平智之議員インタビュー 2012.6.20

記事公開日:2012.6.21取材地: テキスト動画独自
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(IWJテキストスタッフ・関根)

 2012年6月20日(水)15時より東京都千代田区永田町の衆議院第二議員会館で、ジャーナリスト岩上安身氏が、民主党を離党した平智之議員にインタビューを行った。まず、離党の理由、その心境。また、工学が専門でもある平氏自身が考える、原発事故、原子力と原発行政、核の安全保障、消費税、TPPなど多岐にわたって、意見を聞いた。

■ハイライト

 冒頭、岩上が、平議員の発言は、とてもクリティカル(批判的、危機的)だ。それで、まず、民主党を離党した理由について訊いた。平議員は、「離党を決めてから、与党の中でがんばるべきだ、という声はたくさん頂いた。自分は、与党の一員として、福島原発の事故収束、原発の規制政策の立案、策定に向けて努力をしてきた。しかし、再稼働の政府判断を止められなかった。痛恨の痛みだ。おそらくテクニカルな問題として、残りの再稼動もできるだろう。自分は、今回の件で、クリティカルな作用は及ぼせたと思う」などと答えた。

 岩上が、鳩山グループに属していたが、事前の相談などはあったのか、と訊ねると「いっさいしなかった。自分の本心としては、『党の中にいても限界がある』、『外へ出て違う可能性を求めたい』というものだった。そして、自分は、一年生義員だったから、国民の声が、より聞こえてきたし、今回のようなことが、逆にできた。いまは文明の転換期、ブレイクスルーをしなくてはいけない」と語った。岩上は、原発事故について「平議員は、工学系で、発災当初から、事故の深刻さを指摘していた」。それに対して、平議員は「メルトダウンは予想していた。また質問や対応策の助言をしても、政府や保安院とは、技術議論が成り立たない。東電の工程表では、きれいさっぱり核物質を取り出すという」と専門家としての技術的な説明、今後の対応策などを所見を述べた。

 また「大学生のころから、原発の危険性は感じていた。原子力委員会をすぐに辞任した湯川秀樹博士をはじめ、専門家の間では、原発の危険性を訴える学者は、大勢いた。しかし、国は推進派の人間だけでやってきた。原子力は麻薬のようなもの。原発は技術的に完成していないシステム。また福島では、IC(アイソレーション・コンデンサー)というバックアップ機能が動かなかったことから、津波ではなく地震で壊れたことも指摘されている。しかし、これを認めると、ストレステストが破綻する上、日本には原発が作れなくなる。東電はその点をいくら問いつめても認めないし、調査もしない」などと指摘した。

 平議員は、引き続き、ガラス個体化のことや、核燃料廃棄物の再処理の方法などを説明し「車、飛行機、高層ビルだって、何万、何10万、何100万という実験と事故の繰り返しの中で、失敗しながら学んできて、初めて扱える。原子炉は、世界中で400機。400という経験は、工学的にはまったくゼロに等しい。さらに、原子炉は、危険すぎて失敗できない」。岩上が、テーマを、原発の安全保障、核武装論に進めた。平議員は「イギリスにある日本の核燃廃棄物でプルトニウムは1000発分作れる。安全保障のための原発必要論は、まやかしだ。戦略的なところが何もない。安全保障だとしたら、原発は標的になりすぎる」などと語った。さらに、インタビューは、消費税のことや、TPPの問題についても、いろいろと意見をうかがった。

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