■■■ 日刊IWJガイド 2014.12.31日号 ~No.840号~ ■■■
(2014.12.31 8時00分)
おはようございます! IWJの「除夜の鐘」、原佑介です。
今年も1年間、本当に、本当にお世話になりました!
今年最後のあいさつになります。まずは今年一年、支えてくださった皆さんに、心から感謝申し上げます!
皆さま方のご支援なしに、IWJは、2014年という激動の1年を駆け抜けることができませんでした。会員の皆さん、ご寄付・カンパをしてくださった皆さん、饗宴にご来場くださった皆さん、現場で励ましの声をかけていただいた皆さん、サポーターの皆さん、中継市民はじめボランティアで支えてくださった皆さん。本当に、本当にありがとうございました! 感謝してもしきれません。
うちのタクマも先日、日刊IWJガイドで書いていましたが、皆さんも、正月はお餅を食べられることでしょう。僕もお餅、大好きです。岩上さんもお雑煮が大好きで、「雑煮を1年中食わせてくれるお店はないものか」と、時々、探したりしています。
IWJは現在、本当に会員数がピンチ。毎月の会員登録の更新日を経るたびに、5000人台に届いては減り、届いては減りを繰り返してきましたが、現在、先月比で100人ほど、会員さんが減っています。5000人に届く気配がない。増税や円安による物価上昇やら、どなたも懐事情は厳しいとは思いますが、皆さんのご支援がなければ、IWJは2015年を乗りきれるのかどうか…。
だから、というわけではありませんが、皆さん! 健康で、お元気でいてくださいね! 間違っても餅を喉に詰まらせて「うっ…!」などということは絶対にないように、気をつけてくださいね!
「あれ? ずっとIWJを支えてくださっていたあの会員さん、ご無沙汰していると思ったら、お餅を喉に詰まらせて……えっ…!?」…万が一にもそんなことのないように、くれぐれお気をつけください。
老婆心が過ぎると笑われるかもしれませんが、安心してお正月を楽しむための備忘録です。周りの方が餅を喉に詰まらせた場合、次のような対処方法があるようです。念には念を入れ、頭の片隅に入れておいていただければ幸いです。
■意識がある場合
・咳をさせる
・背部叩打法(背中の肩甲骨と肩甲骨の間を何度も叩く)
・上腹部圧迫法(腹のみぞおち部分を圧迫する)
・側胸下部圧迫法(胸の外側やや下部分を圧迫する)
■意識が無い場合(以下の4つの手順を繰り替えす)
・人工呼吸を行う
・背部叩打法(背中の肩甲骨と肩甲骨の間を何度も叩く)
・側胸下部圧迫法(胸の外側やや下部分を圧迫する)
・口の中に手を入れて詰まったものをかき出す
※SUUMOジャーナル参照
http://suumo.jp/journal/2013/01/01/35848/
…(後半へ続く)
◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表を送ります。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もありますのでご了承ください。
**2014.12.31 Wed.**
【IWJ_OSAKA1】12:00~「第45回釜ヶ崎越冬闘争三角公園ステージ」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※釜ヶ崎の第45回越冬闘争の模様を可能な限り中継いたします。断続的な配信になる可能性がございますので、ご了承ください
【会員限定配信】18:00~「沖縄で独立運動は起こりうるのか ――スコットランド独立運動を研究する琉球大学政治学教授・島袋純氏が岩上安身に語る」
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/183147
※10月16日13時より那覇市内にて行われた島袋教授へのインタビューを再配信します。沖縄独立を考え、スコットランド事情にも詳しい島袋純氏に、岩上安身がお話をうかがいました
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~~会員限定配信の視聴方法(※視聴ページが変更になりました)~~
1,会員限定視聴ページ( http://iwj.co.jp/wj/member/limited )へアクセス
2,ログインIDとパスワードを入力
3,ページに表示されているパスワードを、視聴画面に入力
以上の手順で、ご視聴いただけます。是非御覧ください。
【録画配信・Ch1】【饗宴アフター企画シリーズ】21:00~「岩上安身による元宜野湾市長・伊波洋一氏 インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※12月20日、饗宴の前日に行われた元宜野湾市長・伊波洋一氏 へのインタビューを配信します。饗宴の限られた時間の中ではお聞きしきれなかったお話をじっくりとうかがっています
~関連アーカイブ~
・2014/10/17 【沖縄県知事選スペシャル】「アメリカ流非対称戦争」への準備が進む中の知事選 ~岩上安身による元宜野湾市長・伊波洋一氏インタビュー http://iwj.co.jp/wj/open/archives/185135
・2014/02/21 【沖縄】「米政府より日本政府の方が、我々の訪米にピリピリしている」糸数慶子参議院議員・伊波洋一氏ほか http://iwj.co.jp/wj/open/archives/126276
(前半の続き)…
年末の最後の最後まで、お伝えします!
本日は、【饗宴アフター企画】として、岩上安身による元宜野湾市長・伊波洋一氏 インタビューを配信します! 初公開、撮り下ろしの最新インタビューです! 伊波洋一さんは、饗宴でも第4部に登壇してくださいました。極東有事の際に米軍が撤退し、日本全域を「戦場」にしたうえで改めて米軍が応戦するという米国の戦略「統合エアシーバトル構想」を紹介。
米国の「傘」の中にいるはずの日本が捨て石にされるという現実に、参加者の皆さんは衝撃を受けたと思います。何よりも、同じくその4部に登壇していた元内閣官房長官補の柳沢協二さんが、司会の岩上さんの問いに、「伊波さんのご説明の通りです」と答えられたことで、さらに愕然とされたのではないでしょうか。アフター企画のインタビューでは、時間をかけてより詳しく伊波さんにお話をうかがいましたので、より詳しくお知りになりたい方は、ぜひとも、ご注目ください!
このインタビューは、初公開なので、初回配信時は、フルオープン、会員ではない一般の方もご覧になれます!
その後、録画の方のご視聴は、会員限定となりますので、どうぞ、皆さん、会員登録をして、ご覧ください!
来年早々、集団的集団的を名目に自衛隊の海外派兵のための関連法は18本も提出されます! しかも特別措置法ではなく、恒久法。憲法改正の手続きを踏むことなく、自衛隊は米軍に追随して世界中に派兵され、紛争に巻き込まれていくことになります。その結果、何が起ころうとしているのか、必見です!
【饗宴アフター企画】岩上安身による元宜野湾市長・伊波洋一氏 インタビュー
Ch1→ http://www.ustream.tv/channel/iwakamiyasumi
さらに! 【饗宴アフター企画】「沖縄で独立運動は起こりうるのか ―スコットランド独立運動を研究する琉球大学政治学教授・島袋純氏が岩上安身に語る」を、こちらは会員限定で配信いたします!
饗宴でも戦後の沖縄の現実を紹介し、沖縄の視点から「立憲主義」の重要性説いた島袋さん。自民党改憲草案が現実のものとなった場合、沖縄は「日本の一部である必要がない」という旨の発言をされています。その真意はなにか。インタビューをぜひとも、御覧ください。
【会員限定配信】18:00~【饗宴アフター企画】「沖縄で独立運動は起こりうるのか ―スコットランド独立運動を研究する琉球大学政治学教授・島袋純氏が岩上安身に語る」
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/183147
※10月16日に行われた、琉球大学政治学教授・島袋純氏へのインタビューを会員限定配信いたします。
【IWJ特報183・184号発行!】
メルマガ「IWJ特報!」最新号、「日本を含めたユーラシアの分断をもくろむ『アメリカ帝国』 F.ウィリアム・イングドール氏インタビュー」を発行しました。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/220963
2014年最後となる「IWJ特報」は、アメリカによる「ユーラシア分断」戦略から、ウクライナ危機を予見していたエコノミストにして地政学アナリスト、F.ウィリアム・イングドール氏への2度にわたるドイツでのインタビュー。リライトし、詳細な注釈を付しました。
アメリカ人でありながら母国の体制を辛辣に批判するイングドール氏は、今回の危機は、ソ連崩壊時から東方拡大を始めたNATOとロシアとの緊張が、限界を超えて爆発したのだと指摘。その根本にはアメリカによるユーラシア「分断」戦略があると見抜いています。
「この道しかない」と叫びながら、集団的自衛権の行使容認や武器輸出緩和、NATOとの協力強化でアメリカの分断戦略に追従する安倍政権。ウクライナ情勢に無関係でいられなくなった日本が、今後引きずり込まれる「道」とはどういうものか?
NATO加盟へとついに歩き出したウクライナ、対ロシア制裁を強めるアメリカは、サウジに石油を増産させ、原油価格は下落。ロシア通貨のルーブルは暴落へ。そこへ、ロシアに手を差し伸べる中国。そして中東情勢までも巻き込んだ、「ユーラシア」の混乱の先には何があるのか?
アメリカが「ロシア攻略」にかける自らの戦略的意志を隠そうとしなくなった今、改めてこのインタビューを振り返ります。メルマガ「IWJ特報!」を今購読申し込みをすれば、この最新号は無料でご覧になれます。
イングドール氏の語るアメリカの世界戦略についての話は、ピーター・カズニック氏の話と驚くほど重なりあうところが多く、その後にインタビューしたウォルフレン氏とも重なり合います。 共通するキーワードは「フル・スペクトルラム・ドミナンス」。米国一国による「完全支配」。
ぜひ、ピーター・カズニック氏、ウォルフレン氏のインタビューと聴き比べ、そして読み比べてください。
カズニック氏インタビューはこちら→ http://iwj.co.jp/wj/open/archives/160561
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http://www.mag2.com/m/0001334810.html
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ウォルフレン氏インタビューは2015年元旦に配信予定です。お見逃しなく!
特集【越年越冬】
新たに加わった細井記者が、この凍える寒空の下、戸外で越年越冬する労働者の現状を連日、取材、レポートしています。
役所の窓口が閉じる仕事納めから翌年の仕事始めまで、公的支援を受けられなくなる、路上の生活者・労働者に向けて、炊き出しなどの支援が、年末は、本格化します。しかし、渋谷区は年末、区内の複数の公園を閉鎖、路上生活者とその支援活動の事実上の排除に動きました。かくも冷たい仕打ちが…。
路上生活者の取材には、配慮が必要です。誰も望んで失業したり、家を出たわけではありません。様々な事情があります。プライバシーに配慮しながら、取材を行う必要があります。支援団体との事前の交渉や調整も必要です。難しい調整をこなしながら、本日も夜遅くまで取材に臨んでいた細井記者、事務所に帰社してから、Web速報で、レポートをお届けしました。
渋谷で異常な事態が…。野宿者たちを無責任に放り出し、民間の「炊き出し」まで潰そうとする区政。
それに対し、表通りに出て結集し、力を合わせ「寒風」に立ち向かおうとする人々の姿をぜひご覧ください。
IWJウェブ速報@iwj_sokuhou
また、#iwakamiyasumi4
@IWJ_ch4 http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4 で随時お伝えしますので、ご注目、拡散協力お願いします。
2014年の大晦日の日本の現実の一断面をご覧ください。
さて、いろいろ心配がつきませんが、振り返ると今年も大変な1年でしたね~(苦笑)。自分のことばかり書いて恐縮ですが、自分にとってのこの一年を振り返ってみると、本当によく動いたなと、我ながら思います。皆さんのご支援をいただき、全国各地、果ては国外も飛び回ってきました。
そんな2014年を振り返り、僕の行った範囲内で、特に印象に残った5つの現場を紹介させてください(重要度などを順位付けするわけではありません)。
んじゃ、さっそく――。
【1】「名護市長選挙!」
1月。「辺野古新基地建設」を最大の争点に、地元・名護市で、新基地建設反の現・稲嶺進名護市長と、自民・公明推薦で、新基地建設推進の末松文信候補が一騎打ちを演じました。
結果は、稲嶺進市長が19839票を得て、末松文信候補に4000票以上の大差を付け、再選を果たしました。僕は稲嶺候補当確の瞬間を末松候補の選対事務所で迎えました。報道人の前に姿をあらわした末松候補は落胆の表情。僕は、「選挙結果で民意は明確となった。結果を受け、政府は辺野古を断念すべきとは思わないか」と質問しました。
末松氏は、「そうは思わない」と否定し、「すでに、一旦は(仲井真知事が)受入れを表明した。地元辺野古はまったく反対という雰囲気はなく、進めてほしいというのが大方の意見。政府には、移転を進める手立てがあれば、進めていただきたいと思う」と回答しました。
「辺野古No」の民意が明らかになったにも関わらず、その民意に向き合わない末松氏。その姿勢はいかがなものかと疑問を感じた覚えがあります。
そしてこの選挙の時は、岩上さんが、のちに、衆院選の小選挙区で全勝を収めることになる4人の候補者、全員にインタビューをしました。
元自民党沖縄県連顧問の仲里利信氏にも当時インタビューしましたが、まさか76歳にして衆院選に出馬するとは、当時は思いもしませんでした。辺野古新基地建設に対する思いは、当時も今も、もちろん同じです。ぜひ、アーカイブをご覧ください。稲嶺進市長にも岩上さんが単独インタビューしています。
※2014/01/19 【沖縄名護市長選】現職・稲嶺氏が大差で再選 / 落選した末松氏「辺野古移転断念すべきではない」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/120515
※2014/01/11 【沖縄名護市長選】「これは沖縄だけでなく日本全体の問題」 ~岩上安身による稲嶺進名護市長インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/119326
※2014/01/13 【沖縄名護市長選】沖縄の問題は「世界」の問題 ~自民党を離党した仲里利信 元沖縄県議会議長へ岩上安身が緊急インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/119526
※2014/01/16 【沖縄名護市長選】岩上安身による日本共産党・赤嶺政賢衆院議員インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/119871
※2014/01/12 【沖縄名護市長選】米国の軍事戦略上「必要ない」辺野古基地を推進する日本政府の狙いとは? ~岩上安身による玉城デニー衆院議員インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/119441
※2014/01/13 【沖縄名護市長選】この選挙は辺野古を守る「最後の砦」 ~岩上安身による社民党・照屋寛徳衆院議員インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/119520
【2】「台湾の学生らが国会を占拠!」
これビビリましたよね(笑)。あっぱれなり!!(←不謹慎)
中国との不平等な経済協定の批准と、協定批准に至る非民主的な台湾政府のプロセスに反発した学生らが3月18日、台湾の立法院(国会)になだれ込み、議場を占拠したのです。もちろん、台湾の憲政史上、初のことでした。
このニュースをみたのは、愛媛県で伊方原発の取材中でした。「台湾の学生はすっっっげぇことするもんだなぁ」と思っていたら、岩上さんからTEL。「明日から台湾行ってきて」との指示でした。報道の現場は突然のできごとに対処しなければなりません。すぐに東京に引き返し、台湾に向かいました。
まさかニュースをみた数日後に自分が占拠された台湾の国会(立法院)の中にいるなんて、ぶっちゃけ想像もしてなかったですね。
「台湾ヒマワリ学連」と呼ばれたこの運動は、一見、手荒にみえますが、学生らの努力によって秩序が維持され、多くの台湾人の共感を生み出しました。全国の支援者から弁当や飲み物、布団などが大量に寄せられ、デモには50万人(主催者発表)が集結。学生がヒマワリ学連に参加できるよう授業を休校にする大学も多く、国民的な大運動に発展しました。
僕は占拠から5日後の23日に現場に到着。約3週間の取材で立法院内部にも繰り返し潜入し、学生リーダーの陳為廷さんにもインタビュー。テレ朝の「モーニングバード!」の合間などをぬい、岩上さんも台湾入り。現場レポートや知識人らにインタビューして回りました。
台中貿易協定は日米間のTPP問題ととてもよく構造が似ています。岩上さんがインタビューした台湾中央研究院で台湾史研究所副研究員を務める呉叡人政治学博士は 「協定にサインすれば台湾は永遠に中国の属国になる」と語りました。台湾の抱えるジレンマは、決して他人ごとではありませんでした。
自民党が再び選挙で大勝したことで、米国は、日本のTPP参加をこれまで以上に強く要求してくると思います。ぜひ、自分事として、インタビューをご覧になってみてください。
※2014/04/11 「協定にサインすれば台湾は永遠に属国になる」中国とアメリカ、2つの「帝国」の狭間で生きる台湾 ~岩上安身による呉叡人政治学博士インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/134725
※台湾全土から抗議の市民が集結 ~不平等な経済協定「民意無視の推進は許されない」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/130664
※占拠続く立法院内の取材に成功 ~学生リーダーに単独インタビュー「日本の人たちと交流続けたい」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/131715
※学生らがついに立法院を退去「今日は終わりでなく始まり」 ~岩上安身による密着レポート
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/135493
【3】「集団的自衛権行使容認の閣議決定!」
今年をもっとも象徴するできごとは、やはり7月1日の、集団的自衛権行使容認の閣議決定ではなかったでしょうか。
官邸前では、市民らが、「立憲主義を守れ」「民主主義を守れ」と訴え、2日間にわたって朝から晩まで抗議。参加者は述べ数万人から十数万人にもなったといいます。
※2014/06/30 「戦争反対」「憲法守れ」「安倍はやめろ」 7月1日閣議決定直前、官邸前で集団的自衛権反対の抗議
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/149563
※2014/07/01 「集団的自衛権行使容認反対!」 首相官邸前、閣議決定後も抗議の声やまず
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/149714
閣議決定だけでは集団的自衛権の行使はできません。法整備が必要です。自民党・谷垣幹事長は、「来年は安保国会になる」と予告していますが、やはり日本は2015年、戦争のできる国へと作り変えられようとするのでしょう。そのキッカケは解釈改憲という憲法の破壊にあるのですから、「新たな戦前」は2014年に始まった、ということになるんだと思います。
まぁとにかく! ブツブツ言ってても始まりません。政府に、憲法を守らせましょう、普通に。守れと。当たり前の話ですよ。別に、憲法を守ることに左右は関係ないですからね。流行りの「保革共闘」で、立憲主義まで「ターンオーバー」しましょう。
自民党はさらに、悲願の憲法改正まで推し進めようとするでしょう。自民党改憲草案を読み解いた『前夜』を参照してください。また、「国民安保法制懇」のメンバーなど、集団的自衛権行使に警鐘を鳴らす学者の皆さんに岩上さんがインタビューを重ねてきましたので、そちらも改めて御覧ください。
※2014/07/11 「軍法のない軍隊は使えない」”紛争解決請負人”が解釈改憲による集団的自衛権行使容認に疑義~岩上安身による東京外国語大教授・伊勢崎賢治氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open?p=152425
※2014/11/28 【大義なき解散総選挙12】「これでは北朝鮮と同じ」 自民党改憲案と集団的自衛権行使容認を徹底批判~岩上安身による小林節・慶応大学名誉教授インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open?p=209456
※2013/09/18 解釈改憲に理はない 安倍政権が進める集団的自衛権行使容認に元内閣法制局長官が警鐘 ~岩上安身による阪田雅裕・元内閣法制局長官インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open?p=102055
※2014/02/05 安全保障のプロが語る、安倍「タカ派」外交の危険性~岩上安身による元内閣官房副長官補・柳澤協二氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open?p=123724
『前夜』のご購入はこちら( http://iwj.co.jp/wj/open/%E5%89%8D%E5%A4%9C )
【4】「原爆の日の広島・長崎で安倍総理が『コピペ』挨拶!」
安倍総理は広島、長崎の原爆の日の平和祈念式典に登壇し、総理大臣として挨拶。その挨拶が、昨年の文言と95%(推定)一緒の、「コピペ」丸出しの挨拶だったのです。広島でコピペが問題視されたにも関わらず、その3日後、長崎で悪びれることなく二度目の「犯行(コピペ)」を繰り返しました。
※【IWJブログ】長崎原爆の被爆者「今年は準戦時体制でもあります」 ~広島・長崎にみる安倍総理の「コピペ」は「戦後レジーム」への挑戦!?
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/162991
これ、ぼくも広島・長崎の現場にいたんですけど、マジで頭に血がのぼりました。
取材者ですから冷静で常に中立的であることを意識がけてはいますが、被爆者の方々のお話を取材してまわったで安倍総理の「コピペ挨拶」を聞くと、さすがにブチギレそうになりましたよ。
「おれは原爆の日なんて認めない。挨拶したくてしているわけじゃない」感を隠そうともしない安倍総理。よく言う「戦後レジームからの脱却」というのは、「敗戦の歴史や教訓をすべて忘れ去ろうぜ!」というものなのでしょう。
そんな総理大臣とは対照的に、被爆者代表として長崎の式典で挨拶し、「アドリブ」で安倍政権の暴走を非難したのが城臺美弥子(じょうだい みやこ)さんでした。城臺さんは「今、進められている集団的自衛権の行使容認は、日本国憲法を踏みにじる暴挙です」とアドリブで厳しく糾弾。さらに、
「日本が戦争できるようになり、武力で守ろうと言うのですか」
「武器製造、武器輸出は戦争への道です。いったん戦争が始まると、戦争は戦争を呼びます。歴史が証明しているではないですか」
「被爆者の苦しみを忘れ、なかったことにしないでください」
…などと、安倍総理を前に堂々と展開。その後、僕は城臺さんに電話インタビューし、当時の心境を聞きました。安倍政権には、被爆者の仲間が踏みにじられた思いがして、とても悔しかったそうですよ。記事化してありますので、ご一読ください。
※【IWJブログ】「集団的自衛権の閣議決定は憲法を踏みにじる暴挙です!」――長崎平和式典で安倍総理を前にして果敢に批判した被爆者・城臺美弥子(じょうだい・みやこ)さんがIWJのインタビューにこたえて胸の内を激白!「戦争への道は絶対に許せん!」
http://iwj.co.jp/wj/member/archives/24938
【5】「御嶽山噴火! 火山リスクを過小評価して再稼働に向かう川内原発!」
9月27日、突如噴火した御嶽山。死者数も火山事故としては戦後最悪の57名にも上りました。改めて犠牲者の方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、御遺族の皆さんに対し、深く哀悼の意を表したいと存じます。
僕自身、これまで火山について不勉強で、そのリスクをまるで把握できていませんでした。火山学者の方々にもインタビューしました。そこでわかったのは、「火山は予知できない」ということ。それどころか、火山は「わからないことだらけ」ということがわかりました。
御嶽山は「水蒸気噴火」でした。その後、より巨大な「マグマ噴火」につながる可能性もありました(今も?)。事前に小さな地震が増えていましたが、今にして思えば、それが予兆でした。
でも、見逃してしまったんです。もし時間差はありますが、これから御嶽山が「マグマ噴火」すれば、あの「水蒸気噴火」は予兆だったことになります。でも、わからないんです。
川内原発を抱える鹿児島の桜島でも、噴火の回数がここ数年間で増えています。これが姶良カルデラの巨大噴火の予兆なのかどうか、それもわかりません。鹿児島大学准教授で火山地質学者の井村隆介さんは、僕のインタビューですでに姶良カルデラが巨大噴火のためのエネルギーが溜まり切っている可能性がある、との見解を示しました。
2014/10/08 【鹿児島】川内原発、揺らぐ規制委の判断基準、火山地質学者が審査のありかたを批判~井村隆介・鹿児島大准教授インタビュー(聞き手:原佑介記者)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/179508
しかし菅官房長官や規制委は、「御嶽山の場合、水蒸気噴火だったから予知が難しかった」として、御嶽山の噴火後も、「川内原発に影響を与えるような超巨大噴火は前兆がつかめるので、審査は見直さない」というスタンスを取り続けています。
川内原発をめぐっては、地元の説明会でも住民の方々の怒りが爆発しました。「安全神話を繰り返すな」という怒りです。にも関わらず、薩摩川内市も鹿児島県も、再稼働に「同意」を示し、来年の春にも再稼働かと目されています。
※2014/10/28 【鹿児島】川内原発再稼働に「同意」した薩摩川内市長「私は『同意』という言葉を一切使っていません」と責任逃れの弁明
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/193417
※2014/11/07 【鹿児島】川内原発再稼働を県も容認、「同意」の言葉は使わず ~廃炉決議した姶良市を「知識が薄い自治体」だと笑みを浮かべて話す伊藤知事
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/204135
――ちょっと長くなりました。
本当は、岩上さんの取材に同行して行ったドイツでのことや、上関原発のこと、田中正造の足跡を追った天皇皇后両陛下の追跡取材、山本太郎さんの「新党ひとりひとり」が初めて候補者を立てた衆院鹿児島県2区補選、大義なき解散総選挙のことなども書きたかったのですが…書き出せばキリがないので、またの機会に譲りたいと思います。
こうした取材活動ができるのは、すべて、ひとえにIWJを支えてくださっている皆さんのお陰です。改めて感謝申し上げます。2014年は、本当お世話になりました! ありがとうございました! 2015年も、どうかよろしくお願いします!
IWJはUstreamアーカイブの消去事件にともない、対策本部を立ち上げて以降、新しい仲間たちが加わり、所帯がさらに大きくなりました。
Web班も、事務班も、動画班も僕の所属するテキスト班も層が厚くなりました。IWJの攻撃力は2014年より上がり、来年は仕事の幅をもっと広げていけそうです。しかし、その分、取材費がかかってしまいます。IWJがよりアグレッシブに、広範に取材活動をできるよう、皆さん、どうか2015年もIWJを支えてください! なんとか5000人台を突破し、7000人台、8000人台に乗せてください!
ぼくももっともっと成長します。ぼくたちIWJをどうか、皆さんの手で育ててください。必ず、期待に報いたいと思います。
※会員登録はこちら( http://iwj.co.jp/join/ )
※寄付・カンパのお願いはこちら( http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html )
来年は結婚報告できるといいな~。
それでは皆さん、2014年最後の1日、できるだけ笑って過ごし、2015年、強烈なターンオーバーを決めましょう!
ではまた来年! さらばだ2014年! みなさん、よいお年を!!
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/ 】
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