8月15日、東京・千代田区にある靖国神社には、朝から多くの参拝客が詰めかけた。この日、JR水道橋駅近くの全水道会館では、「ゴメンだ!安倍政権 歴史認識を問う 8.15反「靖国」行動」と題した集会とデモがおこなわれた。
会場の大会議室は満席となるほどの参加者約200名が集まり、安倍政権の歴史認識に対する批判の声を次々とあげた。従軍慰安婦問題に留まらず、米軍基地やオスプレイをめぐる日米関係の在り方を問う発言もあがった。
集会後におこなわれたデモはJR水道橋駅を出発し、神保町、九段下を通り、約1時間半続いた。「靖国反対」、「天皇制いらない」と書かれたプラカードを掲げるデモ参加者に抗議する形で、日章旗や旭日旗を持った団体や個人が激しい罵声を浴びせ続けた。中には、デモ隊に向けてペットボトルを投げ込んだり、機動隊の制止を振り切り、次々とデモの隊列に向かう抗議者も見られ、現場は終始騒然としていた。