大阪府警の沖縄人に対する差別発言とそれを擁護する松井知事や有識者――「ついにここまで来たのかという悲しい気持ちと危機感」元SEALDs元山仁士郎氏が10.30新宿デモで訴え 2016.10.30

記事公開日:2016.11.2取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

(取材・文 青木浩文)

 「ついにここまで来たのかという悲しい気持ちと同時に、危機感も感じている」

 2016年10月30日、「高江でのヘリパッド建設強行を許さない! 機動隊は暴力を止めろ! 安倍政権は辺野古新基地建設を断念しろ! 10.30新宿デモ」が開かれ、集会に続き、デモ行進が行われた。

 集会では、「SEALDs」の元メンバーが中心になって設立された「沖縄・北部訓練場のヘリパッド建設強行に反対する若者有志の会」を代表して元山仁士郎氏がマイクを握った。

 元山氏は、大阪府警の機動隊員らが高江のヘリパッド建設に抗議・反対する市民に対して「土人」「シナ人」など差別的発言をしたことにふれ、「あれは、沖縄にこれ以上、基地を作って欲しくないと反対している人達に対する言葉。これを更に擁護するような知事や有識者の発言もありました。これは今の安倍政権に近い知事や有識者によるもの。ついにここまで来たのかという悲しい気持ちと同時に、危機感も感じている」と語った。

▲マイクを握る元山仁士郎氏

▲マイクを握る元山仁士郎氏

 FoE JAPAN理事の満田夏花氏は、「先日も沖縄の住民の方が東京に来て特派員協会で窮状を訴えた。メディアもいっぱい押しかけたが、報じたのは、私が見落としてなければ報道特集と東京新聞と神奈川新聞だけ。メディアは一体なにをしているのか」と、厳しく断じた。

 集会の後、デモ行進が行われアルタ前から新宿駅西口前、甲州街道を約1時間練り歩いた。主催者の発表では参加者は300名だった。

■ハイライト

  • タイトル 高江でのヘリパッド建設強行を許さない!機動隊は暴力を止めろ!安倍政権は辺野古新基地建設を断念せよ!! 10.30新宿デモ
  • 日時 2016年10月30日(日)14:00〜
  • 集合場所 新宿アルタ前(東京都新宿区)
  • 主催 辺野古への基地建設を許さない実行委員会 (Facebook)

アーカイブの全編は、下記会員ページまたは単品購入より御覧になれます。

一般・サポート 新規会員登録単品購入 330円 (会員以外)

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です