【献本御礼】専門家による巨大建築への提言 森まゆみ編『異議あり! 新国立競技場 2020年オリンピックを市民の手に』(岩波書店)

記事公開日:2014.12.3 献本御礼(ブックレビュー)

 森まゆみ様から『異議あり!新国立競技場 2020年オリンピックを市民の手に』をご恵贈いただきました。

 この本は、「明治神宮と国立競技場を未来へ手わたす会」の公開勉強会をもとにして作成されたブックレットで、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの会場となる新国立競技場の問題をテーマとしています。景観の問題、費用の問題、機能の問題などが、建築家や弁護士の方々によって説明されています。(2014/04/29発行 【IWJウィークリー47号 GW特大号】より転載)


【献本御礼】陸山会事件と鈴木宗男事件のキーパーソンによる、サバイバル対談集 佐藤優・石川知裕共著『逆境を乗り越える技術』(ワニブックス)

記事公開日:2014.12.3 献本御礼(ブックレビュー)

 ワニ・プラス様から『逆境を乗り越える技術』をご恵贈いただきました。

 衆議院議員在職中に陸山会事件で東京地検特捜部により起訴され、現在も最高裁上告中の石川知裕氏。うつ病寸前までいったと明かす石川氏が節目ごとにその助言により助けられたという、作家の佐藤優氏との対談集です。


【献本御礼】ユニークな視点で解き明かす中国 オーヴィル・シェル、ジョン・デルリー共著 古村治彦訳『野望の中国近現代史 帝国は復活する』(ビジネス社)

記事公開日:2014.12.3 献本御礼(ブックレビュー)

 翻訳者である古村治彦様から『野望の中国近現代史 帝国は復活する』をご恵贈いただきました。

 本書では、1840年の第一次アヘン戦争から現代までの中国近現代史において活躍した、11名の知識人たちの「人物列伝」を綴りながら、「偉大な復興(Great Rejuvenation)」を遂げた現在の中国を、「富強」、「恥辱」、「復興」をキーワドに解明しています。


【献本御礼】会見に通い続けたジャーナリストの鋭いまなざし 木野龍逸著『検証 福島原発事故・記者会見3 欺瞞の連鎖』(岩波書店)

記事公開日:2014.12.3 献本御礼(ブックレビュー)

 『検証 福島原発事故・記者会見3 欺瞞の連鎖』を著者である木野龍逸(きの・りゅういち)さまからご恵贈いただきました。

 この本では、さまざまな角度から、福島原発事故に関する記者会見の問題点について述べられています。汚染水問題、原発の収束作業に取り組む作業員の不足問題、「子ども・被災者支援法」がどのように「骨抜き」にされていったのか、東電の国家事故調査委員会における虚偽説明および不十分な情報公開の実態、そして「福島復興加速指針」といった再建計画が取り上げられています。


【献本御礼】12人の「昭和」を聴く、対談集 半藤一利著『昭和史をどう生きたか』(東京書籍)

記事公開日:2014.12.3 献本御礼(ブックレビュー)

 東京書籍様から『昭和史をどう生きたか』をご恵贈いただきました。

 半藤氏がこれまで行なってきた対談の中から選び抜いた、昭和史に関連する12編。昭和を生き抜き、作品のテーマとしてきた日本を代表する作家・研究者と徹底的に議論しています。


【献本御礼】安保政策の専門家が検証する「安倍政権の真の狙い」とは 柳澤協二著『亡国の安保政策——安倍政権と「積極的平和主義」の罠』(岩波書店)

記事公開日:2014.12.3 献本御礼(ブックレビュー)

 岩波書店様から『亡国の安保政策——安倍政権と「積極的平和主義」の罠』をご恵贈いただきました。

 著者の柳澤協二氏は、元防衛官僚で、小泉政権、第1次安倍政権、福田政権、麻生政権で内閣官房副長官補(安全保障担当)を務めた安全保障のプロフェッショナルです。岩上安身による単独インタビューをこれまで通算4回受けていただいた他、昨年末の「饗宴Ⅳ」でもパネリストとしてご登壇いただきました。


【献本御礼】毎日新聞記者が追った「秘密会」の真実 日野行介著『福島原発事故 県民健康管理調査の闇』(岩波新書)

記事公開日:2014.12.3 献本御礼(ブックレビュー)

 前双葉町長の井戸川克隆様から『福島原発事故 県民健康管理調査の闇』をご恵贈いただきました。

 著者の日野行介氏は毎日新聞の記者で、福島第一原発事故による健康影響の調査に関する問題を追及しています。取材をしているうちに、福島県と県立医大が「秘密会」を行い、事前に調査結果の公表方法や評価について決めていたこと、さらにはその議事録の改ざんまで行われていたことが明らかになりました。本書では、その過程と調査の実態とが明らかにされています。


【献本御礼】「茶色」だけしか許されない世界を描く、寓話からの問いかけ ランク パヴロフ、ヴィンセント ギャロ、藤本 一勇、 高橋 哲哉『茶色の朝』(大月書店)

記事公開日:2014.12.3 献本御礼(ブックレビュー)

 IWJの熱心なサポーターでいらっしゃる榊原千鶴様から 『茶色の朝』をご恵贈いただきました。

 今回はカテゴリーとしては「絵本」です。前半は11ページの短い物語、後半は哲学者である高橋哲哉氏からのメッセージで構成されています。

 前半の物語の中では、「茶色以外の猫」が「処理」され、「茶色だって言い張るには無理」がある犬は処分され、「茶色新報」以外の新聞は廃刊になり、図書館や本屋の棚からは「茶色の」という形容詞なしで「犬」や「猫」という単語を使用している書籍が次々と消えて行きます。


【献本御礼】憲法研究者によるやさしい解説書 清水雅彦著『憲法を変えて「戦争のボタン」を押しますか? ~「自民党憲法改正草案」の問題点』(高文研)

記事公開日:2014.12.2 献本御礼(ブックレビュー)

 日本体育大学准教授で憲法学がご専門の清水雅彦氏より、新刊『憲法を変えて「戦争のボタン」を押しますか? ~「自民党憲法改正草案」の問題点』をご恵贈いただきました。

 昨年末、憲法改正をうたって誕生した安倍政権。7月21日に行われた参議院選挙では、自民・公明の与党が135議席を獲得し、圧勝しました。野党でも、憲法改正を主張する日本維新の会やみんなの党がそれぞれ議席数を伸ばすなど、いよいよ改憲が現実味を帯びてきました。