「農業・福祉・エネルギーの地域分散型ネットワークの可能性を妨げるのがTPPだ」 ~国際アジア共同体学会春季シンポジウム 2013.5.12

記事公開日:2013.5.12取材地: テキスト動画

特集 TPP問題

 2013年5月12日(日)10時より、東京千代田区神田の専修大学にて、国際アジア共同体学会春季シンポジウムが開催された。このシンポジウムは4部構成で行われ、第2部では、「TPP問題にどう対処するのか」と題して、基調報告とパネルディスカッションが行われた。慶応大学・金子勝教授は、米国が特に主張している知的所有権の問題について、アップル社を例に挙げ、「iTunesを作った時に著作権を守ったのか。ちっとも守っていない。ぶち壊して作った」と示した。薬の場合、必要とされている立場の人に対して、高値で販売している一方で、こうした、アップル社のような矛盾したケースもあることが示された。


「屈辱的な合意内容を、政府は隠蔽しようとしている」 TPP参加の撤回を求める大学教員の会が、国会議員に質問要請 ~TPP日米事前協議の米国追随的合意を告発し、参加撤回を求める記者会見 2013.4.26

記事公開日:2013.4.26取材地: テキスト動画

特集 TPP問題

 4月20日、TPP参加11ヶ国により、日本のTPP交渉参加が正式に承認された。前のめりにTPP政策を進める安倍政権は、他方で、国民の生活に重大な影響を及ぼす情報を十分に開示していない。

 「TPP参加交渉からの即時撤回を求める大学教員の会」(以下、大学教員の会)の呼びかけ人の一人である、大西広慶応義塾大学(理論経済学)は、「(TPPに日本が参加するための)『日米事前協議』の結果は、日本側全面屈服以外の何物でもなかった」と断じる。