米軍Xバンドレーダー基地撤去!東アジアの平和を!6・3京丹後総決起集会・デモ 2018.6.3
安倍総理は5月15日、解釈改憲による集団的自衛権の行使容認を提言する「安保法制懇」(安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会)の報告を受けて記者会見し、公明党との与党協議を加速させ、閣議決定による憲法解釈の変更に向けた動きを加速させることを表明した。
集団的自衛権の行使容認によって日本が「戦争の出来る国」へと作りかえられた時、戦争の前線基地となる可能性があるのが、京都府京丹後市の経ヶ岬だ。この経ヶ岬にある航空自衛隊分屯基地に、米軍のXバンドレーダーを建設するという計画が持ち上がっているのである。
米軍のXバンドレーダー建設計画に対して、地元の住民は粘り強い抗議運動を行っている。しかし、こうした現状について、既存メディアによって報じられる機会はきわめて少ない。いったい米軍と防衛省は、どんな事態を想定して、ここにレーダー基地を建設しようとしているのか。その手がかりとなる図が日米合同軍事演習シミュレーション「ヤマサクラ61」の中にある。
この演習は、東日本大震災直後の2011年6月末に日米合同で行われたものである。中国軍とおぼしき敵軍と日米合同軍が開戦し、敵軍が日本列島に上陸。それを水際で迎え撃ち、上陸を許してしまったあとも、列島内で防衛戦を戦う、というシナリオである。想定されているその上陸地点が若狭湾なのである。たしかに若狭湾は、地理的には大阪から近く、上陸すればすぐに京都、名古屋、大阪を攻めることができる重要なポイントである。
しかし、この地は、敦賀原発や高浜原発、美浜原発、大飯原発など、14基の原発を抱える「原発銀座」として知られる場所でもある。つまり、日米の軍関係者らは、日本海側に原発を抱えたまま、日本が戦争に突入することを想定して戦争準備をしているのであり、その湾内の西の端に位置する経ヶ岬に米軍のレーダー施設を建設しようとしているのである。
IWJはこれまで、関西の中継市民を中心に、このXバンドレーダー配備計画について、取材を積み重ねてきた。その成果を、この特集ページに集約し、一挙ラインナップ!
安倍総理は5月15日、解釈改憲による集団的自衛権の行使容認を提言する「安保法制懇」(安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会)の報告を受けて記者会見し、公明党との与党協議を加速させ、閣議決定による憲法解釈の変更に向けた動きを加速させることを表明した。 集団的自衛権の行使容認によって日本が「戦争の出来る国」へと作りかえられた時、戦争の前線基地となる可能性があるのが、京都府京丹後市の経ヶ岬だ。この経ヶ岬にある航空自衛隊分屯基地に、米軍のXバンドレーダーを...
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