2012年4月10日（火）、東京都千代田区の経済産業省本館で、「枝野幸男経済産業大臣 定例会見」が行われた。枝野大臣は、野田佳彦総理と関係3閣僚による大飯原発3・4号機の再稼働協議について、「次回もさらに最終的な安全確認を行う」と述べ、協議の期限や次回の開催日については明言を避けた。

• 日時 2012年4月10日（火）
• 場所 経済産業省本館（東京都千代田区）

　再稼働への理解を求める地元の範囲については、従来から示している、おおい町などの立地自治体に加え、「福井県全体を含めて検討している」と説明した。

　「再稼働によって、脱原発依存という政府方針が崩れないか」との質問に対しては、「方針はぶらつかせない。私が経産大臣である限り、原発依存度を最大限引き下げる」と強調する一方、「当面、安全が確認された原発は、必要な範囲で再稼働を要請する」とも述べた。

　緊急時の指揮命令系統や組織間の連携など、発電所以外での対策が確認されていないとの指摘に対し、枝野大臣は「対応策は取っている。整理し報告する」と答えた。