2013年8月23日(金)19時から、東京都中央区・月島区民館にて川内博史氏による講演会『この国の真実を語る』が行われた。
冒頭、川内氏は「世の中の、あるいは政治に関わる本当のことをまず、皆さんが知ることが問題解決に向けての第一歩である。その意味で日本全国の皆さんにマスコミが伝えないことをしっかりと伝えて認識を共通させたい」と講演会開催の意図を述べた。
まず、川内氏はおととし発生した東日本大震災によって大きな事故を起こした東京電力福島第一原子力発電所での内部取材の様子を映像を用いて説明した。川内氏は「事故から2年半経っても内部は全く誰も手を付けることができない。事故の原因はこういう状況で現場検証さえされていない。したがって事故原因は解明されていない。にも関わらず再稼働とか輸出とかそんなことは言えるはずがないわけで、安全基準や新しい安全対策など講じようがない」と指摘した。
この後、川内氏は消費税増税について、そして普天間飛行場の移転について語った。普天間問題については「普天間飛行場移設問題は飛行場を使用している部隊とは全く別問題である。使用している部隊はグアムに行くのだと。空っぽになった普天間飛行場をどうするかということが問題であって、空っぽになったら必要ないでしょ、というのが日本が主張すべきことではないか」と述べた。