「統一教会問題は国際的な組織犯罪としての対応が必要、文科省はどこまで徹底して向き合うのか?」とのIWJ記者の質問に「まずは解散請求の要請ができるかどうかだ」と永岡大臣!!~12.16永岡桂子 文部科学大臣 定例記者会見 2022.12.16

記事公開日:2022.12.16取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

(取材、文・浜本信貴)

 2022年12月16日午前11時40分より、東京都千代田区の文部科学省にて、永岡桂子文部科学大臣の定例記者会見が開催された。

 質疑応答にて、IWJ記者は統一教会問題について、以下の通り質問した。

IWJ記者「全国霊感商法対策弁護士連絡会は被害者救済法が成立した12月10日の記者会見で、『これは第1ステップに過ぎない』と述べ、児童虐待や教育の問題、海外の邦人保護、宗教法人法の改正から、政治家と統一教会との関係の問題などと並んで、北朝鮮や南米など、海外への送金、日本の国家安全保障を脅かす問題に至るまで、省庁横断的な取り組みの必要性を指摘しました。

 韓国の本部の指示で集められた、日本の統一教会の資金が、韓国の本部から北朝鮮へ送られ、数千億円もの資金が北朝鮮の核ミサイル開発に使われた可能性が指摘されています。

 統一教会問題は今後、国内の一宗教法人の問題で済ませることはできず、国際的な組織犯罪としての対応が必要になってくると思われますが、文部科学省はこの点について、どこまで徹底して向き合う覚悟でいるのか、ぜひ永岡大臣のお考えをお聞かせください」

 この質問に対し、永岡大臣は以下のとおり答えた。

永岡大臣「いろいろな問題はあるということは承知をしております。

 しかしながら、今、私たち、この文部科学省の中で、宗教法人法にもとづきまして、報告徴収・質問権の、これはしっかりとやっていかなければいけないということで、実行しているところでございます。

 そういう中でいろいろな問題というのは、この、私たちがやっております、『解散請求の要請ができるかどうか』というところには関わっているかと思っておりますので、まずはそちらをしっかりとやると。それで、いろいろな問題がありますね。やはり『宗教2世』の問題であるとか、あります。いろいろとそういう問題はありますね。

 しかしながら、それを文部科学省の大臣として、大くくりに『こうやらなきゃ』というような話ではないので、それはまた政府全体でしっかり考えて、対応していくということになりますので、御承知いただければと思っております」

 会見冒頭、永岡大臣からは、インターカルト日本語学校訪問(12月13日)、東北大学訪問(12月15日)」、そして、岸田文雄総理による国際宇宙ステーション(ISS)滞在中の若田光一宇宙飛行士とのリアルタイム交信への参加(12月16日)の3件について、報告があった。

 会見の詳細はぜひ全編動画を御覧いただきたい。

■全編動画

  • 日時 2022年12月16日(金)11:40~
  • 場所 文部科学省 12F 会見室(東京都千代田区)

IWJの取材活動は、皆さまのご支援により直接支えられています。ぜひ会員にご登録ください。

新規会員登録 カンパでご支援

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です