日本共産党・宮本徹衆議院議員は、「桜を見る会」私物化問題を2019年5月9日から追及している。2020年1月28日の衆議院予算委員会で宮本議員は主に、第2次安倍政権以降、会の招待者が急増している点を指摘した。
昭和27年から行われている「桜を見る会」においての招待者数は、これまで1万人規模だった。それが2019年には約1万8千人とほぼ倍増しており、当然安倍総理の説明責任が問われるところである。
総理は招待者数倍増の理由について、「招待基準の曖昧さ」と「長年の慣行」を挙げ、「人数が増えてきてしまったことについては反省している」と回答したが、宮本議員は「自然現象(で増えたわけ)ではない」と一蹴した。
▲宮本徹衆議院議員(2020年1月28日、衆議院インターネット審議中継より)
桜・招待者倍増の理由は!? 宮本議員、開催要領を無視した安倍総理の無責任な姿勢が増加を招いたと痛烈批判!
招待基準は「各界功績功労者」。宮本議員は、1万人規模をほかの政治家たちが守ってきた中で、「開催要領を無視し、開催要領を守る責任があるのかと問われても答えない。そういう無責任な姿勢が(招待者数の)膨張を招いたのでは」と厳しく批判した。
さらに、安倍事務所の「桜を見る会」申込書をパネルで示した宮本議員は、申込書に功績功労を記入する欄がないことも指摘。「家族、友人、知人が参加する場合はコピーしてご利用ください」との記載もあり、安倍事務所が参加者を幅広く「募集」していた点を批判した。
安倍総理が、曖昧どころかむしろ明確な招待基準を無視し、好き勝手やってきたことは、火を見るよりも明らかである。
そして、麻生太郎財務大臣は、宮本議員に「麻生政権時代、地元事務所が参加者を幅広く募るということはあったのか」と尋ねられると「あ・り・ま・せ・ん」と意地悪く回答。「アベ友」のおかげで、招待者倍増が「長年の慣行」ではなく「(安倍政権)7年の慣行」だということも白日の下となった。
安倍総理「募ってはいるが募集はしていない」!? 宮本議員「募集の募は募るという字だ」と呆れ顔
これまでの答弁もどこからつっこんでいいのか迷うほど、苦しい言い訳だらけだったが、28日の衆院予算委員会で一番ひどかった総理の答弁は、なんといっても「募ってはいるが募集はしていない」発言である。
安倍総理は、招待客を「推薦」しているわけではなく幅広く「募っている」ことについて宮本議員から尋ねられると、「幅広く募っているという認識だった。募集しているという認識ではなかった」と答えたのだ。
これにはさすがの宮本議員も、「日本語を48年間使ってきたが、募るというのは募集するのと同じ。募集の募は募るという字だ。総理がさっきから募ってる募ってるって言ってるのは、募集してるということ」と呆れ果てていた。
宮本議員の返しに野党議員らから拍手が起こったが、安倍総理は「つまり事務所が今までの経緯の中でふさわしい方々に声をかけているという意味においての募る」「新聞等に広告を出してどうぞ(来てください)、ということではない」などと意味不明な弁明を始める始末だった。
■衆議院インターネット審議中継・予算委員会(2020年1月29日)動画より抜粋
立憲・石垣のりこ参議院議員「これは募るです、『ぼる』じゃないですよ」! 前代未聞!! 「募る」にふりがな
翌日1月29日、質疑に立った立憲民主党・石垣のりこ参議院議員は、総理のとんちんかん発言を質そうとするも、時間がなくて触れられず。しかし「募 (つの) る」とルビをふった国会配布資料が話題になった。
▲参議院予算委員会(2020年1月29日、立憲民主党・石垣のりこ衆議院議員質疑より)
石垣議員は同日、「実際、今日の質問ではこのパネルを使って、『これは、募る つのるです、総理、念のためですが、「ぼる」じゃないですよ?』とやる予定だったんですが、時間がなくて省きました。時間が欲しい…」とツイート。
2008年、麻生総理(当時)が「未曾有(みぞう)」を「みぞうゆう」と読み間違えたことは記憶に新しい。配布資料にルビを振られる総理の姿にデジャヴを感じる。そして、そんな漢字がニガテな麻生氏すらもやらなかった好き勝手を、安倍総理が平然と行っていることに、改めて愕然とする。
森友、加計、検察かの?定年延長まだまだ有ります。消費税上げたり。色々な大臣の不祥事。アベノマスク要りません。コロナウイルスでどさくさ紛れに巻く引きは許せ無いです。桜を見る会での税金の私物化。最初は、国会議員の方は、国民の為、国を良くしようとは思ったはずです。安倍政権の様々な私物化~~もううんざりです。コロナウイルス終息したら、徹底的に勿論追及。退陣は勿論。起訴されて欲しいです。人間のグズです。