【岩上安身のツイ録】「勝負」の第7期に向けた岩上安身の「覚悟」――体調不良を乗り越え、9月からはいよいよ前線に復帰! 2016.9.13

記事公開日:2016.9.13 テキスト
このエントリーをはてなブックマークに追加

※9月13日付けのツイートを並べて掲載しています。

 8月末、90.90kgの時点から本気で始めた減量。ちょうど2週間となる今日、85.80kgに。約5kg減。8月いっぱい、この数年間の異常なオーバーワークに一時制限して、まともに寝る時間を作るようにしたところ、血圧がこの10年間なかったような数値に。

 降圧剤飲んでいても、145ー100くらいで、今は110ー80くらい。完全に正常値の範囲内に。これは、本当にこの10年近くなかったこと。他方、めまいだけでなく、立ちくらみが頻回に起きている。めまいは首の血管の血流が悪くなって起きていると診断された。

 そこで、首筋の星状神経節へのブロック注射。いつもピリピリと緊張を保つ交感神経をブロックし、副交感神経優位になると血管が広がる。根っこはやはり、オーバーワークによる交感神経の常時優位にある。高血圧もそれが主原因。しかし、立ちくらみが頻回となるのは、弱った。

 昨日、心臓のクリニックを受診、大学病院で精密検査を受けた方がよいのではと、尋ねると、今のところ脳梗塞の初期症状などはない(微小脳梗塞は見つかるかもしれないが、それはどうしようもない)と言われる。

 それよりもオーバーワークをセーブしたことで、血圧は下がってきているので、降圧剤の処方を見直しましょうということに。今、服用し続けてきた薬は3種類。ジルチアゼムとベニジビンは血圧を下げるだけでなく、狭心症の改善の薬でもあるのでそのまま。もうひとつオルメテックは降圧剤。

 このオルメテックをしばらくお休みすることに。血圧が下がっているところに降圧剤をのめば、低血圧になって、起立時の貧血や立ちくらみが起こることとは充分考えられる。まず、薬を減らしていって、様子を見ることに。これで、めまいや立ちくらみがなくなればいいのだが。

 もし、血圧が下がり、薬も徐々に減らし、減量も進んでますます高血圧の因子を減らせたら、好循環になる。心臓へのリスク因子も減らせる。降圧剤を減らしたことでめまいや立ちくらみがなくなれば、ホッと安心である。体重が軽くなれば、膝や腰への負担も軽くなり、思いきった運動もできる。

 根本はオーバーワーク。しかし、ジャーナリストの仕事は、根本的に緊張を常時強いられ、オーバーワークになりがちなもの。その上、何人もの記者を育成して彼らへの指示と文章の最終的な書き直しなどをする編集長業、常勤40人近く抱えた所帯の切り盛りをする経営者としての仕事が加わる。

 8月は自分自身の露出を抑え、インタビューなどを控えて、編集長業と社長業に専念し、仕事量を、3分の2に。それでも、丸一日完全オフという日は作れず、半休取るのが精一杯の日々。それでも、血圧は落ちてきた。だが、問題は経営状態。

 僕が取材やインタビューなど前面に立つのを控えて1ヶ月半。血圧も落ちたが、会員数も落ちてきた。毎月15日にその時点で会費が未納の方への会員サービスを一時停止する処置を泣く泣くとるのだけれど、その度に2〜300人くらい会員数が減ってしまう。

 ここのところその15日の期限よりも前に6千人を回復していたが、今月はあと2日なのにまだ回復しない。回復しないまま、15日を迎え、ごっそりと減ってしまう可能性が高い。非常に頭が痛い。現在のIWJの活動規模を維持するには、現在の会員数では不可能。皆様からのご寄付が頼り。

 ご寄付・カンパによるご支援を、広く皆様にお願いしたいところ存じます。どうか、よろしくお願いします。http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 焦る気持ちが当然、出てくる。サッカーの球団社長兼監督兼プレイヤーが、体調不良でピッチに立つのを控えて監督と社長に専念し、自分の体調と向き合っていたら、試合が負け込んで、観客動員が落ち始めた、というようなもの。自分がピッチに立たなければ、という焦りがわいてくる。

 しかし、ここでまたオーバーワークとなってしまったら、元の木阿弥となるのは間違いないと確信する。だいたい異常なオーバーワークを、IWJ設立以来、そして3.11以来続けてこれたのは、50代に入ったばかりだったから、まだ40代の馬力が残っていたとも言える。

 50代後半は、つるべ落としのように体力が落ちてゆく。まだまだやれると無理を重ねれば、身体から「狭心症の発作」という形で回答が返ってきてしまう。めまいなども身体からの回答だろう。首の頚椎と腰の腰椎は、間が経年劣化で詰まっていて、常時痛みや痺れを引き起こすがもう治らない。

 そこにここ数ヶ月、右肩の痛みが加わった。大病院の整形外科でレントゲンを撮り検査してもらったところ、鍵盤損傷。何か急に痛めたわけではなく、経年の劣化。長いこと生きて、利き腕の右腕を動かして活動してきて、鍵盤が擦り切れているのだという。もう元には戻らない。戻す方法もない。

 つまり、右腕の可動範囲が狭くなってしまった、この不可逆な身体の経年劣化の現実を受け入れ、これ以上右肩に無理をさせないこと。痛みの程度は、オーバーワーク→交感神経優位の持続による全身の緊張・凝り・血行不良の程度にもよる。仕事をセーブしたこの夏はある程度軽減された。

 身体が経年でゆっくり劣化してゆくのは仕方がないが、ハードな使い方とメンテナンスや休養をろくに取らないために、長持ちさせられず、いたずらに寿命を縮めるのは得策ではない。今、あるいは近い将来、僕が不在になったら、組織がもたない。IWJは終わりにってしまう。

 だからこそ、寿命を延ばせるように根本から体作りを、ワークライフバランスの見直しを、と取り組んでいるわけだが、その前に会員数が減少して収支が傾いたら、赤字を抱えて倒産である。

 僕は、今月から前線復帰し、ピッチに立ちます。あとはできるだけ身軽にして、支出を引き締めます。そして、身体を壊さないように気をつけながらフォワードとして点を取りに行き、同時に皆様からのご支援を呼びかけ続けます。それでなお、今期の収支の見通しが立たなかったら、、、

 その場合は、事業と人員の大規模な再編をして、WEB IWAKAMI の頃の原点に回帰します。それでもご支援がなかなか受けられず、やはり収支を改善できなかったら、そして大赤字のままで、僕のこれまで投じてきた私財の回収のメドも立たなかったら、その時は潔く撤退します。

 その覚悟で、この8月から始まり、来年の7月末まで続く第7期を戦い抜きます。テーマは、僕自身も、IWJも減量して、再起なるか、ダウンサイズして、サバイバルなるか、というテーマです。勝負がかかっています。ご支援をどうぞ、よろしくお願いします。

 ちょうど日本も壊憲の一線を越えるかどうかの瀬戸際に差し掛かっています。僕個人もIWJも、戦後の立憲民主主義国家日本も、正念場です。頑張りますので、応援をよろしくお願いします。

IWJの取材活動は、皆さまのご支援により直接支えられています。ぜひ会員にご登録ください。

新規会員登録 カンパでご支援

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です