日刊IWJガイド 2015.4.21日号~No.951号~


■■■ 日刊IWJガイド 2015.4.21日号~No.951号~ ■■■
(2015.4.21 8時00分)

おはようございます。IWJスタッフの芹沢あんずと申します。

先週の4月17日、岩上さんとスタッフ数名で、古くから「天下第一の桜」と称され、「さくら名所100選」にも選ばれている高遠桜のお花見中継のため、長野県伊那市へ行ってきました。

噂には聞いていましたが、高遠城址公園の桜の景色は、とても見事で、生まれて初めて見た光景でした。左右・前方・後方、さらには、上下、桜の花でうめつくされていました。なぜこんなに大量の桜の木が、この公園に存在するのかというと、明治8年、荒れたままになっていた高遠城址を何とかしようと、旧藩士達が、「馬場の桜」を城址に移植したのが公園の桜の始まり、とのことです。

この日の模様は、岩上さんのツイキャスで配信しました。ガイドをお読みになっている方で、ツイキャスの配信をご覧になられた方はいらっしゃいますでしょうか。普段とは違う、ゆったりとした表情でレポートする岩上さんの姿に、驚かれた方もいたのではないかと思います。オープンに公開していますので、桜とともにお楽しみください。

なお、翌日も伊那で野菜の直売所をアポなし取材しました!

テーマ的にも、すこやかチャンネルにぴったりなので、後日、配信いたします! お楽しみに!

日頃休むことなく働き詰めの岩上さんですが、この高遠での桜満開中継は、ほんの少しの間でしたが、のんびりした配信をお送りすることができました。心臓にも良かったのではないかと思います。

しかし、のんびりしてばかりもいられないのが、IWJ。世の中の情勢は、日々変わります。

■TPPの動きが急速に加速化 コメと自動車分野は本日が山場!?

米国で4月16日、ついにTPA(大統領貿易促進権限)法案が超党派の議員により議会に提出されました。この法案は、大統領に強い通商交渉権限を与えるもので、法案が成立すれば、オバマ大統領は、TPPの交渉権限を米議会から与えられることになります。

甘利明TPP担当大臣はこれまで、「TPP妥結に向けては、TPA法案の議会成立が必須条件」と言ってきましたが、「TPA法案が、動きが始まって見通しが見えてくる中であれば、日米二国間の閣僚協議は開催される可能性が高くなる」と、トーンを変えました。ハードルを下げてきた、と思われます。

その証拠に、昨日から、甘利大臣とUSTR(米通商代表部)のフロマン代表による日米閣僚級会議が開始されました。

26日から行われる安倍総理の訪米を控え、TPP妥結へ向け、交渉の焦点となっている、コメと自動車部品の関税についての最後の詰めの協議が行われていると報じられています。

振り返ってみますと、「第三の開国」などと言いながら、TPP交渉への参加を最初に表明したのは、民主党の菅政権でした。

2010年10月、菅直人総理(当時)が参加への意欲を表明し、後を継いだ野田佳彦総理(当時)が、交渉参加を決めましたが、この当時は、野党の自民党は、「国益を損なう」などとして、民主党政権を批判し、選挙では、「TPP断固反対」などというポスターを堂々掲げて戦い、TPPに反対するJAの選挙協力も得て、政権交代を成し遂げました。

ところが、政権の座に着くと、安倍政権は態度を一変させます。

政権発足からわずか3ヶ月目の2013年3月には、安倍総理は180度態度を変え、TPPへの参加を表明します。選挙公約は無残に反故にされたわけです。

今回の安倍総理の訪米のタイミングで、このTPP交渉は、いよいよ妥結へ向けて、最終局面を迎えようとしているのではないか、と見られています。

4月18日に岩上さんがインタビューした山田正彦元農水相は、インタビューの中で、一連のTPPをめぐる動きの裏に存在する推進派の思惑や、自民党内部の「偽装TPP反対派」の正体(民主党の反対派は、山田さん自身がそうであったように、断固として反対を貫いて離党しましたが、自民党内のTPP反対派議員は誰一人として離党していません)について、そしてJA全中の実力者、万歳会長の突如の辞任劇の舞台裏など、「スクープ」話を次々と披露。

また、「歴史認識」に注目が集まる安倍総理の米連邦議会での演説の真の注目ポイント、さらに、自動車分野で米国が日本側に要求しているとんでもない譲歩の内容などについて、詳しく解説してくださいました。

国を丸ごと米国初の巨大資本に売り渡してしまう、TPP。その交渉妥結という時代の大きな転換期に差し掛かっている今こそ、一人でも多くのみなさんに見ていただきたい、必須の内容となっています。まだご覧になっていない方は、ぜひ、ぜひ、今こそご覧ください。

※2015/04/17 万歳会長の突然の辞任劇は「TPP反対封じ」工作!? TPA法案提出、安倍総理の米議会演説の裏にある日米両政府の思惑を、山田正彦元農水相が岩上安身のインタビューで暴露!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242893

TPPは、私たちが実際に口にする食べものや、身近な医療制度にも大きな影響を与えます。岩上さんが4月20日にインタビューした、環境脳神経科学情報センター代表で『発達障害の原因とメカニズム:脳神経科学の視点から』を上梓した黒田洋一郎氏によると、日本は既に韓国と並んでダントツの農薬使用国であり、同時に、この日韓両国が他の国々を大きく引き離して、子どもの発達障害が多い、という深刻な現実を指摘されました。

農薬の大量使用による環境汚染が、子どもの発達障害の増加と関係している可能性がある、とすれば、これは由々しき時代ですが、まったくマスコミでは取り上げられません。農薬を製造販売する会社への「配慮」の疑いがあります。

特に危険なのは、ネオニコチノイド系の農薬です。ミツバチの数が激減してしまったのは、このネコニコチノイドの疑いが強まり、欧州では禁止に至っています。この農薬は種子にまで浸透性があり、普通の農薬のように野菜や果物を洗って食べても、取れません。どんなに洗っても、必ず、体内に取り込んでしまう恐ろしさがあります。

このネオニコチノイド系の農薬と、TPPには深い関わりがあります。

日本国内でネオニコチノイド系農薬を販売している代表的な企業は住友化学です。この住友化学こそ、遺伝子組み換え食物を大量に生産している巨大アグリバイオ企業モンサントと業務提携を行っている会社です。

モンサントは、日本の市場開放を求めて、TPP推進を強力に推し進めてきている米国発のグローバル企業であり、そのモンサントの日本側エージェントともいうべき住友化学の会長で、経団連の前会長である米倉弘昌氏は、これまで一貫してTPP推進の旗を振ってきた人物です。

TPPに入れば、こうした人体に影響のある農薬や除草剤、遺伝子組み換え作物などは、規制がガタガタに緩められ、ほぼ野放しとなるでしょう。放射性物質との「複合汚染」によって、子どもの脳に大きなダメージを与え、発達障害や知的障害、行動異常がさらに増え、その他のガンやアレルギーなどの健康被害も多発する恐れがあります。

こうした深刻な懸念は、マスコミではほとんど取り上げられません。農薬の危険性がほとんどマスコミで報じられないのと同様に、TPPの問題点も農産物の関税の話に限定され、こうした国民全員の命や健康に関わる重大な問題を取り上げるメディアは、皆無に等しい有様であり、我々IWJと、あとほんの少々に限られます。これらも、みんなマスコミ界のタブーなのです。

TPP妥結直前と言われる今、ぜひ、ご覧いただきたい、「タブー」に果敢に挑戦したインタビューです。ぜひ、IWJの会員にご登録いただき、動画アーカイブをご覧ください。

※2015/04/18 農薬大国・日本の現実 ネオニコチノイド系農薬で、発達障害が急増する!? ~岩上安身による西尾正道氏、黒田洋一郎氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242962

他にも、IWJはこれまで、TPPに関する岩上さんのインタビューシリーズを、多数、中継・配信してきました。以下の動画も、ぜひ、あわせてご覧ください!

◇岩上安身によるTPP関連インタビュー◇

・2013/04/30 「TPPは国益ではなく、多国籍企業益である」 TPP参加交渉からの即時脱退を求める大学教員の会・醍醐聰東大名誉教授インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/76722

・2013/07/29 「完全に負け戦以外の何者でもない。何をどう考えても、日本が勝ち取ってこれるものはない」TPP交渉会合に参加した内田氏が日本政府の姿勢を痛烈批判 ~岩上安身による内田聖子氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/93621

・2013/10/18 「日本は裏切り者」TPPでアジアから注がれる厳しい視線 ~岩上安身による首藤信彦氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/107308

・2013/10/12 TPPで「聖域」撤廃か 自民党の「嘘」を鈴木宣弘教授が糾弾 「このままでは“限界列島”に」~岩上安身による東京大学・鈴木宣弘教授インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/106294

・2013/12/03 TPPで日本は「加害者」にもなる? ~「途上国の『伝統の知恵』を収奪していいのか」岩上安身による東大助教・神子島健氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/114680

…(後半へ続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.4.21 Tues.**

【録画配信・Ch4】12:00~「緊急鼎談 樋口陽一×小林節×小沢一郎 憲法を語る」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※樋口陽一氏(東北大学・東京大学名誉教授)と小林節氏(慶應義塾大学名誉教授)、小沢一郎議員(生活の党と山本太郎となかまたち代表)が、憲法の本質について議論した模様を録画配信します。
2015年4月20日(月)収録、主催は「自由と平等とデモクラシーを考える市民の会」

【Ch1】14:00~「岩上安身による経済評論家・宋文洲氏インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※ソフトブレーン株式会社の創業者で、経済評論家として、中国経済についてテレビやTwitterなどで積極的に情報発信を行っている宋文洲氏に、AIIBと中国の「シルクロード経済圏」構想について、お話をうかがいます。宋文洲氏は、IWJでは初めての登場となります。

【Ch7】14:30~「全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会と薬害オンブズパースン会議による『HPVJAPAN』声明の問題点に関する記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=7
※「HPVワクチンの接種を進めるべき」とする「HPVJAPAN」声明の問題点に関して、厚生労働記者会で会見が行なわれる。

~関連記事はこちら~
・【特集】政府と製薬業界、御用学者からの残酷な贈りもの ~IWJが追う「子宮頸がんワクチン」副反応被害
http://iwj.co.jp/wj/open/%E5%AD%90%E5%AE%AE%E9%A0%B8%E3%81%8C%E3%82%93%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3

【Ch5】17:00~「第2回『さとやま・草莽の会』~発言者 村山富市氏・鳩山由紀夫氏・鈴木宗男氏」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※村山富市氏、鳩山由紀夫氏、藤井裕久氏、山崎拓氏、村上正邦氏、矢野絢也氏らが呼びかけ人の「さとやま・草莽の会」の勉強会を中継。今回のテーマは「70年談話、クリミア問題、北方領土問題」などです。

~関連記事はこちら~
・2015/03/11 「戦争大好き人間にされている」亀井静香元金融担当相らがシンポジウムで安倍自民党の改憲・安全保障法制を批判、メディアの自主規制にも苦言
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/238301

【Ch6】18:00~「秘密保護法違憲訴訟東京原告団講演会 ~講師 ジャーナリスト 安田浩一氏講演『外国人労働者問題と秘密保護法(仮題)』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※秘密保護法違憲裁判の原告のお一人で、今年の大宅賞受賞ジャーナリストである安田浩一氏が、外国人労働者問題と、秘密保護法の危険性について語る予定です。

~関連記事はこちら~
・2015/01/26 「ヘイトスピーチは確実に人を壊し、社会を壊す。戦争と同じ」
100年の時を越えて重なる「弾圧」と「沈黙」の社会気流――「大逆事件とヘイトスピーチ」ジャーナリスト安田浩一氏が講演
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/227870

【再配信・Ch1】19:00~「岩上安身による福井原発訴訟弁護団長 井戸謙一弁護士インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※2006年に、石川県の志賀原発2号機の運転差し止め請求を求める裁判で、原告の主張を認める判決を書いたのが、当時、金沢地裁の裁判長だった井戸謙一氏。14日に高浜原発の再稼動差し止めを求める仮処分決定の判決が下ったが、その原告弁護団の一人でもある。インタビューでは、この画期的な判決を書いた経緯や背景、そして今、画期的な決定が下された高浜原発再稼働差し止めについて、詳細に話を聞きました。

~関連記事はこちら~
・2015/04/19 【岩上安身のツイ録】「死せる魂」だった司法から微かに見えた「希望」
志賀原発を止めた元裁判官・井戸謙一弁護士に、高浜原発差し止め決定から司法の戦争責任まで岩上安身が聞く!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/243052

【大日本帝国への回帰??~自民党憲法草案を徹底検証・鼎談シリーズ再配信2・Ch1】21:00~「自民党の憲法改正案についての鼎談 第2弾」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/55018
※第2弾の今回は、「表現の自由」、そして「信教の自由」についてです。憲法20条「信教の自由」や、21条「表現の自由」などを取り上げ、現行憲法と自民党改憲案との違いを比較し、詳細な分析を行いました。その中で、梓澤弁護士は、国連憲章を紹介しながら、「日本は、国際連盟から脱退して世界から孤立し、戦争の道を歩んだ満州事変の愚を繰り返すのか」と、自民党の憲法改正案を厳しく批判しました。

~関連記事はこちら~
・前夜 ~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く
http://iwj.co.jp/wj/open/%E5%89%8D%E5%A4%9C

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(前半の続き)…

■4月22日、川内原発1、2号機の再稼働差止仮処分の可否が決定されます

4月14日、福井地裁によって、高浜原発の再稼動差し止めという決定が下されました。岩上さんは、今回の決定を受け、翌15日には弁護団共同代表の河合弘之弁護士に、19日には滋賀県へ行き、原告弁護団の一人である井戸謙一弁護士へインタビューを行いました。

※【速報】福井地裁 高浜再稼働を認めず「新規制基準は緩やかに過ぎ。適合しても安全性は確保されていない」と断言! 山本太郎議員は「安全神話の第二幕を開けさせなかった」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242582

※【続報】高浜原発の再稼働認められず 住民側弁護士は規制委に規制基準の作り直しと審査停止を要求へ 菅官房長官、再稼働「粛々と進める」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242599

※【続報2】関電は制裁金を払って再稼働する可能性も!? 高浜原発差止仮処分弁護団・只野靖弁護士に聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242647

※2015/04/15 「新規制基準自体にノーをつきつけた」 高浜原発再稼働禁止の仮処分、何が画期的だったのか~弁護団共同代表の河合弘之弁護士に岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242735

「岩上安身による井戸謙一弁護士インタビュー」の動画アーカイブは、現在準備中です。動画とテキストは、準備が整い次第、IWJのトップページに掲載いたします。また、このインタビューの録画再配信を、本日19時から行います。当日、中継を見逃した方は、ぜひこちらの再配信をご覧ください。

この福井地裁による、高浜原発の再稼動差し止めという「画期的な決断」のあとすぐ、4月22日には、川内原発1、2号機の再稼働差止仮処分の可否が決定されます。

今回、差止処分が決定されれば、2連続での再稼働差止め仮処分の決定ということになります。IWJでは、この結果についてみなさまにお伝えできますよう、注視して追っていきます。

IWJでは現在、鹿児島県からの現地取材を予定しています。現地から中継してくれる人員をなんとか手配しようと今、調整中です。

川内原発に関しては、昨年11月、立地自治体である薩摩川内市と鹿児島県が再稼働に同意した際も、IWJは東京からスタッフを派遣し、記者会見や集会の模様をリポートしました。

※2014/11/03 【鹿児島】川内原発再稼働へ向けた、宮沢経産相の鹿児島県庁訪問に対する抗議行動
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/202691

※2014/11/06 【鹿児島】鹿児島県議会前集会
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/204020

財政が非常に厳しいIWJですが、やはり、外せない大切なタイミングの時は、現地からそのままの情報をお送りしていきたいと思います。

現地の中継市民の手を借りることができないとなると、こちらから特派員を送らなくてはなりません。それにはまた、コストがかかってしまいます。正直にご報告いたしますと、4月に入り、ご寄付、カンパが急減しており、台所事情がまた苦しくなっています。

また、会員数がまた、減ってしまいました。倒れた岩上さんがカムバックしてから、スクープは快調ですし、IWJでなければお伝えできない情報も、日々、リスクを負って、精力的にお伝えしていますが、会員数は、毎月、一進一退が続いております。

しかし、IWJが活動できなくなったら、大手新聞や大手テレビ局など、大マスコミが報じない事実、真実をみなさまに果敢にお伝えすることができなくなってしまいます。

どうか、皆様のご支援を、心より待ち申し上げております。

ぜひ、まだ会員登録されていない方はこの機会に会員登録をお願いいたします!

会費のお支払いをお忘れの方、つい後回しにしてしまっている、という方、ぜひぜひ、思い出していただいて、ご納付をよろしくお願いします!

一般会員からサポート会員へのグレードアップも、大歓迎です。サポート会員とは、IWJの活動に共感し、応援してくださる賛助会員です。どうぞ、お切り替えをぜひ、ご検討ください!

そして、本当に皆様にお願いしたいのは、ご寄付、カンパのお願いです。皆様のドネーションなしに、IWJは活動を維持できません。言い換えると、ここまでIWJが頑張ってこれているのも、ドネーションによってお支えくださっている皆様がいてくださってのことです。心より感謝申し上げます!

【会員登録はこちらから】
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どうぞ、「マスコミのタブー」に挑戦し続けるIWJに、ご支援、応援を、よろしくお願いいたします!

■本日、14時からCh1で、宋文洲氏インタビューを配信いたします!

本日14時から、ソフトブレーン株式会社の創業者であり、経済評論家として中国の経済事情に詳しい宋文洲氏に、岩上さんがインタビューを行います。

ご自身のTwitter(@sohbunshu)やメルマガなどで、AIIB(アジアインフラ投資銀行)への参加見送りを決めた日本政府の判断を批判している宋氏。OECD(経済協力開発機構)の発表によれば、早ければ2016年にはGDP(国内総生産)で米国を抜き、一位に踊り出ると言われる中国。今、日本が行うべき外交とは、米国の顔色をうかがって日米同盟一本槍になるのではなく、AIIBに参加して、成長著しい中国の経済力を取り込むことではないでしょうか。

AIIBに関しては、4月10日、岩上さんが横浜市立大学名誉教授の矢吹晋氏にインタビューし、約5時間にわたって、様々な論点について語り尽くしています。

※2015/04/10 勃興する中国経済のインパクト AIIB不参加で日本は世界の孤児に――現代の「シルクロード」に日本はどう対応すべきか?~岩上安身による横浜市立大学名誉教授・矢吹晋氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242140

なかでも私が気になったのは、中国の習近平国家主席が提唱しているという「シルクロード経済圏構想」です。

「そもそも、シルクロードって何?」という状態だった私ですが、このインタビューを見て、かつてのシルクロードがそうだったように、中国を東の起点に、アジア各国、中東、ロシア、そして西は欧州のベルリンまで結ぶ、壮大なプロジェクトです。ユーラシア大陸がやがては一つの経済体として統合されてゆくような、莫大なインフラ網と広大なユーラシア経済圏が整備されようとしているのだ、ということが分かりました。

ところが、日本は、中国や韓国などと、政治的な対立を深め、成長著しいユーラシアの国々に背を向けています。日米同盟だけにすがりっきりで、経済が破綻に瀕している米国とまるで心中しようとするかのように、AIIBにも背を向けてしまっています。

今回のインタビューでは、こうしたAIIB問題や「シルクロード経済圏構想」について、実業家としての立場から、お話をうかがいます。ぜひ、ご注目ください!

また、日米中の国際情勢・金融情勢に関連するインタビューとして、今週金曜日の24日には、18時より、(株)富士通総研経済研究所の主席研究員で、開発金融や中国経済論がご専門、『暴走する中国経済』の著者である柯隆(かりゅう)氏にインタビュー行います。他にも、現在、調整中の方もいらっしゃいます。決まり次第お知らせしますので、どうぞ、ご注目ください!

■必見の鼎談の模様を配信!本日は【2日目】です。

まず最初に、みなさまに、お詫びと訂正のご連絡がございます。

昨日、気合を入れすぎた佐々木先輩が、自民党憲法改正案の鼎談シリーズについて、1日早まった告知をしてしまいました。昨日の日刊ガイドでは、19日(日)より連続12夜再配信とお知らせしましたが、正式には、昨日20日(月)からの開始となります。申し訳ございませんでした。よって、本日は、第3夜ではなく、第2夜の配信となります。

第2夜の告知内容については、気合十分の佐々木先輩が、昨日の日刊ガイドに詳しく記していますので、下記のURLよりご覧ください。

※「日刊IWJガイド 2015.4.20日号~No.950号~」
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/22077

鼎談シリーズの配信スケジュールについては、下記よりご確認ください。

※回帰する大日本帝国~自民党憲法草案を徹底検証・鼎談シリーズ再配信 配信スケジュール
http://bit.ly/1IwSIby

4月18日、自民党の船田元・憲法改正推進本部長が、講演の中で、憲法の前文に「積極的平和主義」を盛り込みたい、と述べました。

「積極的平和主義」とは、安倍政権が掲げる外交・安全保障の基本理念で、要するに、他国の争いに対して「積極的に」首を突っ込んでいこう、というものです。安倍政権が昨年7月1日に閣議決定した集団的自衛権の行使容認は、この「積極的平和主義」にもとづいたものです。

その意味で、「積極的平和主義」は、一応「平和」を掲げてはいるものの、現行憲法が掲げている「平和主義」とは、まったく別のものです。船田氏の発言からは、自民党が憲法を改正し、日本を「戦争をすることができる国」にしようとしているということが、はっきりと分かります。

さらに、現在、集団的自衛権の行使に向けた安保法制の整備について話し合いが行われている自民・公明の与党協議で、驚くべき内容が議論されていることが明らかとなりました。

政府が、集団的自衛権を行使するこができる事態として規定する「存立危機事態」の場合、地方自治体や国民に対し、動員をかけることができるようにする方向で、調整が進められている、というのです。

これは、まさしくかつての「国民総動員体制」の再来ではありませんか! 集団的自衛権の行使にともない、日常的な訓練へと国民が動員されていくのですから、これは、「戦争立法」そのものです。この先には、徴兵制が待っているとしか思えません。

このように、日本を「戦争をすることができる国」にして、準備を着々と進めている、政府と自民党。その考え方の枠組みの根幹は、自民党が2012年4月27日に発表した、自民党憲法改正草案に書かれています。

鼎談では、この自民党改憲草案と、現行の日本国憲法を逐条で比較し、徹底的に議論をしました。また、この12回に及ぶ鼎談の模様は、詳細な注釈を付して、書籍『前夜~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』にまとめています。

まさに、「戦争前夜」と言える今、ぜひ、この『前夜』をお買い求めください!全国の書店やAmazonの他、IWJのサイトでもお買い求めいただけます(岩上さんのサイン入りが選べます!)

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https://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=11

2年前、この鼎談が行われた年にIWJに入った私には、「日本が戦争のできる国になる」ということの意味が実感としてまったく飲み込めていませんでした。私を含め、若手スタッフは、岩上さんから、いつも、「君たちは勉強不足。もっと勉強するように!」と叱られているのですが、正直、戦争の前夜であるといわれても、実感が伴わなくて、『前夜』を読んでいても、なかなかわからなかったりしていたのです。

が、ここにきて、はっきりわかったことがあります! 私のような、どこにでもいる現代の平凡な若者が、戦争が近づいている、という危険性を、実感を伴って理解できるようになる頃には、もう手遅れとなってしまいかねない、ということなんですね!

そして、戦争になるってことは、単に自衛隊の方々が、戦地で武力行使を行う、というだけの話ではなく、私たち普通の市民も、男女の差なく、戦争遂行に強制的に協力させられ、動員させられ、巻き込まれていくっていうことなんですね。

「他人事じゃないんだよ。君たちの身にふりかかってくるんだよ」と、岩上さんから折にふれて言われてきたことが、本当にわかってきました。みなさんにも、ぜひ、この現状を知っていただきたいと存じます。

■「IWJ書店」はじめました! 「あなただけの一冊」を、ぜひ、IWJ書店でお買い求めください!

「出版不況」と言われる昨今ですが、IWJでは良書の紹介に務めるため、「IWJ書店」として、岩上さんがインタビューした方や、IWJとゆかりのある方々の書籍を、著者のサイン入りで販売するサービスを始めました。少しでも、良書をみなさまに身近に感じていたたきたい、という思いからです。

これまでのラインナップに加え、新しく、4月13日に岩上さんがインタビューした樫田秀樹氏の『”悪夢の超特急”リニア中央新幹線』の販売を開始しました! リニアの問題点を、粘り強い取材によって浮き彫りにする、必読のルポルタージュです。このテーマも、決してマスコミでは取り上げられない、タブーのテーマです。著者の樫田さんは、書き上げて印刷も終わっていた本をすべて断裁されるという、ひどい圧力を受けた経験があります。

ぜひ、IWJの会員にご登録いただき、「IWJ書店」からお買い求めください!

また、4月18日に岩上さんがインタビューした黒田洋一郎氏の著書『発達障害の原因と発症メカニズム:脳神経科学の視点から』も、準備が整い次第、販売を開始します。こちらは、黒田先生が長年研究されてきた成果を一冊にまとめたものです。必読の内容ですので、ぜひ、少しでも多くの方に手に取っていただきたい、と思います。

他にも、AIIBと「シルクロード経済圏構想」について岩上さんがインタビューした横浜市立大学名誉教授・矢吹晋氏の著書や、農業ジャーナリストの大野和興氏、帯広畜産大学教授で福沢諭吉の拡張主義的・差別的言説について論じた杉田聡氏の著書など、いずれも良書ばかりです! ぜひ、IWJの会員にご登録いただき、「とっておきの一冊」をお買い求めください!

NEW!!【樫田秀樹さんサイン入り】”悪夢の超特急”リニア中央新幹線
http://bit.ly/1DqyLSw

※【矢吹普さんサイン入り】尖閣問題の核心 日中関係はどうなる
http://bit.ly/1JaNAtK

※【矢吹普さんサイン入り】尖閣衝突は沖縄返還に始まる 日米中三角関係の頂点としての尖閣
http://bit.ly/1yAOWy0

※【矢吹普さんサイン入り】チャイメリカ 米中結託と日本の進路
http://bit.ly/1E8SZ6W

※【大野和興さんサイン入り】「百姓が時代を創る」【増補版】
http://bit.ly/1JPyyuv

※【大野和興さんサイン入り】「百姓が時代を創る」【通常版】
http://bit.ly/1JvrwuP

※【柏原亮資・できやよいサイン入り写真集】「PANDY & MIKO JAPAN」
http://bit.ly/1BzTJyL

※【柏原亮資・できやよいサイン入り写真集】「PANDY & MIKO ITALY」
http://bit.ly/19gftFp

※【西尾正道さんサイン入り】「放射線健康被害の真実」
http://bit.ly/1BcqXPL

※【孫崎享さんサイン入り】「崖っぷち国家 日本の決断~安倍政権の暴走と自主独立への提言」
http://bit.ly/1BWUeQ4

※【杉田聡さんサイン入り】「天は人の下に人を造る―「福沢諭吉神話」を超えて」
http://bit.ly/19QxhH0

※【杉田聡さんサイン入り】「福沢諭吉 朝鮮・中国・台湾論集―「国権拡張」「脱亜」の果て―」
http://bit.ly/1IXYHqA

この「IWJ書店」以外にも、IWJのサイトでは、「岩上安身によるスペシャルインタビュー」「饗宴」「クロストークカフェ」「Deep Night」などのDVD、岩上安身直筆サイン入りの『百人百話』第一・第二集、梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士とともに自民党の憲法改正草案を逐条で読み解いた『前夜』などの書籍、Tシャツ、オリジナルステッカーなどをご購入いただけます。

こうした書籍やグッズ、DVD販売の収益も、私たちIWJの活動の支えとなります。ぜひ、お買い求めください!

※IWJグッズのご購入はこちらから
http://iwj.co.jp/shop/goods/main.html

■ご寄付・カンパのお願い

岩上さんとIWJのスタッフは、本当に必要とされる情報を、可能な限り生のかたちで、かつ、分かりやすくお届けするために、日夜、奮闘しています。

しかし、取材活動を継続するためには、どうしても経費がかかります。なにとぞ、IWJの定額会員にご登録いただき、IWJの活動をお支えください。IWJスタッフの一人として、心よりお願い申し上げます。なにとぞ、よろしくお願いいたします。

※IWJ定額会員のご登録はこちらから
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

また、IWJでは、ご寄付・カンパも受け付けています。

※寄付・カンパのお願い
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

■【広告】アートワイヤー・ジュエリー展2015 in 鎌倉 のお知らせ

この度、日頃から岩上さんの講演会の企画などで、熱心にIWJと岩上さんをご支援くださっている、アートワイヤー・ジュエリー作家の庄依子さんより、4月22日から開かれるご自身の展示会について、日刊IWJガイドへ広告掲載のご依頼を賜りました。

初めて鎌倉のギャラリーで行なわれる今回の展示会は、3年ぶりの開催とのことです。みなさま、春の鎌倉散歩へお出かけの際には、身に着けられる芸術作品、アートワイヤー・ジュエリー見学をお楽しみください!

庄さんは、IWJのトップページ右側にもバナー広告を出してくださっていますので、こちらも是非ご覧ください。
http://iwj.co.jp/

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~身に着ける立体の絵画~
庄 依子 アートワイヤー・ジュエリー展 2015 in 鎌倉
http://www.shoyoriko.com/exhibi.htm

日時:2015年4月22日(水)~27日(月)
10:00~17:00(最終日は15:00まで)入場無料
場所:Gallery YU 1階B室
神奈川県鎌倉市雪ノ下1-4-29
※JR鎌倉駅東口下車徒歩7分(小町通り沿い)
http://www.gallery-yu.com/

~庄さんからのメッセージ~

独学でワイヤーアクセサリーを作り続けて約20年になります。
入場無料。(作品販売はありませんのでご了承ください。)
歩くのが楽しい、鎌倉は小町通り雪の下。ぜひ遊びに来てください。

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IWJでは、IWJサイトやメールマガジンに掲載する広告を募集しています。
企業や団体からサークルや個人まで、広告主様のご希望に合わせてご相談に応じます。

是非、皆さんの活動をIWJでPRしてください!
詳しくは
http://iwj.co.jp/join/supportingad.html まで。

ぜひぜひ、広告の出稿という形ででも、IWJの活動をご支援ください!

■わとはぷ~What happened today?

本日、4月21日は「民放(みんぽう)の日」です。

1951年、ラジオ16社に民間放送(略称・民放)初の予備免許が与えられたということで、1951年4月21日に制定されました。民放とは、民間の資本により設立された、放送事業者が行う放送を指し、国営放送や公共放送の対義語であるとされています。

第2次世界大戦後に、電波の民間開放が進められ、1950年に電波法、放送法、電波監理委員会設置法、いわゆる「電波三法」が施行されました。そして1951年4月21日、ラジオを放送するために必要な、予備免許が与えられ、放送することができるようになったようです。

この日は、ラジオ界における、時代の転換期であるといえますね。

少し話は変わりますが「公共放送」といえば、先日、NHKの受信料問題で、NHKが敗訴になりました。NHKの受信料は、テレビを持っている世帯に対して、問答無用に徴収が行われる、というイメージを、小さい頃から私は持っていました。税金のような強制徴収なのだ、というイメージです。

NHKの受信料問題は、今まで、各地で起きていましたが、今回のNHKの敗訴により、今後、なにか変化はあるのでしょうか。今後の動きに注目です。

それでは、目がまわりそうなほど、全国各地で、色々なことが起こっていますが、しっかりと追いついていけるよう、気合を入れていきます!

私みたいな未熟でものを知らない若者が、実感を伴って理解が追いついてきてしまったら、もうその時には日本はかなりまずいですよ!

鈍感な私でも、最近、どんどん日本の危なさを実感しつつあるので、本当にきっとまずいのだろうなぁと思います。私よりずっと賢くて、物知りのみなさま、ぜひ、私よりどんどん先に進まれてください!

では、今日も皆様、お元気で!

本日もIWJをよろしくお願いいたします。

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

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