日刊IWJガイド・非会員版「6月は12日間で79万6000円、月間目標額の22.7%のご寄付をいただいています! IWJ存続のため、どうぞご支援をお願いします!」2026.6.15号~No.4758


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■はじめに~IWJサイトのデータのサーバーを運営する会社が9月でサーバー事業廃止! サーバー移転費は約1000万円!! 財政危機のIWJに新たな重大危機! IWJは、創立時からの3万5千本もの動画コンテンツが失われる危機に瀕しています! 6月は12日間で79万6000円のご寄付をいただいています。この金額は、月間目標額350万円の22.7%に相当します! IWJが存続できるかどうかは、皆様からの会費と、ご寄付・カンパにかかっています! どうぞ皆様、IWJをお救いください!!

■<岩上安身によるインタビュー初配信>本日6月15日(月)午後7時から、「大手メディアが報じないウクライナ戦争とイラン戦争の実相! 岩上安身によるインタビュー第1225回ゲスト 日本安全保障フォーラム会長・矢野義昭元陸将補 第2弾」(中編)のエッセンス版を、明日6月16日(火)午後7時からは、同(後編)のエッセンス版を、それぞれ3分割して撮りおろし初配信します! 完全版は会員向けアーカイブで公開しますので、ぜひとも会員となって全編御覧ください!!

■重要!! 京都大学法学部准教授パスカル・ロッタ氏によるアーロン・グッド博士インタビュー(その6)ハリー・トルーマン大統領が、イスラエル国家を承認したのは「ユダヤ系シオニストの寡頭政治家から、選挙遊説の列車の中で、100万ドルか200万ドルもの巨額の賄賂」を受け取ったため!? グッド博士「これはもはや、一種のクーデター」だった!
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■はじめに~IWJサイトのデータのサーバーを運営する会社が9月でサーバー事業廃止! サーバー移転費は約1000万円!! 財政危機のIWJに新たな重大危機! IWJは、創立時からの3万5千本もの動画コンテンツが失われる危機に瀕しています! 6月は12日間で79万6000円のご寄付をいただいています。この金額は、月間目標額350万円の22.7%に相当します! IWJが存続できるかどうかは、皆様からの会費と、ご寄付・カンパにかかっています! どうぞ皆様、IWJをお救いください!!

 IWJ代表の岩上安身です。

 連日お伝えしているように、IWJのサイトのデータそのものが、今年の10月にも消えてなくなるかもしれないという、大問題が発生しています!

 現在IWJのサイトのサーバー運営を委託している会社(W社とします)が、「今後サーバーサービス事業を廃止する」と通知してきました。期限は9月末です。

 W社を岩上安身に紹介してくれたのは、故・坂本龍一さんでした。2011年の東日本大震災による福島第一原発のメルトダウン後、原発の再稼働反対デモを実況中継したのが契機となり、坂本龍一さんと知り合い、その後、W社を紹介してくれたのです。

 そうした経緯もあって、W社からは比較的安価に、サーバーへのデータ保存、保守・管理サービスなどを安定的に提供してもらっていたのですが、事業を撤退するという知らせを受けて、大至急、データの引越し先を探さなくてはならなくなりました。

 9月末までにデータの引っ越しを完了しないと、IWJのサイトのデータが消えてなくなってしまいます。動画の総本数は、約3万5千本もあります。

 W社から「事業撤退」の連絡を受けて、大急ぎで見積もりを出してもらい、検討した上で、事前調査次第で、安く済むか、他社と同程度の約1000万円までかかるか、現時点ではわからない、というB社にお願いすることにしました。事前調査には、さっそく取りかかってもらっています。この先の成り行きは、またご報告させていただきます。

 IWJの第16期は、6月で11ヶ月目に入りました。

 6月は、1日から12日までの12日間で、19件、79万6000円のご寄付をいただいています。この金額は、月間目標額の22.7%に相当します。

 6月こそは、月間の目標額が達成できるよう、どうぞ皆様のご支援をよろしくお願いいたします!

 昨年8月から始まったIWJの第16期は、1月末で上半期が過ぎましたが、6ヶ月連続して、ご寄付・カンパによるご支援は、月間目標額を大きく下回りました! 上半期(8月~1月)だけでも赤字幅は、約1千万円を超えていました。

 3月末時点での収支を、改めて計算しましたところ、あくまで暫定ですが、約1100万円強の赤字となっています。

 この赤字は、岩上安身個人の私財を投じてカバーしてきましたが、このまま日毎に増えてゆく赤字を埋め続けてゆく貯えはありません。その上、上記のように、サーバーのデータの移転で、最大で約1000万円程度のコストがかかることとなってしまったわけです。移すべきデータの本数を絞り込むことも考えていますが、いずれにしても手間とコストがかかることには変わりはありません。

 赤字がこれ以上、拡大しないうちに、この機会に会社を整理するべきなのか、それともまだ継続すべく粘るべきなのか、真剣に悩まざるを得ません。

 コロナの際に経営が危機に至った時に、私、岩上安身が会社に貸しつけたお金のうち、返済されていない残高がまだ約1100万円残っています。それと、コロナの時の特例で自治体が利子を補助してくれて、無利子で金融機関から借りたお金も、あと返済が約1800万円残っています。

 金融機関からの借り入れは、会社がつぶれようが、待ったなしで返し続けなければいけません! 保証人は岩上安身個人となっています。

 つまり2900万円もの借入金が、まだ残っており、それが最終的には私、岩上安身個人の肩にのしかかってくる、ということです。その上でさらに今期は、現時点でも1100万円を超える赤字が出ている、ということになります。

 合計すると4000万円強の負債となります。プラスして、新たなサーバーへのデータの引っ越し代を含めると、約5000万円が必要となります。個人としては、とてもではありませんが、背負いきれません!

 それでも、この狂気に支配された歴史的な危機の時代に、IWJとして皆様にお伝えしたい正しい情報は山ほどあります!

 イランが、米国とイスラエルに侵略され、日本だけでなく、全世界が、かつてないエネルギー危機に見舞われつつあるというのに、高市政権を筆頭に、イランだけを非難し、国際法違反の米イスラエルの侵略を正当化しているかのような、愚かな政府見解や報道や情報があふれかえっています。

 そうした報道・論評は、共通して、イスラエルと米国にまたがって存在するシオニスト達の存在と、その支配的な影響力、彼らの戦争犯罪の責任について、見て見ぬふりをして、頬かむりしています。

 高市政権は、無自覚なシオニズム・アシスト政権であり、自国の国益、国民の生活を第一に考える政権ではありません! そのことを見抜けず、対米隷従的で、結果、間接的にシオニズムを是とするような政府発表・報道・言論が多すぎます。

 政治家も官僚もマスメディアも、いまだに、米国こそが、世界の「主役」である、という誤った認識を改められない点も、「対米従属」外交を続けていく、大きな原因となっています。

 米国の外交政策を牛耳っているのは、イスラエルと、米国内のイスラエル・ロビーです(在米ユダヤ人だけではなく、福音派ら、キリスト教シオニストを含む)。その傾向は年々強まり続け、トランプ政権では、過去に前例のないレベルにまで達しています。

 「陰の主役」であるイスラエルと、イスラエル・ロビーは、この秋の中間選挙やその後の大統領選挙で、共和党が敗北し、民主党が勝利しようとも、マイナスの影響を受けません。

 共和党と民主党のどちらにも多額の献金という「保険」をかけており、選挙結果に関係なく、米国の政権には「イスラエル・ファースト」の外交政策をとらせ、中東ではイランと平和的に共存する道を米国にとらせません。石油危機が起ころうが、世界恐慌となろうが、「世の終わり」を待望している原理主義的な狂信者達は、そんなことは恐れないのです。

 イスラエルは、パレスチナ人とも、イランとも、最終的にはアラブとも、トルコとも、平和共存を望まず、中東において、「ナイル川からユーフラテス川まで」の「大イスラエル」建設を目指して、この地域における圧倒的に優越的な支配だけを望んでいます。

 かつては隠していたその「大イスラエル」建設の野望を、近年はもはや隠さなくなりました。公職にあるネタニヤフ首相ですら、こうした野心を公的な場で認めています。

 その侵略的な植民地主義の欲望には、際限がなく、米国を内部から操作・支配して、国際法や国際秩序を破壊しています。

 イランとの2週間停戦協定が結ばれかけても、レバノン南部への侵略を1日たりとも止めず、ガザでもヨルダン川西岸でも、パレスチナの民間人を殺し続けているのは、『旧約聖書』にもとづく彼らの「大イスラエル」構想の狂信的侵略イデオロギーが、少しも揺らいでいないことを示しています。

 もっと言えば、ユダヤ人と、ユダヤ人以外の人類を区別し、後者は前者より劣り、奉仕するべき存在だ、というのが、宗教極右のシオニストの考え方です。イスラエルの街頭インタビューで明らかになった一般のユダヤ人のもつ選民意識を、ぜひ、直視してください。

※衝撃! イスラエルの街頭でのランダムなインタビューで明らかになった、ユダヤ人の一般市民の選民意識!「我々は、彼ら(非ユダヤ人=ゴイム)を人間とは呼ばない」!(その1)(日刊IWJガイド、2026年5月22日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20260522#idx-2
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/55586#idx-2

※イスラエルの街頭インタビューで、ユダヤ人達の「本音」が露わに!!『旧約聖書』を絶対視!「ユダヤ人は選ばれた民族だと思います。ユダヤ人は、神に選ばれました」!(日刊IWJガイド、2026年5月27日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20260527#idx-3
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/55591#idx-3

 過去の『日刊IWJガイド』で取り上げたジェフリー・サックス氏や、ヤコブ・ラブキン氏のように、シオニズムを批判するユダヤ人の知識人もいます。しかし、ガザやヨルダン川西岸やレバノンへの侵略、ジェノサイドをやめないシオニスト達は、選民思想を極限にまで押し進めた差別思想に他なりません。

 こうしたシオニズムやユダヤ人至上主義の危険性について指摘する事は、「反ユダヤ主義」であると、レッテルを貼られ、長い間、報道や言論界ではタブーとして封じられてきました。

 そのために超大国である米国を内部から実質的に動かしているのが、シオニスト達であり、ユダヤ人至上主義者であるという現実が、特に日本では認識されなくなっています。

※シオニズムを厳しく批判するユダヤ系知識人であり、『イスラエル擁護論批判』『ホロコースト産業』の著者ノーマン・フィルケンスタインですらも、「ユダヤ人の優越性」を、「事実」として肯定!「貧しかったユダヤ人達は米国を支配しようと考え、金持ちとなり、実際、支配した」!(日刊IWJガイド、2026年5月22日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20260522#idx-3
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/55586#idx-3

 ジョン・ミアシャイマーとスティーブン・ウォルトによる『イスラエル・ロビー』が発刊されて、20年近くになりますが、日本では絶版となっており、容易に読むことはできません。しかも、新たな事実は増えているのに、いまだに、これを超える書物はありません。

 ミアシャイマー教授も、『イスラエル・ロビー』の執筆と刊行に際して、大きな圧力がかかったことを告白しています。

※【IWJ号外】ミアシャイマー教授が米国政治に強大な影響力を持つイスラエル・ロビーに「逆らえば政治的な代償を払うことになる」と指摘! オバマ元大統領は、パレスチナ紛争の解決努力で「体に傷跡」!? 2023.12.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520135

 さらに、現実の「イスラエル・ロビー」とシオニズム、ユダヤ教、キリスト教双方の原理主義者達は、同書発刊当時より増殖しており、支配的な影響力を握るに至っています。

 シオニスト批判の極端な欠落も問題ですが、1973年の石油危機から53年間も経過して、この危機の大きさが、日本国民の大半に共有されなくなっているのも大きな問題です。

 未来の見通しを見誤るような、「正常化バイアス」のかかった「楽観的」な分析・情報・報道・論評が、日本では多すぎます!

 そうした歪みをただす、カウンターの情報を、IWJは伝え続けていかなければならないと思っています!

 エネルギー自給ができないのは、日本の宿命です! 日本は、何よりも石油危機に対しては、無為無策のまま、手をこまねいていてはいけません!

 緊急事態条項を含む、憲法改悪だけは熱心な高市政権と日本政府に、ロシアを含めて、代替の石油確保の道を早急にとらせないと、迫り来る石油危機の津波に、我々日本国民丸ごとのみ込まれて、つぶされてしまいます! そのためには、世論を変える必要があります!

 私もスタッフも、真実を伝えるために全力を尽くしていますが、今は、IWJの活動が続けられるか、停止せざるをえないのかの瀬戸際です!!

 どうぞ皆様、IWJの存続のために、緊急のご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします!

 岩上安身 拝

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

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■<岩上安身によるインタビュー初配信>本日6月15日(月)午後7時から、「大手メディアが報じないウクライナ戦争とイラン戦争の実相! 岩上安身によるインタビュー第1225回ゲスト 日本安全保障フォーラム会長・矢野義昭元陸将補 第2弾」(中編)のエッセンス版を、明日6月16日(火)午後7時からは、同(後編)のエッセンス版を、それぞれ3分割して撮りおろし初配信します! 完全版は会員向けアーカイブで公開しますので、ぜひとも会員となって全編御覧ください!!

 岩上安身は6月5日、日本安全保障フォーラム会長の矢野義昭元陸将補に、インタビュー第2弾を行いました。このインタビューの(前編)は、6月8日に撮りおろし初配信しました。

 現在、IWJ会員向けサイトのアーカイブにて、IWJ会員の方のみが御覧いただける会員版の完全版動画を特別公開中です。会員にまだなっていない方は、この機会にぜひ、会員登録をお願いします!(前編)のエッセンス版も、こちらから御覧いただけます。

※大手メディアが報じないウクライナ戦争とイラン戦争の実相! 岩上安身によるインタビュー第1225回ゲスト 日本安全保障フォーラム会長・矢野義昭元陸将補 第2弾(前編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/531578

 第1弾インタビューは、以下のIWJ会員向けサイトのアーカイブにて、IWJ会員の方のみが御覧いただける会員版の完全版動画を特別公開中です。各エッセンス版も、こちらから御覧いただけます。

※大手メディアが報じないウクライナ戦争とイラン戦争の実相! 岩上安身によるインタビュー第1223回ゲスト 日本安全保障フォーラム会長・矢野義昭元陸将補(前編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/531516

※大手メディアが報じないウクライナ戦争とイラン戦争の実相! 岩上安身によるインタビュー第1223回ゲスト 日本安全保障フォーラム会長・矢野義昭元陸将補(中編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/531549

※大手メディアが報じないウクライナ戦争とイラン戦争の実相! 岩上安身によるインタビュー第1223回ゲスト 日本安全保障フォーラム会長・矢野義昭元陸将補(後編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/531553

 本日6月15日(月)午後7時から、インタビュー(中編)のエッセンス版を3分割して、撮りおろし初配信します。本日初配信する(中編)では、第1弾インタビューに引き続き、「イラン戦争の戦況」について、矢野氏にお聞きしました。

 今年2月28日に、米国とイスラエルによる一方的な侵略によって始まったイラン戦争では、米退役軍人のダグラス・マクレガー大佐が「米国は開戦2週間で弾切れになる」と指摘していました。

 矢野氏は、「これは間違いなく、この通りになってしまいました」「去年6月のフォルドゥなどの地下核関連施設を米軍が爆撃した『12日間戦争』も、そう(弾切れが原因で終了)です」と、明らかにしました。

 米、イスラエル側の弾切れについて、矢野氏は次のように説明しました。

 「根本的には、米国の軍需産業の空洞化です。

 これは、投機経済で、労せずして巨利を得る(金融資本主義)ということを覚えてしまったので、生産現場の熟練労働者とか技術者を支えていた中間層が没落して、製造業はみんな、中国に移りましたから。

 米国内では、とんでもない格差ができると同時に、製造業自体が、もう、造船業もしかり、それから例えば大型のロケットエンジンを作るとか、こういう技術もどんどん失われていきました。(中略)

 (製造業の)足腰が非常に弱くなって、それで、ミサイルの増産ができない。

 それから、材料とか、部品とか、特にレアメタルがそうですけど、これも、中国とか北東アジアに依存しているということですね」。

 矢野氏は、それに対してイランはミサイルを4万5000発保有しており、「すべて国産で、しかも(主要なミサイルは)極超音速です」「命中制度も米国産と同じ、侮れない」と、戦力の差を指摘しました。

 岩上安身は、英王立防衛安全保障研究所(RUSI)が3月24日に発表した、「米軍とイスラエル軍のミサイルは、3月から4月中に在庫切れになる」「トマホークの補充には、少なくとも5年かかる」という予測を紹介しました。

※【IWJ号外】ミサイルが尽きたあとはどうする!? イスラエル軍も米軍も、主だった迎撃ミサイル・攻撃ミサイルは、4月中には、完全に在庫切れ! 2026.4.4
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/531252

 これに対して矢野氏は、「RUSIはレベルが高く、これは正確だと思います。PAC3が100発しか残っていないというのも、米議会で(答弁が)出ていますし、これはもう、間違いない」と断言し、米・イスラエル側が強い日本のメディアの論調は「完全な戦時プロパガンダ」だと断じました。

※【4】イラン戦争停戦の理由は、米・イスラエル側の弾切れ! それに対してイラン側は、極超音速を含めて国産ミサイル4万5000発を保有! 岩上安身による矢野義昭元陸将補インタビュー(第2回)
https://youtu.be/gIAw3Ojv8Z4

 続いて矢野氏は、日本のメディアが報じないイスラエルの被害について、詳しく解説しました。

 イランは、停戦前の3月18日ごろから23日ごろにかけて、5日間にわたって、テルアビブをはじめとしたイスラエル全土の主要基地、主要都市を、極超音速ミサイルなどで破壊しました。

 米国からイスラエルへの武器供与の最大の拠点であるベングリオン空港には、極超音速ミサイル「ホラムシャハル4」が4発撃ち込まれました。イスラエル側は、アイアンドームではまったく迎撃できず、空港が機能停止して、壊滅的な打撃を受けました。

 「しかも、(米国からの武器)受け入れ時間の夜中2時過ぎに、それを狙って撃った」。そう述べた矢野氏は、以下のように解説しました。

 「(イランが)一番最初に破壊したのは、ハイファとかの港湾なんです。

 港湾が、一番大量に、船で武器弾薬が入ってきますから、これをまずやって、それにつながっている道路や鉄道を破壊して、さらにその末端にある補給所も3日目に破壊して、その後、このベングリオン空港を破壊しています。

 そういうふうに、段階的に、全面的にロジスティックのシステムを破壊するということを、計画的にやっているんです。

 それで、5日間で、全土を停止させて、その後、修復段階で、また攻撃するということをやっている。

 ですから、もうイスラエル全土の兵站機能が止まってしまって、数100両のメルカバ戦車の燃料がなくなったり、航空部隊も、F-35の燃料がなくなって、飛べない。そこで、地上に留まっているところを、また攻撃している」。

 矢野氏は、米・イスラエル側が、「負けるべくして負けた、ということ」であり、「勝てる挽回の方法は、ないです。核に訴えたって勝てないですから」と断言しました。

※【5】米・イスラエルは、負けるべくして負けた! イランの極超音速ミサイルを含めた飽和攻撃で、イスラエルの兵站は完全に破壊された! 岩上安身による矢野義昭元陸将補インタビュー(第2回)
https://youtu.be/J1O9LP290oI

 現役時代に陸上自衛隊で情報分析を担当していた矢野氏は、イラン戦争を始めた米・イスラエルの分析の稚拙さを、以下のように指摘しました。

 「私は、ソ連・東欧担当で、調査で実務をやっていました。いろんな情報が来たものを、最終的に分析・評価するという立場だったんです。

 その時に、日日の事象については、山のように来るんですね。それは、蓄積もあるし、それに目を通して、全体の動きがわかるんですけど、それはあくまで、『現在の状況でどうか』という判断でしかありません。(中略)

 『今後、どういう方向に向かうか』ということを知ろうと思ったら、現在の事象だけではなくて、過去の歴史を知らなくてはなりません。

 それこそ中東なら、何千年という歴史があります。さらに、人心を動かしていく原動力というのは、宗教とか、文化とか、伝統的価値観というのがあるわけですよね。

 そういうものを理解しないと、人心の動向が読めない。そうすると、今後の動きも、見えなくなる。方向が間違ってしまう。

 今回の事例なんかは、まさにそうですけど、ハメネイという最高指導者を斬首作戦で殺したということは、シーア派にとっては、殉教者なんですよ。これはもう、シーア派の歴史に残る、偉大な預言者なんですよ。

 そういう点で、最高指導者をそういう立場にしてしまうということは、これはもう、シーア派教徒を結束させるということなんです。それは、イラン国内だけじゃなくて、レバノンにも、イラクにも、シリアにも、シーア派はいますからね。そういう人達も含めて、結束させるわけですから。

 そうなると、逆効果だということが、なぜわからないのかなと。

 ベネズエラと同じように考えてやってしまうというところが、戦略的分析が浅い、ということです。それが、大きな読み間違いです。

 イスラエルのモサドも、中東の中であれだけいろんな情報をつかんでいたのに、そこのところの分析は浅い、ということですね。

 そこは、やっぱり文化・文明の深さの違いだと思うんです」。

※【6】米・イスラエルの戦略的情報分析の浅さが、イラン戦争の方向を読み間違えさせた! ハメネイ斬首作戦で、イランだけでなく、国外のシーア派も結束してしまった! 岩上安身による矢野義昭元陸将補インタビュー(第2回)
https://youtu.be/7M9uSM838F0

 IWJ会員向けサイトのアーカイブにて、IWJ会員の方のみが御覧いただける会員版として、完全版動画を公開いたします。会員にまだなっていない方は、この機会にぜひ、会員登録をお願いします!

※大手メディアが報じないウクライナ戦争とイラン戦争の実相! 岩上安身によるインタビュー第1225回ゲスト 日本安全保障フォーラム会長・矢野義昭元陸将補 第2弾(中編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/531620

 また、明日6月16日(火)午後7時からは、インタビュー(後編)のエッセンス版を3分割して撮りおろし初配信します。

 イラン戦争の今後について、矢野氏は、「兵站と軍需生産能力が、最後、(勝敗を)決めるんです。それについての見通しが、あまりにも甘すぎた」と述べ、米国とイランとのミサイル生産能力の大きな差と同時に、戦場が米国から遠いペルシャ湾であることにも注目して、以下のように語りました。

 「米国は、1万数千キロの彼方、地球の裏側で戦争をやっているようなものですから。

 それに対して、ペルシャ湾は、半分はイランの領海ですからね。それは、かなうわけがないですよ。

 兵站能力というのは、2乗で効いてくるので、たとえば10倍の距離があるということは、100倍、力が発揮できないということです。(中略)

 だから、イランの国土で戦うということは、米国には無謀なんです。勝ち目はない」。

 「だからこそ、逆に停戦交渉を長引かせて、少しでも有利な状況で話をつけたいというのが、トランプさんの思惑でしょう」との見方を示した矢野氏は、「それは、結局、戦力の消耗を早めるので、逆効果です」と、断言しました。

 停戦交渉が頓挫し、戦闘が再開した場合について、矢野氏は、「イランが一方的に、イスラエルや湾岸諸国の米軍基地をミサイル攻撃する。米軍は、イランに封鎖されたホルムズ海峡を破ることもできず、退避せざるを得ないのではないか」との見通しを示しました。

 さらに、「最終的に勝敗を決するのは、地上戦力」だと指摘する矢野氏は、米軍には、イランへの上陸作戦で勝ち目がないことを示した上で、「占領を維持できない米軍・イスラエル軍に勝ち目はない」と、断言しました。

※【7】兵站と軍需生産能力、そして地上戦力が、最終的に戦争の勝敗を決する! イランを占領できない米軍・イスラエル軍に勝ち目はない! 岩上安身による矢野義昭元陸将補インタビュー(第2回)
https://youtu.be/D2K3uEXaJwA

 米・中・露の核戦力バランスと抑止力、さらに核の傘に効力がないことについて、矢野氏は、以下のように解説しました。

 「核戦力の破壊作用というのは、一種の物理現象です。だから、通常戦争と違って、シミュレーションでかなり高い精度で結果が予測できるんです。

 人口がどれぐらい損失を受けるのか、都市はどれぐらい破壊されるのか、施設はどれぐらい破壊されるのか、そういうのは、かなり読めるんです。

 そうすると、戦う前に、今の戦力バランスだと、どちらがどれだけの損害を受けるか、ということもわかるので、戦ったあと存続できないような被害を受けるということがわかっている側は、引き下がりますよね。

 それは、まさに、核の抑止力の本質であって、そのために、核保有国は、お互いに核戦力の競争をやってもいるわけです。

 今、米国と、中国・ロシアが、核戦争で交戦したらどうなるか、ということは、お互いにだいたいわかるわけです。

 ということは、どちらかが有利だと見れば、不利な方は、いよいよとなった場合は引き下がらざるを得ない。

 ましてや、同盟国のために核の傘を提供するということになると、自国を犠牲にして勝てるという見通しのない戦いで、しかも核戦争で、他国のために核を使うということですから、これは、あり得ない話です。

 米国と、中国・ロシアの核戦力バランスは、もうすでにそういう構造になっている、ということです」。

 さらに矢野氏は、2019年にトランプ政権が一方的に中距離核戦力全廃条約から抜ける以前、条約に拘束されていなかった中国は、2000年代から中距離核を増強していたのだと解説しました。

 条約離脱後、予算も確保できず、中距離核の開発が遅れていた米国に対し、ロシアは、極超音速や機動型の中距離核弾道ミサイルの開発を続けていましたが、矢野氏は、「実は、中国は、もうそれ以前から、数十年にわたって、どんどん配備も開発も進めていたわけです。極超音速の中距離核兵器についても、中国の方が、むしろロシアに先行している」と述べ、以下のように続けました。

 「ウクライナの戦場で、ロシアがオレシュニクを使って威力を発揮していますけれども、実は中国は、それ以上のものを持っていて、しかも大量に配備している。

 それ(射程)が、西太平洋を覆っている、というのが実情で、だから今のウクライナ以上に、西太平洋における、この中国のミサイル網に対する脅威が高くなっています。

 (有事の際に)米国の空母打撃群も入れない、ということが言われているわけです」。

※【8】中距離の極超音速核ミサイルで、中国は米露を圧倒! 有事になれば、米空母打撃群も西太平洋には入れない! 岩上安身による矢野義昭元陸将補インタビュー(第2回)
https://youtu.be/OHlA5K2d4lE

 矢野氏は、「世界は、国際法や条約の取り決めのない『ルールなき時代』、『自由と民主主義』という大義すらもない時代、世界の覇権国がその覇権の拡大をめぐって、力の衝突を繰り返す『ジャングルの掟』が支配する時代へ向かうのではないか」との見方を示しています。

 「欧米はみんな、自分達がルールを作っておいて、その埒外で、自分達が不利になったらルールを変えることを繰り返している」と批判する矢野氏は、米国について、「帝国の覇権の終末段階。自暴自棄になってしまって、合理的判断が通用しない状況に入っている。これは、人類文明の荒廃、知恵の荒廃ですから、既存の秩序とか条約というのが、もう意味を持たなくなっている。ニヒリズムです」と語りました。

 さらに矢野氏は、「今の国連は、もう機能停止している。5大国に拒否権があって、国際秩序を守わけがない」と指摘し、「求められているのは、国連の再建ではないと思います。新しく国際秩序を作るための何らかの枠組みをもう一度立て直すということです」と、持論を述べました。

※【9】これからは、米・中・露が覇権拡大をめぐって、力の衝突を繰り返す「ジャングルの掟」の時代になる!? 国連に代わる新しい国際秩序の枠組みが必要! 岩上安身による矢野義昭元陸将補インタビュー(第2回)
https://youtu.be/1MCIe8fHzzE

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※大手メディアが報じないウクライナ戦争とイラン戦争の実相! 岩上安身によるインタビュー第1225回ゲスト 日本安全保障フォーラム会長・矢野義昭元陸将補 第2弾(後編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/531622

■重要!! 京都大学法学部准教授パスカル・ロッタ氏によるアーロン・グッド博士インタビュー(その6)ハリー・トルーマン大統領が、イスラエル国家を承認したのは「ユダヤ系シオニストの寡頭政治家から、選挙遊説の列車の中で、100万ドルか200万ドルもの巨額の賄賂」を受け取ったため!? グッド博士「これはもはや、一種のクーデター」だった!

 京都大学法学部准教授パスカル・ロッタ氏によるアーロン・グッド博士へのインタビュー「エプスタイン階級の戦争」が、3月28日に公開されました。

※The Wars of the Epstein Class Dr. Aaron Good(Neutrality Studies, 2026年3月28日)
https://youtu.be/WjgvH8xCbv4

※エプスタイン階級の戦争|アーロン・グッド博士(ニュートラリティ・スタディーズ、日本語版, 2026年3月28日)
https://youtu.be/3aw01qHD3Mk

 番組とグッド博士の紹介は、号外でお送りした(その1)を御覧ください。

※【IWJ号外】重要!! パスカル・ロッタ京大准教授によるアーロン・グッド博士インタビュー!!(その1)「三層構造になっている米国の『セキュリティ・ステート』──民主的な憲法政治を超えた深い層が存在」! 2026.4.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/531411

※重要!! 京都大学法学部准教授パスカル・ロッタ氏によるアーロン・グッド博士インタビュー(その2)組織犯罪と米国連邦の治安維持機関の共生関係、イスラエル系シンジケートの驚くべき役割!(前半)(日刊IWJガイド、2026年5月6日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20260506#idx-3
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/55566#idx-3

※重要!! 京都大学法学部准教授パスカル・ロッタ氏によるアーロン・グッド博士インタビュー(その3)組織犯罪と米国連邦の治安維持機関の共生関係、イスラエル系シンジケートの驚くべき役割!(後半)(日刊IWJガイド、2026年5月8日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20260508#idx-3
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/55568#idx-3

※重要!! 京都大学法学部准教授パスカル・ロッタ氏によるアーロン・グッド博士インタビュー(その4)(日刊IWJガイド、2026年5月20日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20260520#idx-2
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/55584#idx-2

※重要!! 京都大学法学部准教授パスカル・ロッタ氏によるアーロン・グッド博士インタビュー(その5)(日刊IWJガイド、2026年5月25日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20260525#idx-2
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/55589#idx-2

 YouTubeの動画に付された解説によると、インタビューは8つの部分に分かれています。

1)三分構造国家とディープ・ステート
2)麻薬犯罪と国家権力
3)資本主義、帝国、その初期的起源
4)イスラエルのネットワークとアメリカ権力
5)インドネシアのクーデターと資源奪取
6)エリート支配と犯罪化された帝国
7)恐喝ロビーと秘密支配
8)締めくくりとアーロンの活動情報

 (その6)では、「4)イスラエルのネットワークとアメリカ権力」の前半に、IWJによる仮訳・粗訳と、注釈をつけてご紹介します。

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エプスタイン階級の戦争 アーロン・グッド博士(その6)

パスカル・ロッタ氏(以下、ロッタ氏と略す)「本題に戻りましょう。言いたいのは、こうした考え方はまったく終わっていない、ということです。私達は今も、その真っただ中に生きているわけですよね?

 しかし、今、ミアシャイマーが言うところの『イスラエルとアメリカ合衆国は腰でつながっている(切っても切れない関係にある)』(※1)という点に注目しましょう。

 私の理解が正しければ、 それは単に米国政府とイスラエル政府が密接に結びついているというだけでなく、犯罪シンジケート同士も一体化しており、みんながみんな、互いに切っても切れない関係になっている、ということですよね?」

アーロン・グッド博士(以下、グッド博士と略す)「はい。イスラエルとシオニズムの問題は、米国において大きな論争の的になっています。

 1948年には禁輸措置(※2)がありました。イスラエルが建国された時、それが公式政策でした。

 しかし、マイヤー・ランスキー(※3)やジミー・ホッファ(※4)といった人物──彼らは、主要な人物の2人ですが──、そのほかにも、モー・ダリッツ(※5)やミッキー・コーエンも関与していた(※6)と、私は思います。

 犯罪シンジケートのボス達は、シオニスト達にあらゆる武器を供給していた主要人物の一部でした。その一方で、彼らは、アラブ側に向かうはずだった武器の輸送も妨害していたのです」

ロッタ氏「当時、イギリス軍と戦うための武器も供給されていました。パレスチナで活動する(ユダヤ系の)テロリスト集団(※7)は、1920年代から30年代にかけて、警察署やイギリスのホテルなどを爆破し始めました。

 こうした活動は、すでに米国のコネクションによって資金提供されていたのでしょうか?」

グッド博士「おそらく、そうだと思います。

 私は、イスラエル建国の直前から直後にかけての数年間の資金提供活動について詳しいのですが、当時は米国政府の公式な意向と、別の勢力との間で分裂していました。

 米国政府の公式の立場は、『現地のシオニストを支援しない』というものでした。基本的には、アラブ側とシオニスト側の間のバランスを維持し、同地域で良好な外交政策を展開しやすくするための政策です。

 (米国政府の公式の立場と)強硬なシオニスト達との間には、対立がありました。

 ここで重要な役割を果たした人物が、ハリー・トルーマン(※8)です。彼は書簡の中でイスラエルの行動を批判することもありましたが、結局のところ、1948年にシオニスト、つまりユダヤ系シオニストの寡頭政治家から、選挙遊説の列車の中で、100万ドルか200万ドルもの巨額の賄賂を受け取りました。それが決定的な要因となった可能性があります。

 そして、彼はイスラエル国家を承認しました」

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IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵)

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