梅が次々と咲き始めています。春を感じる嬉しさは格別ですが、私たちがなんとか阻止したいと思っている、安倍政権による「改憲Xデー」も着実に近づいているように思えて、春の気配も素直に喜べない日々が続いています。

 今日は、京都市長選の投開票日。非共産の各党が推薦する現職の門川大作氏、共産党が推薦する本田久美子氏、無所属の三上隆氏の3人が立候補しています。

 昨年夏に安保法案が強行採決されて以来、「野党共闘」に望みをかけてきた一人としては、「またか」とため息が出ます。「共産党と徹底的に戦う」と宣言した民主党の福山哲郎参議院議員は「国政と市長選を混同されている方もいらっしゃる」と弁明に追われていました。

 市政に全力投球して、「共産党と徹底的に戦」ったあと、国政になったら急に変わって共産党とスクラムを組み、自公中心の改憲勢力に対抗できるでしょうか? そもそも、そのつもりがおありなのでしょうか?

 このまま7月の参院選、あるいはその前に、噂の絶えない解散総選挙に実際になったとき、選挙に行かなかった国民にきちんと争点や対立軸を示し、理解を得ることができるのでしょうか?

 自然災害の問題も気がかりです。一昨日の朝、東京や神奈川で震度4の地震があり、夜には鹿児島県の桜島が噴火して警戒レベルが3に引き上げられました。さらに昨日早朝、台湾でマグニチュード6.4の地震が起き、時間とともに被害が明らかになってきています。

 このような自然災害の連鎖を政治に悪用して、「だから緊急事態条項が必要なのだ」などと、悪質なデマ宣伝に使われませんように。

 この台湾の地震については、佐々木記者がお伝えします。

★本日の日刊IWJガイドは以下の内容でお届けします!

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■台湾南部でマグニチュード6.4の地震が発生!4基の原発はいずれも「異常なし」との発表~「脱原発」を掲げる民進党政権はそれを実現できるか?(佐々木隼也)
┠■書道に同窓会、バレーボールクラブ…相次ぐ自民党議員による「政治資金の私物化」! 選挙資金には「謎の巨額の”寄附”」も――神戸大学大学院・上脇博之教授へのインタビュー記事をアップしました!(城石エマ)
┠■カルビー松本晃CEOの発言「全部正社員にしたらいい」が大注目!! ~そこで、今一度お薦めしたい「イントロ部分だけでもすごい興味深い」と大評判の佐々木実氏のインタビュー!!(青木浩文)
┠■【中継番組表】
┠■土地ではなく「人間の」復興を! 避難と貧困リスクのはざまで揺れる声に何ができるのか?~2015/12/23に行われた「福島への思い ~美味しんぼ「鼻血問題」に答える[対談]雁屋哲×西尾正道」を配信します!(葦澤美也子)
┠■2月8日(月)には、岩上さんが経済学者の本山美彦さんにインタビュー!こちらもご注目を!! その他、直近のインタビュー・講演などのお知らせはこちら!(太田美智子)
┠■「饗宴VI」DVDのご案内
┠■IWJ書店のご案内
┠■わとはぷ~What happened today?(太田美智子)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━

■台湾南部でマグニチュード6.4の地震が発生!4基の原発はいずれも「異常なし」との発表~「脱原発」を掲げる民進党政権はそれを実現できるか?

 おはようございます! IWJで記者をしている佐々木隼也と申します。

 昨日6日(日本時間)午前4時57分、台湾南部を震源とするマグニチュード6.4(日本の震度換算で5弱~強)の地震があり、台湾の広い範囲が大きな揺れに見舞われました。

 現地の方に話を聞くと、「最初にドン!と大きな衝撃があり、その後30秒以上揺れが続いた」そうです。台湾南部の震源から近い台南市では、少なくとも7つの建物が倒壊したり傾いたりし、16階建てのビルは、大通りを塞ぐようなかたちで根元からポッキリと折れ、横倒しになりました。まだ生き埋めになっている人もおり、懸命の救助活動が続けられています。

 この地震で、このガイドを書いている6日夜現在で、生後10日の女の子を含む11人の死亡が確認され、470人以上がけがをしたと伝えられています。

 現地の報道によると、倒壊したのはいずれも老朽化した建物で、なかには支柱部分に植物油の一斗缶がつめられていたそうです。

 台湾では、1999年9月に中部でマグニチュード7.7の大地震が発生し、多くの建物が倒壊し、2400人以上が死亡しました。この地震を機に、台湾では耐震基準が見直されたのですが、それ以前に建てられたものは、非常に脆いそうです。今回の死傷者の多くも、先ほど紹介した16階建てのビルだそうです。

 付近の建物は無事とのことで、1999年規模の惨事には至っていません。

 そして、気になるのは、やはり原発です。台湾には3つの原発があり、第一と第二は台北に、そして第三は今回強い揺れに見舞われた南部の南端にあります。台湾電力は地震発生後の早い段階で、この3つの原発いずれも「異常なし」と発表しました。

 しかし不安は拭えません。台湾も日本と同様、過去に何度も大地震に見舞われている地震多発国です。第一と第二、そして建設中の第四原発は、首都・台北からいずれも40キロ圏内にあります。3.11以降、台湾でも、この原発の危険性に多くの市民が懸念の声をあげています。

 以下の日台の意見交換会は、サポート会員ならアーカイブでご覧になれますので、ぜひこの機会にご視聴ください!

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・2013/06/24 原発ゼロの会「台湾と日本は地理的に似ている環境なので協力できる」 ~超党派「原発ゼロの会」台湾宜蘭県代表団との意見交換会
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/86603
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 台北近郊に建設中の第四原発は、計画から30年、建設開始から10年以上が経っていますが、先住民族を含めた多くの市民の反対運動により、未だ完成に至っていません。この第四原発は、実質日本からの輸出であり、台湾では「日の丸原発」などと言われています。

 台湾で立法院(台湾)を学生らが占拠した「ひまわり革命」が起きた2014年3月~4月、IWJの原佑介記者と岩上さんが、その模様を現地からレポート取材したのですが、その際、岩上さんは台湾の先住民族のひとつ、タウ族の作家で、反原発運動をしているシャマン・ラポガン氏にインタビューを行い、台湾の民族問題や、原発をめぐる複雑な問題について、詳しく話を聞きました。これも貴重なインタビューです! ぜひ会員登録をしてご覧ください!

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・2014/04/11 「漢民族の方が核廃棄物より怖い。彼らは環境に敬意を払わない」 ~岩上安身による台湾先住民族の作家シャマン・ラポガン氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/134892#environmentalist
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 こうした市民運動の広がりのなか、馬英九政権(当時)は、廃炉どころか、第四原発の稼働を急ぎ、馬総統は、「事故を起こした日本でさえ、原発は安全だとして再稼働させようとしている。どうして、台湾でやめる必要があるのか」と発言。まさに、再稼働に邁進する安倍政権の姿勢を「手本」とするかのように引き合いに出し、台湾での原発推進政策を推し進めようとしました。

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・【IWJブログ】原発推進にひた走る安倍政権と、「反原発」の声高まる台湾
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/135767
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 そして今年1月16日、台湾で行われた総統選・立法院選(国政選挙)のダブル選で、歴史的な政権交代が起こり、野党・民進党が政権の座に就きました。民進党は「脱原発」を訴えており、新たに総統となった蔡英文(ツァイ・インウェン)氏は、「老朽化した原発は使用停止、第四原発完全撤廃」を掲げています。

 台湾では、日本より一足先に「脱原発」が進むかもしれません。

 しかし、不安もあります。中国に対し独立機運が高く、「物言う」政治を目指している民進党は、その分、日本との関係強化に舵を切るだろうとみられています。民進党と安倍政権は、これまで強固な友好関係を築いてきました。

 国内の原発再稼働、そして原発輸出を推進する安倍政権が、台湾での脱原発政策(特に第四原発撤廃)を、すんなりと受け入れるでしょうか?

 また、民進党政権も、安倍政権との友好関係や対中国を意識した安全保障政策に配慮して、脱原発が尻すぼみになりはしないでしょうか?

 こうした新しい日台関係における原発政策、ひいては両国の安全保障政策の今後について、IWJは今後も、現地の方からの協力を得ながら、注視していきます!

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 佐々木記者、ありがとうございました! 続いて、またしても出てきた「政治とカネ」問題について、城石エマ記者からインタビュー記事の紹介です!

■書道に同窓会、バレーボールクラブ…相次ぐ自民党議員による「政治資金の私物化」! 選挙資金には「謎の巨額の”寄附”」も――神戸大学大学院・上脇博之教授へのインタビュー記事をアップしました!(城石エマ)

 おはようございます、IWJ学生記者の城石エマと申します!岩上さんのインタビューアポイントメントを依頼したり、記事執筆の修行をしたりしています。

 またまた出てきました、自民党議員の「汚いカネ」ニュースです。甘利明元大臣、熊本選挙区の松村祥史(まつむらよしふみ)参議院議員に続き、今回新たに疑惑が浮上したのは、兵庫選挙区の末松信介(すえまつしんすけ)参議院議員です。

 神戸地検に告発したのは、神戸大学大学院・上脇博之教授らによる、「政治資金オンブズマン」。上脇教授が呼びかけ人を務める「落選運動を支援する会」が発表しました。

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※落選運動を支援する会「末松信介議員(兵庫県選挙区)を7月実施の参議院選挙における落選対象議員第3号として告発しました」
http://rakusen-sien.com/topics/4099.html
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 告発によると、末松議員が2010年7月の選挙の際に使用した選挙資金のうち、1157万3000円もの大金が、「どこから入ってきたのか分からないお金」とのこと。

 さらに許せないことに、この末松議員の後援団体が、「会費」の名目で、選挙区内の書道教室や高校の同窓会、ヨットクラブなどに事実上の寄附をしていました。ちなみに、先日お伝えした自民党の松村議員の後援団体も、地元のバレーボールチームに「会費」と称して寄附をしていました。

 こうした問題を受け、IWJでは上脇教授に電話インタビューしました!

 インタビューに応じた上脇教授は、自民党議員らが「政治資金を『私物化』している」と怒りをあらわにしました。

 IWJは続けて、「なぜ自民党議員らから似たような問題が次から次へと出てくるのですか?」と質問しました。皆さん、当然の疑問ですよね。気になる上脇教授の見解は!? ぜひ、昨日アップした以下の記事をお読み下さい!

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・2016/02/06 自民党・末松信介議員が「政治資金の私物化」! 選挙資金には謎の巨額の「寄附」も――相次ぐ自民党議員の「カネ問題」に神戸大学大学院・上脇博之教授、「自民党議員の『傲り』だ」!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/286369
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 城石記者、ありがとうございました! 続いて、青木浩文記者から、正規・非正規の労働形態を取り上げた、ひっかかったテレビ番組についてお伝えします。

■カルビー松本晃CEOの発言「全部正社員にしたらいい」が大注目!! ~そこで、今一度お薦めしたい「イントロ部分だけでもすごい興味深い」と大評判の佐々木実氏のインタビュー!!

 IWJで中継やテキスト関係のお手伝いをしながら報道現場の勉強をしています青木浩文です。

「全部正社員にしたらいい。給料を増やし、社員の待遇を良くするのは会社にとっていちばん大事な投資。その投資をしないと返ってこない。人件費を減らすから、その人達が会社に貢献しない。貢献しないから、新しいものが生まれないという悪循環が、今でも続いていると思っています」

「正社員をなくしましょう」と発言した竹中平蔵氏とは真逆の考え方を語ったのは、カルビー株式会社代表取締役会長兼CEOである松本晃氏。2015年10月24日に放送された「NHKスペシャル 私たちのこれから『#雇用激変~あなたの暮らしを守るには~』」に出演された時のことでした。

 さて、このNHKの番組の作り方で気になったことがあります。「正規雇用」と「非正規雇用」に二極化する雇用問題について、松本氏に加え、厚労省役人、経済学者、銀行員、実際に非正規雇用で働く人びと等が討論した動画を、NHKは編集後に生放送で配信。視聴者が気になった意見には、リモコンのDボタンを押して投票で参加できる仕組みになっていました。

 討論の3分の1が終了した時点で最も投票が多かったのが、先ほどの松本氏のコメントでした。すると生放送のスタジオにいたファイナンシャルプランナーである藤川太氏は、松本氏の発言を次のように否定したのです。

「それ(全部正社員にしたらいい)ができれば、それが一番いいわけなんですけど。やはり社会的にですね、まあ個人の側からしても、企業の側からしても『非正規雇用』というのが社会的に必要になって来ているんじゃないかというのが見えると思うんですね」

 収録後の生放送でこのような反対意見を差し込んでゆく。これも現政権の息のかかった「安倍チャンネル」と揶揄されるNHKの番組作り!?の手法のひとつなのでしょうか。

 さて、ここでご紹介したいのは岩上さんによるジャーナリストの佐々木実氏のインタビューです。佐々木氏は8年間に亘る取材を通して「新自由主義の申し子」と呼ばれる竹中平蔵氏に迫りました。

 佐々木氏を紹介したIWJのサイトには、「『みなさんには貧しくなる自由がある』と言う男が政府にいる。竹中平蔵」「イントロ部分だけでもすごい興味深い。ぜひ会員になってご覧下さい!」などのコメントも寄せられています。

 ぜひご覧ください!!

※「正社員をなくしましょう」自らが会長を務める人材派遣会社に利益誘導する竹中平蔵氏とは何者なのか? 8年もの取材を通して竹中氏の実像を明らかにしたジャーナリスト佐々木実氏へのインタビューを再配信!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/223130

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 青木記者、ありがとうございました! カルビーの会社としてのビジョンは「顧客・取引先から、次に従業員とその家族から、そしてコミュニティから、最後に株主から尊敬され、賞賛され、そして愛される会社になる」だそうです。消費者と仲間を大切に、株主は最後という順番が素晴らしいですね!

…(後半へ続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2016.2.7 Sun.**

【Ch4】14:00~「武器輸出反対ネットワーク(NAJAT)発足集会『Made in Japanの武器はいらない』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「武器輸出反対ネットワーク」が主催する、武器輸出反対ネットワーク(NAJAT)発足集会を中継します。池内了氏(宇宙物理学者)、古賀茂明氏(元経産省職員/フォーラム4)、杉原浩司氏(武器輸出反対ネットワーク代表)らが登壇予定。

【録画配信・Ch5】14:00~「緊急シンポジウム 日本軍『慰安婦』問題 日韓政府間『合意』は解決になるのか!?」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※2月5日(金)に開催された、「日本軍『慰安婦』問題解決全国行動」主催のシンポジウム「日本軍『慰安婦』問題 日韓政府間『合意』は解決になるのか!?」を録画配信します。

【録画配信・Ch6】17:00~「福島への思い ~美味しんぼ『鼻血問題』に答える[対談]雁屋哲×西尾正道」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※2015年12月23日(水)に行われた、「<福島への思い>実行委員会」主催の集会を録画配信します。

【再配信・Ch4】20:00~「世紀のスキャンダル!? 鳩山元首相が『最低でも県外』公約を断念するきっかけとなった書類が今は存在しない!? 外務省が見せたペーパーに虚偽!? 虚偽公文書の作成の可能性も!? 」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※2月4日(木)に開催された、「マスコミ九条の会・日本ジャーナリスト会議(JCJ)」主催の鳩山由紀夫元首相による講演会の模様を再配信します。

【IWJ_KYOTO1】20:00~「京都市長選 本田久美子候補 開票中の選対事務所の模様」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※京都市長選 本田久美子候補 開票中の事務所の模様を中継します。

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◆明日の中継番組表◆

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2016.2.8 Mon.**

【Ch未定】12:00~「秘密保護法廃止!戦争法廃止!2・8『12・6を忘れない6日行動』」
※「『秘密保護法』廃止へ!実行委員会」が主催する抗議行動の模様を中継します。

【Ch未定】13:30~「戦争法廃止を!安倍首相の9条改憲発言抗議!九条の会緊急記者会見」
※「九条の会事務所」が主催する緊急記者会見の模様を中継します。出席者は、澤地久枝氏(作家)、小森陽一氏(東京大学教授、九条の会事務局長)など。

【Ch未定】13:30~「2・8公文書管理法の改正を求めるシンポジウム」
※「『秘密保護法』廃止へ!実行委員会」が主催する、公文書管理法の改正を求めるシンポジウムを中継します。 コーディネーターは、海渡雄一弁護士(「秘密保護法」廃止へ!実行委員会)。パネリストには、右崎正博氏(獨協大学法科大学院教授)、斎藤裕弁護士(日弁連情報問題対策委員会委員)、三木由希子氏(情報公開クリアリングハウス理事長)など。

【Ch1】14:00~「岩上安身による『人工知能と21世紀の資本主義―サイバー空間と新自由主義』著者 本山 美彦・京都大学名誉教授インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※『人工知能と21世紀の資本主義―サイバー空間と新自由主義』の著者・本山美彦氏(京都大学名誉教授)へ、岩上安身がインタビューします。

【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見を中継します。

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(前半の続き)…

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 続きまして、葦澤美也子記者から本日の録画配信番組のお知らせです!

■土地ではなく「人間の」復興を! 避難と貧困リスクのはざまで揺れる声に何ができるのか?~2015/12/23に行われた「福島への思い ~美味しんぼ「鼻血問題」に答える[対談]雁屋哲×西尾正道」を録画配信します!

 おはようございます。IWJで兼業記者をしております葦澤美也子です。

 本日17時より、昨年12月23日に一橋大学にて行われた「福島への思い ~美味しんぼ「鼻血問題」に答える[対談]雁屋哲×西尾正道」を録画配信いたします。チャンネルは「6」! 楽しみにしていた方、大変お待たせいたしました。
http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6

「鼻血問題」とはもちろん、小学館の漫画週刊誌ビッグコミックスピリッツで人気の『美味しんぼ』の描写が元で、石原元環境大臣らが「風評被害」と発言し賛否両論巻き起こった、あの2014年の騒動のことです。当時の様子は、下記のアーカイブや関連記事をご覧ください。サポート会員の方であれば、いつでもご自由にご視聴できます。

・2014/05/13 「美味しんぼ」鼻血描写、井戸川前双葉町長と対立の石原環境相 「論評は差し控える」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/139580

・2014/05/12 「すべてが『実害』」前双葉町長・井戸川克隆氏、石原環境相の「風評被害」発言を批判~岩上安身による前双葉町長・井戸川克隆氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/139458

※IWJのアーカイブに保存された膨大なコンテンツは、まさに必視聴の宝の山です。ご覧になるにはサポート会員の登録が必要です。ぜひこの機会にご登録、また一般会員からのお切り替えをご検討ください。登録や変更は下記のページから行うことができます。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 その騒動から約9カ月後の2015年1月、『美味しんぼ』作者の雁屋哲氏は、『美味しんぼ「鼻血問題」に答える』という1冊の本を出されました。今回配信する対談は、その本の出版を受けて企画されたとのこと。「対談」と
銘打たれていましたが、実際には雁屋氏と西尾氏が1時間弱ずつたっぷりと講演をされ、その後、映画監督の鎌仲ひとみ氏のコーディネートによる対談となり、とても充実した内容でした。

 雁屋氏の講演では、取材した福島の様子や住民の方の話、なぜ話題になったシーンを描くに至ったのか、現在行われている「除染」の問題点などが語られました。除染をしても国土の破壊につながるだけ、大事なのは「人の復興」である、という点、とても共感します。ぜひお聴き逃しなく!

 西尾氏の講演では、長らく放射線治療に携わってきた経験から「放射線治療の光と闇」について詳しくご説明くださいました。「放射線治療」ががんに効く仕組み、そのときどれだけ他の健康な組織も破壊されるか、については、知っているようでなかなか知らない知識です。術例写真も多く「なるほどな」と感心してしまいます。

 また、「低線量でも鼻血が出る仕組み」についても詳しくご解説いただきました。これは、外部線量ではなく、局所にどれだけ放射性物質が付着するかが大きく関係する、とのこと。私自身「そうだろうな」と思っていた仕組みが、専門の医師の言葉で詳しく解説され、非常にスッキリ! これは、誰かと議論になったときのためにもきっちり押さえておきたい知識です。ぜひじっくりとご覧ください。

 西尾氏のより詳しいお話は、岩上さんがこれまで何度もインタビューし、根掘り葉掘りお話をお聞きしています! サポート会員さんであれば何度でもご視聴いただけます。「内部被曝の影響は、これから出てくる」と警鐘を鳴らしてきた西尾氏のインタビュー、この機会にどうぞサポート会員へのご登録いただき、ご視聴ください! さらに、西尾氏にはIWJへご寄稿もいただいております! 必読です!

※2015/02/19 「内部被曝の影響は、これから出てくる」 放射線治療の第一人者が語る、被曝問題の隠された真実 ~岩上安身による西尾正道氏インタビュー 第一弾
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/233698

※2015/05/08 「TPPの最大の狙いは医療」日本を襲う医療費高騰と、すでに見舞われている危険な農薬・化学物質汚染の実態に迫る ~岩上安身による西尾正道氏インタビュー 第二弾
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/244873

※2015/05/09「動物実験では遺伝子組み換え作物で若くして腫瘍発症。人間も同じに」遺伝子組み換え技術で生まれた子宮頸がんワクチンの危険性 ~岩上安身による西尾正道氏インタビュー第三弾・前編
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/244874

※【IWJブログ・特別寄稿】『健康被害に関するICRPの理論の問題点』(北海道がんセンター名誉院長 西尾正道)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/238989

 こうしたコンテンツを自由に見る、読むためには、IWJの会員登録が必要です。皆さまのご支援が私たちに力を与えてくれます。どうぞこの機会にIWJへの登録をお願いします。

※会員登録はこちらから!
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 また、西尾氏には、「饗宴V」にもご登壇いただいていますので、「饗宴V」のDVDもオススメです!

※「饗宴V」のご購入はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=69

 主催者も、講演された雁屋氏も、西尾氏も、コーディネーターの鎌仲氏も、福島に住んでいる人々、不幸にも事故の犠牲になり、これからも放射能の影響を受けざるを得ないたくさんの方々の暮らしや健康を憂えています。なのになぜ、鼻血問題のような論争を生んでしまうのでしょうか。責められるべきは、「鼻血が出た」と事故の体験を語った人や、それを伝えようとした人ではないはずです。

 今、被曝を心配し避難をした人の多くは、補助の打ち切りなどによる貧困化のリスクを抱えているそうです。「福島の住民ではない私たちだからこそ、何を考えなければならないのか。何ができるのか」が、この講演・対談に通底したテーマです。ぜひ、今の、自分自身の問題として、この日の講演をご覧になってみてください。

 また、福島の現状については、世界から心配の声が寄せられています。2月4日にはIPPNW(核戦争防止国際医師会議)欧州副代表のクラウセン博士も、低線量被曝に警鐘を鳴らす報告書の発表について、記者会見を行っていました。

 クラウセン博士は、IPPNWドイツで準備中の最新レポート「チェルノブイリ原発事故から30年、福島第一原発事故から5年」(2月中旬発表予定)の要点を報告。クラウセン博士は、日本政府はすべての廃炉労働者、すべての福島県周辺や関東の住民や避難者に対して計画的な健康診断を行わなければならないと警告しました。IWJ会員であればご覧いただけますので、ぜひ会員登録し、豊富なアーカイブをご参照になさってください。

・2016/02/04 日本外国特派員協会主催 アンゲリカ・クラウセン博士(IPPNW欧州副代表) 記者会見(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/285914

 ISEE(国際環境疫学会)からは、先日岩上さんがインタビューした岡山大学大学院・津田敏秀教授の論文発表を受けて、環境大臣らに宛てた以下のレターが送付されているとのことです。しかし、こうしたこともほとんど報道されていません。
http://www.iseepi.org/documents/Fukushimaletter.pdf

 そもそも津田教授らの研究成果の事実さえ、ろくろく報じられていないのが現状です。4日に行われた岩上さんによるインタビューは、津田教授ご自身が「初めて受けて、初めて流したロングインタビュー」とおっしゃっていました。記事化も急ぎますので、もうしばらくお待ちください。

 福島の問題は現代の、しかも巨大な「公害問題」です。心ない差別は許されませんし、風評被害への配慮は当然必要でしょうが、そうした問題だけに矮小化して、科学的で冷静な指摘を封殺することがあってはならないと思います。
IWJでは、萎縮の空気に押されず、科学的な論拠にもとづいて、事実を指摘し続けていきたいと思います。

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 葦澤記者、ありがとうございました! 続いて、明日の岩上さんによるインタビューについて、私、太田がお知らせします。

■2月8日(月)14時~、経済学者の本山美彦氏に岩上さんがインタビューします!!

 ついに、ついに明日です! 本山美彦さんへの岩上さんのインタビューです!! 私は個人的に待望していました! 本山さんの著書『姿なき占領』(ビジネス社)や『売られ続ける日本、買い漁るアメリカ』(同)に初めて出合ったとき、「今まで本山さんが発してこられた警告に気づかなかったなんて…」と、寡読な自分を悔いました。1~2年前のことです。

「日本のあらゆる領域が、米国資本によって占領されようとしている。それは誰の目にも見える剥き出しの力の行使ではなく、『構造改革』というスローガンの下で静かに進行するイデオロギー支配、つまり『姿なき占領』である」

 これは『姿なき占領』の「まえがき」からの引用です。そして、日本の医療や保険、教育が米国企業のターゲットとして姿を変えつつあることが指摘されています。

 そして、明日のインタビューは、「リバタリアンのフロンティア―金融権力とサイバー空間」がテーマです。難しそう…と思われた方、安心してください! 私もそう思いました。でも、本山さんからお送りいただいたレジュメを見ると、ものすごく興味をそそられます。

 リバタリアンは「他者の権利を侵害しないかぎり、個人の自由は最大限尊重されるべきであり、その自由に対して政府は干渉すべきでないと主張する」人々で、その極地はビル・ゲイツ氏だそうです。

 確かに、ゲイツ氏は「貧困撲滅」を謳い、「ゲイツ財団」を通してWHO(世界保健機関)など様々な組織に巨額の寄付を行い、各国政府をも巻き込みながら、国際保健の世界を思いのままに動かしているように見えます。しかも、資産は膨れるというマジックは驚異的です。

 そのようなリバタリアンの姿を明らかにしつつ、金融とサイバー空間に台頭しつつあるナショナリズム、ビッグデータを集めるマイナンバーの危険性など、話はどんどん膨らんでいくと思われます。

 ぜひお時間の合う方は、8日(月)午後2時からの配信にご期待ください!

 ご都合があわず、見逃してしまっても、会員になっていただいた方は、いつでもインタビューをご覧になれます! もしまだ会員でないという方は、ぜひこの機会にご登録をご検討ください!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 皆さまの会費と、ご寄付・カンパによって、IWJの活動は支えられています! ぜひ、ご寄付・カンパもよろしくお願いします!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 その他、岩上さんの直近のインタビュー・講演などのお知らせはこちらです。

・2月11日(木)14時~ 太田昌克さん(後編)
※共同通信社編集委員・論説委員で、『日本はなぜ核を手放せないのか~「非核」の死角』(岩波書店)、『日米<核>同盟~原爆、核の傘、フクシマ』(岩波新書)などの著書がある太田氏に、2018年に期限を迎える日米原子力協定(包括協定)など、日本の原子力政策について岩上さんがお話をうかがいます。大好評を博したインタビューの、その続編です。ぜひ「前編」もアーカイブでご視聴ください( http://iwj.co.jp/wj/open/archives/281578 )。

・2月13日(土)13時30分~ 水島朝穂さん
※早稲田大学法学学術院教授で憲法学が専門の水島氏に、自民党の憲法改正草案、とりわけ緊急事態条項の危険性について、水島氏の共著の『「有事法制」を診る』を参考にしつつ、岩上さんがお話をうかがいます。水島氏は、緊急事態条項について、安保法制を補完するものであると、その本質を見抜かれています。必見です!

・2月15日(月)【司会】19時~20時 山本太郎氏・小林節氏 対談
※「<政治>こそ、山本太郎の天職だ!~小林節さん(慶應義塾大学名誉教授)VS山本太郎さん(政治家)」と題したイベントの司会を岩上さんが務めます。イベントの模様は、IWJで中継します!

・2月17日(水)15時~ 樋口陽一さん
※東京大学名誉教授で、日本における憲法学の権威であり第一人者である樋口氏に、立憲主義が危機に瀕している現在の状況や日本国憲法改正草案の危険な内容などについて、岩上さんがお話をうかがいます。

・2月18日(木)14時~ 中野晃一さん
※上智大学教授であり、立憲デモクラシーを牽引し、SEALDsのよき理解者であり、「市民連合」結集の立役者でもある中野晃一さん。各地のデモや集会で野党共闘の必要性を訴えている中野氏に、岩上さんがお話をうかがいます。中野さんは、今の民主党の態度をどう見ているのでしょうか?

・2月23日(火)13時~ 高山佳奈子さん
※京都大学大学院教授で、国際刑事法が専門の高山先生は、「学者の会」の記者会見の際、岩上さんのインタビューに応えて、「マスコミの経営幹部と政権トップが会食を重ねることは、刑法上、贈収賄を構成する」と発言された方です!その時の記事は以下の通り( http://iwj.co.jp/wj/open/archives/254388 )。岩上さんによるインタビューがようやく実現します!

・2月26日(金)19時~ 蓮池透さん(後編)
※北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)元副代表で、新刊『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』を出した蓮池氏に、1月27日に引き続き、岩上さんがお話をうかがいます!

・3月1日(火)14:00~ 是枝裕和さん(映画監督)
※「ワンダフルライフ」「誰も知らない」「そして父になる」などで知られる是枝監督。「クローズアップ現代」のやらせ問題に関するBPO放送倫理検証委員会の委員も務め、「BPOは政治家たちの駆け込み寺ではない」などと自民党による報道圧力を批判されています。岩上さんとのインタビューが一度、決まりかけたのですが延期。その待望の実現です!

・3月3日(木)15時~ 施光恒さん(後編)
※新刊『英語化は愚民化~日本の国力が地に落ちる』が話題沸騰中の九州大学准教授・施光恒氏。1月26日に「前編」のインタビューを行いました。施氏は、岩上さんのインタビューに応じて安倍政権が「成長戦略」の名の下に進めている「グローバル化=英語化」を厳しく批判。3月3日には岩上さんによる続編のインタビューをお届けします!

■緊急事態条項の危険性に警鐘を鳴らす「饗宴VI」DVD、好評発売中!

 昨年12月20日に開催し、大好評のうちに幕を閉じたイベント「饗宴VI~国民非常事態宣言! 露わになった「ナチスの手口」/国家緊急権を阻止せよ!」がDVDになりました!

 「暴走」を続ける安倍政権の一強という「国民非常事態宣言」の今、シンポジウムでは、その安倍政権が創設を狙う緊急事態条項の危険性を徹底的に論じ尽くしています。全国民必見の1枚です! ぜひ、お買い求め下さい!

 元外務省国際情報局長の孫崎享氏や、元内閣官房副長官補の柳澤協二氏、PARC(アジア太平洋資料センター)の内田聖子氏といった、IWJではお馴染みの方々をはじめ、御年90歳の中央大学名誉教授・富岡幸雄氏や、昨年一躍「時の人」となったSEALDsの奥田愛基氏も登壇。熱気に満ちた議論が交わされました。

 「天下分け目の決戦」となる参院選まで、残り半年あまり。いっこうに進まない「野党共闘」にジリジリした思いをしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。選挙を前に、私たち国民一人ひとりは、現在の安倍政権が一体何を狙っていて、何を行おうとしているのか、しっかり把握する必要があるように思います。このDVDを、そのためのツールとして、ぜひ、ご活用ください!

※【岩上安身サイン入り】DVD「饗宴VI」
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=187

※DVD「饗宴VI」通常版
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=188

◆饗宴VI~国民非常事態宣言! 露わになった「ナチスの手口」/国家緊急権を阻止せよ!

●テーマ1:米国の経済覇権の終わり?~AIIBの衝撃とTPP「砲艦外交」の正体

岩月浩二氏(TPP阻止国民会議世話人/TPP交渉差止・違憲訴訟弁護団共同代表)
植草一秀氏(政治経済学者)
田中宇氏(国際情勢解説者)
富岡幸雄氏(中央大学名誉教授)
矢吹晋氏(横浜市立大学名誉教授)
内田聖子氏(特定非営利活動法人アジア太平洋資料センター事務局長)

●テーマ2:違憲の「戦争法」強行可決から「明文改憲」による緊急事態条項導入へ~属国のファシズムを阻み、立憲民主主義を救い出せるか

青井未帆氏(学習院大学大学院法務研究科教授)
伊波洋一氏(元宜野湾市長)
奥田愛基氏(大学生/「SEALDs」創設メンバー/「ReDEMOS」代表理事)
水上貴央氏(弁護士/青山学院大学法務研究科助教)
永井幸寿氏(弁護士)
升永英俊氏(弁護士/弁理士/「一人一票実現国民会議」発起人)

●テーマ3:「戦争」の過去・現在・未来~安倍政権の目指す「戦争遂行国家化」その帰結は!?

井筒高雄氏(元陸上自衛隊レンジャー隊員)
志葉玲氏(ジャーナリスト)
柳澤協二氏(元内閣官房副長官補/NPO法人国際地政学研究所理事長)
孫崎享氏(元外務省国際情報局長)

■良書のお買い物は「IWJ書店」をご利用ください!

 IWJでは、岩上さんがインタビューした有識者の方々の書籍を、著者のサイン入りで販売するサービスを行っています。4日に岩上さんがインタビューを行った津田敏秀先生のサイン本『医学的根拠とは何か』『医学者は公害事件で何をしてきたのか』も販売開始いたしました! どうぞ、IWJ書店にてお買い求めください!

 春名幹男さんサイン入り『仮面の日米同盟~米外交機密文書が明かす真実』と、施光恒さんサイン入り『英語化は愚民化~日本の国力が地に落ちる』の2冊は、大好評につき、早速売り切れとなりました! ご購入いただいた皆さま、ありがとうございました!

 現在、「IWJ書店」では、下記のラインナップを販売中です。

・NEW!【津田敏秀さんサイン入り】『医学的根拠とは何か』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=205

・NEW!【津田敏秀さんサイン入り】『医学者は公害事件で何をしてきたのか』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=206

・【岩上安身単独サイン入り】『「今を伝える」ということ』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=194

・【岩上安身単独サイン入り】『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=159

・NEW!【蓮池透さんサイン入り】『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=203

・【白井聡さんサイン入り】『永続敗戦論~戦後日本の核心』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=191

・『SEALDs×高橋源一郎 民主主義ってなんだ?』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=195

・【伊勢崎賢治さんサイン入り】『新国防論 9条もアメリカも日本も守れない』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=185

・【井筒高雄さんサイン入り】『日本と日本人を危うくする安保法制の落とし穴』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=151

・【山口二郎さんサイン入り】『徹底討論 日本の政治を変える―これまでとこれから』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=150

・【山口二郎さんサイン入り】『いまを生きるための政治学』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=149

・【森まゆみさんサイン入り】『異議あり! 新国立競技場――2020年オリンピックを市民の手に』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=125

・【笹山尚人さんサイン入り】『パワハラに負けない!~労働安全衛生法指南』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=134

・『百人百話 第一集』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=56

・『百人百話 第二集』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=53

■わとはぷ~What happened today?

 1974年2月7日、カリブ海に浮かぶ小さな島国グレナダが、イギリスから独立しました。国土は佐渡ヶ島の半分もありませんが、今も英連邦加盟国の1つです。

 領土問題は複雑ですね。先日取材した「つながれアジア! 葬れTPP! 1.30国際シンポジウム」には、やはり英連邦のニュージーランドから、マオリ族の女性が参加し、1840年2月6日にマオリの族長たちがイギリスと結んだ「ワイタンギ条約」について話しました。

 土地や漁業などすべての価値あるものに対する優先権はマオリに属することを確認し、イギリスは入植の権利と義務が与えられたそうです。しかし、まもなく、マオリの人々は、彼らの主権を奪い、言語を奪い、搾取する植民地主義の現実に気づかされた、とのこと。

※2016/01/30 つながれアジア!葬れTPP! 1.30国際シンポジウム 東京(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/285071

 4日にTPPの署名式がニュージーランドで行われましたが、シンポジウムでは、TPPは現代の植民地主義であるとして、連帯して反対していく決意が語られました。しかし、日本には自国が「植民地」にされつつある、という認識がなかなか広まりません。「目を覚まそうよ!」と揺さぶりたくなります。

 さて、今日は「北方領土の日」でもあります。1855年のこの日、日露和親条約が結ばれ、千島列島における日本とロシアの国境を択捉島と得撫島の間に引きました。現在は、国後、択捉、色丹、歯舞の4島が日本とロシアとの間で領土問題となっているのはご存知の通りです。

 しかし、そもそもアイヌが住む土地を、日本とロシアが勝手に話し合って領土の線引きを決めたのではなかったでしょうか。もし「合法的に行われたのだから正当だ」という強引な主張が通るとしたら、やはり私たちは「誰がどんな法をつくるのか」、そして「何語でつくるのか」にも、とても敏感でなければならないと思います。

 国は「グローバル化」と称して、嬉々として「英語が使える日本人」の養成にまい進していますが、これは、国が自ら、米国の言語帝国主義の手先になっている姿にほかなりません。

 このことは、『英語化は愚民化』の著書で知られる九州大学大学院准教授の施光恒さんが、岩上さんのインタビューに答えて詳しくお話しくださっています。ぜひこちらのインタビューもご覧ください!

※2016/1/26 『英語化は愚民化』著者・施光恒さんインタビュー(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/284349

 また、3月3日には続編のインタビューも予定されていますので、どうぞご期待ください!

 それでは、本日もIWJをよろしくお願いいたします。

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

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