デモ行進の先頭には、この日お披露目された、みやぎ脱原発カー。みやぎ日曜デモは「女川原発再稼働反対!」「大飯原発ただちに止めろ!」「 六ヶ所核燃再処理中止!」のシュプレヒコールで溢れた。
2013年7月28日(日)11時より、仙台市匂当台公園野外音楽堂で「No Nukes day in Sendai ~みやぎ脱原発カーデビュー記念」が行われた。イベントのあと、15時からは、第49回脱原発みやぎ日曜デモが行われた。前半は、脱原発を訴える有志による、歌、コンテンポラリーダンス、ギター弾き語りなどが披露された。この日は仙台市長選挙の告示日でもあり、角野達也候補者も駆けつけて、「市長選の争点は、脱原発だ」と訴えた。
- 出演 (敬称略)高橋明(チェロ)、大前雅信(ダンス)、西村茂樹(歌)、岡崎秀明(津軽三味線)、苫米地サトロ(ギター&歌)、稲垣達也(ピアノ)、土屋サトシ(絵)
- デモコース 勾当台公園 → 一番町 → 青葉通 → 仙都会館前に流れ解散
- 日時 2013年7月28日(日)11:00~
- 場所 匂当台公園野外音楽堂(宮城県仙台市)
- 主催 No nukeday in Sendai 実行委員会(イベント)/みやぎ金曜デモの会(デモ)
- 告知 脱原発みやぎ金曜デモ
匂当台公園野外音楽堂でのイベントは、高橋明氏のクラシック曲のチェロ独奏から始まり、岡崎英明氏が、日本民謡を津軽三味線で歌って聞かせ、苫米地サトル氏のギターと歌、西村茂樹氏の歌、大前雅信氏のコンテンポラリーダンスの上演、舞台でイラストを描いていた土屋サトシ氏も歌うなど、ステージ上で楽しいイベントが繰り広げられた。
演奏終了後はミニ集会に移った。山形から参加した人、震災仮設住宅のある仙台長町の人などが参加しており、プロ野球の楽天を応援するついでに寄ったという三重県からの人も「脱原発だ」と挨拶した。岩手県からの参加者は「盛岡などのデモで、今まで50回ほど原発反対を訴えている」と活動報告をした。また、放射性廃棄物のドラム缶を使うアート・パフォーマーも紹介された。
次に、仙台市長選に立候補した角野達也氏が登壇した。角野氏は、みやぎ日曜デモには1年以上参加している。仙台市長選挙の投票日は8月11日で、対立候補は現職の奥山恵美子市長。新人の角野氏は「被災者支援、子育て、経済など、いろいろな問題がある中でも、特に脱原発を表に立てて戦う」と、決意を語った。
この日、お披露目となった、みやぎ脱原発カーは、ワンボックスカーの全面を脱原発メッセージでデコレーションしたもの。デモ行進は、脱原発カーを先頭に150人ほどが、それぞれに、鳴りもの、メッセージ・ボードなどを掲げながら、匂当台公園から仙台市の官庁街、仙台一の繁華街である国分町アーケードなどを回った。途中、三瀧山不動尊奉納夏まつりの神輿と遭遇するも、ものともせずに練り歩き、「女川原発、再稼働反対」「大飯原発、稼働中止」「六ヶ所核燃、再処理中止」「子どもを守ろう」と訴えた。