郷原弁護士記者レクチャー 2010.12.24

記事公開日:2011.12.24取材地: テキスト動画
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 2010年12月24日、郷原信郎弁護士による「検察のあり方検討会議」報告をうけて記者レクが開かれました。

 レクの冒頭から、郷原弁護士は、最高検の検証報告の結果に、厳しい批判を展開。「検証の名に値しない」と言い切っています。

■ハイライト

 質疑応答では、ほとんどの質問を岩上安身がしています。

 また、「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」代表の八木啓代さんも記者レクに参加し、質問もされています。

郷原弁護士記者レクの要旨

 検証結果の報告は、最高検の言い訳をベースに憶測、推測を「検証風」にまとめたものであるという。

 前田検事の証拠改竄、大坪、佐賀検事の犯人隠避で明らかになった検察内部の腐敗。

 郷原氏が池上刑事部長に質問したところ、この検証は「実務的検証」ではなく「社会的検証」。

 検察個人の、実務上の不祥事よりも、検察の腐敗が社会に及ぼす影響についての、検証と反省の機会である、と「検証風」の報告では、その腐敗に焦点を当てることなく、用意された再発防止策すらもストーリーに沿って作られている。

 前田・大坪・佐賀検事の個人の問題とすることで、事件を矮小化している、という郷原氏の指摘に対し、池上刑事部長「そんなことはない」という、この認識の甘さが問題だと、郷原さんは語りました。

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