【献本御礼】今田真人 著『緊急出版 吉田証言は生きている 慰安婦狩りを命がけで告発! 初公開の赤旗インタビュー』(共栄書房)

記事公開日:2015.6.8 献本御礼(ブックレビュー)

 花伝社様から『緊急出版 吉田証言は生きている 慰安婦狩りを命がけで告発!初公開の赤旗インタビュー』をご恵贈いただきました。

 この本は、戦中の「従軍慰安婦狩り」の加害証言で有名な故・吉田清治氏が、1993年10月に「赤旗」の記者であった本書の著者・今田真人氏のインタビュー取材に答えた記録を収めています。


【献本御礼】イコマレイコ著『Koide Blue』(幻冬舎)

記事公開日:2015.5.26 献本御礼(ブックレビュー)

 藤井千賀子様から『Koide Blue』をご恵贈いただきました。

 画家・イラストレーターであるイコマレイコ氏は、原発事故後2年間にわたり夜行バスで京都大学原子炉実験所に通い、小出裕章氏を描き続けました。出来上がった作品の数は700点余り。そこからこの画集が作成されました。


【献本御礼】半藤一利著、保阪正康著『日中韓を振り回すナショナリズムの正体』(東洋経済新報社)

記事公開日:2015.5.20 献本御礼(ブックレビュー)

 東洋経済新報社様から『日中韓を振り回すナショナリズムの正体』をご恵贈いただきました。

 著者の半藤一利氏と保阪正康氏は日本を代表する昭和史の専門家。この2人が、今日中韓で燃え上がるナショナリズムの実体について分析。その背景にある歴史問題を直視し、憎悪の連鎖に歯止めをかけるための提言を行っています。そして、他国に振り回されず権力に踊らされない、健全な日本人のナショナリズムの在り方も提示しています。


【献本御礼】井田真木子著、猿田佐世著『井田真木子 著作撰集 第2集』(里山社)

記事公開日:2015.5.12 献本御礼(ブックレビュー)

 里山社・清田麻衣子様から『井田真木子 著作撰集 第2集』をご恵贈いただきました。


【献本御礼】鵜尾雅隆著『改訂版 ファンドレイジングが社会を変える (非営利の資金調達を成功させるための原則)』(三一書房)

記事公開日:2015.5.12 献本御礼(ブックレビュー)

 三一書房様から『改訂版 ファンドレイジングが社会を変える (非営利の資金調達を成功させるための原則)』をご恵贈いただきました。

 2004年の内閣府経済社会総合研究所の資料によれば、日本の個人寄付の総額は、推計で年間2189億円であるのに対して、アメリカの個人寄付は22兆9920億円。その差は実に100倍。一人あたりの寄付の金額が、日本はアメリカに比べて非常に小さいと、著者は解説しています。


【献本御礼】日下部雅喜著、介護保険料に怒る一揆の会編『介護保険は詐欺である』(三一書房)

記事公開日:2015.5.12 献本御礼(ブックレビュー)

 三一書房様から『介護保険は詐欺である』をご恵贈いただきました。

 2000年4月にスタートした介護保険制度。「誰もが40歳になれば知らないうちに健康保険料と一緒に『介護保険料』を取られ、65歳以上の人はさらに高額な『介護保険料』を年金から天引き。この介護保険制度の本当の姿を知らないままに、保険料だけを払い続けているのが現状だ」と、著者は主張します。


【献本御礼】編集代表:鎌田慧・森まゆみ・花田達朗『いいがかり: 原発「吉田調書」記事取り消し事件と朝日新聞の迷走』(七つ森書館)

記事公開日:2015.4.10 献本御礼(ブックレビュー)

 七つ森書館、金子なおか様から、『いいがかり: 原発「吉田調書」記事取り消し事件と朝日新聞の迷走』(『いいがかり―原発「吉田調書」記事取り消し事件と朝日新聞の迷走』編集委員会編、編集代表 鎌田慧、森まゆみ、花田達朗)をご恵贈いただきました。

 2014年5月20日、朝日新聞は「吉田調書」を1面トップで報道しました。吉田昌郎氏(福島第一原発事故当時所長)を、政府事故調査・検証委員会が聞き取りをした調書は、極秘扱いされてきましたが、それをスクープしたのです。


【献本御礼】西沢江美子著『あぶない肉』(めこん)

記事公開日:2015.4.10 献本御礼(ブックレビュー)

 西沢江美子様から『あぶない肉』をご恵贈いただきました。

 「少なくとも今から30年ほど前までは、多くの人たちの近くに、豚や牛、鶏の姿があった。(略)だが気がついたら、私たちの暮らしの中から家畜が消えていた。まるで肉工場がどこかにあって、ボタンを押すだけで肉切れが飛び出してくるようにさえ思えてしまう」(本書より引用)―― 肉をつくる人と食べる人の間につくられた深い闇が「食の安全」を見えづらくして、私たち一般生活者を不安にしていると、著者の西沢江美子氏はうったえています。本書はこの闇に光をあてています。


【献本御礼】前田朗著『ヘイト・スピーチ法 研究序説 ― 差別煽動犯罪の刑法学』(三一書房)

記事公開日:2015.4.10 献本御礼(ブックレビュー)

 三一書房様から前田朗著『ヘイト・スピーチ法 研究序説 ― 差別煽動犯罪の刑法学』をご恵贈いただきました。

 本書はヘイト・クライム/ヘイト・スピーチ法研究の第一歩として、本格的に検討するために、その前提となる基礎知識を提供することを目的としています。


【献本御礼】ヘレン・カルディコット監修『終わりなき危機~日本のメディアが伝えない、世界の科学者による福島原発事故研究報告書~』(ブックマン社)

記事公開日:2015.4.10 献本御礼(ブックレビュー)

 ブックマン社小宮亜里様からヘレン・カルディコット監修、河村めぐみ翻訳『終わりなき危機~日本のメディアが伝えない、世界の科学者による福島原発事故研究報告書~』をご恵贈いただきました。

 本書は、世界的ベストセラー『CRISIS WITHOUT END』の日本版です。


【献本御礼】杉田聡著『天は人の下に人を造る―「福沢諭吉神話」を超えて』(インパクト出版会)

記事公開日:2015.4.6 献本御礼(ブックレビュー)

 「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」――。日本人であればほとんど例外なく、福沢諭吉をこの一句に結びつけて理解しているのではないでしょうか。

 しかし、『天は人の下に人を造る―「福沢諭吉神話」を超えて』の著者・杉田聡氏は、同書の中で、これは福沢諭吉の思想の表現ではないと強調しています。


【献本御礼】 鳥畑与一著『カジノ幻想』(ベスト新書)

記事公開日:2015.4.5 献本御礼(ブックレビュー)

 KKベストセラーズ、小島博人様から『カジノ幻想』をご恵贈いただきました。

 「はたしてカジノで日本経済が成長するのだろうか?」という、多くの国民が抱くこの疑問に対して、同書ではIR(統合型リゾート)型カジノの危うさをうったえながら、丁寧に解説しています。著者の鳥畑与一氏は静岡大学人文社会科学部経済学科教授。


【献本御礼】オリバー・ストーン著、ピーター・カズニック著、乗松聡子著『よし、戦争について話をしよう。戦争の本質について話をしようじゃないか(オリバー・ストーンが語る日米史の真実)』(金曜日)

記事公開日:2015.4.5 献本御礼(ブックレビュー)

【献本御礼】杉田聡編『福沢諭吉 朝鮮・中国・台湾論集~「国権拡張」「脱亜」の果て』(明石書店)

記事公開日:2015.4.5 献本御礼(ブックレビュー)

 「圧制はもまた愉快なるかな」――。これは、1882年3月28日付けの「時事新報」に掲載された福沢諭吉の論説の表題です。この論説で福沢は、以下のように述べています。

圧制を憎むは人の性なりと言うといえども、人の己れを圧制するを憎むのみ。己れ自ら圧制を行うは、人間最上の愉快と言いて可なり。在昔、我輩がその圧制をこうむりたるが故なり。幕吏にありては、あたかも人類の天性に従いて圧制を行うたるのみ。今日、我輩が外国人に対して不平なるは、なおいまだ彼の圧制を免れざればなり。我輩の志願は、この圧制を圧制して、ひとり圧制を世界中にもっぱらにせんとするの一時にあるのみ。


【献本御礼】 共同通信文化部編『書評大全』(三省堂)

記事公開日:2015.3.30 献本御礼(ブックレビュー)

 本書は1998年から2014年までの16年間に、共同通信社が全国の加盟新聞社に配信した約5000編の書評からなる大全集。執筆した評者は1600人に上ります。

 新聞の読者は幅広く、興味や関心も多岐にわたるため、書評の対象となる本は文学、美術、歴史、科学、芸能、スポーツ、政治、経済、社会問題など、あらゆるジャンルから選ばれています。また、評者も各分野の第一人者はもちろんのこと、テーマを問わない読み巧者が名を連ねています。


【献本御礼】 古賀茂明著『国家の暴走 安倍政権の世論操作術』(角川oneテーマ21)

記事公開日:2015.3.30 献本御礼(ブックレビュー)

 『国家の暴走 安倍政権の世論操作術』をご恵贈いただきました。

 本書は元経済産業省官僚でIWJ単独インタビューにもご登場いただいた古賀茂明氏が安倍政権による暴走について、外交、安全保障、経済の観点から論じています。また、軍事立国に突き進む日本をこうした既得権者との戦いは避けて通れないと語ります。


【献本御礼】 アーサー・ビナード著, 古川タク絵『ゴミの日―アーサー・ビナード詩集 (詩の風景)』(理論社)

記事公開日:2015.3.26 献本御礼(ブックレビュー)

 アーサー・ビナード様から『ゴミの日―アーサー・ビナード詩集 (詩の風景)』をご恵贈いただきました。


【献本御礼】東日本大震災がれき広域処理の裏側にあった官僚による利権構造を暴く 青木泰著『引き裂かれた「絆」-がれきトリック、環境省との攻防1000日』(鹿砦社)

記事公開日:2015.3.26 献本御礼(ブックレビュー)

 『引き裂かれた「絆」-がれきトリック、環境省との攻防1000日』をご恵贈いただきました。

 25年前から自然保護・ごみ環境問題に取り組む環境ジャーナリストの青木泰氏が追い続けた、がれき広域処理問題。著者は、広域処理に疑問を持ち検証を続けていく中で、広域処理が必要のないものであり、その裏に秘められた目的が予算をつくることであったことにたどり着きます。本書では、広域処理が進められた経緯から、破綻までの流れ、破綻に追い込むまでに市民運動とインターネットが果たした役割、そしてこれらの裏で進められていた官僚による予算流用の仕組みを明らかにしていきます。


【献本御礼】 ヒューマンライツ・ナウ編 『国連グローバー勧告 福島第一原発事故後の住民がもつ「健康に対する権利」の保障と課題』(合同出版)

記事公開日:2015.3.25 献本御礼(ブックレビュー)

 合同出版編集部、八尾浩幸様、金詩英様から『国連グローバー勧告 福島第一原発事故後の住民がもつ「健康に対する権利」の保障と課題』をご恵贈いただきました。

 2012年11月15日~26日、アナンド・グローバー氏(国連「健康の権利」に関する特別報告者)は、ヒューマンライツ・ナウ等日本のNGOの要請を受け来日しました。目的は、福島原発事故における日本政府の対策が、住民の健康に対する権利の実現に適うものであるかを確認・検討するため。 彼は福島県をはじめとする地域で聞き取り調査を実施しました。その結果をまとめて国連人権委員会に提出された彼の調査報告書は、「国連グローバー報告文」と呼ばれています。


【献本御礼】 栗原康著 『学生に賃金を』(新評論)

記事公開日:2015.3.25 献本御礼(ブックレビュー)

 新評論様から『学生に賃金を』をご恵贈いただきました。

 空海はもともと京都の大学で儒教を学び、官職に就こうとしていましたが、勉強をしていくうちに、仏教がおもしろくなり、大学をやめて出家してしまいます。官職としての将来に期待していた家族や親戚は落胆し、誰からの支援を受けられず、引き取ってくれる寺もなく、ひとり山岳修行に明け暮れますが、31歳までまったく食えない状態が続いたそうです。