2013年2月5日(火)10時から、東京都千代田区の参議院議員会館で、「敦賀原発の断層調査情報提供に関して緊急署名提出」が行われた。今回の署名提出は、原子力規制庁幹部が日本原電に対し、公表前の資料を手渡していたことが発覚して、更迭処分とされた問題に対し、市民らがさらなる真相解明を求めるものである。同席した福島みずほ議員は「我々は、事業者と規制庁の癒着を疑っている。国民の信頼回復のためにも、客観的事実を明らかにする必要がある」と述べた。
(IWJ・原佑介)
2013年2月5日(火)10時から、東京都千代田区の参議院議員会館で、「敦賀原発の断層調査情報提供に関して緊急署名提出」が行われた。今回の署名提出は、原子力規制庁幹部が日本原電に対し、公表前の資料を手渡していたことが発覚して、更迭処分とされた問題に対し、市民らがさらなる真相解明を求めるものである。同席した福島みずほ議員は「我々は、事業者と規制庁の癒着を疑っている。国民の信頼回復のためにも、客観的事実を明らかにする必要がある」と述べた。
■ハイライト
今回、更迭処分とされたのは、原子力規制庁の名雪哲夫審議官。名雪氏が、先月22日、日本原電と面談を行った際、敦賀原発の破砕帯調査に関する内部資料を手渡していたことが発覚したための処分である。規制庁は、名雪氏に対し、内規に基づくもっとも重い「更迭処分」を下したことで収束とし、これ以上の調査はしない意向だ。
これに納得のいかない「原子力規制を監視する市民の会」は、2月5日、参議院議員会館で、規制庁職員に対し、追加調査を要請する緊急署名を提出。要請内容は、さらなる真相の解明とともに、名雪氏が取りまとめていた「地震・津波の新安全設計基準」について、策定作業の全面見直しを求めるもの。署名提出にあたり、規制庁と市民の間で質疑応答が行われた。
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