日刊IWJガイド 2015.4.20日号~No.950号~


■■■ 日刊IWJガイド 2015.4.20日号~No.950号~ ■■■
(2015.4.20 8時00分)

おはようございます! IWJで生わさびを生で食べるほどわざび好きな、佐々木隼也と申します。普段は、取材や記事作成、リサーチなどをしています。

■「今さら聞けない憲法問題」鼎談シリーズを非会員の方にも特別再配信開始しました!

昨日から始めた再配信シリーズ「大日本帝国憲法への回帰!? ~自民党憲法草案を徹底検証・鼎談シリーズ再配信!」ご覧になっていただけたでしょうか?

自民党は2016年、つまりもう来年には、憲法改正に動き出します。多くの市民や有識者が、この自民党の改憲案に反対の声をあげる様子を、テレビや新聞、ネットやIWJの記事で見る機会は多いと思います。

しかしそもそも、この改憲案の何が問題なのか? というか日本国憲法ってどんな事が書かれているのか? をしっかり理解している方は少ないと思います。かくいう僕も、実はその一人です。

ということで、今回はIWJ会員以外の方にも特別に、この改憲案を一条ずつ分析し、問題点を洗い出し、批判したインタビューシリーズを、昨日から12夜連続で再配信しています!
時間は毎晩8時! Ch1です。

このインタビューシリーズは、2013年1月から6月にかけて岩上さんが、澤藤統一郎弁護士と梓澤和幸弁護士とともに行ったものです。もう2年前になるのですね…という思いと、わずかに2年しか経っていないのか、という思いと、両方の思いがこみ上げます。

僕も当時、この自民党改憲案を読んでみましたが、正直、驚くというより、呆れ果てました。

報道の自由や知る権利の規制、国防軍や戦争のできる国づくり、拷問の解禁、非常時には国民の権利は剥奪されて総理に権力が集中する…などなど、こんなのまるでネトウヨの妄想以下じゃないかと、唖然とし、同時にバカバカしいと思って本気にしていなかったのです。

「こんなの実現したら、大日本帝国に逆戻りでしょう。現実にはならないんじゃないの、いくらなんでも」と、正直申し上げれば、当時、タカをくくっていたのでした。

岩上さんが真剣な危機感を示すので、「これは、まずいのかな?」と思いもしましたが、同じ温度で危機感を持てなかったのは本当のことです。

ところが、それから2年、信じがたいことに、この恐ろしい内容に一つ一つ近づいてゆく様を見てきて、今ではSF小説のディストピアに迷い込んでしまったような寒気を覚えています。

昨年には、9条を改憲していないのに、集団的自衛権の行使が、たかが一内閣の閣議で(@小林節・慶応大学名誉教授)、解釈を変えられ、合憲とされてしまいました。

地方住民がいくら「NO!」と言っても、辺野古基地建設を「上から」強要しています。これはすでに、明白な民意の否定であり、基本的人権を著しく制約して、「公の秩序」の名のもと、国家意志を押し付けている、ということですよね?

基本的人権の侵害ということでいえば、福島第一原発の事故以来の政府の姿勢は、まるごと基本的人権の侵害の連続です。さらに、NHKやテレ朝に対しての姿勢を見れば明白な通り、報道の自由、言論の自由は、白昼堂々と侵害されています。

どれも、少し前ならば、考えられないようなことばかり。あれから2年しか経っていないのか、という思いはそこから湧いてきます。しかし、どれも現実に今、日本で起こっていることであり、自民党憲法草案に、いわば「予告」されていたことばかりです。

2年前、タカをくくっていた自分の不明を恥じるとともに、「いやー、そうは言っても、ここまでひどくなるなんて、誰にも見抜けなかったでしょう」と弁明もしたくなります。

が、岩上さんと、澤藤弁護士、梓澤弁護士は、見抜かれ、ものすごい危機感を持って、それぞれ多忙にもかかわらず、12回もの連続鼎談をこなしていたのですから、やはり弁明はできないのかもしれません。

この自民党改憲案に触れ、今の自民党や安倍政権の恐ろしい「本音」を知った時、誰もが「これはダメだ!」と思うはずです。このインタビューシリーズを多くの人に見ていただくことで、警鐘を鳴らす明確な根拠を手に入れて欲しいと考えています。

また、問題点を深く知ることで、過去と同じ過ちを繰り返さない知識と知恵も、ゲットできると確信しています。僕もそのために、この再配信で再勉強したいと思っています。勉強といっても、岩上さん澤藤さん梓澤さんが、分かりやすく解説してくれているので、聞いているだけで、かなり理解は進むでしょう。
いつ見るか? …今です!!!

ぜひ、ご覧ください!!また、IWJ会員でない方にもぜひ、お知らせいただければ幸いです!!

【回帰する大日本帝国憲法~自民党憲法草案を徹底検証・鼎談シリーズ再配信 配信スケジュール】
http://iwj.co.jp/wj/open/%E5%89%8D%E5%A4%9C

■今夜の鼎談再配信は、ずばり「表現の自由」について

昨日の第一夜では、逐条解説に入る前の前段、まずは自民党改憲案を全体で俯瞰し、問題点をざっと総括しています。そのなかで、梓澤弁護士は、自民党案9条の5項、『国防軍に裁判所を置く』という文言を取り上げ、国防軍裁判所が、軍人だけでなく、市民に対しても日常的に監視の目を向け、審判が市民に及ぶ危険性を指摘しました。

え!? 軍法会議的なもので僕ら一般市民も裁かれる可能性があるの!? …びっくりです。

他にもいくつかのびっくりするポイントを指摘しているので、昨日の再配信を見逃してしまった方は、ぜひ以下のURLでご覧ください!
動画アーカイブに関しては、サポート会員であれば、いつでも全編ご覧になれますので、この機会に、ぜひ会員登録し、IWJの活動を支えていただければと思います。

・2012/12/28 自民党の憲法改正案についての鼎談 第1弾
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/46966

【会員登録はこちらから】
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

【カンパ・ご寄付をよろしくお願いします】
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

そして今夜8時からお送りする第二夜は、「表現の自由」、そして「信教の自由」についてです!

憲法21条「表現の自由」は、集会や結社、また言論、出版ほか一切の表現の自由を定めています。この自由があるからこそ、僕らは政府の間違った施策を批判できますし、多種多様なシンポジウムに参加できます。

ところが、自民党案ではここに第2項が新設され、『公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない』という驚くべき内容が付け加えられているのです。

「公益及び公の秩序」を判断するのは、政府です。つまり、時の政府が「公益及び公の秩序に反する」と言えば、その言論、出版物、シンポジウムや集会や抗議行動やデモなどは、すべて規制されてしまうのです。

梓澤弁護士は、これを「かつて宗教や民主運動、思想・研究の弾圧にまでつながった『治安維持法』と非常に似ている」と指摘しました。これがまかり通ってしまったら、このガイドも取り締られ、僕は処罰されてしまいますね。あるいは、IWJ自体が、政府批判を恐れず繰り出す不届きな「結社」として、解散させられてしまうかもしれません。もちろん、社長の岩上さんは逮捕勾留ばかり免れないのではないかと思います。

もちろん、「I am not ABE」などと書いたプラカードを掲げて、安倍政権を批判した日には、ただではすまないでしょう。古賀茂明さんの勇気ある抗議と、その後の政府与党のメディアに対する圧力のかけ方の露骨さ、凄まじさは、驚くばかりですが、これはまだまだ序の口で、もし、憲法が改悪されてしまったら、政権批判など、まったく封じられてしまうことでしょう。

この鼎談第二夜、注目です! 現在進行形の現実の問題とダブらせながら、ぜひ、ご覧になってください!

もしどうしても配信の時間帯に見ることができない、という方は、以下のURLから、アーカイブをご覧ください!
こちらも会員にご登録していただければ、いつでも全編ご覧になれます! この機会に、ぜひとも、会員登録をお願いできればと思います!

・2013/01/25 自民党の憲法改正案についての鼎談 第2弾
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/55018

…(後半へ続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.4.20 Mon.**

【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力の定例会見

【録画配信・Ch4】15:00~「自由報道協会が斬る!2015トークライブ特別編 古賀茂明が明かす『Iam not ABE』の真相」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※2015年4月12日に行われた、トークイベントを録画配信します。ゲストは、2015年3月27日に放送されたテレビ朝日「報道ステーション」内で、「I am not ABE」というプラカードを掲げ、「菅(義偉)氏をはじめ、官邸にバッシングを受けてきた」と岩上安身のインタビューで語った古賀茂明氏(元経産官僚)です。

~関連記事はこちら~
・2015/03/27 【速報】「報道ステーション」終了直後の古賀茂明氏に岩上安身が緊急直撃インタビュー!降板の内幕を衝撃暴露
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/240770

・2015/04/02 渦中の人が「報道ステーション」降板の全真相を激白! 「I am not ABE」発言の真意――そして、官邸からの圧力の実態とは?~岩上安身による元経産官僚・古賀茂明氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/241205

【再配信・Ch1】17:30~「万歳会長の突然の辞任劇は『TPP反対封じ』工作!? TPA法案提出、安倍総理の米議会演説の裏にある日米両政府の思惑を、山田正彦元農水相が岩上安身のインタビューで暴露!」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242893
※2015年4月16日、米国でTPA(大統領貿易促進権限)法案が超党派により議会に提出されたたことをうけ、岩上安身が山田正彦元農水相に緊急インタビュー!
山田元農水相は、「ある自民党幹部は『TPAは通る』と豪語しているが、実際はかなり難しい」と語りました。

【大日本帝国への回帰??~自民党憲法草案を徹底検証・鼎談シリーズ再配信1・Ch1】
20:00~「自民党の憲法改正案についての鼎談 第1弾」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※4月20日(月)~5月1日(金)の間、「自民党の憲法改正案についての鼎談シリーズ(全12回)」を連続フルオープン再配信!
NPJの澤藤統一郎弁護士と梓澤和幸弁護士、そしてIWJ代表の岩上安身が、日本国憲法と自民党憲法改正草案を対比しつつ、各条文をひとつずつ丁寧に検証していきました。
今回はその第一夜です!是非、ご視聴ください!

~↓配信スケジュールなどの詳細はこちらのURLから~
http://iwj.co.jp/wj/open/%E5%89%8D%E5%A4%9C

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(前半の続き)…

■12夜全部は観られない! 1本にまとめてくれ!という方は書籍『前夜』で!!

どうしても、このインタビューシリーズを12夜全部は観られない、でも中身を知りたい!という方に朗報です。

この12回の鼎談を、一冊にまとめた書籍『前夜~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』が絶賛販売中です。これ一冊あれば、通勤途中の電車やバスの中で、お風呂やトイレの中で、百分の一ずつでも、この問題への理解を深めていくことができます。授業中にサボってこの本を読んでいたら、先生にも逆に一目置かれることでしょう。

岩上さんはこの本の前文でこう書いています。

「私は、憲法の恩恵を受けながら、ろくろく憲法を勉強してこなかった、ありがちな日本国民の一人として、お二人にご教授いただく生徒役をつとめさせていただいた」

憲法問題は難しくて、自分では到底歯が立たない、という方にも、「生徒役・岩上安身」とともに、初歩の初歩から学んでいける構成になっています。ぜひ、お買い求めください!

【『前夜』ご購入はこちらから】
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=71

【まずはこちらの岩上さんによる告知動画をご覧ください!】
※動画内で紹介されるイベントは終了しています
http://bit.ly/1IYziQl

「この本の中で危惧されていることが、現実になりつつある」──。2014年7月10日に行われた出版記念イベントはこちら!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/152325

■憲法問題をDVDで観たい!という方は『饗宴』DVDで!!

この自民党改憲案のおかしさ、恐ろしさ、という問題は、IWJの取材活動を貫く大テーマですので、もちろんIWJの年末イベント『饗宴』でも、主軸に据えています。

一昨年に行われた『饗宴4』のサブタイトルなどは、ぞのものずばり、『前夜~取り返しのつかない軍事属国化と経済植民地に抗うために』です。

この『饗宴4』では、原発再稼働、集団的自衛権の行使容認、TPPによる経済植民地化、そして
2013年12月6日に可決された特定秘密保護法の問題を直視。「戦争のできる国」に着々と作り替えられていっている日本は、このまま米国につき従う戦争に巻き込まれていくのだろうか? そうした趨勢に抗うために、ということで11名の豪華論客に、真摯に議論を交わしていただきました。

【「饗宴4」DVDご購入はこちら!】
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=66

お気づきの通り、自民党の改憲問題というのは、国民の人格権も経済合理性も無視した原発再稼働、TPPによる経済植民地化などと絡み合い、「戦争のできる国づくりへ」という「アホたちの大野望」に直結します。その結果は亡国の憂き目となることでしょう。

そこで昨年末の「饗宴5」では、ここに、「戦争のできる国」になった日本が足を踏み入れることになる、複雑なパレスチナ、ウクライナ、イスラム国などの世界情勢の問題を1テーマとして加えました。

さらに、一度「戦争のできる国」への道を歩んだかつての日本の実態を紐解くべく、明治、大正、昭和、そして現在に至る平成のヘイト問題も1テーマとして加えました。

いつの時代も、アホがいて、そのアホがヘイトスピーチをまき散らしながら、戦争に突っ込んでいくんですね。安川寿之輔先生が渾身の批判を展開した「明治政府のお師匠さん」こと、福沢諭吉の主張の中身をぜひとも知っていただきたいと存じます。
今月の「岩上安身のIWJ特報!」は、安川寿之輔先生のインタビューのフルテキストに詳細な注と解説をつけてお届けしています。ぜひ、「IWJ特報!」も、この機会にあわせてご購読ください! 目からウロコが何枚も落ちます。

【IWJ特報最新号発行!】知られざる福沢諭吉 侵略の肯定、そしてヘイトスピーチ ~名古屋大学名誉教授・安川寿之輔氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242406

明治憲法の時代に戻るとは、個人の基本的人権が尊重されていた戦後憲法のもとから、「天皇の臣民」として、国家権力のもとに「永遠に従属する」ことを憲法で強制されていた時代への回帰を意味します。天皇の名の下に、国民は自分の命までも、「鴻毛(こうもう=おおとりの羽毛)」よりも軽いものとして、捨てることを余儀なくされていた、そんな時代への回帰です。まさか、と思う前に、ぜひ、明治最大の知識人が実際に何を言っていたか、見て、読んでいただきたいと思います。

この全5テーマ、総勢16名の豪華論客に登場していただいた「饗宴5」のDVDも、ぜひ一家に一枚、ご購入いただければと思います。自民党改憲案が通った暁には、新憲法21条「表現の自由」によって没収されてしまうこと請け合いの、素晴らしい内容となっています。

【「饗宴5」DVDご購入はこちら!】
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=69

■原発もTPPも、国民は声をあげられなくなるのか

昨日、岩上さんは急遽、滋賀へ飛び、井戸謙一弁護士にインタビューを行いました。2月21日に心臓の発作に見舞われて以来、初めて単独での地方出張です。どこで倒れても救急にかかれるようにと、ニトロとともにこれまでの医療データをカバンに入れての出張です。無事、帰郷してもらいたいと願っています。

井戸謙一弁護士は、先日14日に福井地裁によって、高浜原発の再稼動差し止めという「画期的な決定」が下されましたが、その原告弁護団の一人です。

そして、井戸弁護士は2006年に、当時金沢地裁の裁判長として、石川県の志賀原発2号機の運転差し止め請求を求める裁判で原告の主張を認める判決を書いた方でもあります。

インタビューでは、この画期的な判決を書いた経緯や背景、そして今、画期的な決定が下された高浜原発再稼働差し止めについて、詳細に話を聞きました。

岩上さんがインタビュー直前に書いたツイートにもあるように、政権与党の権力の濫用と、マスコミへの露骨極まる圧力によって、権力の分立が極めて怪しくなってしまっている今日、司法が行政権力に従属する単なる補強追認機関に成り下がり切って「死んでしまった」わけではなく、部分的にでもまだ生きていて、魂を持っている、ということは、本当に大きな希望です。

・【岩上安身のツイ録】「死せる魂」だった司法から微かに見えた「希望」志賀原発を止めた元裁判官・井戸謙一弁護士に、高浜原発差し止め決定から司法の戦争責任まで岩上安身が聞く!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/243052

しかし、井戸さんへのインタビューでも触れましたが、かつての軍国主義化の日本では、治安維持法に基づいて反戦平和主義者を勾留し、有罪判決を下した裁判官は、戦後、誰も責任を問われることなく留任し、裁判官として勤め続けました。戦後の司法の歴史とは、司法が反動化してゆく歴史でもあったのです。

※井戸さんのインタビュー動画記事は、現在準備中です! 本日中にもIWJのトップページに動画がアップされる予定ですので、今しばらくお待ちください!

憲法が変えられると、司法はそれに従わざるをえません。自民党改憲案が通るということは即ち、原発再稼働を止める手だてもなくなる、ということです。だから、司法が辛うじて生きている今、その良識によって、政府の誤った施策を正していく必要があります。

17日に岩上さんがインタビューした、山田正彦前農水大臣も、そんな司法の良識を信じ、国の存亡を賭けて戦っている一人です。以前からTPPの危険性を指摘し続けてきた山田さんは、「TPP交渉差止・違憲訴訟の会」を発足させました。原告は1000人を超え、弁護士も150人を超え、賛同人も3000人を超えたといいます。インタビューでは、この第一次訴訟が5月にも提起できそうだ、という話をうかがいました、

TPPは国の主権を根本から脅かします。TPPのISD条項は、大企業の利益に反すると見なされた場合、その国の規制や法律を書き換えることを迫ります。莫大な賠償金とともに。その時、TPPのルールは、司法を飛び越え、憲法さえも飛び越えて、最上位の存在となります。これを防ぐには、TPP交渉そのものから、日本が脱退する以外にありません。そのための訴訟です。

インタビューでは、そのTPP交渉が、ここへ来て急激に加速している状況に、山田さんは警鐘を鳴らしました。先日9日のJA全中の万歳章会長の突然の辞任発表、17日に米議会で提出された、オバマ大統領に交渉権限を与えるためのTPA法案、そして29日に予定されている安倍総理の米上下院合同演説…。これらの出来事が、すべて「TPP反対派封じ込め」という一本のシナリオのもとに進められているのではないか、というのが山田さんの分析です。

その分析を裏付ける、JAや自民党内部の知られざる内幕も、暴露していただきました。こちらのインタビューを、本日17時30分より、Ch1で再配信します!

本日は、17時30分から、Ch1をつけっぱなしで、この山田さんへのインタビューと、鼎談第二夜を連続で、ご覧いただければと思います!

【インタビューの動画記事はこちら】
・2015/04/17 万歳会長の突然の辞任劇は「TPP反対封じ」工作!? TPA法案提出、安倍総理の米議会演説の裏にある日米両政府の思惑を、山田正彦元農水相が岩上安身のインタビューで暴露!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242893

あらゆることが重なり合って、我々の身に襲いかってくるようで、恐ろしくもありますが、やはり全ての物事はつながりあっているのだ、と言わざるを得ませんね。自ずと「マルチイシュー」とならざるを得ません。

IWJは、微力ながら、本日も、東奔西走してまいりたいと思います。

それでは、本日も一日、IWJをよろしくお願いいたします!

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

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