日刊IWJガイド「日銀がマイナス金利導入でどうなる日本経済!? 戦時中は激戦地となったフィリピン・ルソン島を訪問中の天皇陛下は安倍政権の『暴走』に何を思う? はやくも蓮池透氏インタビュー第2弾が決定!」2016.1.30日号~No.1234号~


■■■ 日刊IWJガイド「日銀がマイナス金利導入でどうなる日本経済!? 戦時中は激戦地となったフィリピン・ルソン島を訪問中の天皇陛下は安倍政権の『暴走』に何を思う? はやくも蓮池透氏インタビュー第2弾が決定!」2016.1.30日号~No.1234号~ ■■■
(2016.1.30 8時00分)

 おはようございます。IWJで主としてテキスト関係の編集をしている平山と申します。

 岩上さんは1月26日(火)、27日(水)、28日(木)と3日連続でインタビューを行いました。いずれも必見の内容となっていますので、ぜひ、会員にご登録いただき、アーカイブ動画をご覧いただきたいと思います。

 26日(火)には、新刊『英語化は愚民化~日本の国力が地に落ちる』が話題沸騰中の九州大学准教授・施光恒氏にインタビュー。施氏は、安倍政権が「成長戦略」の名の下に進めている「グローバル化=英語化」を厳しく批判しました。

 官邸に設置されている産業競争力会議では、楽天会長の三木谷浩史氏らが旗振り役となり、英語以外の使用を禁止する「英語特区」の創設が真剣に議論されています。この特区では、ビジネスに関する文書、公共調達に関する文書など、公的な文書がすべて英語で作成されるというのです。大学の授業に関しても、「グローバル化=英語化」の名のもとに、授業を英語で行う動きが加速しています。

 このような安倍政権の「英語化」の動きを、施氏は「強欲なグローバル資本の論理に従っているに過ぎない」と断じ、「このままでは、日本が植民地になってしまう」と語りました。そのうえで、日本語が、抽象的な思考を可能とする「国語」ではなく、知的思考を可能にする新しい「現地語」の地位に滑り落ちてしまう危険性について、明快に論じました。

 一見、「国際化」に資するかのように見える「英語化」の何が危険なのか、ぜひ、岩上さんによるインタビュー全編をご覧いただきたいと思います。また、施氏には続編のインタビューを行う予定ですので、どうぞご注目ください。

※2016/01/26 『英語化は愚民化』著者・施光恒氏インタビュー(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/284349

 翌、27日(水)には、著書『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』が国会でも取り上げられるなど話題を呼んでいる、蓮池透氏にインタビュー。

 同書で名指しで批判された元参与・中山恭子議員(日本のこころを大切にする党・代表)は、国会で蓮池氏について、「(北朝鮮の)工作関係者に利用されている」と中傷しましたが、蓮池氏は、岩上さんのインタビューの中で、「そんな名誉毀損、人権侵害は、長い参議院の歴史の中で前代未聞のことらしいですよ。何が『良識の府』か」と一蹴していました。

 3時間におよぶインタビューでしたが、話すことが多すぎて、用意したパワポを半分も消化できず、「後編」を2月26日に行うことが決定しました!
後ほど、原記者がインタビュー後編の「見どころ」を報告しますので、そちらもお読みください。

※2016/01/27 国会で議員に北朝鮮の「工作員」と名指しで侮辱!?された『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』著者「拉致被害者家族会」元事務局長蓮池透氏に岩上安身が聞く!(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/284584

 さらに、翌28日(木)には、新刊『仮面の日米同盟~米外交機密文書が明かす真実』を刊行したばかりの、ジャーナリストで早稲田大学客員教授の春名幹男氏にインタビュー。春名氏は、「米国は日本を守らない」という驚きの真実について、御自身が発掘した外交公文書などをもとに、詳細に語りました。

 春名氏は、2015年4月27日に発表された「日米新ガイドライン」の英語版と日本語版を詳細に分析。外務省の官僚が「日米同盟重視」を掲げる安倍総理の意向を忖度し、作為的な翻訳を施しているという驚愕の事実を発見しました。

 春名氏によれば、「日米新ガイドライン」の日本語版ではなく英語版を字義通りに解釈すれば、日本が武力攻撃を受けた際に、日本本土を主体的に防衛するのは自衛隊であり、米軍の任務はあくまで「サブ」で、自衛隊を支援し補完するのみである、というのです。

 春名氏はさらに、1978年の第1回ガイドラインと今回の「日米新ガイドライン」を比較検討。その結果、驚くべきことが判明しました。その内容は、ぜひ、動画アーカイブをご覧いただければ、と思います。また、春名氏にも、この続編インタビューを行う予定ですので、こちらもどうぞご注目ください。

※2016/01/28「米国は日本を守らない!」
日米新ガイドラインに施された翻訳上の仕掛けとは~『仮面の日米同盟』著者・春名幹男氏に岩上安身が直撃インタビュー(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/284665

 この怒涛の3連続インタビューに関しては、時間の関係上、ご覧いただけなかった方も多いかと思います。IWJの定額会員にご登録いただければ、いつでも、好きな時に動画アーカイブをご覧いただけます。ぜひ、この機会に、IWJの定額会員にご登録ください!

※IWJ定額会員登録はこちらから!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

★本日の日刊ガイドは、以下の内容でお届けします。

【目次】
・日銀が日本の金融市場初の「マイナス金利」を導入!で、どうなるの…?(佐々木隼也)
・天皇陛下がフィリピン・ルソン島のカリラヤを訪問。「保守」を自認する者は、今こそ天皇陛下による平和への願いに、耳を傾けるべきではないでしょうか?(安道幹)
・民主党議員のおしりに火を点けよう! 進まぬ「野党共闘」に危機感の薄い民主党・福山哲郎議員
「共産党が公認候補を立ててきた」発言に、会場大ブーイング!
1月22日に行われた「ミナセン(みんなで選挙)」市民選対勝手連シンポジウムのテキスト記事をアップしました!(城石エマ)
・遺伝子組み換え食品を禁止したロシアのプーチン大統領「ロシアを世界一の非遺伝子組み換え食品供給国に」。米は遺伝子組み換え食品の世界一の輸出国、そして世界一食べている日本人(太田美智子)
・24年間放置され、その後は政治使用され続けた拉致被害者とその家族~あげくに政府の姿勢を批判したら「北の工作員」呼ばわりの侮辱!
蓮池透さんが「IWJだったら全部話せる!」と激白!岩上さんのインタビュー後編は2月26日!(原佑介)
・緊急事態条項で一気にもたらされる、自民改憲草案のディストピア――今をその、『前夜』にしないために~『前夜・増補改訂版』、『米国が隠す日本の真実』、『「今を伝える」ということ』、三冊ともに絶賛発売中!
(山本愛穗)
・告知・IWJ書店のご案内・わとはぷ

 まずは佐々木隼也記者に、昨日日本列島を駆け巡った「日銀がマイナス金利導入」のニュースについて伝えてもらいます!

■日銀が日本の金融市場初の「マイナス金利」を導入! で、どうなるの…?

 おはようございます。IWJで記者をしている佐々木隼也と申します。

 昨日、日本銀行が「マイナス金利」の導入を決めました。日本の金融政策で初めてのことで、本来は「禁じ手」であったそうです。…と言われても、じゃあ、僕らの生活にどう影響が出るのか?
というかそもそも「マイナス金利」って何よ? という方も多いのではないでしょうか(僕もその一人でした)。

 マイナス金利とは、みずほ銀行や三菱東京UFJ銀行やトマト銀行など、いわゆる民間の金融機関が、日本銀行にお金を預けて得ていた金利が、マイナスになるというものです。

 僕らが銀行にお金を預けるように、銀行も、日本銀行にお金を預け、利子を得ていたのですね。で、それがマイナスになる。つまり、これからは民間の金融機関は日本銀行にお金を預けると、逆に金利を払わなければならなくなるのです。民間の金融機関にとっては、日本銀行にお金を預けたら逆に損するので、貯めたお金を他に回して利益を得ようと思いますよね。

 だからきっと、民間の金融機関は、企業に融資するだろう、すると企業は設備投資を促進させるだろう。国債を購入するだろう、すると政府としてはそのお金で支出を増やせるだろう。住宅ローンに回すだろう、するとローンの金利が下がり、その分の余裕が出た国民は消費に回すだろう。外国株やドルを買うことで円安になるだろう…。

 …つまり「これで景気拡大、物価上昇につながる!」という効果を「期待」して、打ち出したのがこの「マイナス金利」です。

 しかし、果たしてそう、うまくいくでしょうか?

 結局は、このマイナス金利では民間の金融機関が一定の損をすることになります。その損を取り返せずにマイナス幅が拡がっていくと、どこかで利用者へコスト転化される臨界点がやってきてしまう、と指摘する識者もいます。現に、マイナス金利を先行して実施したEUでは、そのような動きが出始めているそうです。

 また、そもそも民間の金融機関から、日本を支える中小企業や、僕ら一般国民までお金が回ってくるかと言えば、はなはだ疑問です。

 アベノミクスの「異次元の金融緩和」で日銀は民間の金融機関に、ジャブジャブとお金を流しました。が、企業への融資は増えませんでした。政治経済学者の植草一秀氏は、2014年の岩上さんによるインタビューで、銀行が余ったお金でドルを買っている実態を暴きました。そうしてドル高・円安を演出し、自身の支持率につなげているのです。

 岩上さんのインタビューは、どれもそうですが、多くが時代の一歩先、二歩先をゆく慧眼の持ち主を、岩上さん独特の嗅覚で見つけ出し、探しだして、「知の金鉱脈」を掘り当てるように進むので、リアルタイムではその価値が分からないことがありますが、のちに振り返って、とんでもない真実を探り当てていた、ということが多々あります。

 この植草氏へのインタビューで、同氏が解説する、アベノミクスの真実、そして日本経済の真実は、まさに、そうした「知の金鉱脈」でした。本当に価値あるインタビューです!
サポート会員の方は、ぜひ、以下の動画記事よりご覧ください!

※2014/11/25 【大義なき解散総選挙10】「財政で経済を潰す」に反転したアベノミクス
増税逆噴射で「日本の奈落」を招く財務省と安倍政権の狙いは ~岩上安身が政治経済学者・植草一秀氏に聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/208614

 まだ会員でない方は、ぜひ、会員登録をオススメします!

 さて、そのアベノミクスによる円安で、実際には何が起きているか。

 安倍政権や日銀や日経新聞などは、「日本経済は緩やかな回復基調にある」だとか、「景気の足踏みが長引いている」だとか、耳に優しい言葉でごまかしていますが、実際は、2年前の時点ですでに、海外の識者やメディアは「日本はリセッション(景気後退)入りした」と報じています。経済指標も、僕らの実感としても、軒並み下がりまくっていますよね。政府や日銀の発表や御用メディアの報道・論評よりも、利害関係のない海外メディアや独立メディアの方がはるかに信用できますね。

 もうひとつ、サポート会員の皆さんなら、すぐ開いて見ることのできるオススメのアーカイブがあります!

 福井県立大学経済学部教授の服部茂幸氏への、岩上さんのインタビューです。

 服部教授は岩上さんのインタビューで、この景気後退は安倍政権下における消費税増税、の影響はもちろんあるが、「そもそものアベノミクスによる円安誘導が招いた『輸入インフレ』による実質賃金の目減りが、個人消費を冷え込ませたのだ」と鋭く指摘しています。

 つ・ま・り! そもそもアベノミクスこそが、景気後退の原因であり、ただ単に官製相場を駆使して、日経平均株価を上げ、一部の輸出大企業や米国の金融機関・投資家・ヘッジファンドだけを儲けさせるものだった、ということなのです。で、その結果として政権の支持率を浮揚させてきた、というわけですね。

 え!?アベノミクスは一定の結果を出したんじゃないの!?
という方、ぜひ、以下の動画記事で服部氏の解説をお聞きいただければと思います。サポート会員であれば、すぐ、アーカイブを御覧になることができます!

※2014/12/05 【大義なき解散総選挙19】「消費のだ停滞は増税以外の要因もある」 ~安倍政権に不都合な経済データ呈示
『アベノミクスの終焉』著者・服部茂幸氏に岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/211262

 さて、話をマイナス金利に戻しますが、このタイミングでのマイナス金利導入というのは、どんな狙いがあるのでしょうか?
甘利大臣の辞任による信用不安や、参院選に向けた一時的な「見せかけの」経済効果を狙ったのでしょうか?

 この日本経済の落ち込みは、消費税増税やTPP、異次元緩和など、アベノミクスによる「99%の富を吸い上げ1%を肥えさせる」政策を継続させる限り、打開できないのではないでしょうか。

 恐ろしいのは、政権にとってこんなに悪材料が出ているのに、官邸から叩かれて、すっかり萎縮してしまった腑抜けのマスコミが、まともな批判的報道をせず、大多数の人が、世の中の景況を悪化させている真の原因を知ることもないまま、夏の参院選を迎えることです。

 参院選で自公の与党が大勝したら、目も当てられません。一般の零細な国民はもう用なしとばかりに、国民の富の吸い上げを加速させ、そうした収奪を批判し、抵抗しようにも、憲法改正による緊急事態条項によって手足に枷をはめられる。それが、予想されうる悪夢のような近未来です。安倍政権と米国、1%の特権富裕層が仕掛けた経済戦争によって、日本経済は焼け野原となり、そこにそびえ立つのは軍事独裁政権のみ…なんて事態は、想像すらしたくありません。

 そうならないためにも、IWJはこれからも、アベノミクスの嘘と罪を、徹底的に取材し、追及していきます。以下の岩上さんのインタビューでも、再三、警鐘を鳴らしているので、サポート会員として登録し、ぜひぜひご覧になっていただき、多くの人にその事実を拡散いていただければと思います。

※2014/11/22 総選挙の争点「アベノミクス」の失敗 「アベノミクス解散」ではなく「消費税増税解散」 岩上安身が経済アナリスト菊池英博氏に聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/208225

※2015/05/30 「バブルは必ず弾ける、それは明日かもしれない」と断言する浜矩子氏、空前の官製相場で沸きに沸く株式市場、しかし…!
岩上安身が「アホノミクス恐慌」の危険性について訊く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/247279

※【岩上安身のツイ録】信任された? アベノミクス、その一攫千金の「夢物語」 ~語られない株価暴落リスクとバブル崩壊の記憶
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/213981

※2014/12/03 「日本経済は成長のエンジンがなくなった状態」”悲観の乗宣”がアベノミクスを一刀両断 ~岩上安身によるエコノミスト・高橋乗宣氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/210934

※2014/12/01 「所得税と法人税の欠陥を直せば、消費税はなくてもよい」――『税金を払わない巨大企業』著者、富岡幸雄・中央大学名誉教授に岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/210287

 繰り返しになりますが、サポート会員は、本当におトクです! ぜひ、切り替えをご検討ください!

※サポート会員へのお切り替えはこちらから!
https://iwj.co.jp/ec/mypage/changerank.php

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 佐々木記者、ありがとうございました! 続いては安道幹記者より、フィリピンを訪問中の天皇・皇后両陛下の動向についてレポートしてもらいます。

…(後半へ続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2016.1.30 Sat.**

京都市長選挙に関する中継を、【IWJ_KYOTO1】で配信します。
ご視聴はこちらから→ http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1

【IWJ_AICHI1】13:00~「一方的でない対話を! どうしたらいい? 原発のごみW.S 『地層処分』について考えてみる」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aichi1
※「中部エネルギー市民会議(主管)」・「原子力市民委員会・資源エネルギー庁」主催。情報提供とワークショップが予定されている。

【IWJ_OSAKA1】13:00~「社会保障の切り捨てアカン!財源(カネ)がないってホンマなん?~公正な税制のあり方を考える~」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※「公正な税制を求める市民連絡会」・「反貧困ネットワーク大阪」・「生活保護問題対策全国会議」主催のシンポジウムを中継します。

【Ch5】13:00~「民主党 2016年度定期大会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※民主党の2016年度定期大会を中継します。

【Ch4】13:30~「つながれアジア!葬れTPP!1.30国際シンポジウム 東京」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「TPPに反対する人々の運動」主催の国際シンポジウムを中継します。

【IWJ_KYOTO1】13:30~「安保法制に反対する京都高校生デモ」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※「SCHOOL OF DEMOCRACY IN KYOTO(スクデモ京都) 」(民主主義を学び、行動する高校生グループ)主催のデモを中継予定です。

【IWJ_HOKKAIDO1】13:30~「自衛隊を活かす会 新安保法制の予想される発動事例の検証2
テーマ『南スーダン──駆けつけ警護で自衛隊はどう変わるのか』」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-hokkaido1
※「自衛隊を活かす:21世紀の憲法と防衛を考える会」主催のシンポジウムを中継予定です。

【Ch6】14:00~「福島原発刑事訴訟支援団『1.30発足のつどい』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※「福島原発刑事訴訟支援団」準備会が主催で開催される、福島原発刑事訴訟支援団「1.30発足のつどい」を中継します。

【録画配信・Ch5】18:00~「SEALDs 2016 START UP TALK EVENT」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※1月23日に開催した、大月書店主催のトークイベント。音楽ライターの磯部涼氏、SEALDs、編集長の植田千晶氏らによる、書籍『SEALDs民主主義ってこれだ!』をツールとしたトークセッションの模様を録画配信します。

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◆明日の中継番組表◆

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2016.1.31 Sun.**

京都市長選挙に関する中継を、【IWJ_KYOTO1】&【IWJ_KYOTO2】で配信します。
【IWJ_KYOTO1】
ご視聴はこちらから→ http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1

【IWJ_KYOTO2】
ご視聴はこちらから→ http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto2

【IWJ_HYOGO1】10:00~「篠山市主催・篠山市でのヨウ素剤の事前配布説明会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-hyogo1
※関西電力高浜原発から約50キロに位置する、篠山市がおこなう「篠山市でのヨウ素剤の事前配布説明会」を中継します。

【Ch未定】13:30~「第55回放送フォーラム『受信料支払い義務化』~NHKはどう変わる?~」
※「放送を語る会」により開催される、第55回目の放送フォーラム。パネラーは全日本放送受信料労働組合書記長・勝木吐夢氏、立教大学准教授・砂川浩慶氏ら。

【IWJ_AKITA1】13:30~「九条の会 新春講演会『憲法九条の力』立憲主義を守る市民運動のこれから ~講師・中野晃一氏」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-akita1
※安全保障関連法に反対する学者の会、立憲デモクラシーの会、96条の会などの呼びかけ人として活動する、中野晃一・上智大学教授を招いて開催する「九条の会秋田県連絡会」主催の講演会を中継します。

【IWJ_AICHI1】14:00~「1.31 ママたちのパレード☆栄」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aichi1
※安保関連法に反対するママたちによるパレードを中継します。集会では、ママたちと野党議員数名によるスピーチを予定。

【録画配信・Ch6】19:00~「【第1弾】安冨歩・片岡祐介の『魂の脱植民地化で読み解くクラシック名曲』シリーズ『ベートーヴェン交響曲5番「運命」』を主たる題材にしたレクチャーとコンサート」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※1月18日に開催された、「魂の脱植民地化の観点から、音楽史を振り返り、名曲の名曲たる所以を追求する」レクチャーとコンサートの模様を録画配信します。IWJでは、第1弾~第4弾までの全ての開催を配信予定。

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(前半の続き)…

■天皇陛下がフィリピン・ルソン島のカリラヤを訪問。「保守」を自認する者は、今こそ天皇陛下による平和への願いに、耳を傾けるべきではないでしょうか?

 おはようございます。IWJの安(あん)と申します。

 今週27日よりフィリピンを訪問中の天皇、皇后両陛下は、昨日29日に戦没者の慰霊のためルソン島のカリラヤを訪れ、日本人戦没者を悼む「比島戦没者の碑」に供花されました。27日には、フィリピン側の「無名戦士の墓」にも訪れて拝礼したと伝えられています。

・両陛下、フィリピン「戦没者の碑」に供花 遺族とともに(朝日新聞)
http://goo.gl/Bx6x5d

 太平洋の島々での天皇陛下による戦没者の慰霊は、戦後60年の節目にサイパンへ、戦後70年には両陛下の強い希望によりパラオ・ペリュー島への訪問が実現しています。それに続いて、今回、両陛下はルソン島を訪問地に選ばれました。

 フィリピン・ルソン島はアジア・太平洋戦争中、日米両軍による戦闘が凄惨を極めた場所として知られています。日本軍は補給が完全に途絶えて餓死者が続出したといいます。部隊としての統制はもはやとれず、飢餓状態の日本兵は食料を求めて現地の方々を襲いました。

 ちなみに岩上さんのお父様は、フィリピンに出征し、鉄砲の中に撃つべき銃弾もなく、食糧もない、マラリアで兵士が次々と倒れる地獄の戦場を体験し、運良く生還されたそうです。入れ替わりの部隊が玉砕だったとのこと。

 「玉砕は最低最悪の戦略思想で、絶対に認めないし、許さない」と常に公言している岩上さんの原点には、このお父様の凄絶な戦場体験があるのだと思います。

【岩上安身のツイ録】戦争と父の思い出
http://togetter.com/li/620418

 ちなみに、作家・大岡昇平の『野火』では、戦時中のフィリピンを舞台に、こうした末期状態の日本兵がお互いを殺し合い、食い合うという「共食い」をテーマに、戦争の悲惨な現実が描かれています。ちょうど昨年7月には塚本晋也監督がこの作品を映画化して話題になりました。

 ルソン島では敗戦の4日後、8月19日に「マレーの虎」の異名をとった山下奉文大将がようやく停戦命令を受容しましたが、全軍が降伏するのに半年かかりました。フィリピン全体で52万人、ルソン島だけで20万人の日本人兵士が亡くなったとされています。天皇・皇后両陛下による今回の慰霊も、平和への強い願いと、悲惨な戦争の記憶の継承への強い思いが込められていると考えられます。

 天皇陛下は、2015年の新年の感想では、「満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なことだと思っています」と述べています。また昨年8月の戦没者追悼式では「さきの大戦に対する深い反省と共に、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願い」と、はじめて「深い反省」という言葉を使って、ご自身の思いを表現されました。

 安倍政権は、特定秘密保護法や武器輸出三原則の緩和につづき、昨年9月には安全保障関連法案を強行採決し、「米国とともに、戦争のできる国」づくりを急ピッチで進めてきました。また今夏の参院選後には、いよいよ「明文改憲」を打ち出しています。その改憲によって、緊急事態条項が憲法に書き込まれてしまい、実際に発令されたら、万能の独裁者になるのは、時の内閣総理大臣であり、安倍政権が続いていれば、安倍晋三その人なのです。

 戦前の明治憲法下の日本は、天皇陛下が主権者であり、全権を掌握していました。それとはまったく違う独裁国家になるのです。岩上さんは「戦前は天皇制ファシズムだった。しかし今度は、冗談ではなくてアベノファシズムになってしまう」と強く懸念しています。

 歴史を直視して、歴史から学べ、他の国家・民族と友好の絆を築き、平和を大切にしよう、と呼びかけ続ける天皇・皇后両陛下と、アベノファシズムを目指す安倍政権の面々と、とてつもない距離が生まれてしまっています。

 日本の歴史を大事に思い、皇室を大切にするのが「保守」のはずです。「保守」を自認する者であれば、天皇陛下による平和への願いに、今こそ耳を傾けるべきではないでしょうか?
このまま日本がアメリカによる戦争の「下請け」国家になることが果たして「日本のため」なのか。「保守」としていかに抵抗するべきなのか。改めて考えるべきではありませんか?

 IWJでは、これまで、旧日本軍による戦争の歴史について検証するインタビューシリーズを配信してきました。ぜひ、IWJの動画アーカイブをご覧ください。

※2013/07/31 「日本の若者がアメリカの鉄砲玉になるなんて、僕は耐えられませんよ!」 ~岩上安身による山中恒氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/93907

※2014/11/13 「昭和一桁」と重なりあう、現代日本の軍事国家化 今こそ、昭和史から教訓を引き出すべき時
~ノンフィクション作家・保阪正康氏に岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/205612

 また、天皇陛下の歴史を追憶し、戦争や政治の犠牲者の慰霊をする旅に関しては、IWJの原佑介記者が、非常に読み応えのあるルポを発表しています。

 「足尾銅山鉱毒事件」で直訴状を出したことで知られる、田中正造ゆかりの地を巡った、その名も「【IWJ検証レポート(その1)】113年の時を超えて届いた田中正造の『直訴状』~『足尾鉱毒事件』の跡をたどった天皇陛下の胸中を探る旅」です。群馬県、栃木県を訪れた天皇、皇后両陛下の胸中に迫る、迫真のルポになっています。ぜひ、会員にご登録いただき、全編をお読みください!

※【IWJ検証レポート(その1)】113年の時を超えて届いた田中正造の「直訴状」 ~「足尾鉱毒事件」の跡をたどった天皇陛下の胸中を探る旅(記者:原佑介)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/170196

※【IWJ検証レポート(その2)】113年の時を超えて届いた田中正造の「直訴状」 ~「足尾鉱毒事件」の跡をたどった天皇陛下の胸中を探る旅(記者:原佑介)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/170317

※【IWJ検証レポート〈その3〉】113年の時を超えて届いた田中正造の「直訴状」 ~「足尾鉱毒事件」の跡をたどった天皇陛下の胸中を探る旅(記者:原佑介)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/170323

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 安記者、ありがとうございました! 次は一昨日にアップした「ミナセン(みんなで選挙)」シンポジウムの記事に関して、城石エマ記者に報告してもらいます!

■民主党議員のおしりに火を点けよう! 進まぬ「野党共闘」に危機感の薄い民主党・福山哲郎議員
「共産党が公認候補を立ててきた」発言に、会場大ブーイング!
1月22日に行われた「ミナセン(みんなで選挙)」市民選対勝手連シンポジウムのテキスト記事をアップしました!

 おはようございます、IWJ学生記者の城石エマと申します!

 1月24日に行われた宜野湾、岩国、八王子の市長選では、さっそく野党共闘のほころびが見え始めました。「もたもたしているから、こうなってしまったじゃないか!」と言いたいところですが、野党第一党であり、野党共闘の中心になるべきはずの民主党の動きは相変わらず鈍いまま。というよりも、彼らには「危機感」が決定的に欠けているように思います。

 昨年の夏、国会で熱い演説をぶち、民主党の中では「頑張っているな」と思わせてくれていたあの福山哲郎議員は、1月22日に行われた「ミナセン(みんなで選挙)」市民選対勝手連シンポジウムで、そんな期待を抱いていた人たちに「なーんだやっぱりダメか」と思わせるような、残念な姿を晒しました。

※2016/01/22 「みんなで勝てる候補者を!」民主党・福山哲郎議員の訴えに、「それって共産党は黙って降りろってことだろ!?」」と会場大ブーイング!
「ミナセン」市民選対勝手連シンポジウム
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/283716

 この日、パネルディスカッションのコーナーで司会を務めた岩上さんは、「緊急事態条項」が一度創設されてしまえば後戻りのできない「一線」であることを特に強調。今回の衆院選で絶対に改憲勢力に議席の3分の2を取られてはならない、と訴えました。集まった野党各党の議員たちも、「緊急事態条項」への危機感をあらわに語りました。

 しかし、マイクを握った民主党・福山哲郎議員は、「緊急事態条項」の話はそこそこに、いつの間にか「軽減税率」や「アベノミクスの失敗」の話をしていました。

 もちろん「軽減税率」の問題も、「アベノミクスの失敗」も重要なイシューです。しかし、何はさておいても、今すぐ絶対に、すべての野党が手を組んで闘うべき、というテーマではないはずです。緊急性、事の重大性に鑑みて、やはり「改憲による緊急事態条項の導入」を阻止するのが最優先課題のはずです。

 ところが福山議員は、「安倍政権は、憲法改正を経済政策の失敗の『めくらまし』に使ってくる」などと発言する始末です。

 いったいどうしてしまったんでしょうか、福山さん。福山さんが頭の鈍い人だと思っている人はまずいません。間違いなく、頭の回転、キレのいい人です。その人が、なぜ、こうした発言を繰り返すのか。私はこのミナセンシンポジウムの記事を書くために、ヘッドホンをつけ、アーカイブの動画を何度もリプレイしながら、彼が何を言っているのか、しっかり聞いて、理解しようとしました(録画を何度も自由に再生できるというのは本当に便利です。ぜひ、皆さんにもサポート会員への登録をおすすめします)。

 発言をちゃんと確かめた上で、あえて聞きますが、福山さん、いったい何言ってるんですか?
安倍総理はすでに「緊急事態条項」の創設を明言しています。安倍総理は本気で憲法改正を目指していますし、そのために参院選では3分の2以上の議席確保を目指すことも、はっきり言っています。どちらかと言えば、安保法制や憲法改正の危険性の「めくらまし」のために、アベノミクスの「成果」を強調しているんじゃありませんか?
福山さんの言っていることと現実はアベコベでは?

 これだけでも、会場にいた人々の頭の中に「?」を湧かせた福山議員でしたが、その後もさらに「福山さん、いや、民主党、本当に大丈夫なの!?」と思わせるような一幕が続きました。

 「参院選は、みんなで勝てる候補者を応援しないと厳しい!」と語る福山議員は、「共産党が独自候補を立てている」ことをあげつらいました。まるで、野党共闘が進まないのは、共産党のせい、と言っているようなものです。

 しかし、それならそうと、なぜ民主党と共産党で話し合わないのでしょうか?
共産党は話し合いを呼びかけています。「共産党とは手を組めないもん」と、駄々っ子のような振る舞いをいつまでも続けているのは民主党の方です。誰の目から見ても。共産党びいきではなく、むしろ民主党びいきの人間の目から見ても、明らかです。

 「みんなで勝てる候補者を!」と言いながら、「共産党アレルギーが…」などと言っている民主党に対しては、そろそろ本当に期待の気持ちも尽きてきます。昨年の安保法制のときには、国会前にも足を運び、オール野党共闘にも前向きな姿勢を見せていた福山議員なだけに、非常にがっかりです。

 「オール野党共闘」を実現しようとしないまま、秋の始まりの安保法制国会からもう4ヶ月が経ちました。今は真冬ですが、あと4ヶ月すれば4月、春まっただ中の季節となり、それから4ヶ月後には8月、もう参院選は終わっています!
時間がないんです! 共産党の悪口を言いながら、オール野党共闘を実現させない時間稼ぎをしているのだとしたら、非常に巧妙な、そして実は自公アシスト、改憲アシスト、ということになります。そのためのオール野党共闘阻止のサボタージュなら、有権者に対する最低、最悪の裏切りと言わざるを得ません。

 IWJのアーカイブには、安保法制国会直後に行われた、岩上さんの福山議員へのインタビューが残っています。ぜひ、皆さん、会員登録して見返してみてください!
この時の福山さんは、ぴかぴかに輝いています! 私たちの代表として、国会で戦ってくれている頼もしい議員にしか、私の目には見えません!

※2015/09/25 「SEALDsの誠実さと感覚的な新しさをどう国民に広げるか、これは僕らの役割だ」――民主・福山哲郎議員に岩上安身が訊く!
共産党「国民連合」提案には「まずは話を聞くこと」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/266903

 どちらが本物の福山議員なのでしょう!? どちらも本物で、状況次第で、いくらでも演じ分けできるということなのでしょうか?
私は奥田君たちと同じ大学4年生で、文字通りSEALDs世代の一人ですが、純粋な気持ちで声をあげ、行動した若者たちを、目先の政治的資源として利用しようというつもりで、国会前へやってきたのなら、許せない!
と思います。

 ここはやはり、有権者の私たちが、福山議員をはじめとする民主党議員の方々のおしりに火を点けていくしかないですね。いや、もう火炎放射してお尻を焦がすくらいの勢いでいきましょう!

 昨日アップしたこの日のシンポジウムの記事をお読みいただければ、民主党への怒りが爆発した参加者の空気がひしひしと伝わってくるはずです。ぜひ、ご一読いただきたいと思います。会員の方であれば、全文お読みいただくことが可能です。

※2016/01/22 「みんなで勝てる候補者を!」民主党・福山哲郎議員の訴えに、「それって共産党は黙って降りろってことだろ!?」」と会場大ブーイング!
「ミナセン」市民選対勝手連シンポジウム
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/283716

 パネルディスカッションの司会をつとめた岩上さんのもとに、福山さんが歩み寄って、「誤解があります。いっぺん話をしましょうよ」と言ってきたそうです。2人のまわりにたくさん人がいて、衆人環視のもとでの会話なので、これはオフレコではありませんから、書きますが、福山さんは、岩上さんに「こういう絵を作らないでよ!」と抗議したそうです。岩上さんもこれには色をなして「僕もゲストとしてここに呼ばれただけだ。ここに詰めかけた皆さんは、僕のお客さんや会員さんではない」と言い返したそうです。

 福山さんに浴びせられたブーイングは自然発生的なものでしたが、まるで岩上さんが仕掛けたもののように福山さんは受け止めたのでしょう。それこそ誤解だと思います。岩上さんのいないところでも、民主党の曖昧な、煮え切らない態度へのブーイングは、これまでも起きてきたし、今後も起こると思います。

 なお、福山さんは、京都市長選で、自民、公明、民主、社民が推薦する門川大作候補の応援でマイクを握った際、「京都市長選挙は、自民、公明、民主、社民、連合でたたかっているので、この問題(甘利辞任問題)については言いません」と発言したそうです。改めて、福山さんの政治家としての見識を問わざるをえない発言だと思います。

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 城石記者、ありがとうございました! 次は署名式を2月4日に控えたTPPに関連し、遺伝子組換え食品問題についてレポートしてもらいます!

■遺伝子組み換え食品を禁止したロシアのプーチン大統領「ロシアを世界一の非遺伝子組み換え食品供給国に」。米は遺伝子組み換え食品の世界一の輸出国、そして世界一食べている日本人

 おはようございます! 太田美智子です。

 昨日、録画配信しました「フランケンフィッシュ・遺伝子組み換え鮭がすぐそこに」はご覧いただけましたか?
通常2対の染色体を3対にしてメスの生殖能力をなくすというのはすでに使われている養殖技術なのだそうですが、今回日本上陸が危惧されている「フランケンフィッシュ」とは、さらに別の魚の成長遺伝子を組み入れて成長速度を上げ、肉質もよくしたアトランティック・サーモンということです。

 米食品医薬品局(FDA)が安全であるとお墨付きを与え、承認しています。それでも、FDAが承認したものの、深刻な副作用などで承認が取り消された医薬品などもありますし、私は脂のノリが多少悪くても、そして食べられる回数が減ったとしても、遺伝子組み換えの魚は食べたくないと思います。

 ところで、この遺伝子組み換え食品の問題に関連して、ロシアのプーチン大統領が昨年12月3日に行った演説のことを、皆さんご存知でしょうか?
ロシアを「2020年までに食料自給率100%にし、世界最大の非遺伝子組み換え・オーガニック食品の供給国にする」と発表しました。ロシアでは昨年1月、遺伝子組み換えの動植物の栽培や繁殖を禁止する法案も承認されています。事実なら、そして本当に実行し、実現してくれるのなら、大歓迎です!

・Putin wants Russia to become world’s biggest exporter of Non-GMO food
2015/12/3
https://www.rt.com/business/324605-russia-putin-healthy-food/

 日本でも、商業的には遺伝子組み換え作物は栽培されていません。にもかかわらず、「世界で一番遺伝子組み換え作物を食べているのは日本人」なのだそうです。

 こうした驚愕の事実を教えてくれる凄いアーカイブが、IWJには保存されています!
入ったばかりの新人の私は、こんなに豊富なアーカイブが保存されていることを最近まで知りませんでした。先輩方が、その時々の大事な情報をしっかり取材し、積み上げてきたんですね。

※2015/05/02 「遺伝子組み換え作物を世界で一番食べているのは日本人です」――日本の農業と食をめぐる危機的状況、TPP参加でさらに悪化も~ジャーナリストらが警鐘
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/244341

※2015/10/31 日本人は遺伝子組み換え食品を「知らずに食べている」! ?
映画『遺伝子組み換えルーレット』上映会後のトークセッションで明かされた日本の「食品表示」の抜け道
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/272919

 なぜ、日本人が世界一、遺伝子組換え作物を食べているのでしょうか? もちろん、輸入しているからですよね。

 どこの国から? これもまた、もちろんのこと、米国からですよね。米国は、遺伝子組み換え作物の作付面積が世界一(2011年現在で43%)の国なのです。

 甘利明前大臣が辞任会見で「出たかった」と漏らしたTPPの署名式は、もう目前の2月4日です。この後、各国の国会で承認され発効すれば、米国から日本への農水産物の輸入拡大は不可避ですから、確実に日本人はもっともっと遺伝子組み換え食品を食べさせられていくことになりそうです。

 ロシアのプーチン大統領は毀誉褒貶の激しい人です。ロイターは22日、2006年にロンドンで暗殺されたロシアの元スパイ、アレクサンドル・リトビネンコ氏の事件について、プーチン大統領がロシア連邦保安局(FSB)による暗殺を「おそらく承認した」とするイギリスの調査委員会による報告を報じました。

・「ロシアの元スパイ暗殺、プーチン大統領が承認か=英調査委」
http://jp.reuters.com/article/britain-russia-litvinenko-idJPKCN0V002E

 9年前の事件を「おそらく」という形で今年になって報告されたことに違和感がない訳ではありません。また、実際に異論も唱えられています。私はこの問題に詳しいわけではありませんので、断定は避けたいと思います。ただ、プーチン大統領が絶大な権力を握り、同時に自分に歯向かう政敵などに対しては容赦ないのは確かだと思われます。私がロシア国民だとして、プーチン大統領を支持できるかどうか分かりません。

 それでも、米国主導のグローバル化が力づくで進められてゆく中で、強力な対抗軸としてのロシアの存在と、脱遺伝子組み換え食品に対するプーチン大統領の意気込みには注目せずにはいられません。

 TPPの問題を考えるときに、この遺伝子組換え問題のぜひ、そしてすべてが「英語化」されてゆく流れに流されていっていいのか、という視点は、失うわけにはいかないものだと思います。ぜひ、岩上さんによる施光恒先生へのインタビューをあわせてご覧になってください!

※2016/01/26 『英語化は愚民化』著者・施光恒氏インタビュー(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/284349

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 太田記者、ありがとうございました! 次は原佑介記者に、蓮池透氏インタビュー第2弾に関して告知してもらいます!

■24年間放置され、その後は政治使用され続けた拉致被害者とその家族~あげくに政府の姿勢を批判したら「北の工作員」呼ばわりの侮辱!
蓮池透さんが「IWJだったら全部話せる!」と激白! 岩上さんのインタビュー後編は2月26日!

 おはようございます。原です。

 さて、先ほど平山記者も触れていましたが、岩上さんによる蓮池透さんインタビュー「後編」の日程が決定しました。2月26日です!『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』を発刊して以降、国会であろうことかあの中山恭子議員から「北の工作員」呼ばわりという誹謗中傷を受けた蓮池透さん。

 政治家だけでなく、右傾化した「家族会」や「救う会」に対しても「言うべきことは言う」と、著書の中で批判を記したため、「電車のホームには立たないようにしている」と言います。まさに、命がけの告発です。

 インタビュー前半では、安倍総理や中山恭子・元参与がいかに拉致問題を政治利用してきたかを告発。政治利用するだけにとどまらず、拉致被害者や拉致被害者家族にどれほど冷淡な対応をしてきたか・・・話を聞いていて、つい「人でなし」という言葉が浮かびました。

 例えば、拉致された蓮池薫さんらが帰ってくる際に、「横断幕や花を用意して出迎えよう」という透さんら家族の提案に、拉致問題を担当した参与室は、「予算と時間がないので国では用意できない。花屋は紹介する」と小馬鹿にした回答。結局、国が用意したのは紙製の日の丸の小旗のみだったといいます。こんな話が他にもいっぱいあるんです。

 「24年間も拉致問題を放置しておいてそれか!お前らの血は何色だ!」

 ・・・と、皆さんもインタビューをご視聴いただければさぞお怒りになられることでしょう。後編では、拉致被害者奪還のチャンスをわざわざ握りつぶしてきた中山参与の無能っぷりや、右翼に利用された「家族会」の歴史、そして「家族会」内のお金をめぐる「暗部」などなど…拉致被害者の家族だからこそ知っている、我々が絶対に知り得ない「拉致問題の裏側」を、あますところなく語っていただく予定です!

 前編も、アーカイブでぜひともご覧ください! 一般会員の方なら、インタビューの生配信から一ヶ月後は、アーカイブがご視聴できます!
ぜひ、この機会に会員登録してください!

※IWJ定額会員登録はこちらから!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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 原記者、ありがとうございました! 続いては山本愛穗記者に、気になる新刊3冊について告知してもらいます!

■緊急事態条項で一気にもたらされる、自民改憲草案のディストピア――今をその、『前夜』にしないために~『前夜・増補改訂版』、『米国が隠す日本の真実』、『「今を伝える」ということ』、三冊ともに絶賛発売中!

 おはようございます。冬場だけ東京に「出稼ぎ」にきている季節就農者の山本愛穂です。

 本日はIWJ書店でも大好評をいただいている、3冊の新刊をご紹介いたします。

 まずは、『前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』。梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士と岩上さんによる共同著書の増補改訂版です。

※【増補改訂版・岩上安身単独サイン入り】『前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171

※【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=169

 安倍政権による、改憲への流れが加速しています。新年早々、1月10日に放送されたNHK「日曜討論」の中で、安倍総理は参院選で「改憲勢力」での3分の2議席の確保を目指すと明言しました。野党共闘に難色を示す民主党の煮え切らない姿勢を見ていると、このまま、改憲が実現してしまうのではと本当に不安になります。私も「有権者は、民主党のお尻が焦げるほど、火をつけよう!」という学生記者・城石エマさんの提案(?)に一票入れます。

※2016/01/22 「みんなで勝てる候補者を!」民主党・福山哲郎議員の訴えに、「それって共産党は黙って降りろってことだろ!?」」と会場大ブーイング!
「ミナセン」市民選対勝手連シンポジウム
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/283716

 私が安倍内閣と自民の改憲草案に強い危機感を覚え始めたのは、2014年の夏、初めて日本の「超保守」と言われる某甲信越の農村で、住み込みの仕事をしたときです。その数か月間、安倍総理の熱烈な支援者だった農場主に言われた言葉は、私に強烈な印象と違和感を残しました。暴力的な文言もありますが、あえてそのまま書き込みますと…

 「結婚して子供を作らないやつは、人として価値がない」、「障害者は(仕事の役に立たないので)、死んだほうがよい」、「韓国人と中国人は劣った民族」、「放射能は身体によい。農作物を買わない消費者は朝日新聞に洗脳されている」、「米国の個人主義が日本を壊した。1人部屋があることもおかしい。家の中の壁を全部壊して大きな部屋に家族みんなで住むべきだ」、「男が一番偉いのに、最近は女がでしゃばるので、伝統的な日本の家族がおかしくなった」――。

 こうした人が、日本の津々浦々にいて、安倍政権を支えているのが日本の現実ですね。「草の根保守」とは、こうした人たちのことです。

 しかし、こうした「とんでもない」言葉を笑えなくなるほど、自民の改憲草案は不気味な条文で溢れかえっています。『前夜』では、その改憲草案の条文を、ひとつひとつ、丁寧に紐解きながら、いったい、自民党や「日本会議」などの極右勢力が目指しているものは何なのか、その不気味な実像に迫っていきます。

 たとえば、自民党改憲案の第24条は、家父長制を基盤とした家制度への回帰を目指しています。女性を家に縛り、シングルペアレントや独身者に対する圧迫が強まるのでしょうか。表現の自由を制約した、第21条。「秩序を乱さない」場合以外の集会や出版の自由は認められないと言いますが、誰にとっての秩序でしょうか。時の政権のための「秩序」なのでしょうか。その時の政権が運悪く安倍政権や、その続編みたいな極右で対米従属で富裕層以外の国民無視の政権だったら、IWJも岩上さんも完全にアウト!でしょうか。さらに、そんなディストピアにしか思えない社会が、緊急事態宣言が発令されることで、一気に実現してしまうとしたら…

※超重要!!【国会ハイライト】ついに国会で緊急事態条項の危険性が取り上げられる!
緊急事態条項は「ナチスドイツの国家授権法と全く一緒だ」福島議員が追及! なんと安倍総理は中身について答弁せず逃走!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/283468

 今、ものすごい勢いで読まれている記事をピックアップしておきました。この記事を読んだら、「え、安倍さんは国会で説明できないほどヤバイ条文の改憲案を、本当に発議する気なの!?」と誰もが思うはずです。そう思ったら、善は急げで、『前夜』をぜひ、お手に取って頁をめくってください!

 増補改訂版では、現在岩上さんが鬼気迫る勢いで取り組む「緊急事態条項」の危険性にも言及しています。仕事が忙しくて本を読むまとまった時間がない!
という方でも、各ページに「夫婦の選択的別姓」や「警察権の行使」など、気になるキーワードが書き込まれているので、興味のあるところから断片的に覗いても、惹き込まれること間違いありません。

 皆さま、ぜひ、『前夜 増補改訂版』をお読みくださるよう、お願いしたいと思います。参院選まで、あと半年、本当に時間がありません。

 また、昨年12月20日の『饗宴VI』サイン会場でも、大好評だった『米国が隠す日本の真実』と、岩上さんが母校の早稲田大学で行った講演「王様は裸だと君は指摘する(できる)だろうか?――ネットメディア・市民ジャーナリズムの可能性,あるいは耐えがたい認知的不協和について――」を含む、『「今を伝える」ということ』も、IWJ書店での大人気商品となっており、物販担当の川島安乃スタッフが毎日発送作業に取り組んでいます。

※『米国が隠す日本の真実』(岩上安身単独サイン入)ご購入はこちらから!
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=159

※『米国が隠す日本の真実』(サインなし)ご購入はこちらから!
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=158

※【岩上安身単独サイン入り!】『「今を伝える」ということ』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=194

 皆さま、この機会に『前夜』、『米国が隠す日本の真実』、そして、『「今を伝える」ということ』をどうぞよろしくお願いいたします。

■メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」まもなく発行!

 毎号、ボリューム満点でお届けしているメルマガ「岩上安身のIWJ特報!」。まもなく、最新号「全体が”山谷”化した日本――事件は『貧困と裕福』の境目で起こる~安田好弘弁護士インタビュー」をお届けします。

 新宿西口バス放火事件、あさま山荘事件、オウム真理教事件、和歌山カレー事件、光市母子殺害事件など、時代の転換点となった重大事件の弁護人を数多く務め、「死刑弁護人」とも呼ばれる安田氏。その安田氏と岩上さんが接点を持ったのは、2015年2月21日、北海道の帯広で開かれた石川知裕元衆議院議員の、陸山会事件の「裁判報告会」でのことでした。

 メルマガの冒頭、その時に感じた安田氏の印象を、岩上さんは次のように綴っています。以下、引用します。

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 一度も会ったことがないのに、私の中には、すでに安田弁護士のイメージが積み上げられていた。個性的で、偏屈、かたくな、厳格で独善的、偏狭・・・といったイメージであり、言うまでもなくそれは、マスコミを通じて形成されてきたものだ。

 ところが実際にお会いした安田好弘弁護士は、温厚で、微笑みを絶やさず、人当たりもやわらかい。会う前に抱いていたイメージと、まったく違う人物が、わかりづらい陸山会事件の真相を、淡々と解き明かしてゆく。その説明の仕方も、決して突飛でも理屈っぽくもなく、万人にわかる言葉で、しかも丁寧な口調で説いてゆく。

 まいった、と思った。マスメディアは平然と、情報操作や、人格のイメージ操作を行う。決してそれらをうのみにしてはいけないと、私自身、常に戒め、世間にもメディアの作る虚像にだまされないようにと、たびたび呼びかけてきた。だが、安田弁護士に関しては、私はうかつにも、流布された虚像をさして疑うことなく、受け入れてきてしまったのである。安田氏の実像に驚くと同時に、私は自分の不明も大いに恥じた。

————————————

 インタビューでは、「温厚で、微笑みを絶やさず、人当たりもやわらかい」安田弁護士の口から、主に山谷における労働争議に関わった際のエピソードが語られています。

 1980年代、山谷では建設業者や暴力団、警察までが結びついた「搾取」の構造に抵抗しようと、日雇い労働者たちが「山谷争議団」を結成し、激しい団体交渉を繰り返していました。安田氏は、山谷の労働者たちが置かれている不条理な現実を知るにつれ、この問題に次第に深く関わっていくようになります。

 特に印象深いのが、安田氏が弁護した、ドキュメンタリー映画『山谷(やま)やられたらやり返せ』の監督である、山岡強一という人物です。この映画は、今や「幻の映画」と言われており、DVD化されていないため、手軽に自宅で視聴することができず、なかなか上映されないのが現実です。このインタビューの準備を担当し、安田氏の本を読んで夢中になった原佑介記者は、「一度見てみたい」と、常々口にしています。

 安田氏が数々の事件を通じて向き合ってきた「時代」とは、どのようなものだったのか。迫真のインタビューです! ぜひ、ご一読いただければ、と思います。

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■良書のお買い物は「IWJ書店」をご利用ください!

 IWJでは、岩上さんがインタビューした有識者の方々の書籍を、著者のサイン入りで販売するサービスを行っています。その名も「IWJ書店」。サービス開始以来、大変なご好評をいただいています。

 現在、「IWJ書店」では、下記のラインナップを販売中です。施光恒氏、蓮池透氏、春名幹男氏の書籍を新たにラインナップに加えました。ぜひ、お買い求めください!

・【岩上安身単独サイン入り】『「今を伝える」ということ』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=194

・【岩上安身単独サイン入り】『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=159

・NEW!【春名幹男さんサイン入り】『仮面の日米同盟~米外交機密文書が明かす真実』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=204

・NEW!【蓮池透さんサイン入り】『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=203

・NEW!【施光恒さんサイン入り】『英語化は愚民化 日本の国力が地に落ちる』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=202

・【白井聡さんサイン入り】『永続敗戦論~戦後日本の核心』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=191

・【白井聡さんサイン入り】『「戦後」の墓碑銘』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=190

・『SEALDs×高橋源一郎 民主主義ってなんだ?』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=195

・【伊勢崎賢治さんサイン入り】『新国防論 9条もアメリカも日本も守れない』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=185

・【井筒高雄さんサイン入り】『日本と日本人を危うくする安保法制の落とし穴』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=151

・【山口二郎さんサイン入り】『徹底討論 日本の政治を変える―これまでとこれから』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=150

・【山口二郎さんサイン入り】『いまを生きるための政治学』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=149

・【森まゆみさんサイン入り】『異議あり! 新国立競技場――2020年オリンピックを市民の手に』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=125

・【笹山尚人さんサイン入り】『パワハラに負けない!~労働安全衛生法指南』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=134

・【伊勢崎賢治さんサイン入り】『本当の戦争の話をしよう』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=120

・『百人百話 第一集』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=56

・『百人百話 第二集』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=53

■岩上安身の直近のインタビューのお知らせ

・2月4日(木)15時~ 津田敏秀さん
※岡山大大学院教授で「福島の子供の甲状腺がん発症率は20~50倍」と論文で発表した津田氏に、論文の内容や福島県の現状について、詳しくお話をお聞きします。

・2月8日(月)14時~ 本山美彦さん
※京都大学名誉教授で、『金融権力~グローバル経済とリスク・ビジネス』(岩波新書)、『人工知能と21世紀の資本主義―サイバー空間と新自由主義』(明石書店)などの著書がある本山氏に、現代世界を席巻する新自由主義の暴走についてお話をお聞きします。

・2月11日(木)14時~ 太田昌克さん(後編)
※共同通信社編集委員・論説委員で、『日本はなぜ核を手放せないのか~「非核」の死角』(岩波書店)、『日米<核>同盟~原爆、核の傘、フクシマ』(岩波新書)などの著書がある太田氏に、2018年に期限を迎える日米原子力協定(包括協定)など、日本の原子力政策についてお話をうかがいます。大好評を博したインタビューの、その続編です。ぜひ「前編」もアーカイブでご視聴ください(http://iwj.co.jp/wj/open/archives/281578)。

・2月13日(土)13時30分~ 水島朝穂さん
※早稲田大学法学学術院教授で憲法学が専門の水島氏に、自民党の憲法改正草案、とりわけ緊急事態条項の危険性について、お話をうかがいます。水島氏は、各国の「『有事法制』を語る」という著書もものしています。緊急事態条項について、安保法制を補完するものであると、その本質を見抜かれています。ドイツへ長期間行ってしまう前に、岩上さんがぜひに!と頼み込んで、ご多忙の渡欧前に、時間を作ってもらいました!
必見です!

・2月15日(月)【司会】19時~20時 山本太郎氏・小林節氏 対談
※「<政治>こそ、山本太郎の天職だ!~小林節さん(慶應義塾大学名誉教授)VS山本太郎さん(政治家)」と題したイベントの司会を岩上さんが務めます。イベントの模様は、IWJで中継します。

・2月18日(木)14時~ 中野晃一さん
※上智大学教授であり、立憲デモクラシーを牽引し、SEALDsのよき理解者であり、「市民連合」結集の立役者でもある中野晃一さんは、今のシーンのキーパーソンです。各地のデモや集会などで野党共闘の必要性を訴えている中野氏に、お話をうかがいます。

・2月23日(火)13時~ 高山佳奈子さん
※京都大学大学院教授で、国際刑事法が専門の高山先生は、「学者の会」の記者会見の際、岩上さんのインタビューに応えて、「マスコミの経営幹部と政権トップが会食を重ねることは、刑法上、贈収賄を構成する」と発言された方です!
その時の記事は以下の通り(http://iwj.co.jp/wj/open/archives/254388)。じっくりインタビューを、とお願いしても、なかなか時間の調整がつかなかったのですが、ようやく実現しました!

・2月26日(金)19時~ 蓮池透さん(後編)
※北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)元副代表で、新刊『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』を出した蓮池氏に、1月27日に引き続き、お話をお聞きします。

■わとはぷ~What happened today?

 今日は1月30日です。1951年のこの日、プロ野球・パ・リーグで福岡を本拠とした西鉄クリッパーズと西日本パイレーツが合併し、西鉄ライオンズが誕生しました。現在の埼玉西武ライオンズの前身となる球団です。

 西鉄ライオンズは、1957年にシーズン20連勝をあげ「神様、仏様、稲尾様」と呼ばれた稲尾和久を筆頭に、1953年に「ホームラン王・打点王・最多安打」のトリプルスリーを達成した中西太や、2番打者としていぶし銀の活躍を見せた豊田泰光など、数々の名プレイヤーを輩出しました。もちろん、1950年代の西鉄黄金時代を、82年生まれの私が、リアルタイムで目撃できたわけではありません。生で見たかったなあ、と思いますが。

 今年34歳を迎える私の世代にとって「ライオンズ」といえば、1986年から森祇晶監督が率いた時代の西武ライオンズがやはり思い出されます。投手陣には、渡辺久信、工藤公康、郭泰源、鹿取義隆など豪華な顔ぶれを揃え、打撃陣も、「3番・秋山幸二、4番・清原和博、5番・オレステス・デストラーデ」という充実ぶりでした。森監督の在任中、西武は9年間で8度のリーグ優勝、6度の日本一を果たしています。

 王・長島が3番・4番を張ったV9時代の巨人に比べれば、国民的熱狂という点では劣るかもしれませんが、それでも80年代から90年代にかけての時代は、バブル全盛期、日本経済が頂点にあった時代でした。

 当時は現在と比べてプロ野球が「国民的スポーツ」としての地位をまだまだ維持しており、巨人戦などは全試合地上波で中継されていました。オールスターゲームや日本シリーズなどになると、日本中の国民が注視していました。

 その後、バブル崩壊と足並みをそろえるようにして、プロ野球人気は下火になっていき、テレビ局にとって「ドル箱」と呼ばれた巨人戦のテレビ中継も激減してしまいます。この人気低迷がバブル崩壊とどう関係するかは、私にはわかりません。サッカーは逆に、90年代に入ってJリーグが発足、バブルが崩壊した後にもかかわらず、大きく成長し、ワールドカップ出場も果たして国民的人気スポーツとなりました。

 でも、野球というスポーツの魅力そのものが失われたわけではありません。160kmの速球をコンスタントに投げ、打者との二刀流もこなす大谷翔平選手のような、新時代のスターも次々登場しています。プロ野球の人気は、じりじりと上がっているのではないか、と思います。

  実際、現在は「北海道日本ハムファイターズ」「福岡ソフトバンクホークス」「千葉ロッテマリーンズ」など、球団名に地域名を冠したチームが増え、地域密着の戦略を取ることにより、各球団とも、地元のファンに支えられるようになりつつあります。西武ライオンズも、現在は「埼玉西武ライオンズ」という名称になっています。

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 それでは、本日もよろしくお願いいたします!

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
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