超党派議員90名が靖国参拝、安倍内閣閣僚の姿も ~「みんなで靖國神社に参拝する国会議員の会」の靖国神社昇殿参拝と記者会見 2013.8.15

記事公開日:2013.8.15取材地: 動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

 終戦から68年目を迎えた15日午前、東京都千代田区の靖国神社に、超党派の議員で構成される「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」のメンバーが参拝した。参拝には自民党の高市早苗政調会長や、日本維新の会の平沼赳夫代表代行の姿が見られた。安倍内閣からは新藤義孝総務大臣、古屋圭司国家公安委員長がこれに参加し、午後には稲田朋美行政改革担当大臣も参拝するなど、3名の閣僚が相次いで参拝した。

■ 「みんなで靖國神社に参拝する国会議員の会」靖国神社昇殿参拝 (0分〜昇殿参拝へ向かう模様、2分〜参拝を終えた後の模様)

■ 「みんなで靖國神社に参拝する国会議員の会」記者会見

■参拝者インタビュー

  • 日時 2013年8月15日
  • 場所 靖国神社(東京都千代田区)

 同会によると、参拝に参加した議員は、衆議院の本人参加で自民党53名、民主党1名、日本維新の会16名、みんなの党1名の計61名。代理で自民党74名、日本維新の会4名、みんなの党1名、生活の党1名、新党大地1名の計82名、合計143名になった。また、参議院は本人参加で自民党24名、日本維新の会2名、みんなの党2名の計28名。代理で自民党18名、日本維新の会1名の計19名、合計で47名となり、衆議院・参議院合わせて本人参加が89名、代理が101名、合計で190名の議員らが参加した。

 過去5年間は本人参加の参拝が50名から60名ほどだったことから、今年の89名という数について、会長の尾辻秀久自民党参議院議員は、「多くの方に参拝していただけたということは、ありがたいことだ」と発言。また、安倍晋三首相の玉串料奉納については、「総理のご判断ですから特に申し上げることはございません。ただ、ご配慮いただいたことには感謝したいと思います」と述べた。

 安倍内閣の閣僚が参拝したことに対し、中国外務省は日本大使にこれを抗議。「われわれは日本に対し、国際社会の信頼を得るための具体的な措置を講じるよう強く求める。さもなければ、日本とアジアの隣国との関係に未来はない」と、厳しく断じた。中国国営通信の新華社も閣僚の参拝を報じ、日本政府の姿勢を批判するなど、今後、中国・韓国など近隣諸国との関係悪化が懸念される。

IWJの取材活動は、皆さまのご支援により直接支えられています。ぜひ会員にご登録ください。

新規会員登録 カンパでご支援

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です