日中戦争突入のきっかけとなった、1937年の盧溝橋事件が発生した日と同日の7月7日、領土問題などについて考える国際シンポジウムが行われた。このシンポジウムには韓国や中国の学者らが招かれ、シンポジウム後には記者会見が開かれた。
シンポジウムでは「平和の海」を目指すために、領土問題などの解決に向けて、各国の学者らは意見を出し合ったと報告があった。記者会見では、「尖閣諸島」「慰安婦問題」「日中韓国交正常化」などについて、日韓の記者から質問が相次いだ。
日中戦争突入のきっかけとなった、1937年の盧溝橋事件が発生した日と同日の7月7日、領土問題などについて考える国際シンポジウムが行われた。このシンポジウムには韓国や中国の学者らが招かれ、シンポジウム後には記者会見が開かれた。
シンポジウムでは「平和の海」を目指すために、領土問題などの解決に向けて、各国の学者らは意見を出し合ったと報告があった。記者会見では、「尖閣諸島」「慰安婦問題」「日中韓国交正常化」などについて、日韓の記者から質問が相次いだ。
■ハイライト
中国出身で、中国政治外交史が専門の東洋学園大学人文学部教授である朱建栄(しゅけんえい)氏は、日中相互理解のためには、日本と中国が互いに許しあい、尊敬しあうことが必要であると主張した。
慰安婦問題に関する日本の対応について質問が出ると、岩波書店代表取締役社長であり、元『世界』編集長の岡本厚氏は「私たちは政府の人間ではないので、政府の対応は言えない」としながらも、「従軍慰安婦の問題についてきちんと責任を認めて保証していくべきである」との見解を示した。
その他、会見では橋下氏の「慰安婦は必要であった」という内容の発言に対して、日本人の中で怒りを感じた女性たちが、橋下氏の発言を他国の言葉に訳し、インターネットを使用して世界に発信したことが報告された。