■■■ 日刊IWJガイド「甘利大臣閣僚辞任で問われる議員の資格と『とんずら総理』の任命責任、そして肝心のTPPの行方は?」2016.1.29日号~No.1233号~ ■■■
(2016.1.29 8時00分)
おはようございます!IWJで記者をしている佐々木隼也と申します。
昨日、甘利明TPP担当大臣が、「週刊文春」によって明るみになった金銭授受問題の「責任をとる」かたちで、閣僚を辞任しました。安倍総理はそれを受けて、「残念だ」「任命責任は私にある」「こうした事態になったことについて、国民の皆様に深くおわびしたい」とコメントしました。
…え?
いつからこの国では、閣僚という重責を担いながら「政治とカネ」に絡む「汚職」に関与しても、閣僚を降りるだけで済むようになったのでしょうか?そして、いつから総理の任命責任は、謝れば済むようになったのでしょうか?
しかも、後ほど平山記者と原記者が詳しく解説しますが、甘利大臣は自身の罪に関しては、否定しています。しかし専門家は、「あっせん利得罪」の可能性もある、と指摘しています。なぜ、東京地検特捜部は、まだ動く気配を見せないのでしょうか?
そして、肝心のTPPはどうなるのでしょうか?
これから、2月4日の署名式、そしてその後の国会承認手続きに向けた議論が、今すでに本格化していなければならないはずです。甘利氏の後任には、石原伸晃・元環境相が就くことが決まりましたが、TPP交渉の中身についてほとんど無知であろう石原氏に、どうやって国会対応が務まるというのでしょうか?
まさか、何千ページもある協定文書を、これから石原氏が読むのは無理なので官僚のブリーフィングですませる、ということはないでしょうね?国のかたちが変わる、歴史的な条約の調印を、汚職疑惑で辞任した大臣のその代打ですませるというのは、国民と国家とこの国の歴史を舐めすぎではないでしょうか。
すべてが曖昧で有耶無耶のなか、TPP正式合意だけが既定路線として進んでいくのだとしたら、これほど国民に不幸なことはないでしょう。その責任を、安倍政権はどう感じているのでしょうか?
逆に野党にとっては、国会でTPPの中身について、はかり知れないほどの日本政府の譲歩の実態について、石原新大臣に問いただす絶好のチャンスでしょう。この機を、野党はしっかり活かすことができるでしょうか。
この騒ぎは、単に閣僚の「政治とカネ」問題にとどまらず、このように、この国の今後に、大きく影響を与える大問題です。こうした数多あるおかしなことを、はっきり「おかしい!」と厳しく追及するのはまたもや、IWJの出番となりそうです。
まずは、原記者から、この甘利氏辞任の詳細と、専門家の厳しい指摘について、お伝えします!
★本日の日刊ガイドは、以下の内容でお届けします。
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┠甘利明氏が大臣辞職を表明! 「『あっせん利得罪』の可能性もあり、議員の資格も問われるはず」神戸学院大学法学部・上脇博之教授にIWJが電話インタビュー!(平山茂樹・原佑介)
┠【中継番組表】
┠「動物」であるからこその問題点は?遺伝子組み換え鮭は日本の市場に出回るのか!?(葦澤美也子)
┠民主・岡田代表が安倍総理に直撃質問!「緊急事態条項はなぜ必要なのか」安倍総理答えずまた逃走!!!(ぎぎまき)
┠どうなる、宜野湾市長選後の「オール沖縄」~「島ぐるみ会議訪米団密着レポート」最新記事をアップしました!!(山本愛穂)
┠言論の萎縮を狙ったDHCによるスラップ訴訟、二審も被告の澤藤弁護士勝訴!! ブログ記事の記述について、「いずれも違法性が認められず」(太田美智子)
┠告知・わとはぷ!のコーナー!
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■甘利明氏が大臣辞職を表明! 「『あっせん利得罪』の可能性もあり、議員の資格も問われるはず」神戸学院大学法学部・上脇博之教授にIWJが電話インタビュー!
おはようございます!IWJ記者の平山茂樹と原佑介です。
「週刊文春」誌上で「政治とカネ」を巡る疑惑が報じられていた甘利明経済再生担当大臣が内閣府で記者会見し、2013年11月と2014年2月の2回にわたり、建設会社の社長と担当者からそれぞれ現金50万円を受け取ったことを認め、大臣を辞任する意向を明らかにしました。
また、甘利氏は、2013年8月に神奈川県大和市の自らの事務所で、秘書が建設会社の関係者と面会し、現金500万円を受け取ったことを認めたうえで、このうち200万円は適切に会計処理したものの、残り300万円を秘書が私的に使ったと説明しました。
甘利氏は会見の中で、時折涙を浮かべながら、「閣僚としての責務、および政治家としての矜持に鑑み、本日ここに閣僚の職を辞することにした」と述べました。自身が担当していたTPPについて記者から聞かれると、「(2月4日の)署名式には、正直出たかった」と「悔しさ」を滲ませました。
甘利氏に関しては、この間、自民党の高村正彦副総裁が「録音されていたり写真を撮られていたり、わなを仕掛けられたという感がある」と述べるなど、政府・与党から擁護する声があがっていました。安倍総理も、甘利氏を続投させる意向などと報じられていました。
IWJは昨日の会見について、事前に内閣府に対して会見への参加を打診。ところが内閣府は当初、「会見への参加は記者クラブに限る」との方針を示し、IWJの取材を拒絶しました。しかし、会見の前に再度IWJが内閣府に確認のため連絡すると、一転、「記者クラブ外の記者も入れることになった」との回答。大急ぎでIWJの阿部洋地カメラマンが会見場に駆け付け、中継こそできなかったものの、会見の模様を録画しました。
さらに、IWJは今回の甘利大臣辞任を受け、IWJは神戸学院大学法学部・上脇博之教授に電話でインタビュー。上脇教授は、「政治とカネ」問題を監視し、悪質な場合は告発する「政治資金オンブズマン」の共同代表で、安保法案に賛成した議員を対象に落選運動を展開する「落選運動を支援する会」の呼びかけ人も務めています。
甘利氏の大臣辞任について、「『あっせん利得罪』の可能性もあり、議員の資格も問われるはず」との見解を示し、大臣辞任だけでなく、議員辞職も必要ではないかとの見解を示されました。さらに、高村副総裁らの「援護射撃」を論破。さっそく記事化しましたので、続きは以下の記事をご覧ください!
甘利氏の後任には、石原伸晃元環境相の起用が決定しました。石原氏は環境相時代に、福島第一原発で出た汚染土を保管する中間貯蔵施設建設をめぐり、「最後は金目でしょ」などと発言し、批判を集めた過去があります。このような人物に、日本の経済、特にTPPのような、国のかたちを大きく変える案件を任せてよいのか、疑問です。
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・【速報!】甘利大臣辞任で幕引き!?「『あっせん利得罪』の可能性もあり、議員の資格も問われるはず」と神戸学院大・上脇教授が指摘!安倍政権「4トップ」の一角が陥落で「ドミノ倒し」開始の可能性も!?
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/284806
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これからもIWJは、こうした疑問をとことん取材し、記者クラブメディアが「いつまでその問題を突っつくんだよ。もう終わったことだろうが」などと文句を言ってきてもひるまず、空気を読まず、愚直に追及し続けます。
どうか、そうしたIWJのジャーナリズムを維持するために、IWJ会員に登録をお願いいたします!会費が未納のままになっている方、会員番号はそのままに保存してありますので、ぜひ、再開をお願いいたします!
一般会員で熱心に応援してくださっている方、いつもいつも、本当にありがとうございます。できれば、サポート会員へのお切り替えをご検討していただけますでしょうか。正直に申しますと、現在、会員数の伸びが大幅に減少し、このままでは現在の体制を維持できるかどうかの危険水域に逆戻り間近となってしまいました。
参院選を控えた今、これからが正念場です。みなさまの力がどうしても必要です!!どうか、会員となってIWJを直接お支えください!
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また、最近、カンパやご寄附をお寄せいただく件数、金額も、少なくなっており、赤字覚悟の出張取材などが難しくなるかもしれない、と覚悟せざるをえなくなってきました。広告費などによらないIWJは、まだまだ、会員の方々の会費のみでは運営できない状況です。その活動費の不足分は、みなさまからのご寄付・カンパが命綱となっています。どうぞ、IWJにお力添えをお願いいたします!
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…平山記者と原記者でした。TPPがもたらす国民の不幸の一つに、「食の安全の崩壊」があります。危険な遺伝子組み換え食物が蔓延する米国は、日本も同じように遺伝子組み換え食物のあふれる国にしようとしています。本日は、この問題に関する重要な配信をお送りします。葦澤美也子記者より、その紹介をさせていただきます!
と、その前に本日と明日のIWJの【中継予定表】をご覧ください!!
…(後半へ続く)
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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
**2016.1.29 Fri.**
【Ch6】12:00~「高浜原発再稼働に対する緊急国会抗議行動」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※ 「さようなら原発1000万人アクション実行委員会」主催の、高浜原発再稼働に対する緊急国会抗議行動を中継します。
【IWJ_KYOTO1】13:00~「関西電力高浜原発3号機の再稼働に関する本田久美子・守田敏也記者会見」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※「憲法いきる市政 みらいネットワーク」主催の記者会見を中継予定です。
【録画配信・Ch4】14:00~「DHC名誉毀損訴訟 控訴審判決後の記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※1月28日収録の、DHC名誉毀損訴訟控訴審判決後の記者会見を録画配信します。
【録画配信・Ch5】15:00~「【緊急学習会】 フランケンフィッシュ・遺伝子組み換え鮭がすぐそこに」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※ 1月21日に行われた「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」主催の緊急学習会の模様を録画配信します。
【Ch8】17:00~「高浜原発3号機の再稼働に反対!緊急行動(関電東京支社前・原子力規制委前)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=8
※ 「原子力規制を監視する市民の会/FoE Japan」主催の、高浜原発再稼働に対する緊急行動。17:00~18:00は関電東京支社前から、19:00~20:00は原子力規制委前から中継します。
【Ch7】17:15~「民主党・長妻昭代表代行 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=7
※民主党・長妻昭代表代行による定例会見を中継します。
【IWJ_KYOTO1】18:00~「シンポジウム『京都で考える同性パートナーシップ制度――個人と家族のかたち』」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※「同志社大学FGSS」主催(「同志社大学アメリカ研究所第一部門研究」共催)のシンポジウムを中継予定です。
【Ch4】18:30~「立憲デモクラシー講座『憲法9条の削除・改定は必要か』講師:杉田 敦氏(法政大学教授、政治学)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「立憲デモクラシーの会」主催の「立憲デモクラシー講座」を中継します。講師は法政大学教授の杉田敦氏。
【Ch6】18:30~「国の代執行許すな 辺野古埋立て反対!~安倍政権抗議・沖縄県知事への激励行動」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※辺野古代執行訴訟・第3回口頭弁論の当日に行われる抗議行動と沖縄県知事への激励行動を中継します。「沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック」主催。
▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲
【Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議(首相官邸前/国会正門前)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
【IWJ_AOMORI1】17:15~「青森駅前金曜日行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aomori1
【IWJ_TOKYO8】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-tokyo8
【IWJ_IBARAKI1】19:00~「第169回原電いばらき抗議アクション」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-ibaraki1
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◆明日の中継番組表◆
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
**2016.1.30 Sat.**
【IWJ_AICHI1】13:00~「一方的でない対話を! どうしたらいい? 原発のごみW.S 『地層処分』について考えてみる」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aichi1
※「中部エネルギー市民会議(主管)」・「原子力市民委員会・資源エネルギー庁」主催。情報提供とワークショップが予定されている。
【IWJ_OSAKA1】13:00~「社会保障の切り捨てアカン!財源(カネ)がないってホンマなん?~公正な税制のあり方を考える~」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※「公正な税制を求める市民連絡会」・「反貧困ネットワーク大阪」・「生活保護問題対策全国会議」主催のシンポジウムを中継します。
【Ch未定】13:00~「民主党 2016年度定期大会」
※民主党の2016年度定期大会を中継します。
【Ch未定】13:30~「つながれアジア!葬れTPP!1.30国際シンポジウム 東京」
※「TPPに反対する人々の運動」主催の国際シンポジウムを中継します。
【IWJ_KYOTO1】13:30~「安保法制に反対する京都高校生デモ」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※「SCHOOL OF DEMOCRACY IN KYOTO(スクデモ京都) 」(民主主義を学び、行動する高校生グループ)主催のデモを中継予定です。
【IWJ_HOKKAIDO1】13:30~「自衛隊を活かす会 新安保法制の予想される発動事例の検証2
テーマ『南スーダン──駆けつけ警護で自衛隊はどう変わるのか』」
※「自衛隊を活かす:21世紀の憲法と防衛を考える会」主催のシンポジウムを中継予定です。
【Ch未定】14:00~「福島原発刑事訴訟支援団『1.30発足のつどい』」
※「福島原発刑事訴訟支援団」準備会が主催で開催される、福島原発刑事訴訟支援団「1.30発足のつどい」を中継します。
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(前半の続き)…
■「動物」であるからこその問題点は?遺伝子組み換え鮭は日本の市場に出回るのか!?
おはようございます。葦澤美也子です。
本日15時より、1月21日に中央区立築地社会教育会館にて行われた「【緊急学習会】フランケンフィッシュ・遺伝子組み換え鮭がすぐそこに」を配信いたします。チャンネルは「5」!期待してお待ちください!
【Ch5はこちら!】
http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
講師は、遺伝子組み換え食品に詳しいジャーナリストの天笠啓祐(あまがさ・けいすけ)氏と、食品流通に詳しい東京中央市場労働組合の中澤誠(なかざわ・まこと)氏。遺伝子組み換え鮭の成り立ちと、日本に入ってきた場合の流通の仕組みについて、詳しく学びました。
遺伝子組み換え食品が日本に入ってきたのはちょうど20年前。いま、日本では、「大豆」「なたね」など指定の8品目について、遺伝子組み換え食品を主な原材料として使っている場合は表示義務があります。
・農林水産省「遺伝子組み換え食品の表示」
http://www.maff.go.jp/j/fs/f_label/f_processed/gene.html
しかし、油やしょうゆなどには表示の義務はなく、私たちは、知らず知らず遺伝子組み換え作物由来の多くの加工食品を摂取しているそうです。今まで、遺伝子組み換え食品がどのように私たちの暮らしに入り込み、何が問題とされているのかについては、ぜひこちらの記事もお読みください!
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・2015/05/02 「遺伝子組み換え作物を世界で一番食べているのは日本人です」――日本の農業と食をめぐる危機的状況、TPP参加でさらに悪化も~ジャーナリストらが警鐘
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/244341
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「作物」という言葉からもわかる通り、今まで遺伝子組み換え食品と言えば「植物」でした。しかし、昨年11月にアメリカで承認されたのは「鮭」。初めての「動物」なんです。そして、今回のサケの場合、環境への影響を考慮し「すべて雌」かつ「不妊」の状態で商品化されます。しかし、これは完全な技術ではないのだとか。ここが大きなポイントです。
完全隔離で生産することを前提としても、例えば養殖場がハリケーンや大地震で崩壊したら?環境中に放出された鮭は、回収のしようがありません。
私は天笠氏のお話を聞いていて、映画「ジュラシック・パーク」を思い出してしまいました。完全にコントロールしているつもりの人間と、それを上回る自然の力…。そうした「フランケンフィッシュ」がなぜ今回アメリカで承認されるに至ったのか、消費者はどのようにその動きに反対を表明してきたのか、非常に興味深い内容です。
後半は、築地市場で仲卸の仕事をしていらっしゃる中澤誠氏から、「せり」という商取引の優れた仕組みと、規制緩和を繰り返したことでその仕組みが崩れてしまった日本の現状をお聞かせいただきました。
東京どころか、日本の台所と言っても過言ではない築地市場。質疑応答では、豊洲移転の問題についても質問が出ました。現場の中澤氏は、まだ「何も決まっていないのに、既成の事実になってしまい反対の声が聞こえなくなっている」と言います。この問題が今後どうなっていくのかについても、興味深いお話が飛び出しました!
今回私はあまり予備知識なしに取材にうかがいましたが、「食の安全」という観点から、まったく立場の違うお二人の専門家にお話しをうかがい、学ぶことがたくさんありました。皆様も、ぜひ最後までご覧ください!
遺伝子組み換え食品の危険性はもちろん、築地市場移転問題についても、IWJはずっと取材し続け、レポートを続けています。詳しくはぜひこちらもどうぞ!
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・2015/11/25 「築地市場の来年11月移転は東京オリンピックのため?」未解決の土壌汚染、交通不便、ハゼも棲まない海水利用--ずさんな豊洲移転計画に仲卸業者から懸念続出!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/276251
・【特集】築地市場移転問題
http://iwj.co.jp/feature/tsukiji/
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…葦澤記者でした。日本ですでに進行中の「食の安全の崩壊」。その一つである築地移転問題については、岩上さんがインタビュー調査した内容をまとめたDVDが販売中です。高濃度汚染や液状化など、様々な問題点が詳しく指摘され、そして今現在、これらの問題は、一つも解決されていません。これを機に、ぜひDVDをご覧いただければと思います。
なんと今なら、1500円の本DVDを、半額の【750円】でお買い求めいただけます!
ぜひこの機会に、「関東の台所」で進行している大問題を、多くの方に知っていただければと思います。
【「DVDドキュメント築地市場移転」お買い求めはこちらから!】
https://t.co/KaxNGIaTcw
続いてはぎぎまき記者より、これも絶対に見逃せない、緊急事態条項に関する注目記事の紹介です!
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■民主・岡田代表が安倍総理に直撃質問!「緊急事態条項はなぜ必要なのか」安倍総理答えずまた逃走!!!
ぎぎまきです。おはようございます。
昨日の甘利大臣の辞任劇には意表を突かれましたね!今後の国会はどうなるのでしょう。TPPや憲法改正、審議しなければいけない問題が山積みです。1日も無駄にすることなく、国民のための国会論戦を交わしてほしいところです。
1月22日、安倍総理は施政方針演説を行いました。発言の中で、参院選で争点に掲げる憲法改正では「正々堂々と議論し、逃げることなく答えを出していく」と建設的な議論を約束。しかし、たった4日後の26日、安倍総理は早速この約束を反故にすることになります。
代表質問に立った岡田克也民主党代表から「緊急事態条項」の認識を改めて問われると「憲法改正草案の個々の内容について、政府として答えることは差し控える」と正々堂々と逃走!「具体的な内容は、国会や国民的な議論と理解の深まりの中で定まってくる」と、よく意味がわかりませんが、おそらく、国会の場で議論していくと言いたかったのでしょう。だから議論するために質問しているのに、言っているそばから逃げ出してゆく。
「何をか言わんや」ですよね。
1月19日の参院予算委員会で、福島みずほ参議院議員がすでに、緊急事態条項の危険性についてどう考えるのか、安倍総理を問いただしていますが、総理はここでも、「憲法改正草案の個々の内容について、政府として答えることは差し控える」という理解不能な言葉でとんずらしています。
一時「天ぷら総理」と言われた安倍総理。今度は「とんずら総理」と呼ばれそうです。
福島みずほ議員の国会質疑と安倍総理の答弁をまとめた【国会ハイライト】記事は、皆さんから高い注目をいただき、シェア数もまだまだ伸びています!ありがとうございます。岡田代表の代表質問についても、安倍総理の中身ナッシングな回答を添えて、昨日記事にアップしましたので、ぜひ、ご覧ください!
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・【国会ハイライト】「緊急事態条項がなぜ必要なのか」民主・岡田代表の質問に安倍総理がまた逃走!IWJ岩上安身「質問を受け付けない安倍総理は詐欺師!」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/284792
・超重要!!【国会ハイライト】ついに国会で緊急事態条項の危険性が取り上げられる!緊急事態条項は「ナチスドイツの国家授権法と全く一緒だ」福島議員が追及!
なんと安倍総理は中身について答弁せず逃走!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/283468
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昨年のクリスマスの日、岡田代表に岩上さんが直撃インタビューした際は、緊急事態条項の認識が驚くほど甘かった岡田代表。インタビューから事務所に戻った岩上さんが、「岡田さん、全然知らないんだもん。レクチャーしてきたよ」とため息混じりに話していたのを覚えています。
あれから岡田代表の認識は驚くほど一変し、今ではあらゆるところで緊急事態条項が国民の基本的人権を制約してしまう危険な条項だと発言されています。評価すべきことだと思います。参院選ポスターが話題の民主党ですが、野党第一党なんですから、緊張感を持ってどんどん政府与党を追及してほしいですね!!注目しましょう!
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…ぎぎまき記者でした。緊急事態条項の危険性については、まだまだ民主党の追及は甘いのではないか、という声もあります。間違いなく断言できますが、甘いです!大甘だと思います。そして同じく「おいおい、大丈夫か!?」と心配になるのが、野党共闘の行方です。
今後の野党共闘のあり方をうらなう上で、注目すべきは、やはり保守と革新が共闘している「オール沖縄」でしょう、今回の宜野湾市長選では負けはしましたが、それでも、今の野党が見習うべきかたちを構築しています。その模様を、オール沖縄で結成された「島ぐるみ会議」の訪米ロビイングを同行取材した、山本愛穂記者がお伝えします!
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■どうなる、宜野湾市長選後の「オール沖縄」~「島ぐるみ会議訪米団密着レポート」最新記事をアップしました!!
おはようございます。山本愛穂です。
先の宜野湾市長選挙ではIWJからも佐々木隼也記者らが現地沖縄に飛び、船に乗り込み、キャンプシュワブ前でカメラを向け、戦争体験者の方にお話をうかがいし、1週間に渡る精力的な取材を行いました。
1月24日の開票日から、およそ1週間が経とうとしています。
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↓佐々木記者による全力の宜野湾市長選現地取材!ぜひご覧ください!↓
※2016/01/20 【沖縄】辺野古海上での抗議の模様(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/283663
※2016/01/21 【沖縄】市民の力が2日連続で辺野古移設工事を止めた! ~辺野古ゲート前での400人座り込み大抗議(木曜行動)(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/283659
※2016/01/21 【宜野湾市長選】元自民党・保守の呉屋宏沖縄県議が4年間の佐喜真市政を痛烈批判!「工事まで最低30年」地主の同意ないディズニー誘致の非現実性(聞き手:IWJ記者・佐々木隼也)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/283661
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結果は、翁長知事率いる「オール沖縄」が全面支援した志村恵一郎新人が破れ、自公推薦の喜真淳現職が再選。2014年の名護市長選から、沖縄県内で行われた全ての選挙に「辺野古新基地建設反対」を明確に掲げながら挑み、圧勝してきた「オール沖縄」の初の敗戦でした。
投票日の出口調査によれば、約60%以上の宜野湾市民が辺野古新基地建設に反対とのデータもあり、「オール沖縄」が民意の支持を失ったとは決して言えません。
一方で、自公推薦の佐喜真現職の当選が、基地建設を進める日本政府にとって有利に働くことは紛れもない事実です。実際に、1月26日の時事通信によれば、防衛庁は辺野古への普天間基地移設に向けて担当幹部を増員、早くも事業加速に向けて動き出しているようです。
・・・この後、辺野古は、「オール沖縄」はどうなってしまうのしょうか。
悲観したくなるその前に、そもそも「オール沖縄」の強みはどこにあるんだ?という点を、もう一度噛み砕いて考えてみたいと思います。
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(8)訪米6日目(前編):宜野湾市長選後の、「オール沖縄」;金秀グループ会長と連合沖縄会長を結んだ想い~違いを乗り越えた結託、その舞台裏で~AFL-CIO(米労組)本部訪問
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/284027
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「島ぐるみ会議訪米団密着レポート」最新記事では、訪米団がAFL-CIO(米労組)幹部を訪問した際の様子をお伝えしながら、「オール沖縄」の最大の強みである、各界の人物が、保守や革新、支持政党や過去の確執までをも乗り越えて結託している」点に焦点を当て、解説していきます。
沖縄県屈指の企業グループである金秀グループ会長の呉屋守将氏が、県内の労働組織連合沖縄の大城紀夫会長の紹介を受けスピーチし、米国の労働団体の総本山で連帯を確認し合う意義とは・・・?
2人を始めとする島ぐるみ会議の主要メンバーを結びつけた戦後沖縄の過酷な労働環境と、辺野古への想いをレポートします。
こちらをぜひお読みいただければと思います。
また、今回宜野湾市長選挙で行ったようなIWJの「いつでもどこでも、必要であれば赤字覚悟で飛んでいくぞ」精神の現地取材は、皆さまのカンパやご支援に支えられています。
広告媒体や特定の政党に縛られないIWJの活動を直接お支えください!何卒、よろしくお願いいたします!!
・ご寄付・カンパも取材費にあてさせていただきます!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
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…続いては、こちらも必見です。大企業による言論弾圧・スラップ訴訟に関する注目すべきニュースが飛び込んできましたので、取材を行った太田美智子記者より、報告させていただきます!
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■言論の萎縮を狙ったDHCによるスラップ訴訟、二審も被告の澤藤弁護士勝訴!! ブログ記事の記述について、「いずれも違法性が認められず」
おはようございます! 太田美智子です。
甘利大臣が閣僚辞任を表明していた同じころ、「政治とカネ」に関わるもう1つの記者会見が行われていました。
化粧品と健康食品大手の株式会社DHCの吉田嘉明会長が、IWJでもおなじみの澤藤統一郎弁護士を名誉毀損で訴えていたスラップ裁判控訴審の判決が昨日、東京高裁で言い渡され、勝訴した澤藤弁護士と弁護団が会見しました。
そう、勝訴です! おめでとうございます!!
DHCの吉田会長がみんなの党の渡辺喜美代表(当時)に8億円の選挙資金を用立てていた問題をブログで批判した澤藤弁護士は、DHC側から名誉毀損で2000万円を請求されました。さらに、これは恫喝目的のスラップ訴訟だとブログで批判したら、請求額は6000万円に引き上げられたのです!
昨年9月、一審でも請求は棄却されましたが、DHC側は控訴しました。
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※2015/09/02 DHC名誉毀損訴訟 判決後の記者会見(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/261234
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昨年末に開かれた第一回口頭弁論後の報告集会では、政治的言論の自由を保障する意味、健康食品問題、規制緩和、スラップ訴訟など、この訴訟に関わるさまざまな問題が語られていますので、ぜひご覧ください! 記事は近々アップする予定です。
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※2015/12/24 DHC名誉毀損訴訟 控訴審 第一回口頭弁論後の報告集会(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/280136
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DHCは、この8億円問題で10件の名誉毀損訴訟を起こし、請求額は2000万円から2億円と高額です。これほど高額な請求を目の当たりにすれば、その萎縮効果は訴えられた人にとどまりません。それこそがスラップ訴訟の目的です。
判決言い渡し後、澤藤弁護士は喜びに包まれた支援者らを前に、「大丈夫だろうと思っていたけれども、それでもやはりとても嬉しい。弁護士の私がこれほどの思いをするのですから、しがないジャーナリストなどではさぞかし大変だろう」と、話しました。
妻の政子さんもホッとした表情でお礼の言葉を述べつつ、「夜ごと夜ごと6000万円の判決が頭に浮かび…」と話され、やはり精神的な負担の大きさがうかがわれました。
その後、司法記者クラブ(東京・霞が関)で行った会見の模様は、本日午後2時からCh4で録画配信します! どうぞご覧ください!
その他のスラップ訴訟の動画もありますので、ぜひご覧ください!
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※2013/08/26 沖縄基地問題を描いた、映画「標的の村」 SLAPP裁判で上告中の伊佐氏 「全国の皆さんに知ってほしい」
~伊佐真次さん、安次嶺現達さん 記者会見
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/98323
※2013/11/23 全国スラップ訴訟止めよう!シンポジウム
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/113065
※2015/07/01 【山口】「原発は、化石。いつまでやっているんだ」――上関原発スラップ訴訟、アーサー・ビナード氏らが「海が殺される前に」と建設反対、訴訟の不当性を訴え
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/251266
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名誉毀損で訴えられるリスクというのは、ジャーナリストにはつきもので、岩上さんが裁判となった時にはテレビがニュースで流し、ベテラン記者仲間からは「額の向こう傷おめでとうございます」と挨拶されたそうです。
額の「向こう傷」とは、斬り合いに際して、背を向けて逃げずに立ち向かったからこそ、額に日本刀で斬られた傷が残る、という意味で、勇敢さの証しのような意味だそうです。
裁判では弁護士がろくろく仕事せず、岩上さん自身が必死に陳述書や、証拠、証言を集め、ドロー(和解)にもちこんだとか。
そんな岩上さんは、真剣勝負のインタビューを3日連続でこなしたところですが、
■今後のインタビュー等のスケジュールは以下の通りです!!
・2/4(木) 15:00~ 津田 敏秀さん
(岡山大大学院教授「福島の子供の甲状腺がん発症率は20~50倍」と論文で発表)
・2/8(月) 14:00~ 本山 美彦さん
(京都大学名誉教授 経済学。著書:『金融権力』(岩波新書)、『格付け洗脳とアメリカ支配の終わり』(ビジネス社) 、他)
・2/11(木) 14:00~ 太田 昌克さん(後編)
(共同通信社編集委員・論説委員。核密約に関する一連の報道で、2009年度平和・協同ジャーナリスト基金賞(大賞)受賞)
・2/13(土) 13:30~ 水島 朝穂さん
(早稲田大学法学学術院 法学部、大学院法学研究科教授。法学博士。憲法学/法政策論。著書:はじめての憲法教室 立憲主義の基本から考える (集英社新書)、他)
・2/15(月) 【司会】19:00~20:00 山本太郎・小林節 対談
・2/18(木) 14:00~15:00 中野 晃一さん
(上智大学国際教養学部教授 政治学。著書:『右傾化する日本政治』(岩波新書)、『戦後日本の国家保守主義--内務・自治官僚の軌跡』(岩波書店刊)、他)
・2/23(火) 13:00~15:00 高山 佳奈子さん(京都大学大学院法学研究科教授 刑事法 著書:『故意と違法性の意識』(有斐閣)、他)
上記のスケジュールをチェックして、ぜひ楽しみにお待ちください!
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■緊急事態条項の危険性と「倒し方」が分かる!「饗宴VI」DVD、一般販売中!
いよいよ「饗宴VI」のDVDが、一般販売を開始しました!経済、外交、、憲法の専門家が一同に会し、それぞれの視点から緊急事態条項の危険性と、その実態、そして我々日本人がどう対峙していけば良いのかを、あますところなく論じ合った、このシンポジウム。早くも、在庫が追いつかないのでは!?というほど、多くの方にお買い求めいただいています!!
安倍政権が憲法改正を公約に掲げる参院選まで、あと半年もありません。先ほどご紹介しましたが、民主党はいまだ徹底的な追及ができているとは言えず、舐め切った安倍総理も、のらりくらりと、はっきりとした答弁を避けています。しかしその態度から、緊急事態条項の実態が、多くの国民に知られるのを恐れているのも事実でしょう。
野党の追及に頼る時期はもう過ぎました。これからは国民一人ひとりが、この安倍政権の狙いを理解し、見破り、野党に「指南」していかなければなりませんね。その一助に、このDVDはマストです!!!
ぜひ、お買い求めいただき、今、この国で進行中の「ファシズムへの道」を、多くの人に拡散し、警鐘を鳴らしていただければと思います…!!!
※【岩上安身サイン入り】DVD「饗宴VI」
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=187
※DVD「饗宴VI」通常版
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=188
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◆饗宴VI~国民非常事態宣言! 露わになった「ナチスの手口」/国家緊急権を阻止せよ!
●テーマ1:米国の経済覇権の終わり? ~AIIBの衝撃とTPP「砲艦外交」の正体
岩月浩二氏(TPP阻止国民会議世話人/TPP交渉差止・違憲訴訟弁護団共同代表)
植草一秀氏(政治経済学者)
田中宇氏(国際情勢解説者)
富岡幸雄氏(中央大学名誉教授)
矢吹晋氏(横浜市立大学名誉教授)
内田聖子氏(特定非営利活動法人アジア太平洋資料センター事務局長)
●テーマ2:違憲の「戦争法」強行可決から「明文改憲」による緊急事態条項導入へ~属国のファシズムを阻み、立憲民主主義を救い出せるか
青井未帆氏(学習院大学大学院法務研究科教授)
伊波洋一氏(元宜野湾市長)
奥田愛基氏(大学生/「SEALDs」創設メンバー/「ReDEMOS」代表理事)
水上貴央氏(弁護士/青山学院大学法務研究科助教)
永井幸寿氏(弁護士)
升永英俊氏(弁護士/弁理士/「一人一票実現国民会議」発起人)
●テーマ3:「戦争」の過去・現在・未来~安倍政権の目指す「戦争遂行国家化」その帰結は!?
井筒高雄氏(元陸上自衛隊レンジャー隊員)
志葉玲氏(ジャーナリスト)
柳澤協二氏(元内閣官房副長官補/NPO法人国際地政学研究所理事長)
孫崎享氏(元外務省国際情報局長)
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■新刊書籍もどれも必見です!! 『前夜・増補改訂版』『米国が隠す日本の真実』も好評販売中!!
緊急事態条項を含めた、自民党・安倍政権の「正気とは思えない」改憲草案を、逐条で分析し、批判した『前夜・増補改訂版
日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』。こちらも、書店の在庫が切れるほど、多くの方にお買い求めいただいています。それほど、危機意識が広がっているのだと思います。
政治にまったく興味がなく、最近ではベッキーとSMAPの話題にしか興味を示さなかった僕の友人も、つい先日、「なんか安倍政権の改憲、やばいらしいね…?」とつぶやき始めました。すかさず、この『前夜・増補改訂版』を薦めたのは、言うまでもありません。
この本は、まったくの政治素人でも分かりやすいように、梓澤弁護士、澤藤弁護士、岩上さんの対談形式で読み進めることができます。改憲について気になりだした人がまわりにいたら、ぜひ、自信をもってこの書籍をお薦めください!!もし、まだ手元にないという方はぜひぜひ、この機会にお買い求めいただければと思います!
※【増補改訂版・岩上安身単独サイン入り】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171
※【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=169
そして、 『米国が隠す日本の真実』も、ぜひぜひお読みいただきたい一冊です。岩上さん、植草一秀さん、川内博史さんとともに、憲法問題のみならず、原発、TPPなど、多岐にわたる「戦後日本のタブー」について分かりやすく解説していますので、ぜひお買い求めください!
※【岩上安身単独サイン入り】米国が隠す日本の真実
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=159
※米国が隠す日本の真実
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=158
IWJ書店では、今までインタビューに応じてくださった方、饗宴にご出演くださった方のサイン入り良書も販売しております!昨日新たに、施光恒さんの本も発売になりました!
NEW!!
【施光恒さんサイン入り】『英語化は愚民化~日本の国力が地に落ちる』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=202
その他いろいろ取り揃えておりますので、ぜひ店頭をちらりと覗きに来てください!
・IWJ書店はこちらです!(会員の方のみご利用いただけます)
https://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=16
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■IWJから繰り返しのお願いです!経理の柱になってくださる方、緊急募集中です!
IWJでは現在、経理担当者を緊急募集しています。年明け早々、これまで担当をしていたベテランの経理担当者が、体調不良で急遽IWJを離れることになりました。今、IWJは、会社の心臓部である経理担当者がいない、深刻な状態です。
経理・総務としての実務経験をお持ちの方、簿記などの資格をお持ちの方、できれば決算まで手がけたことのあるベテランの方に、IWJの経理責任者をぜひ、お引き受けいただきたく、大募集中です!
よろしくお願いいたします!
◆応募条件
※「経理・総務スタッフ」を御覧下さい。
http://bit.ly/1ALJypQ
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■わとはぷ!のコーナーです!
1年前の今日、2015年1月29日、IWJは来日していたトマ・ピケティ氏の東京でのシンポジウムを中継しました。
ピケティ氏と言えば、先進諸国では格差が再び拡大していることを科学的に示し、ベストセラーとなった『21世紀の資本』(2014年12月、みすず書房)の著者。世界中で大きな反響を呼んでいたこともあり、日本でも、連日、マスコミが大きく取り上げていましたね。
しかし2015年の中盤に差し掛かると、ピケティ氏の話題が巷やテレビ、新聞でのぼることは、一切なくなりました。なぜか。それは、ピケティ氏の指摘が、アベノミクスを根底から否定するものに他ならなかったからです。
ピケティ氏の主張は明快です。
「経済が成熟し、低成長期に入っている先進国では、放っておけば所得や資産が一部の富裕層に集中し、19世紀のような格差社会がよみがえってしてしまう。それを防ぐには、政府による富裕層への、所得のみならず純資産に対する累進課税の強化・導入が大事」というもの。
ピケティ氏は、この日の講演で、「金持ちの家に生まれないと有名大学に進みにくい」といった、日本にも見られる不平等さを指摘。貧困の連鎖を断ち切る有効な手立ては税制の中にある、と改めて強調しました。
アベノミクスについても、「日本の格差は米国ほど大きなものではないが、増大傾向にあるのも事実」とズバッと指摘しました。さらには、政府がGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の株式運用比率を従来の12%から25%へと大幅に引き上げることについても、ピケティ氏は「ハイリスクの投資は馴染まない」と一刀両断。その場にいた西村康稔内閣府副大臣に赤っ恥をかかせました。
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・2015/01/29 トマ・ピケティ氏、来日シンポで「安倍税制」批判 「消費増税は低所得者を苦しめる」 ~GPIF改革論への苦言も
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/228602
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痛いところを突かれたら、一斉に黙殺する安倍政権。海外では「日本はリセッション(景気後退)入りした」と報じられて久しいのに、日本国内では一切、そうした分析・指摘の声を報じさせない、「情報統制」「情報ガラパゴス化」に執心する安倍政権ですから、ピケティ氏をメディアから消し去るのは、通常運転なのでしょう。
しかし、そうやって、タクトを振られた通りに反応して、黙ったり、ごまかしたり、お追従を述べたりするマスメディア、本当にどうにもなりませんよね。
でも、国民の側は、忘れてはいけません。
ピケティ氏の指摘・助言は、1年経った日本では今、あれもこれも、現実化し、深刻化しています。メディアが封殺する真実を、これからもIWJは、ひるむことなく、報じていきます。
そのためにもぜひ、IWJへのご支援を、今後もよろしくお願いいたします!
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