実は身近な世直しPart3 —緑の党の話を聞こう— 2013.3.2

記事公開日:2013.3.2取材地: テキスト動画
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(IWJテキストスタッフ・荒瀬/奥松)

 2013年3月2日(土)10時から、愛媛県松山市のコムズ松山で「実は身近な世直しPart3ー緑の党の話を聞こうー」が行われた。緑の党運営副委員長の井奥雅樹氏ら関係者から、緑の党の世界的背景の説明や、ドイツの緑の党大会の視察報告があった。また、終了後には、緑の党による参議院議員選挙に向けた記者会見が行われた。

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■記者会見

  • 出席者 井奥雅樹氏(緑の党運営副委員長、元高砂市議)、長谷川羽衣子氏(緑の党共同代表)、阿部悦子氏(愛知県議)
  • 日時 2013年3月2日(土)10:00~
  • 場所 コムズ松山(愛媛県松山市)
  • 主催 「くらし・いのち」から国政を考える会

 井岡氏は「緑の党は環境保護の政策しか出さない、という誤解を受けることが多いが、環境問題を優先的に考えつつも、総合的な政策を持つ政党である。世界の緑の党に共通して、6つの理念が上げられている。初期のドイツ緑の党の4つのスローガン『エコロジカル』『社会的公正』『非暴力』『底辺民主主義』というのが、その基礎となっている。」と述べた。(注:現在の緑の党の6つの理念は『底辺民主主義』が『参加民主主義』に変わり、『持続可能性』『多様性の尊重』が加えられている。)

 また、緑の党の、国を超えた繋がりについて、井岡氏は「グローバルグリーンズと言われるネットワークでは、世界の90ヶ国以上が集まる世界大会を各地域で開催、環境問題などの情報交換を行っている」と述べた。

 長谷川氏は昨年11月、ドイツで開催された緑の党大会に参加したことを報告し、「福島原発の事故を受けて、原発推進派であったメルケル首相が脱原発を決めた。1970年代から、ドイツでは激しい反原発デモが行われており、カルカー高速増殖炉の反対デモやゴアレーベンの最終処分場の『人間の盾』を作る反対デモなど、原発への社会的関心が高いことが背景にあった」と述べた。

 日本における緑の党の活動について、長谷川氏は「大飯原発の再稼働の際には、多くの人が集まり原発を封鎖する『人間の鎖』で対抗した。参加者には子どもを連れた女性も多く、このようなお母さん達が政治家になってもらえる政党の必要性を感じた」と話した。

 緑の党の記者会見では、政党要件を満たす10人の候補者を立てるためには多額の供託金が必要となる問題に触れながら、「4月6日には、候補者の公表と公約を発表する予定だ。まずは政党として認定され、国会で1つでも議席を獲得することが目標だ」と抱負を話した。

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