19歳女子「平和を守るためには政治に関わっていかなければいけないと気づいた」――「憲法守れ!」3500人の若者らが渋谷でデモ行進 2015.6.14

記事公開日:2015.6.14取材地: テキスト動画
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(取材:芹沢あんず・須原拓磨、写真・記事:原佑介)

 「勝手に大人たちが進めていっていることに、凄い怒りを感じる。国民の大多数はこんなことを認めていないということを政府へ伝えたい」――。

 6月14日、若者ら約3500人(主催者発表)が、若者たちでごった返した日曜日の渋谷で「戦争法案」に反対するデモを行った。デモ隊はサウンドカーでヒップホップのリズムに合わせて「憲法守れ」「戦争反対」「安倍は辞めろ」とシュプレヒコールをあげ、路上の注目を集めた。

 サウンドカー上でスピーチした中央大学2年生の男性は、「憲法を無視して勝手に戦争を始めようとする安倍政権は絶対に許せない。僕らは平和に生きたいと思っている」と訴え、戦争法案に反対を表明した。

 さらに、大学で戦争法案に関するアンケートを集めて270人から回答を得たと話し、「戦争法案は誰にもメリットがない、憲法9条を守ってほしい、戦争には反対、茶番はやめろ安倍――。アンケートでは、多くの学生が戦争法案に反対していました。これだけの平和を無視して戦争に向かう安倍政権は許せない」と怒りの声をあげた。

■抗議デモの8分ダイジェスト動画

■ch.6

■ch.4(インタビューチャンネル)

  • デモコース 宮下公園 → ファイヤー通り → 井ノ頭通り(ハンズ通り) → 文化村通り → スクランブル交差点 → 宮益坂下 → 明治通り → 神宮前公園

【同日、国会前で行われた大規模な抗議行動(国会包囲)の模様はこちら】

「憲法を守れない安倍総理、あなたは総理に向いていません」

宮下公園に集まった若者たち

共産・吉良よし子議員と池内さおり議員も参加してスピーチ

 自由と民主主義のための学生緊急行動「SEALDs」のメンバーの女性は、IWJのインタビューに「私の知り合いで政治に対して『やばいよね』と言っている人が急増している」と述べ、次のように語った。

 「戦争がダメなのは当たり前だが、理由をつけるにしても、(戦争法案を合憲だとする憲法学者が)少数だったり、(従来の政府解釈の)論理の一部を違う意味で捉えてつかっていたり、そういうことはやめたほうがいい。絶対に国民の理解を得られない」

 同じく「SEALDs」のメンバーの別の女性は、「現在の状況は、安倍総理の一人劇場。ツッコミを無視してひたすらボケている感じ。政府は、わざと分かりにくい説明の仕方をしていると思う」と安倍政権を批判した。

 さらに「集団的自衛権は必要ない。他国から攻められていないのに、攻められるかもしれないという予想だけで武力行使をするのは『先制攻撃』になる。政府は憲法を守ってください。決まりごとを守ってください。安倍総理、あなたは総理大臣に向いていません」と訴えた。

「平和を守るためには政治に関わっていかなければいけないと気づいた」

出発するデモ隊

デモ隊はどこまでも長く伸びていた

人で埋まったゴール地点

 「WAR IS OVER」というプラカードを掲げた19歳の女性は「海外での武力行使が可能になれば、実際に影響を受けるのは自分たち。だから今日は立ち上がらなくては行けないと思ってここにきました」と語り、「戦争はいけない、平和を守りたいという思いがあって、『それなら政治に関わっていかなければいけない』ということに気づいた」と話した。

 さらに「自分の周りの大学生たちは、政治に対してちょっとよく分からないという人が大多数。政府は、そういう人たちを置いていって特定秘密保護法や戦争法案を進めている」と指摘。「勝手に大人たちが進めていっていることにすごい怒りを感じる。国民の大多数は認めていない、ということを政府へ伝えたい」と胸のうちを語った。

 デモ参加者の24歳の女性は、「自分の友だちに子どもが生まれようとしている。安倍政権はその子たちのことを考えているのか。安倍総理は前線に立つことはないという前提で、一方的に『私たちには覚悟を持て』とか迫るのは、責任感がない」と話した。

共産・吉良よし子議員「強行採決の流れをどう食い止めるか」

 デモに参加した共産党の吉良よし子議員は、「今審議されている安保法制は戦争できる国づくりということであり、憲法違反の法案ということは明らかになっている」「苦し紛れの逃げ、会期延長をさせないということが大切」とIWJのインタビューに答えた。

 さらに「国会論戦で、違憲と言われたことについて、どう覆すかということで、政府は防戦にまわっている」と分析。「強行採決にもっていこうとすると思うので、その流れをどう食い止めるか。また、会期延長するというが、違憲といわれた法案を会期延長までして通そうとするのは許しがたい暴走、横暴。違憲と言われたのであれば、一度引っ込めるのが筋だろう」と語った。

 同じく共産党の池内さおり議員は、「衆議院で安保特別委員会が空転しているし、審議も進んでいないということは、安倍政権が追い詰められているということ。世論が反対していることは、いくら暴走政権でもできないので、この戦争法案をもっと広めて、世論で安倍政権を追い込んでいきたい」と決意を示した。

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“19歳女子「平和を守るためには政治に関わっていかなければいけないと気づいた」――「憲法守れ!」3500人の若者らが渋谷でデモ行進” への 2 件のフィードバック

  1. @55kurosukeさん(ツイッターのご意見) より:

    19歳女子「平和を守るためには政治に関わっていかなければいけないと気づいた」――「憲法守れ!」3500人の若者らが渋谷でデモ行進 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/249183 … @iwakamiyasumi
    これがマスコミが伝えない民意だ。この国の未来を照らす若者の声は貴い。
    https://twitter.com/55kurosuke/status/610185569583263744

  2. つねやん より:

    自分を大切に。自分の愛する人を大切に。
    これからも声だしてください。未来は私たちのものだから。

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