2013年6月30日(日)13時30分から、愛媛県松山市の若草幼稚園で「緑の党えひめ はじめの一歩は若草ようちえんから。」が行われた。
参議院選挙に立候補する緑の党共同代表、長谷川羽衣子氏のトークと、映画『パワー・トゥー・ザ・ピープル』の上映、地元の民族音楽グループのミニライブなどが行なわれた。
(IWJテキストスタッフ・荒瀬/奥松)
2013年6月30日(日)13時30分から、愛媛県松山市の若草幼稚園で「緑の党えひめ はじめの一歩は若草ようちえんから。」が行われた。
参議院選挙に立候補する緑の党共同代表、長谷川羽衣子氏のトークと、映画『パワー・トゥー・ザ・ピープル』の上映、地元の民族音楽グループのミニライブなどが行なわれた。
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長谷川氏は、7月の参議院選挙に緑の党が、木村ゆういち氏、木田節子氏、三宅洋平氏などの候補者を擁立したことについて、「それぞれの候補者は、ものすごく有名な人ではないが、『市民の手に政治を取り戻す』という、緑の党の目標と一致した候補者である。お任せの政治から、自分たちの手で変えていく政治へ。特に、お母さんたちの世代は、大きな力になっている」と述べた。
また、立候補の決断と同時に自身の妊娠がわかったことについて、「自民党だったら、すぐにクビになっただろう。年配の方たちからは『計画性がない』と言われることもあったが、本来、子どもがいる女性であっても、妊娠していても、政治にチャレンジできるようでなければならないと思う。妊娠中に国政にチャレンジするのは、私が初となるようだが、それを受け入れ、支えてくれているのが、緑の党の価値でもある。社会を変えていくために、自分たちの世代だけではなく、次の世代へもつなぐ政治にしたい」と意欲をみせた。
外国人の参加者からの、「昨年、原発再稼働に反対する市民運動の広がりが『あじさい革命』と言われた時には、海外メディアも注目していた。しかし、1年経って、日本はむしろ原発推進を展開したように見える。脱原発には理解がない国のように、海外からは見られている」という指摘に対し、長谷川氏は「確かに、『あじさい革命』といわれた時の日本とは、今は違うかもしれないが、3.11以前の日本を考えてほしい。環境問題を扱う人であっても、原発問題を扱う人は将来が危うくなるという圧力があり、細々とやっていた。長年の圧力や、大きなお金が動くということは今でもあるが、3.11以降は、非常に変化があったと考えている」と述べた。
また、日本の現状については、「すぐに脱原発を実現するのは難しくても、緑の党が、原発ゼロを訴えなければ(政党としての)価値がない」とし、「原発立地地域であっても、『原発は危険だ』という認識はある。しかし、原発マネーに依存する地域財政の問題が、脱原発ができない最大の理由になっている」と延べた。その上で、「現実的な政策として、しばらくは交付金を出し続ける必要がある。石炭から石油へ移行する時に、交付金を10年間出した例がある。立地地域から大きな抵抗が生まれないように、一緒に取り組んでいく姿勢が大事だ」と語った。