2012年4月5日(木)19時、東京都東久留米市の柳泉園組合において、「宮城県女川町災害廃棄物受入れにかかる住民説明会」が開催された。この説明会は、東日本大震災で発生した災害廃棄物の受け入れを前提に、清瀬市・東久留米市・西東京市および3市で発生した「ごみ」と「し尿」の処理を担う「柳泉園(りゅうせんえん)組合」、東京都が合同で開いたもので、東京都や3市の環境行政担当者らが、災害廃棄物受け入れの必要性や安全性を、参加した地域住民に説明した。
(IWJテキストスタッフ・久保元)
2012年4月5日(木)19時、東京都東久留米市の柳泉園組合において、「宮城県女川町災害廃棄物受入れにかかる住民説明会」が開催された。この説明会は、東日本大震災で発生した災害廃棄物の受け入れを前提に、清瀬市・東久留米市・西東京市および3市で発生した「ごみ」と「し尿」の処理を担う「柳泉園(りゅうせんえん)組合」、東京都が合同で開いたもので、東京都や3市の環境行政担当者らが、災害廃棄物受け入れの必要性や安全性を、参加した地域住民に説明した。
■ハイライト
説明会の冒頭、柳泉園組合の管理者を務める馬場一彦・東久留米市長が「現地では処理施設の不足により、処理が思うように進んでおらず、その量は岩手県で通常の11年分、宮城県では19年分に達する。特に、宮城県女川町の災害廃棄物は推定で44万4000トンに上り、通常町内から排出される廃棄物の115年分に相当する」と語り、「一日も早い被災地の復興のためにも、災害廃棄物の受け入れにご理解を賜りたい」と述べた。
その後、東京都環境局の担当者が、女川町の震災瓦礫発生が困難であることを示す映像や現地での処理作業の様子、女川町長や現地住民からのメッセージを収録したDVDビデオを上映したのち、説明会に参加した住民との質疑応答へと移った。
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