2023年8月1日午前11時30分より、東京都千代田区の衆議院本館にて、立憲民主党による「木原官房副長官問題」に関する国対ヒアリングが開催された。
立憲民主党からは、山井和則氏(国対委員長代理・衆議院議員)、および、後藤祐一氏(国対副委員長・衆議院議員)の2名が出席。政府側からは、警察庁より、石井啓介氏(刑事局刑事企画課刑事指導室長)と神原悠介氏(刑事局捜査第一課理事官)の2名、内閣官房より、小林明生氏(内閣広報室参事官)と大部俊氏(内閣広報室調査官)の2名が、それぞれ出席した。
立憲民主党は、警察庁と内閣官房に宛てて、事前に質問状を送っており、その質問項目にそれぞれの庁の担当官が回答するかたちでヒアリングが進められた。
また、現在、1ヶ月あまりにわたり、記者団の取材に応じていない木原誠二官房副長官に対しても、「今後、記者会見を開くなどして、国民に説明する意向はあるか」、「1ヶ月にわたり記者の取材に応じてない理由は何か」など、5項目の公開質問状が送られた。
木原官房副長官からは以下のとおり、FAXで回答が寄せられた。
「事件性がないと判断された事柄について何かを語ることは人道上、また人権上重大な問題を惹起することから、警察当局にお尋ねいただきたいと回答してきたところです。当該報道についてはすでに刑事告訴したところであります。
なお、本件については、報道中、『X子』とされる方の代理人弁護士から、日弁連への人権救済の申立てが行われ、その旨の通知書が発出されたと聞いており、これ以上の人権侵害が行われないようにご理解をお願いいたします」。
ヒアリングの内容については、冒頭のあいさつ部分のみ、動画撮影が許可された。