参院選まっただ中の2013年7月12日。今週も国会周辺では、首都圏反原発連合主催の脱原発抗議行動が行われた。
国会前でスピーチした初老の男性は、「マスコミは、『参院選の争点は“ねじれ”の解消だ』といっているが、我々は、そんなこと言われるまで、ねじれなど意識したこともなかった。争点は、“再稼働”というねじれだ」と訴え、8日に原発新規制基準が施行されて以降、各電力会社から次々と安全審査が申し出されながらも、参院選の争点として扱われていない状況に危機感を示した。
毎週欠かさず参加している共産党・笠井亮衆議院議員は、今日、九州電力が追加で玄海原発3、4号機の安全審査申請したことを挙げ、「何を考えているのか。『やらせメール』で問題になったのはちょうど二年前。皆さんが声をあげ、私も国会で追求し、玄海原発再稼働を止めた。今、ほとぼりが冷めたと思ったら大間違いだ」と強く批判し、「だいたい、申請と審査そのものがやらせじゃないか。福島を忘れたのか、許せない」と訴えた。